2018/01/17(水) - 09:03
カリフォルニアに本拠地を置くジロが、東京都港区で期間限定の展覧会「Giro Grinduro展」を開催中だ。世界中のファンを惹きつけてやまない、バイクレースイベントの魅力を垣間見れるまたとない機会。ジロがGrinduroを通して発信するメッセージとは、その魅力とは?
浜松町駅からビル群をかき分けて歩くこと10分ほど。首都高速環状線が覆いかぶさる運河を渡ってすぐのビル1階が、1月28日までの期間限定イベント「Giro Grinduro展」が開催されているGiro Studio Tokyoだ。大きなガラスから店内を伺えるので、道に迷う心配もないだろう。
扉をくぐった向こうにあるのは、ジロがリーダーとなり、これまでアメリカとスコットランドで合計4回開催してきた人気レースイベント「Grinduro(グラインデューロ)」の世界だ。昨年シエラネバダのクインシーで開催された大会を走破したバイクやゼッケン、大会オリジナルのジャージやタブロイドがズラリ。そしてヘルメットやシューズ、ジロを代表する最新プロダクト各種も揃う、ジロらしくハイセンスにまとめられた空間が広がる。
そもそもGrinderoとは、ジロ本社のスタッフが普段楽しんでいたグラベル遊びに、音楽やアート、キャンプなどの要素をプラスしてイベントに成長させたもの。MTBトレイルの保護、伸張を目的としたNPOが主催し、ジロやスラム、ファブリックと言った地元企業がバックアップを行うため、それらに関連したプロ選手やスタッフも数多く参加しているのだ。詳細は日本から仲間と共に参加した森本禎介さん(TKC Productions)によるレポートをぜひ参照してほしい。
2015年に初回大会が開催されて以来まだ日が浅いにも関わらず、その人気ぶりがここ日本まで聞こえてくるGrinduro。昨年大会に参加し、今回の展覧会を牽引するGiro Studio Tokyoのマネージャーを務める内田雅樹さんは、その魅力を「一言で言えば、みんな”自由さ”に惹かれているんだと思いますよ」と言う。
「自転車自体が持っている純粋な楽しみを凝縮したようなイベントなんです。MTBはもちろん、グラベルロード、シクロクロス、シングルスピード、果ては普通のロードバイクまであらゆるバイクがいて、格好だってレーサージャージもTシャツ短パンもいる。それがみんなシングルトラックの下りではトンデモなく速いんですよ」
「日本だとMTBはMTB、ロードはロードで線引きされていて、その境界線もはっきりしているじゃないですか。でもGrinduroは様々なジャンルの人たちが一緒に遊べて、それに自転車に乗らない人だって楽しめるエンターテイメントが揃っている。MTBが育まれた土地だけあって、もともと存在していた遊び方なんでしょうが、日本とは全く違ったスタイルに衝撃を受けました。本社のスタッフも”みんなが楽しく、燃えあがれるようなイベントを作りたいんだ”と言っていましたし、僕たちも今回の展覧会を通じて、そんな心意気を伝えたいと思っています」。
今回のイベントスペースとして用意されたGiro Studio Tokyoだが、単なるポップアップに留まらず、今後は常設スペースとしてユーザーとブランドを繋ぐ存在となる。物品販売は行わず、ショースペースとして実際に商品の試着・試し履きができるほか、日本のカスタマーの声を吸い上げ、本社に届けるという役割も担っていくという。
「ジロって、本社は意外なほど少人数なんですよ。でも、だからこそ小回りが効いて、世の中の流行りを敏感に捉えて製品に落とし込めるんです」と内田さんは言う。「例えばエアロヘルメットのヴァンキッシュは待望のアジアンフィットが用意されましたが、ラインアップの中ではまだ少数派。ワイドフィットモデルのシューズも拡充を急ぎたいのですが、Giro Studio Tokyoのオープンでより希望を伝えやすくなります。ジロユーザーや、購入を考えている方はぜひ一度足を運んでほしいですね」。
さて、1月28日(日)まで開催されているGiro Grinduro展だが、今週20日(土)には共にGrinduroを走ったAbove Bike Storeの須崎さんと、先述した森本禎介さんによるトークショーが開催される予定。さらに期間中来場者の中から抽選で一名に、今年9月29日に開催されるGrinduro Californiaへの参加チケットが当たる太っ腹企画も用意されている。この機会に是非会場へと足を運んでみてはいかがだろうか。
場所:Giro Studio Tokyo
〒105-0014 東京都港区芝2丁目1-23 ニューカナール升田ビル 1F
電話:03-6809-3998
MAP https://goo.gl/maps/UgxmANVk5Em
text&photo:So.Isobe
浜松町駅からビル群をかき分けて歩くこと10分ほど。首都高速環状線が覆いかぶさる運河を渡ってすぐのビル1階が、1月28日までの期間限定イベント「Giro Grinduro展」が開催されているGiro Studio Tokyoだ。大きなガラスから店内を伺えるので、道に迷う心配もないだろう。
扉をくぐった向こうにあるのは、ジロがリーダーとなり、これまでアメリカとスコットランドで合計4回開催してきた人気レースイベント「Grinduro(グラインデューロ)」の世界だ。昨年シエラネバダのクインシーで開催された大会を走破したバイクやゼッケン、大会オリジナルのジャージやタブロイドがズラリ。そしてヘルメットやシューズ、ジロを代表する最新プロダクト各種も揃う、ジロらしくハイセンスにまとめられた空間が広がる。
そもそもGrinderoとは、ジロ本社のスタッフが普段楽しんでいたグラベル遊びに、音楽やアート、キャンプなどの要素をプラスしてイベントに成長させたもの。MTBトレイルの保護、伸張を目的としたNPOが主催し、ジロやスラム、ファブリックと言った地元企業がバックアップを行うため、それらに関連したプロ選手やスタッフも数多く参加しているのだ。詳細は日本から仲間と共に参加した森本禎介さん(TKC Productions)によるレポートをぜひ参照してほしい。
2015年に初回大会が開催されて以来まだ日が浅いにも関わらず、その人気ぶりがここ日本まで聞こえてくるGrinduro。昨年大会に参加し、今回の展覧会を牽引するGiro Studio Tokyoのマネージャーを務める内田雅樹さんは、その魅力を「一言で言えば、みんな”自由さ”に惹かれているんだと思いますよ」と言う。
「自転車自体が持っている純粋な楽しみを凝縮したようなイベントなんです。MTBはもちろん、グラベルロード、シクロクロス、シングルスピード、果ては普通のロードバイクまであらゆるバイクがいて、格好だってレーサージャージもTシャツ短パンもいる。それがみんなシングルトラックの下りではトンデモなく速いんですよ」
「日本だとMTBはMTB、ロードはロードで線引きされていて、その境界線もはっきりしているじゃないですか。でもGrinduroは様々なジャンルの人たちが一緒に遊べて、それに自転車に乗らない人だって楽しめるエンターテイメントが揃っている。MTBが育まれた土地だけあって、もともと存在していた遊び方なんでしょうが、日本とは全く違ったスタイルに衝撃を受けました。本社のスタッフも”みんなが楽しく、燃えあがれるようなイベントを作りたいんだ”と言っていましたし、僕たちも今回の展覧会を通じて、そんな心意気を伝えたいと思っています」。
今回のイベントスペースとして用意されたGiro Studio Tokyoだが、単なるポップアップに留まらず、今後は常設スペースとしてユーザーとブランドを繋ぐ存在となる。物品販売は行わず、ショースペースとして実際に商品の試着・試し履きができるほか、日本のカスタマーの声を吸い上げ、本社に届けるという役割も担っていくという。
「ジロって、本社は意外なほど少人数なんですよ。でも、だからこそ小回りが効いて、世の中の流行りを敏感に捉えて製品に落とし込めるんです」と内田さんは言う。「例えばエアロヘルメットのヴァンキッシュは待望のアジアンフィットが用意されましたが、ラインアップの中ではまだ少数派。ワイドフィットモデルのシューズも拡充を急ぎたいのですが、Giro Studio Tokyoのオープンでより希望を伝えやすくなります。ジロユーザーや、購入を考えている方はぜひ一度足を運んでほしいですね」。
さて、1月28日(日)まで開催されているGiro Grinduro展だが、今週20日(土)には共にGrinduroを走ったAbove Bike Storeの須崎さんと、先述した森本禎介さんによるトークショーが開催される予定。さらに期間中来場者の中から抽選で一名に、今年9月29日に開催されるGrinduro Californiaへの参加チケットが当たる太っ腹企画も用意されている。この機会に是非会場へと足を運んでみてはいかがだろうか。
場所:Giro Studio Tokyo
〒105-0014 東京都港区芝2丁目1-23 ニューカナール升田ビル 1F
電話:03-6809-3998
MAP https://goo.gl/maps/UgxmANVk5Em
text&photo:So.Isobe