夏の訪れを告げる恒例のMTBのお祭りが「シマノバイカーズフェスティバル」。XCからDH、レーサーからビギナーまで、種目、車種、レベルや年齢に関わらず、誰もが楽しめる充実したイベントになっている。夏休みまっただ中の7月29~30日(土・日)にかけて行われる「シマノバイカーズ」の概要をお届けしよう。



27年目を迎えるMTBのお祭り「シマノ・バイカーズフェスティバル」27年目を迎えるMTBのお祭り「シマノ・バイカーズフェスティバル」
富士見パノラマを舞台に開催される2日間のMTBフェスティバルだ富士見パノラマを舞台に開催される2日間のMTBフェスティバルだ 今年で27回目を迎える「シマノバイカーズフェスティバル」。舞台となるのは、下り系MTBライダーにおなじみ、信州の山々に囲まれた長野県富士見パノラマリゾートと、その周辺に広がるエリアだ。今年も沢山の新種目が登場し、新たな山遊びの楽しみ方を提案してくれる。

レースだけでなくツーリングも開催されるレースだけでなくツーリングも開催される クロスカントリーからダウンヒルまで幅広いレース種目、トレイルライドからオンロードまで多彩なコースで富士見周辺の大自然を満喫できるツーリング、そして試乗会やライディングスクールといった多数のミニイベントが目白押しのシマノバイカーズフェスティバルは、その名の通り「お祭り」らしさにあふれるイベントだ。

一見、敷居が高そうなレース種目も細かくカテゴリーが分かれているので、老若男女、MTB経験を問わず誰もが参加しやすいフレンドリーな雰囲気なことが特徴。ツーリングも「お気軽&エンジョイ」志向のビギナーから、「長距離」志向のベテランまで楽しめるバラエティ豊かなコース設定が嬉しい。また、会場付近には温泉施設やグルメスポットも点在しており、家族や仲間との思い出づくりにもぴったりだ。それでは、今年から加わった新種目を中心に紹介していこう。



XCにDH、ファットバイクやシングルスピードも大活躍 アスリートもビギナーも楽しめるレース種目

多くの種目が開催されるXCレース多くの種目が開催されるXCレース
昨年大好評だったファットバイク・シングルスピード60分XCは今年も継続昨年大好評だったファットバイク・シングルスピード60分XCは今年も継続 60分XCマラソンを走る女性ライダー60分XCマラソンを走る女性ライダー 毎年様々な新種目が設定されるシマノバイカーズだが、今年はレース系の新種目は無し。だが、昨年加わった2つの種目は好評を博したようで、今年も継続開催される。そのうちの一つが「ファットバイク・シングルスピード60分XC」はファットバイクとシングルスピードバイクのみが参加できるレース。XCフルコースを60分で何周できるかを競うものだ。

そしてもう一つが、「MTBヒルクライム」。富士見常設ダウンヒルコースの2/3(距離約4.3km、標高差約480m)を逆走して上る、全国的にも珍しいマウンテンバイクによるオフロードヒルクライムだ。一般的なオンロードのヒルクライムと違い、脚力だけでなくオフロードライディングのテクニックも求められるユニークな種目だ。

これらの種目の他にも、XCコースを使用した定番の耐久レース「2時間・4時間エンデューロ」や「60分・30分XCマラソン」、10分間で競う「ビギナーXC」や子供たちへ向けた「キッズXC」は引き続き開催される。

チームメイトを応援しながらコースへと送り出すのはチーム種目ならではチームメイトを応援しながらコースへと送り出すのはチーム種目ならでは シングルトラックでも2人、3人と並んで走る場面もシングルトラックでも2人、3人と並んで走る場面も


また、迫力のあるDH系種目も、年齢・男女別、そしてフルサスとハードテールの部にそれぞれ分けられた「DH」、2~3人チームで競う「チームDH」、下り基調のコースに登り区間が加わった「DHエンデューロ」が用意されるのは昨年と変わらず。

また、当日受付種目として、「激坂ゲレンデヒルクライム」や未就学児達へと向けた「ミルキー」、世界で戦うライダーたちから基礎を教えてもらえる「MTBライディングスクール」も開催される。

チームの連携が問われるチームDHチームの連携が問われるチームDH フィニッシュに向けてかけ下りるフィニッシュに向けてかけ下りる


キッズたちも真剣勝負の「ミルキーレース」キッズたちも真剣勝負の「ミルキーレース」 スクールも行われるスクールも行われる




オンロードからナイトトレイルライド、そして電動アシストバイク専用種目まで用意され、新たな楽しみを見せてくれるツーリング

過去25年間のノウハウが詰まった多彩なツーリングコースもシマノバイカーズの魅力過去25年間のノウハウが詰まった多彩なツーリングコースもシマノバイカーズの魅力
シマノバイカーズフェスティバルでは、レースだけでなくバリエーション豊かなツーリング種目も人気。富士見周辺の入笠山や八ヶ岳周辺を巡る様々なコースが用意されるので、自分にぴったりな種目を見つけることができるはずだ。今年は2つの新種目が設定されることとなる。

ツーリング新種目・新コース

ロードバイクで楽しめるコースも用意されるツーリング種目ロードバイクで楽しめるコースも用意されるツーリング種目 (c)シマノ走りやすいダブルトラックも多いので安心だ走りやすいダブルトラックも多いので安心だ 陽が落ちるにつれてライトの明るさを上げていきます陽が落ちるにつれてライトの明るさを上げていきます 富士見牧草ロール&カフェ電動アシストスポーツ ツーリング:主催者が用意するレンタル電動アシストスポーツバイクで、富士見町の牧草地や旧甲州街道を走り、古民家カフェで一休みするコースが新登場。「夫婦で、カップルでツーリングに参加してみたいけど、坂道が苦手だから……」といったお二人にぴったりのツアーとなっており、ペアでの参加がオススメとのこと。

富士見町里山ランチツーリング :コース案内看板に従って走るフリー走行をベースに、会場周辺の様々な里山トレイルを巡るオフロードコースと、富士見町のグルメスポットを探索するオンロードコースの2つが選べるツーリング種目。ゴール地 点では、爽やかな高原の風や涼し気な小川のせせらぎとともに地元食材を使用したランチが楽しめる、大満足なランチライドだ。

また、以下は昨年からの継続種目だが、バイカーズらしいユニークな種目となっている。

富士見パノラマ・夜の森ツアー:日没のころに集合し、夜の森を巡るというこれまでになかったナイトトレイルライド。自転車の前照灯とヘッドライトで路面を照らしながら走るトレイルライドは非日常感たっぷりだ。他のイベントが終わってから参加できるのも魅力の一つ。昨年のレポートはこちらから。

他にも、入笠山を巡るガイドつきトレイルツアーや、クイズポイントを巡るラリー形式のライドなど、さまざまなコースが、合計15メニューも用意される予定だ。



ライドイベントだけじゃない!サブイベントも盛りだくさん

パーティーの大目玉である豚の丸焼きパーティーの大目玉である豚の丸焼き 長野を代表する銘酒である真澄も楽しめた長野を代表する銘酒である真澄も楽しめた

フレームや完成車が当たるかもしれない大抽選会フレームや完成車が当たるかもしれない大抽選会 ウェルカムパーティーを盛り上げてくれた富士見太鼓保存会の皆さんウェルカムパーティーを盛り上げてくれた富士見太鼓保存会の皆さん


マウンテンバイクを主体とした様々な種目が用意されるシマノ・バイカーズフェスティバルだが、ライドするだけがメインではない。協賛企業による最新モデルの展示や本格オフロードコースでの試乗も大きな魅力の一つだ。

特に今年は試乗会に力を入れるという。実際の走行シーンに近い環境でバイクを試すことができるようにと、これまでのMTB用試乗コースに加え、今年からはグラベルロードやランドナー、電動アシストスポーツバイクといった多彩な試乗車を楽しめるように、全長2kmのグラベルとオンロードを取り混ぜた新設コースが用意される。

大会初日の夕方にはバイカーズのメイン会場がある長野県・富士見町の皆さんが参加者をもてなす「ウェルカムパーティー」がメインステージ前で開かれる。会場ではバイカーズ名物となっている豚の丸焼きと信州の地酒・真澄が振る舞われる。このようにライド以外の楽しみも満点だ。

そして、大会のラストを締めくくるのは、完成車をはじめとする超豪華景品が数多く当たる大抽選会。マニア大注目のお宝アイテム他、地元特産品などが準備され、最後まで目が離せない。



現在参加申し込み受付中!申し込みは6月9日まで!

MTBライダーなら7月末は富士見に集合だ!MTBライダーなら7月末は富士見に集合だ!
大会HPは競技規則など各種ルールからコース紹介や観戦ポイント、プログラム&タイムスケジュール、アクセス情報、昨年までの様子がわかる大会レポートなど、様々なコンテンツ満載でシマノバイカーズのすべてが分かるサイトとなっている。エントリーはスポーツエントリーから行うことができる。

会場の駐車場にはキャンプ用施設が設けられ、周辺には温泉施設やグルメスポットが点在。シマノ・バイカーズフェスティバルは、夏休みの思い出作りや家族サービスにもピッタリなイベントだ。家族や、仲間と一緒に夏の楽しい2日間を富士見パノラマリゾートで過ごしてみてはいかがだろうか。

第27回シマノ・バイカーズフェスティバル
開催日:2017年7月29日(土)・30日(日)
募集期間:4月14日(金)から6月9日(金)まで
会 場:長野県 富士見パノラマリゾート


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