「ノルウェーのモンヴァントゥー」と呼ばれる超級山岳ストールヘイアにフィニッシュしたアークティック・レース・オブ・ノルウェー第3ステージ。24歳のギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)が力を見せ、区間優勝とともに総合首位に立った。

フィンレー・ターリング(イギリス、NSNディベロップメントチーム)への黙祷が捧げられた photo:A.S.O.
ツール・ド・フランスと同じA.S.O.が運営するアークティック・レース・オブ・ノルウェー(UCI.Pro)は3日目を迎えた。この日は今大会最短の146.5kmで、コースの大半は平坦路。しかしラストには「ノルウェーのモンヴァントゥー」と呼ばれる超級山岳ストールヘイア(距離3.5km/平均11.8%)を駆け上がるため、今大会のクイーン(最難関)ステージだ。
小雨が降るスタート地点のストクマルクネスでは、集団先頭にNSNサイクリングチームの選手たちが並び、前日のヴォルタ・ア・ポルトガル・エン・ビシクレタ(UCI2.1)の第8ステージで死去したフィンレー・ターリング(イギリス、NSNディベロップメントチーム)を悼み、1分間の拍手が送られた。この日はフィンランド王者であるアクセル・シェルベリ(ラッキースポート・プロサイクリング)ら5名が逃げ、その中には山岳賞ジャージを着るモルテン・バクソース(ノルウェー、ラッキースポーツ・プロサイクリング)も入った。

5名による逃げ集団 photo:A.S.O.

超級山岳ストールヘイアで集団のペースを上げるトマ・ガシニャール(フランス、トタルエネルジー) photo:A.S.O.
コース距離が短いこともあり、メイン集団は逃げに3分以上のリードを許さなかった。その後、プロトンは逃げから遅れた2名を捉え、残った3名のうちシェルベリがやがて単独で逃げ続ける形となった。しかし残り4.5km地点でプロトンに吸収され、勝負はここまでプロトンで脚を温存していたクライマーたちの争いとなった。
超級山岳ストールヘイアに入り、トマ・ガシニャール(フランス、トタルエネルジー)が先頭に立つと、集団の人数を一気に絞っていく。残り2km地点でガシニャールが役割を終え、続いてピクニック・ポストNLがペースを作るなか、残り500mからレースが動いた。
この日の優勝候補の1人であるレナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)がアタックし、その背後にギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)とロベ・ドント(ベルギー、ピクニック・ポストNL)がつく。そして一拍を置いてシルバが加速。ファンイートヴェルトを追い抜き、そのリードを保ったまま先頭でフィニッシュした。

ステージ優勝したギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:A.S.O.

総合首位に立ったギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:A.S.O.
今年カハルラル・セグロスRGAから加入し、5月のジロ・デ・イタリア第2ステージでワールドツアー初勝利を飾った24歳のシルバは、「とても嬉しい。このフィニッシュはかなり厳しかったけれど、登りで自分のリズムを見つけ、タイミングを待って勝負どころでアタックし、勝つことができた。ファンイートヴェルトが先にアタックして、僕は彼を抜くことができた。でも本当にきつかった」とレースを振り返った。
総合でも首位に立ったシルバ。翌日のフィニッシュも短いながら急勾配な登りを駆け上がる山頂フィニッシュとなる。

ツール・ド・フランスと同じA.S.O.が運営するアークティック・レース・オブ・ノルウェー(UCI.Pro)は3日目を迎えた。この日は今大会最短の146.5kmで、コースの大半は平坦路。しかしラストには「ノルウェーのモンヴァントゥー」と呼ばれる超級山岳ストールヘイア(距離3.5km/平均11.8%)を駆け上がるため、今大会のクイーン(最難関)ステージだ。
小雨が降るスタート地点のストクマルクネスでは、集団先頭にNSNサイクリングチームの選手たちが並び、前日のヴォルタ・ア・ポルトガル・エン・ビシクレタ(UCI2.1)の第8ステージで死去したフィンレー・ターリング(イギリス、NSNディベロップメントチーム)を悼み、1分間の拍手が送られた。この日はフィンランド王者であるアクセル・シェルベリ(ラッキースポート・プロサイクリング)ら5名が逃げ、その中には山岳賞ジャージを着るモルテン・バクソース(ノルウェー、ラッキースポーツ・プロサイクリング)も入った。


コース距離が短いこともあり、メイン集団は逃げに3分以上のリードを許さなかった。その後、プロトンは逃げから遅れた2名を捉え、残った3名のうちシェルベリがやがて単独で逃げ続ける形となった。しかし残り4.5km地点でプロトンに吸収され、勝負はここまでプロトンで脚を温存していたクライマーたちの争いとなった。
超級山岳ストールヘイアに入り、トマ・ガシニャール(フランス、トタルエネルジー)が先頭に立つと、集団の人数を一気に絞っていく。残り2km地点でガシニャールが役割を終え、続いてピクニック・ポストNLがペースを作るなか、残り500mからレースが動いた。
この日の優勝候補の1人であるレナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)がアタックし、その背後にギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)とロベ・ドント(ベルギー、ピクニック・ポストNL)がつく。そして一拍を置いてシルバが加速。ファンイートヴェルトを追い抜き、そのリードを保ったまま先頭でフィニッシュした。


今年カハルラル・セグロスRGAから加入し、5月のジロ・デ・イタリア第2ステージでワールドツアー初勝利を飾った24歳のシルバは、「とても嬉しい。このフィニッシュはかなり厳しかったけれど、登りで自分のリズムを見つけ、タイミングを待って勝負どころでアタックし、勝つことができた。ファンイートヴェルトが先にアタックして、僕は彼を抜くことができた。でも本当にきつかった」とレースを振り返った。
総合でも首位に立ったシルバ。翌日のフィニッシュも短いながら急勾配な登りを駆け上がる山頂フィニッシュとなる。
アークティックレース・オブ・ノルウェー2026第3ステージ結果
| 1位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | 3:29:11 |
| 2位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 3位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | +0:09 |
| 4位 | ロベ・ドント(ベルギー、ピクニック・ポストNL) | |
| 5位 | フェリックス・エンゲルハート(ドイツ、ジェイコ・アルウラー) | +0:15 |
| 6位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) | +0:16 |
| 7位 | トマ・ボネ(フランス、トタルエネルジー) | +0:19 |
| 8位 | ワウト・プールス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +0:20 |
| 9位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | +0:24 |
| 10位 | ファビオ・クリステン(スイス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:26 |
個人総合成績
| 1位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | 11:31:07 |
| 2位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:10 |
| 3位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | +0:21 |
| 4位 | ロベ・ドント(ベルギー、ピクニック・ポストNL) | +0:25 |
| 5位 | フェリックス・エンゲルハート(ドイツ、ジェイコ・アルウラー) | +0:31 |
| 6位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) | +0:35 |
| 7位 | トマ・ボネ(フランス、トタルエネルジー) | +0:32 |
| 8位 | ワウト・プールス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +0:36 |
| 9位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | +0:40 |
| 10位 | ファビオ・クリステン(スイス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:42 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) |
| 山岳賞 | モルテン・バクソース(ノルウェー、ラッキースポーツ・プロサイクリング) |
| ヤングライダー賞 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) |
| チーム総合成績 | ユニベット・ローズ・ロケッツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.
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