2017/11/15(水) - 08:41
11月12日に東京・広尾にあるフランス大使館公邸にて行われたフェローサイクル「ツール・ド・フランス観戦ツアー」セミナーが開催された。普段は入れないプレミアムな場所で開催されたセミナーの模様をレポートする。
東京・広尾にあるフランス大使館
多くの大使館が所在することから、国際色豊かでハイセンスな街並みと各国の大使達が連れてきた関係者や家族達が住む超高級住宅地を有する東京・広尾の街。閑静な住宅地を進むと美術館のようなフランス大使館が現れる。
このフランス大使館の公邸で、海外サイクリングやレース観戦ツアーを催行する旅行会社、フェローサイクルの「ツール・ド・フランス」観戦&サイクリングセミナーが開催された。今回は「ツール・ド・フランス2018観戦ツアー」の紹介ということで、フランス観光開発機構の協力の元、普段は入ることが出来ないフランス大使館の公邸、いわば駐日大使が住む家で開催され、プレミアムなセミナーとなった。
フェローサイクルのツール・ド・フランス2018観戦ツアーの概要が発表された photo:Makoto.AYANO
新城選手や他のトップ選手とも休息日やレース前に交流することが出来る (c)フェローサイクル
ボトルの受け渡しなどレース現場でしか見られない迫力ある光景も目の前だ (c)フェローサイクル
日本を代表する気持ちで新城選手を街道から応援する (c)フェローサイクル
E-バイクを現地でレンタルして山岳コースの観戦ポイントへサイクリングで登る (c)フェローサイクル
公邸ということで、入り口は大使館の裏。裏口なので特に表札があるわけではないのだが、明らかに頑丈そうな門と屈強そうな外人の警備員が立っており、閑静な住宅地に似つかわしくない物々しい雰囲気。ここで顔写真付きの身分証明書と名簿を照合してもらい中に入る事が出来る。完全予約制で予約した人以外は入れない厳格なセキュリティーだ
車が転回出来るほどのスペースを抜け、建物の中に入ると荘厳な雰囲気漂うエントランスが待ち構える。フェローサイクルの方による受付を済ませ、進むと待合室的な部屋となる。おしゃれなソファーや卵型のスツール、なんだかわからない絵になんだかわからないオブジェ。生活感がなく、見術館みたいな雰囲気で本当にここに人が住んでいるのかと疑問に思ってしまう。その先ににはもう1つ、ロビー的な部屋があり、更にその先の大きな会議室のような部屋でセミナーは行われた。
フランス大使館公邸の中は美術館のような荘厳な雰囲気
惑星のような抽象的な絵が飾られている
非常に複雑な形をしたオブジェが置いてあるあたりフランス大使館公邸らしい
まず最初に登壇したのはフランス観光開発機構のフレデリックさん。「フランスはツール・ド・フランスもあることからサイクリングする場所がいっぱいある。そのプロモーションを日本でやりたいと思っているが、サイクリングコースの選定やアテンドなどを自転車の扱いにもフランス観光産業にも詳しいプロフェッショナルが必要になってくる。
その時にフェローサイクルという存在は非常に頼もしい。彼らの組むサイクリングコースは本当に楽しいから彼らと組んで仕事をやっているんだ。」とフェローサイクルとフランス観光開発機構との協力関係について話した。フランス観光開発機構はフランス政府の観光庁に当たる公的機関。こうした国を越えた官民の連携により素晴らしいサイクリングツアーが開催されるようだ。
60名限定の会場は満員となった
ロビーのようなこの部屋も丁度品やソファが複数置いてあり豪華だ
フランス観光開発機構のフレデリックさん
次に現れたのはサイクルロードレース中継でもおなじみのフローラン・ダバディさん。パリ生まれのフランス人でサッカー元全日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエ監督の通訳としても知られるスポーツジャーナリストだ。ダバディさんは来年のツール・ド・フランスのコースについていくつか説明してくれた。
「ツール・ド・フランスというはフランス人にとって夏の郷愁を感じさせるイベントで、その時期は他の人気スポーツであるサッカーもテニスも一休み。そのためフランス全土がツール・ド・フランス1色になり、子供から年配の方まで誰もがテレビで観戦する。
フランスが国をあげて観光産業に取り組んでいるのはフランス観光開発機構のフレデリックさんは言った通り。なので、ツール・ド・フランスも世界遺産や美しい景観をコースとして通るよう、毎年入念にコース設定されている。それこそ選手たちにとっても、そういった美しい風景の中を走るのは特別な時間であり、世界中のロードレースファンや外国の方からしたら尚更美しい景色に見えるだろう。」
サイクルロードレース中継でもおなじみのフローラン・ダバディさんがツール・ド・フランスの魅力を語った
ダバディさんの話の後は、フェローサイクルの水澤社長からツール・ド・フランス2018の観戦ツアーの概要が説明された「ツール・ド・フランスの観戦ツアーはゆっくりと世界遺産や名峰や文化遺産や素晴らしい景観を見ながらレースを観戦する事ができる。その時に安全に楽しく、観戦のポイントなどをご案内出来るようにツアーを組み上げている。
フェロートラベルは41年目を迎えるハイキングやスキーのツアー会社だが、そういったツアーをしているといつもサイクリストがいることから自転車旅行ツアーに参入。今年はジロ、ツール、ブエルタの3大ツール全てレース観戦ツアー催行実績がある。更に海外サイクリングツアーもイタリア、フランス、カナダで催行している。」とフェローサイクルの実績をアピール。豊富な経験と知識で安全な海外レース観戦やサイクリングが楽しめるという。
ダバディさんの話を熱心に聞く参加者
フェローサイクルの水澤社長からはツール・ド・フランス観戦ツアーの説明があった
ドリンクを貰い懇親会へ
今回紹介されたのはツール・ド・フランス観戦ツアー6日間、10日間前半、10日間後半、17日間の4つのプラン。10日間前半ツアーと17日間ツアーは7月15日(日)に日本を出発して第9ステージ後の休息日からレースへ帯同。10日間前半ツアーは次の休息日となる7月23日(月)にフランスを離れる。反対に10日間後半ツアーは7月22日(日)に日本を出発し、10日間前半ツアーを入れ替わるようにして第15ステージ後の休息日から観戦を始める日程である。
当初は10日以上のツアーのみだったが、仕事の休みが取れない人向けに6日間のツアーも設定された。日程は7月26日(木)に日本を出発し、翌27日(金)の第19ステージから最終ステージのパリまで観戦するというもの。クライマックスの3ステージを堪能することが出来るコンパクトかつ濃密なプランだ。
プランの詳細として、フェローサイクルの2018年の世界3大グランツール2018観戦&サイクリングツアーの詳細が記されたPDFリンクを以下に掲載しておく。ジロ、ツール、ブエルタ、そしてインスブルックで開催される世界選手権ロード、イタリアのドロミテ地方を巡るサイクリングツアーなどのプランも用意されている。ツアー参加を検討している方は参考にして欲しい。
フェローサイクル世界3大グランツール2018観戦&サイクリングツアーの詳細
フローラン・ダバディさんの音頭で乾杯
水澤社長の話が終わるとフェローサイクルのスタッフが紹介され、ここからはワインやスナックも用意され懇親会がスタート。広く気持ちがいい庭で参加者の方々はフェローサイクルの担当者へツアーの詳細を聞くなどし情報交換を楽しんだ。
ツール・ド・フランスの現地観戦はなかなかハードルの高い旅行となるかもしれないが、こういったツアーを賢く利用することで快適に隅から隅まで楽しむことが出来るだろう。自転車が好きで一度は現地でレースを見てみたいと思っているなら、参加してみるのもいいだろう。
以下は同じようにグランツールの観戦ツアーとしてフェローサイクルで開催されたブエルタ・ア・エスパーニャ2017観戦ツアーの模様を帯同してレポートしているので参考にして欲しい。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2017観戦ツア―帯同レポート
現地では専用車で移動するため、ストレスは少ないだろう(ブエルタ2017観戦ツアーより)
山岳ステージでは本当に目と鼻の先を選手が通過する(ブエルタ2017観戦ツアーより)
自分で応援旗などを作って選手を応援することも出来る(ブエルタ2017観戦ツアーより)
食事や移動を共にすることで参加者の方々とも仲良くなれる(ブエルタ2017観戦ツアーより)
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多くの大使館が所在することから、国際色豊かでハイセンスな街並みと各国の大使達が連れてきた関係者や家族達が住む超高級住宅地を有する東京・広尾の街。閑静な住宅地を進むと美術館のようなフランス大使館が現れる。
このフランス大使館の公邸で、海外サイクリングやレース観戦ツアーを催行する旅行会社、フェローサイクルの「ツール・ド・フランス」観戦&サイクリングセミナーが開催された。今回は「ツール・ド・フランス2018観戦ツアー」の紹介ということで、フランス観光開発機構の協力の元、普段は入ることが出来ないフランス大使館の公邸、いわば駐日大使が住む家で開催され、プレミアムなセミナーとなった。
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車が転回出来るほどのスペースを抜け、建物の中に入ると荘厳な雰囲気漂うエントランスが待ち構える。フェローサイクルの方による受付を済ませ、進むと待合室的な部屋となる。おしゃれなソファーや卵型のスツール、なんだかわからない絵になんだかわからないオブジェ。生活感がなく、見術館みたいな雰囲気で本当にここに人が住んでいるのかと疑問に思ってしまう。その先ににはもう1つ、ロビー的な部屋があり、更にその先の大きな会議室のような部屋でセミナーは行われた。
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その時にフェローサイクルという存在は非常に頼もしい。彼らの組むサイクリングコースは本当に楽しいから彼らと組んで仕事をやっているんだ。」とフェローサイクルとフランス観光開発機構との協力関係について話した。フランス観光開発機構はフランス政府の観光庁に当たる公的機関。こうした国を越えた官民の連携により素晴らしいサイクリングツアーが開催されるようだ。
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「ツール・ド・フランスというはフランス人にとって夏の郷愁を感じさせるイベントで、その時期は他の人気スポーツであるサッカーもテニスも一休み。そのためフランス全土がツール・ド・フランス1色になり、子供から年配の方まで誰もがテレビで観戦する。
フランスが国をあげて観光産業に取り組んでいるのはフランス観光開発機構のフレデリックさんは言った通り。なので、ツール・ド・フランスも世界遺産や美しい景観をコースとして通るよう、毎年入念にコース設定されている。それこそ選手たちにとっても、そういった美しい風景の中を走るのは特別な時間であり、世界中のロードレースファンや外国の方からしたら尚更美しい景色に見えるだろう。」
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フェロートラベルは41年目を迎えるハイキングやスキーのツアー会社だが、そういったツアーをしているといつもサイクリストがいることから自転車旅行ツアーに参入。今年はジロ、ツール、ブエルタの3大ツール全てレース観戦ツアー催行実績がある。更に海外サイクリングツアーもイタリア、フランス、カナダで催行している。」とフェローサイクルの実績をアピール。豊富な経験と知識で安全な海外レース観戦やサイクリングが楽しめるという。
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当初は10日以上のツアーのみだったが、仕事の休みが取れない人向けに6日間のツアーも設定された。日程は7月26日(木)に日本を出発し、翌27日(金)の第19ステージから最終ステージのパリまで観戦するというもの。クライマックスの3ステージを堪能することが出来るコンパクトかつ濃密なプランだ。
プランの詳細として、フェローサイクルの2018年の世界3大グランツール2018観戦&サイクリングツアーの詳細が記されたPDFリンクを以下に掲載しておく。ジロ、ツール、ブエルタ、そしてインスブルックで開催される世界選手権ロード、イタリアのドロミテ地方を巡るサイクリングツアーなどのプランも用意されている。ツアー参加を検討している方は参考にして欲しい。
フェローサイクル世界3大グランツール2018観戦&サイクリングツアーの詳細
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ツール・ド・フランスの現地観戦はなかなかハードルの高い旅行となるかもしれないが、こういったツアーを賢く利用することで快適に隅から隅まで楽しむことが出来るだろう。自転車が好きで一度は現地でレースを見てみたいと思っているなら、参加してみるのもいいだろう。
以下は同じようにグランツールの観戦ツアーとしてフェローサイクルで開催されたブエルタ・ア・エスパーニャ2017観戦ツアーの模様を帯同してレポートしているので参考にして欲しい。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2017観戦ツア―帯同レポート
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