フルモデルチェンジで大幅に進化を果たしたキャノンデールのSYNAPSE(シナプス)。最新エンデュランスロードのラインアップの中から、アルミモデルのSE(Special Edition)をピックアップして紹介しよう。



キャノンデール SYNAPSE DISC 105 SEキャノンデール SYNAPSE DISC 105 SE
快適性を追求したエンデュランスロードのSYNAPSEが2018年モデルでフルモデルチェンジを果たした。新型SYNAPSEは衝撃吸収性に加えて、軽快な走行性能、軽量性を向上させた「エンデュランスレース」というカテゴリーのバイクとして開発された。詳しい開発ストーリー、インプレッションはこちらの特集記事(全3ページ)が詳しい。

ラインアップにはカーボンモデルはもちろん2種類のアルミモデルも用意されている。ハイエンドのカーボンモデル同様に主要テクノロジーとなるSAVEマイクロサスペンションがリファインされ、前作のように複雑にチューブ太さや扁平加工を取り入れることなくシンプルな造形となった。快適性は維持したまま、ライダーのパワーを受け止める剛性を向上させるための進化だ。

長時間自転車に乗り続ける上で重要な項目の1つであるジオメトリーは、カーボンモデルに採用されるエンデュランスレースではなく、エンデュランスというアップライトなポジションを実現するスケルトンとされた。カーボンモデルよりも快適なポジションを取ることができるため、これからサイクリングを楽しもうと考えているロードバイク初心者などに最適だ。

振動吸収性と剛性のバランスを向上させたSAVE PLUSテクノロジーが採用される振動吸収性と剛性のバランスを向上させたSAVE PLUSテクノロジーが採用される 溶接跡がきれいに整えられている溶接跡がきれいに整えられている フォークにもフェンダー用のダボ穴フォークにもフェンダー用のダボ穴


もちろんジオメトリーもアップデートされており、チェーンステーを短くすることで、ペダリングに対しての反応性を向上させている。一方で、ヘッドアングルを倒すとともにトレイル値を大きくすることで安定したハンドリングを獲得。ホイールベースも前作より長くなっており、直進安定性を向上させている。

オフセット量が異なるフォークを2種類用意し、フレームサイズによって適したものをアッセンブルする。これによりフレームサイズごとで異なってしまうライドフィールをSYNAPSE アルミモデル全てでの共通化を図った。

そんなSYNAPSE アルミモデルは、キャノンデールがこれまでに培ってきたノウハウを投入したスマートフォームドC2構造を採用。カーボンフォークと組み合わせることで、アルミ製エンデュランスロードとしてはクラス最軽量の重量を実現した。

ファブリックのエントリーグレードScoop Radius SportサドルがアッセンブルされるファブリックのエントリーグレードScoop Radius Sportサドルがアッセンブルされる トップチューブにさりげなくあしらわれるSYNAPSEロゴトップチューブにさりげなくあしらわれるSYNAPSEロゴ

キャリア装着できるダボ穴も装備されているため、アドベンチャーバイクとしてもカスタマイズすることができるキャリア装着できるダボ穴も装備されているため、アドベンチャーバイクとしてもカスタマイズすることができる タイヤはチューブレスのWTB EXPOSURE(30mm幅)だタイヤはチューブレスのWTB EXPOSURE(30mm幅)だ


またアルミフレームのエンデュランスロードらしく、キャリアやフェンダー用のアイレットがリアトライアングルに設けられている。最大32mm幅のタイヤを受け付けるクリアランスとしているため、アドベンチャーバイクのような走らせ方もできるはずだ。新型SYNAPSEは日々の通勤通学での相棒として、グラベルありのツーリングまでも楽しめるバイクとして進化を遂げているといっても良いだろう。

ラインアップにはシマノ105/ディスクブレーキ完成車と、シマノTIAGRA/ディスクブレーキ完成車という2種類が揃う。105完成車はSE(Special edition)としてグラベルツーリングを意識したカルチュアルな雰囲気を演出する特別な1台に組み上げられた。最も特徴的なパーツはスキンサイドのWTB Exposureという30mm幅のチューブレス対応タイヤだろう。ケーシングのしなやかさと大きなエアボリュームによりクッション性が高いことが特徴だ。

BB30規格を採用し、剛性を向上させているBB30規格を採用し、剛性を向上させている 採用されるディスクブレーキはTRPの機械式SPYRE採用されるディスクブレーキはTRPの機械式SPYRE


105完成車はフロント48/32T、リア11-32Tとコンパクトなギア構成とされているため、急峻な上り坂や未舗装路でアドバンテージとなってくれるだろう。ブレーキはTRPの機械式ディスク仕様だ。価格は170,000円(税抜)。

シマノTIAGRA完成車は、フロント50/34T、リア11-34Tというギア構成に加え、タイヤは28mm幅のヴィットリアZaffiroを採用するなどSEよりもロードツーリングにフォーカスしたパーツ構成となっている。価格は125,000円(税抜)。



キャノンデール SYNAPSE DISC 105 SE
フレーム:NEW Synapse Disc,SmartForm C2 Alloy,SAVE PLUS,BSA
フォーク:NEW Synapse SAVE disc Asymmetric,Carbon blades,1-1/8Ah,1-1/4Ah
ホイール:WTB STP i19 TCS 28-hole + Formula CX-20(F),CX-22(R)
タイヤ:WTB Exposure 700x30c tubeless gumwell
クランク:Cannondale Si w/ FSA rings 48/32T
ディレイラー:Shimano 105
ブレーキ:TRP Spyre C cable disc 160/160mm
サドル:Fabric Scoop Radius Sport
サイズ:44、48、51、54、56、58
カラー:Anthracite w/ Transparent Black-Gloss-ANT
価 格:170,000円(税抜)

キャノンデール SYNAPSE DISC TIAGRA
フレーム:NEW Synapse Disc,SmartForm C2 Alloy,SAVE PLUS,BSA
フォーク:NEW Synapse SAVE disc Asymmetric,Carbon blades,1-1/8Ah,1-1/4Ah
ホイール:RD 3.0 Disc + Formula DC-1420(F),DC-1422(R)
タイヤ:Vittoria Zaffiro 700x28c
クランク:FSA Omega BB30 50/34T
ディレイラー:Shimano 105
ブレーキ:Promax DSK 718R 160/160mm
サドル:Cannondale Stage Ergo
サイズ:44、48、51、54、56、58
カラー:Jet Black w/ Stealth Gray and Nitro-Stain-NIT
価 格:125,000円(税抜)


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