2017/08/08(火) - 09:11
アメリカの総合バイクブランド、フジの送り出すマルチパーパスロード、JARI。ツーリングにピッタリなグラベル向けディスクブレーキバイクの2018年モデルをインプレッション。実際にラックやパニアバッグを装備し走りました。
近年盛り上がりを見せるアドベンチャーライド。普段使っているロードバイクやシクロクロスがツーリングバイクへと早変わりするバイクパッキングの隆盛によって、アウトドアアクティヴィティを織り交ぜた長距離のキャンプツーリングの楽しさに目覚めたという方もいるのではないだろうか。
より遠くへ、見たことのない景色を求めて走る喜びをもっともっと味わいたい、ツーリングにハマったサイクリストを更なる冒険へと誘ってくれるのが、今回紹介するフジのアドベンチャーバイク、JARI(ジャリ)だ。その名が示す通り、砂利のダートロードをものともしない快適性を誇る幅広のタイヤが特徴の一台。詳細なテクノロジーやスペックについてはこちらのレビュー記事に譲ることとし、今回は実際のライドでの印象をお届けしたい。
さて、学生時代はツーリングを主な活動とする大学のサイクリング部に所属し、北は北海道から南は沖縄まで走り回っていた筆者、CW編集部・安岡。就職してからは、何泊もするような長距離ツーリングとは遠ざかっていたものの、夏になれば心は常に北の大地へと飛び、Googleストリートビューでバーチャルツーリングを楽しんでいる。
そんなツーリング欲が疼く季節にフジから発表されたJARI。これがなんとも心くすぐる一台に仕上がっている。軽量で扱いやすいアルミながら、振動吸収性も考えられたフレームは全体的に細身の仕上がりで、スチールバイクといっても通用しそうなスタイリング。そして各所に設けられたダボ穴が拡張性の高さを主張している。そうこのバイク、ダボ穴が多いのだ。
大体のツーリング野郎は、自転車というものはダボ穴があればあっただけ優れたバイクだ、という奇妙な価値観に囚われがちなもの。そして、昨今のバイクパッキングブームに対しては、「煩わしいキャリアからの解放」、「いつもの自転車でロングツーリングに出かけよう」というようなムーブメントが起き、世の自転車からダボ穴が消えてしまうことを危惧している存在でもある。誤解のなきよう申し添えておくが、もちろんバイクパッキングがツーリングを身近にしてくれる素晴らしいカルチャーであることを微塵も否定するものではないので、ご了承願いたい。単にダボ穴が好きなのだ。
しかし、ダボ穴が装備されるフレームというのは得てしてエントリーグレードのバイクが多いもの。特にマスプロメーカーにおいては、入門用のクロスバイクやロードバイクであれば、ダボ穴をフル装備しているモデルも見受けられるが、少し走りの質を追い求めていくとフレーム上からダボ穴の姿は消えていく。昨今流行りのグラベルロードでも、リアエンドにはダボ穴が設置されるがシートステーには存在しない、というようなモデルも多い。それに、そもそもダボ穴の有無自体がカタログに載っていないのだ。前後にキャリアを装着できるツーリングバイクで所有欲をも満たしてくれるような一台が欲しければ、フルオーダーというのがもっとも手っ取り早いのではないか、とさえ思えるような2017年のダボ穴事情である。
ダボ穴の神に見放された2017年の夏、ツーリング野郎たちの前に現れた救世主こそがJARIである。ハレルヤ!リアエンド、シートステーにダボ穴が完備される他、ダウンチューブ下や、フロントフォークブレード、トップチューブの上にまでダボ穴が設置されている、まさにいい意味で穴だらけのバイクなのだ。(※トップチューブ上のダボ穴はこれから増えるだろうボルトオンタイプのトップチューブバッグのために用意されている)
いてもたってもいられず、試乗車を借り出し、編集部にてありったけのツーリンググッズを装着することに。今回使用したのはブラックバーンのOUTPOSTシリーズだが、キャリアの取り付けについても特別な加工は一切なく、スムーズに作業できた。よく考えられていないバイクだと、パイプを曲げる必要があったり、そもそもモデルによってはつかない、ということもあるがそんな心配は無い。
特にディスクブレーキキャリパーをチェーンステーにマウントしているため、ディスクブレーキに対応していない通常のキャリアでも使用可能なことや、リアエンド側のダボ穴の位置がシートステーの付け根の外側にあり、リアディレイラーのケーブルルーティングへ影響を与えない位置となっていることなども、よく考えられているなと感じるポイントだ。
フロントフォークにはフォークブレード横にボトルケージを装着できるダボ穴が用意されている、フォーククラウンの台座と合わせてマッドガードやキャリアを装着するもよし、ボトルケージを装着するもよし、使い方はライダー次第。今回は2リットルのペットボトルや大きなスタッフバッグを括り付けられるブラックバーンのCARGO CAGEを装着してみる。
そして、ハンドルにはハンドルバーバッグを。完成車にスペックインされているオーバルコンセプトのハンドルは、ドロップ部分がフレアする形状で、バッグを装着しても干渉しない設計。ブレーキレバーも握りやすく、荷物を装着した状態でもしっかりと操作できる。
さて、キャリアを付け、パニアを載せていざ出発。の前に、荷物を載せていない状態での印象をお伝えしよう。35Cという太目のタイヤを履いているが、大ボリュームタイヤの低い走行抵抗を活かした走りは軽快そのもの。荷物を積載した状態が前提にあるためだろう、剛性も高いレベルで持たせられており、特にフロント周りはそれが顕著に感じられる。ジオメトリーからくる直進安定性は感じるものの、それがハンドリングに悪影響を及ぼしているということは無く、コーナーでの挙動は実に素直である。正直、普通のエンデュランスロードとしても十分合格点と言えるソツの無いバイクだった。
そして、改めて積荷状態でのライドへ。3泊程度のツーリングを想定し、15kg強の荷物を積載した状態でインプレッションを行った。乗り始めてまず感じたのは、やはりというか卓越した安定感だ。舗装路はもちろん、低速になりがちで路面も安定しないダートでもリラックスした状態で真っすぐ走り続けられる。リアへパニアを装着しているので、後輪に荷重がかかり、ダートロードでは荷物を積んだ方がより安定して走ることが出来るほど。
重心自体も下がるため、もともと持っていた直進安定性の高さが更に際立つ印象だ。ハンドリングも、もちろん重量が増した分アンダーは出るし、一挙手一投足が重くなるのは避けられないことだけれど、このバイクはその幅が少ないように感じられた。フレーム剛性が高いためだろう、コーナーでも捻じれないので不安を感じることが少ない。
あえてバイクを振ってダンシングしてみる。柔らかいバイクだと、ヘッドチューブとシートチューブが異なる角度になっているかのように捻じれる感じがあるものだが、その点JARIはリニアに車体がついてくる。これほどしっかりとした剛性をもたせられながらも、タイヤと細身のシートステーのおかげだろう、突き上げはとてもマイルドで一日中走っていられそうなコンフォートバイクでもある。
組み合わせられるコンポーネントも、ロングツーリングにピッタリのアセンブルで、これを考えた人は筋金入りのツーリストだろうと思わされる。スラム FORCEの油圧ディスクは10kg以上の荷物を積載した状態でも、思い通りのブレーキングを最小の入力で実現してくれる。フロントシングルという仕様については、正直なところ「見た目重視でしょ?」という思いもあったけれど、乗って見ればこれがとてもストレスフリー。
フロントは40T、リアが10-42Tという歯数構成は、現在一般的なフロント52-36T、リア12-28Tという構成に対して、ギア比の幅はそのままにロー側へと0.33倍ほど寄せた設定となっている。つまり、荷物を載せた状態で、普段のロードとほぼ変わらないトルクとケイデンスで漕ぎ続けられるような構成になっているのだ。その上、フロントの変速を考える必要もなく、メカトラブルのリスクも減少しているのだから、これほどツーリングにもってこいのコンポーネントは無いだろう。
このバイクのためにオーバルが特別に製作したアドベンチャーバーもいい味を出している。25度のアウトスウィープ仕様によって、ハンドルバーバッグに干渉しないというのは先に書いた通りだけれど、実際に走った状態でもこの角度がとても扱いやすいのだ。通常のロードハンドルよりも幅が広めに設定されていることや、4度のバックスウィープを持つことも合わせて、非常に抑え込みやすいため、未舗装路でバイクが暴れてもちょっとやそっとの事では動じない安定感をもたらしてくれる。
1つ不満があるとすればサドルだろうか。意外とクッション性の低めなレーシーなモデルが装着されているのだが、これが自分には合わなかった。ただ、サドルなどはもともと好みで交換するパーツの筆頭候補であるし、このサドルがぴったりフィットする人もいるだろうから、合えばラッキー、というくらいのスタンスでいるのが良いだろう。
今回のインプレッションでは、1時間ほどしか乗ることは出来なかったが、乗っている間じゅう考えていたのは、「このままどこか遠くに行きたい!」ということだけ。長距離を走れば、きっとこのバイクはさらに輝くはずだろうし、きっとそのライドも美しい思い出にしてくれるだろう。高い拡張性と走行性能を持ったプラットフォームに、アドベンチャーライドを知り尽くしたであろうパーツチョイスが光るこの一台。まとまった休みが取れるそこの貴方は今すぐこのバイクと共に旅へ出かけるべきだ。僕の代わりに。
フジ JARI 1.1
フレーム:A6-SL Super Butted Aluminum, flat-mount disc & convertible axle dropout
フォーク:FC-440 Full Carbon Monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs
クランク:Quarq Prime Carbon, Power Ready, 30mm spindle, 40T
コンポーネント:SRAM Force 1X
カセットスプロケット:SRAM XD, 10-42T, 11-speed
ブレーキ:SRAM Force, hydraulic disc, 160mm rotors
ホイール:Stan’s NoTubes Grail MK3
タイヤ:Clement X’Plor MSO, 700 x 36c, 60tpi, folding
カラー:Bronze
サイズ:49cm、52cm、54cm、56cm
価 格:358,000円(税抜)
text:Naoki.Yasuoka
photo:Gakuto.Fujiwara
model:Yuto.Murata
近年盛り上がりを見せるアドベンチャーライド。普段使っているロードバイクやシクロクロスがツーリングバイクへと早変わりするバイクパッキングの隆盛によって、アウトドアアクティヴィティを織り交ぜた長距離のキャンプツーリングの楽しさに目覚めたという方もいるのではないだろうか。
より遠くへ、見たことのない景色を求めて走る喜びをもっともっと味わいたい、ツーリングにハマったサイクリストを更なる冒険へと誘ってくれるのが、今回紹介するフジのアドベンチャーバイク、JARI(ジャリ)だ。その名が示す通り、砂利のダートロードをものともしない快適性を誇る幅広のタイヤが特徴の一台。詳細なテクノロジーやスペックについてはこちらのレビュー記事に譲ることとし、今回は実際のライドでの印象をお届けしたい。
さて、学生時代はツーリングを主な活動とする大学のサイクリング部に所属し、北は北海道から南は沖縄まで走り回っていた筆者、CW編集部・安岡。就職してからは、何泊もするような長距離ツーリングとは遠ざかっていたものの、夏になれば心は常に北の大地へと飛び、Googleストリートビューでバーチャルツーリングを楽しんでいる。
そんなツーリング欲が疼く季節にフジから発表されたJARI。これがなんとも心くすぐる一台に仕上がっている。軽量で扱いやすいアルミながら、振動吸収性も考えられたフレームは全体的に細身の仕上がりで、スチールバイクといっても通用しそうなスタイリング。そして各所に設けられたダボ穴が拡張性の高さを主張している。そうこのバイク、ダボ穴が多いのだ。
大体のツーリング野郎は、自転車というものはダボ穴があればあっただけ優れたバイクだ、という奇妙な価値観に囚われがちなもの。そして、昨今のバイクパッキングブームに対しては、「煩わしいキャリアからの解放」、「いつもの自転車でロングツーリングに出かけよう」というようなムーブメントが起き、世の自転車からダボ穴が消えてしまうことを危惧している存在でもある。誤解のなきよう申し添えておくが、もちろんバイクパッキングがツーリングを身近にしてくれる素晴らしいカルチャーであることを微塵も否定するものではないので、ご了承願いたい。単にダボ穴が好きなのだ。
しかし、ダボ穴が装備されるフレームというのは得てしてエントリーグレードのバイクが多いもの。特にマスプロメーカーにおいては、入門用のクロスバイクやロードバイクであれば、ダボ穴をフル装備しているモデルも見受けられるが、少し走りの質を追い求めていくとフレーム上からダボ穴の姿は消えていく。昨今流行りのグラベルロードでも、リアエンドにはダボ穴が設置されるがシートステーには存在しない、というようなモデルも多い。それに、そもそもダボ穴の有無自体がカタログに載っていないのだ。前後にキャリアを装着できるツーリングバイクで所有欲をも満たしてくれるような一台が欲しければ、フルオーダーというのがもっとも手っ取り早いのではないか、とさえ思えるような2017年のダボ穴事情である。
ダボ穴の神に見放された2017年の夏、ツーリング野郎たちの前に現れた救世主こそがJARIである。ハレルヤ!リアエンド、シートステーにダボ穴が完備される他、ダウンチューブ下や、フロントフォークブレード、トップチューブの上にまでダボ穴が設置されている、まさにいい意味で穴だらけのバイクなのだ。(※トップチューブ上のダボ穴はこれから増えるだろうボルトオンタイプのトップチューブバッグのために用意されている)
いてもたってもいられず、試乗車を借り出し、編集部にてありったけのツーリンググッズを装着することに。今回使用したのはブラックバーンのOUTPOSTシリーズだが、キャリアの取り付けについても特別な加工は一切なく、スムーズに作業できた。よく考えられていないバイクだと、パイプを曲げる必要があったり、そもそもモデルによってはつかない、ということもあるがそんな心配は無い。
特にディスクブレーキキャリパーをチェーンステーにマウントしているため、ディスクブレーキに対応していない通常のキャリアでも使用可能なことや、リアエンド側のダボ穴の位置がシートステーの付け根の外側にあり、リアディレイラーのケーブルルーティングへ影響を与えない位置となっていることなども、よく考えられているなと感じるポイントだ。
フロントフォークにはフォークブレード横にボトルケージを装着できるダボ穴が用意されている、フォーククラウンの台座と合わせてマッドガードやキャリアを装着するもよし、ボトルケージを装着するもよし、使い方はライダー次第。今回は2リットルのペットボトルや大きなスタッフバッグを括り付けられるブラックバーンのCARGO CAGEを装着してみる。
そして、ハンドルにはハンドルバーバッグを。完成車にスペックインされているオーバルコンセプトのハンドルは、ドロップ部分がフレアする形状で、バッグを装着しても干渉しない設計。ブレーキレバーも握りやすく、荷物を装着した状態でもしっかりと操作できる。
さて、キャリアを付け、パニアを載せていざ出発。の前に、荷物を載せていない状態での印象をお伝えしよう。35Cという太目のタイヤを履いているが、大ボリュームタイヤの低い走行抵抗を活かした走りは軽快そのもの。荷物を積載した状態が前提にあるためだろう、剛性も高いレベルで持たせられており、特にフロント周りはそれが顕著に感じられる。ジオメトリーからくる直進安定性は感じるものの、それがハンドリングに悪影響を及ぼしているということは無く、コーナーでの挙動は実に素直である。正直、普通のエンデュランスロードとしても十分合格点と言えるソツの無いバイクだった。
そして、改めて積荷状態でのライドへ。3泊程度のツーリングを想定し、15kg強の荷物を積載した状態でインプレッションを行った。乗り始めてまず感じたのは、やはりというか卓越した安定感だ。舗装路はもちろん、低速になりがちで路面も安定しないダートでもリラックスした状態で真っすぐ走り続けられる。リアへパニアを装着しているので、後輪に荷重がかかり、ダートロードでは荷物を積んだ方がより安定して走ることが出来るほど。
重心自体も下がるため、もともと持っていた直進安定性の高さが更に際立つ印象だ。ハンドリングも、もちろん重量が増した分アンダーは出るし、一挙手一投足が重くなるのは避けられないことだけれど、このバイクはその幅が少ないように感じられた。フレーム剛性が高いためだろう、コーナーでも捻じれないので不安を感じることが少ない。
あえてバイクを振ってダンシングしてみる。柔らかいバイクだと、ヘッドチューブとシートチューブが異なる角度になっているかのように捻じれる感じがあるものだが、その点JARIはリニアに車体がついてくる。これほどしっかりとした剛性をもたせられながらも、タイヤと細身のシートステーのおかげだろう、突き上げはとてもマイルドで一日中走っていられそうなコンフォートバイクでもある。
組み合わせられるコンポーネントも、ロングツーリングにピッタリのアセンブルで、これを考えた人は筋金入りのツーリストだろうと思わされる。スラム FORCEの油圧ディスクは10kg以上の荷物を積載した状態でも、思い通りのブレーキングを最小の入力で実現してくれる。フロントシングルという仕様については、正直なところ「見た目重視でしょ?」という思いもあったけれど、乗って見ればこれがとてもストレスフリー。
フロントは40T、リアが10-42Tという歯数構成は、現在一般的なフロント52-36T、リア12-28Tという構成に対して、ギア比の幅はそのままにロー側へと0.33倍ほど寄せた設定となっている。つまり、荷物を載せた状態で、普段のロードとほぼ変わらないトルクとケイデンスで漕ぎ続けられるような構成になっているのだ。その上、フロントの変速を考える必要もなく、メカトラブルのリスクも減少しているのだから、これほどツーリングにもってこいのコンポーネントは無いだろう。
このバイクのためにオーバルが特別に製作したアドベンチャーバーもいい味を出している。25度のアウトスウィープ仕様によって、ハンドルバーバッグに干渉しないというのは先に書いた通りだけれど、実際に走った状態でもこの角度がとても扱いやすいのだ。通常のロードハンドルよりも幅が広めに設定されていることや、4度のバックスウィープを持つことも合わせて、非常に抑え込みやすいため、未舗装路でバイクが暴れてもちょっとやそっとの事では動じない安定感をもたらしてくれる。
1つ不満があるとすればサドルだろうか。意外とクッション性の低めなレーシーなモデルが装着されているのだが、これが自分には合わなかった。ただ、サドルなどはもともと好みで交換するパーツの筆頭候補であるし、このサドルがぴったりフィットする人もいるだろうから、合えばラッキー、というくらいのスタンスでいるのが良いだろう。
今回のインプレッションでは、1時間ほどしか乗ることは出来なかったが、乗っている間じゅう考えていたのは、「このままどこか遠くに行きたい!」ということだけ。長距離を走れば、きっとこのバイクはさらに輝くはずだろうし、きっとそのライドも美しい思い出にしてくれるだろう。高い拡張性と走行性能を持ったプラットフォームに、アドベンチャーライドを知り尽くしたであろうパーツチョイスが光るこの一台。まとまった休みが取れるそこの貴方は今すぐこのバイクと共に旅へ出かけるべきだ。僕の代わりに。
フジ JARI 1.1
フレーム:A6-SL Super Butted Aluminum, flat-mount disc & convertible axle dropout
フォーク:FC-440 Full Carbon Monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs
クランク:Quarq Prime Carbon, Power Ready, 30mm spindle, 40T
コンポーネント:SRAM Force 1X
カセットスプロケット:SRAM XD, 10-42T, 11-speed
ブレーキ:SRAM Force, hydraulic disc, 160mm rotors
ホイール:Stan’s NoTubes Grail MK3
タイヤ:Clement X’Plor MSO, 700 x 36c, 60tpi, folding
カラー:Bronze
サイズ:49cm、52cm、54cm、56cm
価 格:358,000円(税抜)
text:Naoki.Yasuoka
photo:Gakuto.Fujiwara
model:Yuto.Murata
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