2017/09/27(水) - 09:03
岩手県で行われたGREAT EARTH雫石銀河ライド。大盛り上がりの前夜祭(※レポートはこちらから)の翌日、雫石の自然とグルメを楽しんだ本大会のレポートをお届けしましょう。
スタートゲートの下では、大会ゲストの白戸太郎さんによる講座も
ラジオ体操で身体を温める
ホテルの下に多くの人が集まった
さてさて、おいしい料理に楽しい出し物で、満腹になった前夜祭だが、あくまでこれは前夜祭。なんだか割と満足したな、さて帰るか……みたいな気分になるくらいの充実ぶりだったのは事実なのだが、このままでは自転車に乗ったのがプリンスホテルへの10kmほどになってしまう。完全にカロリーオーバーだ。
さて、そんなわけで迎えた大会当日。雫石プリンスホテルの駐車場には自転車を積載した車がどんどんと集まり、皆さん準備に余念がない。スタートゲートの下では、大会ゲストの白戸太郎さんによるライド前の心構えや補給についてのレクチャーなどが行われている。
それではスタート!
そうしているうちに、参加者もどんどんとスタート地点に集結。朝も早いということで、身体を目覚めさせるためのラジオ体操も行われ、スタートに向けて期待が高まっていく。空も青く晴れ渡っており、良いライドが楽しめそうだ。
スタートは10~20名程度の小グループに分かれて。高倉山の中腹に位置する雫石プリンスホテルからは2.5kmほどのダウンヒルとなる。爽やかな朝の空気の中、下り切ったら交差点を左折。岩手山を目指して北上していく。目的地となるのは標高750mの網張温泉だ。
岩手山に向けて走っていく
雫石川を渡る
途中には眺望の開ける場所も
途中には眺望の開ける場所も
段々と標高を上げていきます
このコースの中で最高標高地点となる網張温泉に設置された第一エイドに向けて、もくもくと高度を稼いでいく。だが、まだ朝一のフレッシュな状態でもあり、参加者の皆さんもキツそうではあるものの、どこか余裕はある様子で登坂をこなしていく。
途中には眼下に雫石の街並みを見下ろすことが出来る絶景スポットも登場し、ちょっと休憩も兼ねて撮影タイムと洒落こむ人達も。エイドの手前には雪国らしいスノーシェッドがあり、それをくぐり抜ければヒルクライムはいったん終了となる。
スノーシェッドをくぐればエイドはすぐ
キャンベルとデラウェアが振舞われた
マカロンナッツと岩手で育ったブドウたち
食べやすいサイズに分けられたブドウを頂きました
登ってきたご褒美に用意されるのは、マカロンナッツと岩手で育ったブドウたち。シリアルバーライクで補給食にぴったりなマカロンナッツでここまでのカロリーを補い、瑞々しいブドウで喉を潤す。まるまると実ったキャンベルとデラウェアを堪能したら、ここからは下り区間。
標高も高く、まだ午前中ということもあって少し肌寒さを感じる人はウィンドブレーカーを着込み、爽快なダウンヒルへ。ところどころ登り返すセクションもあり、リズムにのって下っていくとまるでジェットコースターのよう。大会に参加していない一般サイクリストたちが登っていくのに何度もすれ違い、このエリアがいかに自転車乗りにとって魅力的かを再確認。
牧草ロールが並んでいる
2つ目のエイド小岩井農場まきば園に到着
まきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいに
この日唯一見ることの出来た牛(セルロイド製)
牛丼が振舞われた
標高を下げていくと、土の匂いを強く感じる。周りを見渡すと、白い牧草ロールがいくつも転がされており、ここが牧場なのだと気づかされる。そう、いつのまにか日本で一番有名で大きな農場である小岩井農場エリアへ到着していたのだ。
その敷地は広大でなんと3,000haにもなるんだとか。東京で例えるなら中央区と港区を合わせたくらいといえば広大さが伝わるだろうか。タイミングが悪かったのか沿道からは動物の姿は見えなかったのは残念だけれど、牧場らしい空気の中第2エイドとなる小岩井農場まきば園へと到着だ。
ここで振舞われたのはボリュームたっぷりの牛丼。地元でとれたつやつやの白米と煮込んだ牛肉の組み合わせは、最高の一言。ちなみに牛肉をよそうのはセルフサービスなので、アタマの大盛も特盛も可能であることをここに記しておこう。まきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいになったら再スタート。
とうきび畑の横を走っているとバラッと雨が降ってきた
しかし、しばらく走ると一転爽やかな青空に
黄金色の海に潜っていく
次に目指すのは田沢湖線を越えて南側にある御所湖。雫石川に設けられたダム湖で、冬にはハクチョウなどが飛来する自然豊かなエリアとなっている。そんな御所湖を横目に見つつ、3つ目のエイドである鴬宿(おうしゅく)温泉へ。途中バラっと雨が降ってくる場面もあったもののすぐに雨雲は通り過ぎていく。
牧場やトウキビ畑に囲まれていた先ほどまでとは趣を変え、御所湖の先は一面の水田が広がる。収穫を目前に控えた稲穂が雨上がりの陽光によって黄金色に光っている。金色の海に潜っていくような箇所もあり、同じ雫石町の中でもこれほどまでにバラエティに富んだ景色が広がっていることに驚かされる。
地元の方と交流を深める
鴬宿(おうしゅく)温泉へ
足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」
伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を頂く
さて、足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」に設置されたエイドでは、驟雨によって少し冷えてしまった身体を温めつつ、伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を頂く。うるち米を二度蒸ししたものを黒糖や醤油で味付け、くるみをトッピングしたお団子で、素朴な味にみちのくを感じる。
ここまでくればあとはフィニッシュを目指すだけ、残り27kmと残り1/4程度となったライドだが、実はこの先まだ2つのエイドが用意されていた。足湯でさっぱりした参加者が再び自転車に跨り、少し走ったと思ったら4つ目のエイドがすぐに登場。茅葺の曲屋が目を引く雫石エリアの歴史民俗資料館に設置されたエイドステーションでは、冷やしトマトうどんが登場。なんだかだんだんカロリーオーバーな気がしてきたけれど、これがまたさっぱりした味でツルンと胃袋に入ってしまうのだった。
さっぱりとした冷やしトマトうどん
囲炉裏をかこむ体験も
雫石の地名にまつわる昔語りをお聞きする機会も
曲屋でうどんを頂く
古民家の中では、資料館の方によって雫石の地名にまつわる昔語りをお聞きする機会も。なかなかこういったロングライドイベントは、走って食べてさようなら、ということが多いだけに地域の歴史に触れることが出来ると一歩踏み込めたような気分になってなんだか無性に嬉しくなってしまう。
そして最後のエイドで待っているのは、地元のおばあちゃんたちが作ったお餅。定番のあんこに加え、ゴマだれをかけたものと胡桃だれをかけたものの3種類のお餅、そしてフレッシュなきゅうりとトマトをいただき、残るはプリンスホテルへの登坂だけだ。
車の来ない綺麗な道を行く
秋らしくコスモスが沿道に咲き誇る
最後のエイドで待っているのは、地元のおばあちゃんたちが作ったお餅
遠くに岩手山を望みながら走る
最後の難関雫石プリンスホテルへの登坂に挑む
片岡さんとハイタッチ!
100kmお疲れ様でした!
スタート直後に下った坂を、最後に登っていく。2.5km、約5%くらいの登りをこなせば、フィニッシュゲートでMCの片岡さんがハイタッチで迎えてくれる。すこし息を整えたら、完走証を受け取りにホテルの中へ。ゼッケンと合わせてラミネートしてくれるサービスもあり、今日の一日をカタチある思い出に残してくれる。
そして、完走証窓口の横には、フィニッシュエイドとして「こしぇる丼」が用意されている。岩手の言葉で「こしらえる」という意味の「こしぇる」丼はその名の通り、好きな具材を盛り付けることが出来る丼ぶりなんだとか。
ゼッケンと完走証をラミネートしてくれる
ゼッケンを外すために組まれたトレイン
フィニッシュ後に振舞われたこしぇる丼
食品衛生法の関係で、本当にこしぇることは出来なかったけれど、イカやサーモン、ネギトロなどが乗せられた一杯を最後に頂き、そしてデザートに再びブドウも頂き、完全にカロリーオーバーを覚悟する、そんな満腹ライドとなったGREAT EARTH岩手雫石銀河ライド。グルメと景色と地域の魅力をゆったり楽しむことが出来る、大人の贅沢なライドイベントとして、高い人気の秘密がすっかり分かった一日だった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
![スタートゲートの下では、大会ゲストの白戸太郎さんによる講座も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0001.jpg)
![ラジオ体操で身体を温める](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0005.jpg)
![ホテルの下に多くの人が集まった](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0010.jpg)
さてさて、おいしい料理に楽しい出し物で、満腹になった前夜祭だが、あくまでこれは前夜祭。なんだか割と満足したな、さて帰るか……みたいな気分になるくらいの充実ぶりだったのは事実なのだが、このままでは自転車に乗ったのがプリンスホテルへの10kmほどになってしまう。完全にカロリーオーバーだ。
さて、そんなわけで迎えた大会当日。雫石プリンスホテルの駐車場には自転車を積載した車がどんどんと集まり、皆さん準備に余念がない。スタートゲートの下では、大会ゲストの白戸太郎さんによるライド前の心構えや補給についてのレクチャーなどが行われている。
![それではスタート!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0006.jpg)
そうしているうちに、参加者もどんどんとスタート地点に集結。朝も早いということで、身体を目覚めさせるためのラジオ体操も行われ、スタートに向けて期待が高まっていく。空も青く晴れ渡っており、良いライドが楽しめそうだ。
スタートは10~20名程度の小グループに分かれて。高倉山の中腹に位置する雫石プリンスホテルからは2.5kmほどのダウンヒルとなる。爽やかな朝の空気の中、下り切ったら交差点を左折。岩手山を目指して北上していく。目的地となるのは標高750mの網張温泉だ。
![岩手山に向けて走っていく](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0012.jpg)
![雫石川を渡る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0013.jpg)
![途中には眺望の開ける場所も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0018.jpg)
![途中には眺望の開ける場所も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0019.jpg)
![段々と標高を上げていきます](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0025.jpg)
このコースの中で最高標高地点となる網張温泉に設置された第一エイドに向けて、もくもくと高度を稼いでいく。だが、まだ朝一のフレッシュな状態でもあり、参加者の皆さんもキツそうではあるものの、どこか余裕はある様子で登坂をこなしていく。
途中には眼下に雫石の街並みを見下ろすことが出来る絶景スポットも登場し、ちょっと休憩も兼ねて撮影タイムと洒落こむ人達も。エイドの手前には雪国らしいスノーシェッドがあり、それをくぐり抜ければヒルクライムはいったん終了となる。
![スノーシェッドをくぐればエイドはすぐ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0020.jpg)
![キャンベルとデラウェアが振舞われた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/IMG_8737.jpg)
![マカロンナッツと岩手で育ったブドウたち](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0021.jpg)
![食べやすいサイズに分けられたブドウを頂きました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0022.jpg)
登ってきたご褒美に用意されるのは、マカロンナッツと岩手で育ったブドウたち。シリアルバーライクで補給食にぴったりなマカロンナッツでここまでのカロリーを補い、瑞々しいブドウで喉を潤す。まるまると実ったキャンベルとデラウェアを堪能したら、ここからは下り区間。
標高も高く、まだ午前中ということもあって少し肌寒さを感じる人はウィンドブレーカーを着込み、爽快なダウンヒルへ。ところどころ登り返すセクションもあり、リズムにのって下っていくとまるでジェットコースターのよう。大会に参加していない一般サイクリストたちが登っていくのに何度もすれ違い、このエリアがいかに自転車乗りにとって魅力的かを再確認。
![牧草ロールが並んでいる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0026.jpg)
![2つ目のエイド小岩井農場まきば園に到着](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0034.jpg)
![まきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいに](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0031.jpg)
![この日唯一見ることの出来た牛(セルロイド製)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0033.jpg)
![牛丼が振舞われた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0029.jpg)
標高を下げていくと、土の匂いを強く感じる。周りを見渡すと、白い牧草ロールがいくつも転がされており、ここが牧場なのだと気づかされる。そう、いつのまにか日本で一番有名で大きな農場である小岩井農場エリアへ到着していたのだ。
その敷地は広大でなんと3,000haにもなるんだとか。東京で例えるなら中央区と港区を合わせたくらいといえば広大さが伝わるだろうか。タイミングが悪かったのか沿道からは動物の姿は見えなかったのは残念だけれど、牧場らしい空気の中第2エイドとなる小岩井農場まきば園へと到着だ。
ここで振舞われたのはボリュームたっぷりの牛丼。地元でとれたつやつやの白米と煮込んだ牛肉の組み合わせは、最高の一言。ちなみに牛肉をよそうのはセルフサービスなので、アタマの大盛も特盛も可能であることをここに記しておこう。まきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいになったら再スタート。
![とうきび畑の横を走っているとバラッと雨が降ってきた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0035.jpg)
![しかし、しばらく走ると一転爽やかな青空に](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0040.jpg)
![黄金色の海に潜っていく](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0042.jpg)
次に目指すのは田沢湖線を越えて南側にある御所湖。雫石川に設けられたダム湖で、冬にはハクチョウなどが飛来する自然豊かなエリアとなっている。そんな御所湖を横目に見つつ、3つ目のエイドである鴬宿(おうしゅく)温泉へ。途中バラっと雨が降ってくる場面もあったもののすぐに雨雲は通り過ぎていく。
牧場やトウキビ畑に囲まれていた先ほどまでとは趣を変え、御所湖の先は一面の水田が広がる。収穫を目前に控えた稲穂が雨上がりの陽光によって黄金色に光っている。金色の海に潜っていくような箇所もあり、同じ雫石町の中でもこれほどまでにバラエティに富んだ景色が広がっていることに驚かされる。
![地元の方と交流を深める](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0044.jpg)
![鴬宿(おうしゅく)温泉へ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0045.jpg)
![足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0047.jpg)
![伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を頂く](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0046.jpg)
さて、足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」に設置されたエイドでは、驟雨によって少し冷えてしまった身体を温めつつ、伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を頂く。うるち米を二度蒸ししたものを黒糖や醤油で味付け、くるみをトッピングしたお団子で、素朴な味にみちのくを感じる。
ここまでくればあとはフィニッシュを目指すだけ、残り27kmと残り1/4程度となったライドだが、実はこの先まだ2つのエイドが用意されていた。足湯でさっぱりした参加者が再び自転車に跨り、少し走ったと思ったら4つ目のエイドがすぐに登場。茅葺の曲屋が目を引く雫石エリアの歴史民俗資料館に設置されたエイドステーションでは、冷やしトマトうどんが登場。なんだかだんだんカロリーオーバーな気がしてきたけれど、これがまたさっぱりした味でツルンと胃袋に入ってしまうのだった。
![さっぱりとした冷やしトマトうどん](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0050.jpg)
![囲炉裏をかこむ体験も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0057.jpg)
![雫石の地名にまつわる昔語りをお聞きする機会も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0051.jpg)
![曲屋でうどんを頂く](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0056.jpg)
古民家の中では、資料館の方によって雫石の地名にまつわる昔語りをお聞きする機会も。なかなかこういったロングライドイベントは、走って食べてさようなら、ということが多いだけに地域の歴史に触れることが出来ると一歩踏み込めたような気分になってなんだか無性に嬉しくなってしまう。
そして最後のエイドで待っているのは、地元のおばあちゃんたちが作ったお餅。定番のあんこに加え、ゴマだれをかけたものと胡桃だれをかけたものの3種類のお餅、そしてフレッシュなきゅうりとトマトをいただき、残るはプリンスホテルへの登坂だけだ。
![車の来ない綺麗な道を行く](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0065.jpg)
![秋らしくコスモスが沿道に咲き誇る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0067.jpg)
![最後のエイドで待っているのは、地元のおばあちゃんたちが作ったお餅](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0070.jpg)
![遠くに岩手山を望みながら走る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0066.jpg)
![最後の難関雫石プリンスホテルへの登坂に挑む](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0071.jpg)
![片岡さんとハイタッチ!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0075.jpg)
![100kmお疲れ様でした!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0078.jpg)
スタート直後に下った坂を、最後に登っていく。2.5km、約5%くらいの登りをこなせば、フィニッシュゲートでMCの片岡さんがハイタッチで迎えてくれる。すこし息を整えたら、完走証を受け取りにホテルの中へ。ゼッケンと合わせてラミネートしてくれるサービスもあり、今日の一日をカタチある思い出に残してくれる。
そして、完走証窓口の横には、フィニッシュエイドとして「こしぇる丼」が用意されている。岩手の言葉で「こしらえる」という意味の「こしぇる」丼はその名の通り、好きな具材を盛り付けることが出来る丼ぶりなんだとか。
![ゼッケンと完走証をラミネートしてくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0079.jpg)
![ゼッケンを外すために組まれたトレイン](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0080.jpg)
![フィニッシュ後に振舞われたこしぇる丼](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/09/20/shizukuishi-day2-0081-00.jpg)
食品衛生法の関係で、本当にこしぇることは出来なかったけれど、イカやサーモン、ネギトロなどが乗せられた一杯を最後に頂き、そしてデザートに再びブドウも頂き、完全にカロリーオーバーを覚悟する、そんな満腹ライドとなったGREAT EARTH岩手雫石銀河ライド。グルメと景色と地域の魅力をゆったり楽しむことが出来る、大人の贅沢なライドイベントとして、高い人気の秘密がすっかり分かった一日だった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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