キャノンデールが誇るアルミロードレーサーCAAD12の2018年モデルが先行発売されることとなった。今回紹介するのは新たにラインアップに追加されるシマノTIAGRA完成車。エントリーグレードのコンポーネントがアッセンブルされ、よりアルミレーシングバイクが身近となる。



キャノンデール CAAD12 TIAGRAキャノンデール CAAD12 TIAGRA (c)キャノンデール・ジャパン
カーボンキラーと称されるほど、優れた走行性能を持つキャノンデールのアルミレーシングロード「CAAD」シリーズ。カーボンバイクの一般化の波に押され、入門モデル用として扱われるようになったアルミロードにあって、レーシングモデルという立ち位置を築いてきたシリーズだ。

現行モデルCAAD12は一言で表すとシンプルな形状のフレームだが、各チューブの形状や厚さ、溶接部分が緻密に計算されており、カーボンキラーと呼ばれる所以の走行性能を実現している。スマートフォーム構造によって作り出されるチューブの最薄部は、耐久性を確保した上で0.4mm。フレーム重量はCAAD10よりも52g軽量な1098gだ。フレームにフォーク、ヘッドセット、シートポストを組合せたシステムウェイトではCAAD10から200g以上も軽量化を果たした。

もちろんCAAD12のキーポイントは重量だけではなく、各チューブ形状による優れたフレーム性能にもある。SUPERSIX EVOと似たアワーグラス形状のヘッドチューブ、BB30A規格のボトムブラケットにより剛性強化、リアバックとフロントフォークのSPEED SAVEテクノロジーにより快適性向上を実現している。詳しいインプレッションはこちら

可能な限り薄く作られたシートステーは、突き上げカットの役割も果たす可能な限り薄く作られたシートステーは、突き上げカットの役割も果たす (写真は2016年モデル)滑らかなチューブ集合部。より進化したスマートフォーム構造が用いられている滑らかなチューブ集合部。より進化したスマートフォーム構造が用いられている (写真は2016年モデル)BBに向かうにつれてワイドになるシートチューブ。剛性と振動吸収性を狙った作りだBBに向かうにつれてワイドになるシートチューブ。剛性と振動吸収性を狙った作りだ (写真は2016年モデル)


そんなCAAD12の2018年モデル「シマノTIAGRA完成車」の先行発売が開始された。2017年モデルではシマノULTEGRA、105ディスクブレーキ、105キャリパーブレーキ完成車というレーススペックコンポーネントが載せられた3モデルが用意されていたが、今回のTIAGRA完成車の登場により、CAAD12の存在がレーサーからホビーサイクリストまで幅広い層とって身近となった。

サイズも44、48、50、52、54、56、58と幅広く展開しているため、小柄な女性やキッズなどでも選びやすいはずだ。カラーはAcid Green/jet Black-Glossという1色展開。価格は150,000円(税抜)。



キャノンデール CAAD12 TIAGRA
フレームセット:CAAD12,SmartForm C1 Premium Alloy,SPEED SAVE,BB30a,Di2 Ready
コンポーネント:Shimano Tiagra
サイズ:44、48、50、52、54、56、58
カラー:Acid Greenw/jet Black-Gloss(AGR)
価 格:150,000円(税抜)


最新ニュース(全ジャンル)