2018/07/20(金) - 12:01
10月20~21日(土~日)に和歌山県のすさみ町で開催されるロングライドイベント「RIDE ON SUSAMI 2018 〜古座川Round〜」。新たなカテゴリーが加わり、ボリュームアップを果たしたイベントは現在参加者募集中だ。
ライドオンすさみ2018 photo:Kenji.Hashimoto
昨年秋、和歌山県のすさみ町で開催され、参加者に大好評だったロングライドイベントが今年もやってくる。2年目は、新たに走るエリアを広げ、距離は昨年の70kmから140kmに延ばし、コースも2つ用意。さらに、前日には「ショートヒルクライムチーム戦」が新たに加わるなど、2年目の今年は大きくスケールアップする。「サイクルアドベンチャー南紀 RIDE ON SUSAMI 2018 〜古座川Round〜 」は、10月20日(土)〜21日(日)に開催される。
昨年、大会ゲストライダーを務めたモデルでサイクリストの日向涼子さん。そして、今大会のコースディレクターのグッドチャリズム宣言プロジェクトの韓祐志さん。さらに、サイクルジャーナリストのハシケンさんの3人が、大会の全コースを実際に走って、その魅力をレポートします。
すさみから古座川をめぐる140kmのチャレンジコースが誕生
南紀の壮大な自然を巡るロングライドイベントだ photo:Kenji.Hashimoto
すさみ町は、太平洋を望む紀伊半島の南岸部に位置し、深い山が海のそばまで広がるダイナミズムあふれる大自然が魅力の地域だ。山、海、川に分かれる変化に富んだエリアを舞台に、南紀熊野ジオパークに指定される風光明媚な自然をめぐるコースが特徴になっている。
昨年は、シーサイドラインから起伏のある山岳エリアを駆け抜けるすさみ町を中心にした70kmのコースだったが、今年は西側の古座川地区も加わる。コースは、チャレンジコース(140km)とアドベンチャーコース(70km)の2つを設定し、参加者一人ひとりの体力レベルに合ったコースを楽しめるようになる。両コースともに、マイナスイオンをたっぷり浴びながら駆け抜けることができる。
南紀の険しい山岳エリア photo:Kenji.Hashimoto
清流とともに走る沿川エリア photo:Kenji.Hashimoto
チャレンジコースの獲得標高は2000m近くまで達する走りごたえ満点の本格山岳ロングライドとして新たに誕生。海岸エリア〜沿川エリア〜山岳エリア〜奇岩エリアを巡るコースは、常に小刻みなアップダウンが繰り返され、体力に自信があるベテランサイクリストでも達成感はかなり高いはず。
実際にコースを試走した感想をレポートしよう。今大会の会場はすさみ町スタート会場となる「すさみ海水浴場」を出発し、まずは海岸沿を走る熊野街道の旧道へ。クルマ通りがほとんどなく、太平洋を眺めながら爽快に走れるダイナミックなコースは、これから始まる山岳エリアに向けたウォーミングアップにちょうどよい感じだ。
場のすさみ海水浴場をスタート photo:Kenji.Hashimoto
交通量の少なく快適な海岸ルート photo:Kenji.Hashimoto
日置川の河口に合流後、川沿を上流に向けてペダルを軽快に漕ぐ。次第に、山間から林道へと景色は変わり、ふと川に目を移すと、エメラルドグリーンの清流が美しい。まだ序盤だけれど、ついつい自転車を止めて、透明度の高い川辺まで降りてマイナスイオンをたっぷり浴びたくなる。
日置川の河口に合流してからは、基本的に上り基調が続き、約30km先のコース最高地点を目指すことになる。とは言っても、急勾配があるわけではなく、平均1〜2%のゆるやかな勾配なので、ヒルクライムが苦手でも安心だ。クネクネと曲がりくねった林道を風を切って走っていると本当に気持ちがよい。
次第にあたりは山深くなり、今にも野生動物が飛び出してきそうな雰囲気のうっそうとした山岳エリアへ。そして、勾配の上がる終盤2kmほどはヒルクライム気分を味わいつつ、特別な目印もない峠のピークへ(笑)。ここがチャレンジコース最高地点の標高約370m。なお、大会当日は、大会側がお手製の峠の目印を設置するそうだ。
日置川の上流でマイナスイオンをたっぷり浴びます photo:Kenji.Hashimoto
うっそうとした山深い大自然の中を走る photo:Kenji.Hashimoto
大自然に包まれて山岳エリアを駆け抜ける photo:Kenji.Hashimoto
スタートしてから、ここまで約42km。高低図で見るほど、きつい坂道が続いている訳ではないので、不安になる必要はないけれど、まだまだ先は長いのでマイペースで走りたいところだ。
峠のピークからしばらく下り基調の爽快なコースを楽しんだかと思えば、再び2kmほど上って下って……。険しい紀伊山地のど真ん中を走っていることを全身で感じられるコースだ。55km過ぎにすさみ町から古座川町へと入り、約70km地点で南紀熊野ジオパークの代表的な景勝地「一枚岩」が姿を現す。ここからは透明度の高いことで知られる古座川の清流に沿ながら、巨岩、奇岩などが複数点在している岩脈地帯に舞台を移す。古座川に架かるいくつもの吊り橋も見所のひとつだ。
古座川エリアのコース折り返し地点になっている「拝の滝」は、川床が長い年月をかけて削られたことによって創られた岩穴が特徴的なコース屈指の撮影スポットだ。「一枚岩」や「拝の滝」以外にも、走っていると不思議な形をした岩が姿を見せるので、奇岩探しを楽しんでも面白いだろう。
山間部を走っている田園が広がる里山風景が現れる photo:Kenji.Hashimoto
コース中盤の七川ダムを橋で渡る photo:Kenji.Hashimoto
険しい山岳地形が舞台の今大会は、トンネルを通ることも少なくない。ただし、旧道やトンネルを迂回する新しい道路を積極的にコースに取り入れているので、ストレスも少ない。前後のライトは必須だが、クルマ通りはほとんどないので、初心者でも安心してロングライドを楽しめるはずだ。
古座川のジオパーク巡りを楽しんだのち、海に出たらゴールまではおよそ20km。新たに誕生したチャレンジコースは、左手に太平洋を望むシーサイドコースを堪能できる。10月のイベント当日、時間帯的にちょうど夕陽を浴びて黄金色に輝く海が見られるだろう。ゴールに向けて最後の一踏ん張りをしている参加者の姿を想像すると、今から本番が待ち遠しい。
巨岩「一枚岩」は、当日はエイドステーションになる photo:Kenji.Hashimoto
チャレンジコース、古座川エリアの折り返し地点「滝の拝」 photo:Kenji.Hashimoto
「滝の拝」の川床まで降りて記念撮影 photo:Kenji.Hashimoto
全長約140kmを通してアップダウンが続くコースは、時速20km平均スピードで7時間。各エイドステーションでの休憩を含めると9時間ほどが目安の所要時間になるだろう。タイトル通り、まさにチャレンジしがいのあるロングライドとして、参加者の挑戦を待っている!
一方で、アドベンチャーコースは、昨年同様に距離73.5km。昨年とは逆回りの反時計回りにすさみ町の大自然を巡るコースになっている。今年は、序盤に海岸線から内陸のコカシ峠に向けた距離約5kmで平均勾配6.5%の登りが待ち受ける。同じ道でも逆回りで走ると、まったく景色が異なるので、昨年に続いての参加でも新鮮な気持ちで走れることだろう。もちろん、初めてのロングライド挑戦者には、コースの魅力と難易度ともにオススメできる。チャレンジコース、アドベンチャーコースともに、より詳しいコースの情報は、大会ホームページにオシャレなイラストMAPとともに載っているので、そちらをチェック!
昨年はスタートからゴールまで小グループごとに分かれたグループライド形式だったが、今年からは自由なペースで走れるように変更。もちろん、昨年同様にコース上にはサイクルリーダーが走り、立哨スタッフもいるので、イベントデビューの初心者でも安心だ。
今年も充実のグルメで参加者をもてなします!
大会当日は道の駅などにエイドステーションを設置 photo:Kenji.Hashimoto
学校の廃校跡もエイドステーションとして活用 photo:Kenji.Hashimoto
さて、ロングライドに欠かせないものがエイドステーションだ。昨年エイドで振る舞われたグルメの数々を紹介しよう。イノブタフランクフルト、鮎の塩焼き、和歌山銘菓かげろう、スイートポテト、BUSH特製クッキー、さんま寿司、いももち、イノブタ汁、めはり寿司、おにぎり、羽二重餅、柿、パイナップル、伊勢海老のみそ汁……。「こんなにたくさんの食べ物を振舞って大会の運営は大丈夫!?」と心配するほどの充実したエイドステーションで評判だった。
今年も、地元の協力を得て、昨年同様に温かいおもてなしを準備中だ。地元役場の大会担当者も、「昨年喜んでもらったエイドステーションの質も量も落とさないように頑張っていきたい」と意気込む。チャレンジコースに8箇所、アドベンチャーコースに4箇所のエイドステーションを設置予定だ。地元の特産品や銘菓を堪能できる“グルメライド”は、今年も参加者のお腹を食べ過ぎなほどに満たしてくれること間違いなさそうだ。
昨年好評だった地元BUSH DE COFFEEの特製クッキー photo:Kenji.Hashimoto
イノブタを使ったフランクフルトは大好評(2017大会) photo:Kenji.Hashimoto
さんま寿司、めはり寿司なども登場(2017大会) photo:Kenji.Hashimoto
焼きたての鮎の塩焼きも食べられる(2017大会) photo:Kenji.Hashimoto
いせえび汁(2017大会) photo:Kenji.Hashimoto
柿やパイナップルなどフルーツも充実のエイド(2017大会) photo:Kenji.Hashimoto
土曜日には「ショートヒルクライムチーム戦」を開催
スケールアップした今年の大会の目玉は、140kmのチャレンジコースだけではない。前日の10月20日(土)には、「ショートヒルクライムチーム戦」が開催される。3人1組でチームを組み、3人の合計タイムを計測。そして、同じコースをインターバルを空けて2回タイムアタック。1本目と2本目の合計タイムで順位をつける予定だ(コース概要や規定については調整中)。
表彰は、チームだけでなく個人表彰もあり、ゲストライダーでサイクルジャーナリストのハシケン氏も参戦。ハシケン氏に勝利すれば、素敵な賞品をゲットできる!?ちなみにコースの全容は、本番までのお楽しみだ。普段は走ることができない距離600メートルの特設コースという情報だけお知らせしておこう。パワーで押し切ることもできるので、多くの参加者にチャンスあり!?
コース詳細は謎に包まれた「ショートヒルクライムチーム戦」の舞台 photo:Kenji.Hashimoto
土曜日の日中は仲間たちとワイワイとヒルクライムイベントを楽しみ、夕方からは昨年同様に前夜祭が開催される。フリードリンク(アルコールあり)とイノブタフランクなど地元の食材を生かした軽食を用意する予定(昨年の前夜祭参加費1000円)。この他、ゲストトークショーやシルベストサイクル提供の豪快商品が当たるジャンケン大会、ヒルクライムの表彰式が行われる。
昨年誕生したばかりのアットホームなロングライドイベントだが、すさみ町の岩田勉町長はじめ、大会に関わるスタッフは、中長期的に大会を大きくしていく想いを持っている。将来的には本州最南端の潮岬までの延伸構想もあり、実現すれば距離200km近い国内有数の本格的なロングライドが実現することになる。
田舎の原風景の中を駆け抜ける「ライドオンすさみ」 photo:Kenji.Hashimoto
すさみ町の岩田勉町長みずから大会の盛り上げに力を入れている photo:Kenji.Hashimoto
それを可能にする地元の情熱と大自然のフィールドがある。昨年からスケールアップした今年の定員は500名だ。今年は、寒さを考慮して昨年よりも開催日を1ヶ月早めて開催される。秋真っ盛りの10月20〜21日の2日間、大自然に包まれた和歌山のすさみ町でライドオン!
エントリー受付中 9月19日まで 早期エントリーは今月末締切
さて、そんなボリューム満点のRIDE ON SUSAMI 2018は現在参加者を募集中だ。エントリーは大会サイトより可能となっている。(※申し込みはこちらから)申し込み締め切りは9月19日(水)まで。また、お得な早期エントリープランは今月末までとなっているほか、宿泊プランも併せて用意されているので、遠方から参加を考えている方は検討してみては。
サイクルアドベンチャー南紀 RIDE ON SUSAMI 2018 〜古座川Round〜
■チャレンジコース
開催日:10月21日(日)
募集人数(予定):400名
距離:約140km
獲得標高:1967m
想定所要時間:6〜7時間(休憩含まず)
■アドベンチャーコース
開催日:10月21日(日)
募集人数(予定):100名
距離:73.5km
獲得標高:1352m
想定所要時間:4時間30分〜5時間(休憩含まず)
■ショートヒルクライムチーム戦
開催日:10月20日(土)
募集人数:120名(3名1組:40組)
※個人の申し込みも可能です(組み分けは主催者にお任せをいただきます)
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昨年秋、和歌山県のすさみ町で開催され、参加者に大好評だったロングライドイベントが今年もやってくる。2年目は、新たに走るエリアを広げ、距離は昨年の70kmから140kmに延ばし、コースも2つ用意。さらに、前日には「ショートヒルクライムチーム戦」が新たに加わるなど、2年目の今年は大きくスケールアップする。「サイクルアドベンチャー南紀 RIDE ON SUSAMI 2018 〜古座川Round〜 」は、10月20日(土)〜21日(日)に開催される。
昨年、大会ゲストライダーを務めたモデルでサイクリストの日向涼子さん。そして、今大会のコースディレクターのグッドチャリズム宣言プロジェクトの韓祐志さん。さらに、サイクルジャーナリストのハシケンさんの3人が、大会の全コースを実際に走って、その魅力をレポートします。
すさみから古座川をめぐる140kmのチャレンジコースが誕生
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すさみ町は、太平洋を望む紀伊半島の南岸部に位置し、深い山が海のそばまで広がるダイナミズムあふれる大自然が魅力の地域だ。山、海、川に分かれる変化に富んだエリアを舞台に、南紀熊野ジオパークに指定される風光明媚な自然をめぐるコースが特徴になっている。
昨年は、シーサイドラインから起伏のある山岳エリアを駆け抜けるすさみ町を中心にした70kmのコースだったが、今年は西側の古座川地区も加わる。コースは、チャレンジコース(140km)とアドベンチャーコース(70km)の2つを設定し、参加者一人ひとりの体力レベルに合ったコースを楽しめるようになる。両コースともに、マイナスイオンをたっぷり浴びながら駆け抜けることができる。
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チャレンジコースの獲得標高は2000m近くまで達する走りごたえ満点の本格山岳ロングライドとして新たに誕生。海岸エリア〜沿川エリア〜山岳エリア〜奇岩エリアを巡るコースは、常に小刻みなアップダウンが繰り返され、体力に自信があるベテランサイクリストでも達成感はかなり高いはず。
実際にコースを試走した感想をレポートしよう。今大会の会場はすさみ町スタート会場となる「すさみ海水浴場」を出発し、まずは海岸沿を走る熊野街道の旧道へ。クルマ通りがほとんどなく、太平洋を眺めながら爽快に走れるダイナミックなコースは、これから始まる山岳エリアに向けたウォーミングアップにちょうどよい感じだ。
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日置川の河口に合流してからは、基本的に上り基調が続き、約30km先のコース最高地点を目指すことになる。とは言っても、急勾配があるわけではなく、平均1〜2%のゆるやかな勾配なので、ヒルクライムが苦手でも安心だ。クネクネと曲がりくねった林道を風を切って走っていると本当に気持ちがよい。
次第にあたりは山深くなり、今にも野生動物が飛び出してきそうな雰囲気のうっそうとした山岳エリアへ。そして、勾配の上がる終盤2kmほどはヒルクライム気分を味わいつつ、特別な目印もない峠のピークへ(笑)。ここがチャレンジコース最高地点の標高約370m。なお、大会当日は、大会側がお手製の峠の目印を設置するそうだ。
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スタートしてから、ここまで約42km。高低図で見るほど、きつい坂道が続いている訳ではないので、不安になる必要はないけれど、まだまだ先は長いのでマイペースで走りたいところだ。
峠のピークからしばらく下り基調の爽快なコースを楽しんだかと思えば、再び2kmほど上って下って……。険しい紀伊山地のど真ん中を走っていることを全身で感じられるコースだ。55km過ぎにすさみ町から古座川町へと入り、約70km地点で南紀熊野ジオパークの代表的な景勝地「一枚岩」が姿を現す。ここからは透明度の高いことで知られる古座川の清流に沿ながら、巨岩、奇岩などが複数点在している岩脈地帯に舞台を移す。古座川に架かるいくつもの吊り橋も見所のひとつだ。
古座川エリアのコース折り返し地点になっている「拝の滝」は、川床が長い年月をかけて削られたことによって創られた岩穴が特徴的なコース屈指の撮影スポットだ。「一枚岩」や「拝の滝」以外にも、走っていると不思議な形をした岩が姿を見せるので、奇岩探しを楽しんでも面白いだろう。
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古座川のジオパーク巡りを楽しんだのち、海に出たらゴールまではおよそ20km。新たに誕生したチャレンジコースは、左手に太平洋を望むシーサイドコースを堪能できる。10月のイベント当日、時間帯的にちょうど夕陽を浴びて黄金色に輝く海が見られるだろう。ゴールに向けて最後の一踏ん張りをしている参加者の姿を想像すると、今から本番が待ち遠しい。
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全長約140kmを通してアップダウンが続くコースは、時速20km平均スピードで7時間。各エイドステーションでの休憩を含めると9時間ほどが目安の所要時間になるだろう。タイトル通り、まさにチャレンジしがいのあるロングライドとして、参加者の挑戦を待っている!
一方で、アドベンチャーコースは、昨年同様に距離73.5km。昨年とは逆回りの反時計回りにすさみ町の大自然を巡るコースになっている。今年は、序盤に海岸線から内陸のコカシ峠に向けた距離約5kmで平均勾配6.5%の登りが待ち受ける。同じ道でも逆回りで走ると、まったく景色が異なるので、昨年に続いての参加でも新鮮な気持ちで走れることだろう。もちろん、初めてのロングライド挑戦者には、コースの魅力と難易度ともにオススメできる。チャレンジコース、アドベンチャーコースともに、より詳しいコースの情報は、大会ホームページにオシャレなイラストMAPとともに載っているので、そちらをチェック!
昨年はスタートからゴールまで小グループごとに分かれたグループライド形式だったが、今年からは自由なペースで走れるように変更。もちろん、昨年同様にコース上にはサイクルリーダーが走り、立哨スタッフもいるので、イベントデビューの初心者でも安心だ。
今年も充実のグルメで参加者をもてなします!
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さて、ロングライドに欠かせないものがエイドステーションだ。昨年エイドで振る舞われたグルメの数々を紹介しよう。イノブタフランクフルト、鮎の塩焼き、和歌山銘菓かげろう、スイートポテト、BUSH特製クッキー、さんま寿司、いももち、イノブタ汁、めはり寿司、おにぎり、羽二重餅、柿、パイナップル、伊勢海老のみそ汁……。「こんなにたくさんの食べ物を振舞って大会の運営は大丈夫!?」と心配するほどの充実したエイドステーションで評判だった。
今年も、地元の協力を得て、昨年同様に温かいおもてなしを準備中だ。地元役場の大会担当者も、「昨年喜んでもらったエイドステーションの質も量も落とさないように頑張っていきたい」と意気込む。チャレンジコースに8箇所、アドベンチャーコースに4箇所のエイドステーションを設置予定だ。地元の特産品や銘菓を堪能できる“グルメライド”は、今年も参加者のお腹を食べ過ぎなほどに満たしてくれること間違いなさそうだ。
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土曜日には「ショートヒルクライムチーム戦」を開催
スケールアップした今年の大会の目玉は、140kmのチャレンジコースだけではない。前日の10月20日(土)には、「ショートヒルクライムチーム戦」が開催される。3人1組でチームを組み、3人の合計タイムを計測。そして、同じコースをインターバルを空けて2回タイムアタック。1本目と2本目の合計タイムで順位をつける予定だ(コース概要や規定については調整中)。
表彰は、チームだけでなく個人表彰もあり、ゲストライダーでサイクルジャーナリストのハシケン氏も参戦。ハシケン氏に勝利すれば、素敵な賞品をゲットできる!?ちなみにコースの全容は、本番までのお楽しみだ。普段は走ることができない距離600メートルの特設コースという情報だけお知らせしておこう。パワーで押し切ることもできるので、多くの参加者にチャンスあり!?
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土曜日の日中は仲間たちとワイワイとヒルクライムイベントを楽しみ、夕方からは昨年同様に前夜祭が開催される。フリードリンク(アルコールあり)とイノブタフランクなど地元の食材を生かした軽食を用意する予定(昨年の前夜祭参加費1000円)。この他、ゲストトークショーやシルベストサイクル提供の豪快商品が当たるジャンケン大会、ヒルクライムの表彰式が行われる。
昨年誕生したばかりのアットホームなロングライドイベントだが、すさみ町の岩田勉町長はじめ、大会に関わるスタッフは、中長期的に大会を大きくしていく想いを持っている。将来的には本州最南端の潮岬までの延伸構想もあり、実現すれば距離200km近い国内有数の本格的なロングライドが実現することになる。
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それを可能にする地元の情熱と大自然のフィールドがある。昨年からスケールアップした今年の定員は500名だ。今年は、寒さを考慮して昨年よりも開催日を1ヶ月早めて開催される。秋真っ盛りの10月20〜21日の2日間、大自然に包まれた和歌山のすさみ町でライドオン!
エントリー受付中 9月19日まで 早期エントリーは今月末締切
さて、そんなボリューム満点のRIDE ON SUSAMI 2018は現在参加者を募集中だ。エントリーは大会サイトより可能となっている。(※申し込みはこちらから)申し込み締め切りは9月19日(水)まで。また、お得な早期エントリープランは今月末までとなっているほか、宿泊プランも併せて用意されているので、遠方から参加を考えている方は検討してみては。
サイクルアドベンチャー南紀 RIDE ON SUSAMI 2018 〜古座川Round〜
■チャレンジコース
開催日:10月21日(日)
募集人数(予定):400名
距離:約140km
獲得標高:1967m
想定所要時間:6〜7時間(休憩含まず)
■アドベンチャーコース
開催日:10月21日(日)
募集人数(予定):100名
距離:73.5km
獲得標高:1352m
想定所要時間:4時間30分〜5時間(休憩含まず)
■ショートヒルクライムチーム戦
開催日:10月20日(土)
募集人数:120名(3名1組:40組)
※個人の申し込みも可能です(組み分けは主催者にお任せをいただきます)
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