2017/01/25(水) - 09:23
ライトやミニツールなどサイクリングに必携のアイテムを手がけるブラックバーン。多彩なグッズが用意されるラインアップから、数年ぶりに復活したフロアポンプを紹介しよう。
スポーツバイクを楽しむうえで必要不可欠な道具の1つである仏式フロアポンプ。6、7barといった高圧でも入れやすいタイプと、一度にたくさんの空気をチューブ内に送り込み、ポンピングの回数が少なくてもよいタイプなど、一口にフロアポンプと言っても種類は様々。
加えて、フロアポンプには、ハンドルの握りやすさやフットレストの踏みやすさ、エアゲージの読みやすさ、ヘッドの操作性、耐久性といった性能が求められる。楽しみたいライドの前だからこそ、これらの機能を満たし、ストレスフリーに空気を充填したいもの。
数年ぶりにラインアップに戻ってきたブラックバーンのフロアポンプシリーズは、メモリが読みやすく、堅実な作りとなっていることが特徴だ。今回はロード用の4種類とオフロード用1種類の計5種類をまとめて紹介する。
ブラックバーン PISTON1
まず紹介するエントリーグレードに位置づけられるPISTON1(ピストン)は、最初のスポーツバイクを購入する時にあわせて購入しやすい、コストパフォーマンスに優れるモデルだ。ポンプヘッドはスポーツバイクでは一般的な仏式と米式、軽快車に用いられている英式といった3タイプに対応しており、スポーツ自転車と軽快車を併用する際に活躍する。スポーツ用針穴やコーン型ヘッドも装備された万能ポンプだ。
また、スチール製のメインボディーは最大空気圧140psiまでに耐えることができ、大抵のロードバイクであればカバー可能である。2インチ(実測値5cm)のエアゲージはフットパネルに装備された。必要十分な性能と装備を揃え、価格は3,200円(税抜)。
ブラックバーン PISTON2
PISTON2は先述のPISTON1よりもスポーツ自転車専用に装備を充実させたモデル。このフロアポンプには仏米英の3タイプに対応するエニーバルブポンプヘッド、フットパネルに設けられた直径7.5cm(実測値、カタログ値は3インチ)のエアゲージが設けられた。
最大空気圧は160psiとPISTON1よりも高圧に耐えられる設計だ。舗装がきれいなロードレースやトラックレースなどに出場する選手は、PISTON2の方が使い勝手が良いだろう。価格は4,500円(税抜)。
ブラックバーン PISTON3
ブラックバーンのロード用フロアポンプのセカンドグレードに位置づけられるPISTON3。スチール製のフットパネルとボディを持つこのモデルの最大空気圧は160psiとPISTON2と同等だ。仏式、米式両対応のエニーバルブポンプヘッドも同様に装備されている。
PISTON3で進化したところは、10.5インチのワイドアルミハンドルと約930mmのロングホースが装備され、ポンピングのしやすさに磨きをかけた点。また、フットパネルに設けられたエアゲージは4インチとビッグサイズとなり、より見やすくなった。価格は6,700円(税抜)。
ブラックバーン PISTON4
PISTON4は最大空気圧220psiとロード用フロアポンプの中で最も高圧に耐えることができる最高峰モデル。約1040mmのロングホース、ハンドル周りに設けられた3インチエアゲージ、減圧を行えるエアーブリーズボタンなど先述のモデルにはない、ハイエンドらしい装備が施された。
もちろん仏米英式バルブいずれにも対応するエニーバルブポンプヘッドや、10.5インチのアルミワイドハンドルなど使い勝手を向上させる仕様も採用されている。価格は9,400円(税抜)。
ブラックバーン CHANBER HV
ラインアップで唯一オフロードタイヤ(チューブ)向けに開発されたフロアポンプ「CHANBER HV」。対応する最大空気圧は50psiとロードモデルと比較すると低いものの、一度のポンピングで大量の空気を送り出すことができるポンプとなっている。エアボリュームが大きいオフロードタイヤにピッタリだ。
エニ―バルブポンプヘッドやエアーブリーズボタン、4インチの大型エアゲージ、約1200mmのホースなど使い勝手を高める装備が設けられている。加えて、アルミハンドルは31.8mmクランプとされており、手持ちのハンドルと交換が可能だ。ダートライド後の一服で瓶のドリンクを開けられるように栓抜きが装備されているのもブラックバーンらしい。価格は12,000円(税抜)。
―インプレッション
今回は5種類のポンプを同時に試し、フロアポンプのグレード間の違いを体感した。まず、ロード用のPISTON1~4の違いから紹介しよう。インプレッションに際し使用したホイールとタイヤの組み合わせはフルクラムRACING ZERO NITE C17とスペシャライズド S-Works Turbo 26Cだ。
結論から言うとポンピング回数はどのグレードも近い数字となった。6barまでは20から25回までに収まり、8barはどのポンプも30回もしくは31回。9barまであげるときはPISTON1が35回、PISTON2が32回、PISTON3が33回、PISTON4が34回ポンピングを行う必要があり、グレード間の差を感じることはなかった。
グレードの違いによって生まれた差は高圧充填時のポンピングの行いやすさ。PISTON4は9barまでスムースに空気を押し込むことが可能だったが、PISTON1といったエントリーグレードは高圧充填は苦手。頻繁に高圧まで入れるロードレーサーならばPISTON4や3といったハイグレードのものを選択すると、ライド前の空気入れがストレスとならずに済むだろう。
対してPISTON1やPISTON2でも空気圧6barまでであればハイグレードモデルと変わらずスムースなポンピングが可能だ。自転車用品を買い揃える必要があるビギナーなどにピッタリなコストパフォーマンに優れたグレードとなっている。
今回紹介するフロアポンプの内、唯一オフロードタイヤ用に位置づけられるCHANBER HV。ロード向けモデルと異なるのは1回のポンピングで送り出す空気の量だ。700×45Cのタイヤに空気圧2barまで充填する時、CHANBER HVは10回、PISTON1は25回、PISTON4でも18回と大きな差が生まれた。それほどCHANBER HVが送り出す空気の量は多く、幅広タイヤに空気を充填することが楽になっている。ヘッドには減圧用のボタンも備えられているのと、エアゲージの表示が細かいため、0.1bar単位でシビアに空気圧を調整するオフロードレースにも対応する。
機能面だけではなくデザイン面もCHANBER HVは遊び心があって面白い。ハンドルは31.8mm径対応のクランプで固定されており、好みのハンドルに交換することが可能。恐らくビール瓶の栓を抜くための栓抜きも備えられており、アメリカのオフロード遊びのスタイルを感じる。ダートライドの際にこのポンプを持っていけば、会話の種となり華が咲くだろう。
ブラックバーン PISTON1
素 材:スチール(ボディ)、樹脂(ベース)
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:2インチ
最大空気圧:140psi
高 さ:640mm
重 量:966g
付属品:スポーツ用針穴、コーン型ヘッド
カラー:マットブラック、レッド、ダークオリーブ
価 格:3,200円(税抜)
ブラックバーン PISTON2
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:3インチ
最大空気圧:160psi
高 さ:660mm
重 量:1,374g
カラー:マットブラック、グレー
価 格:4,500円(税抜)
ブラックバーン PISTON3
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:4インチ
最大空気圧:160psi
高 さ:670mm
重 量:1,542g
カラー:ブラック、グレー
価 格:6,700円(税抜)
ブラックバーン PISTON4
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:3インチ
最大空気圧:220psi
高 さ:676mm
重 量:1,778g
カラー:ブラック
価 格:9,400円(税抜)
ブラックバーン CHANBER HV
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:4インチ
最大空気圧:50psi
高 さ:710mm
重 量:2,300g
カラー:カモフラージュ
価 格:12,000円(税抜)
スポーツバイクを楽しむうえで必要不可欠な道具の1つである仏式フロアポンプ。6、7barといった高圧でも入れやすいタイプと、一度にたくさんの空気をチューブ内に送り込み、ポンピングの回数が少なくてもよいタイプなど、一口にフロアポンプと言っても種類は様々。
加えて、フロアポンプには、ハンドルの握りやすさやフットレストの踏みやすさ、エアゲージの読みやすさ、ヘッドの操作性、耐久性といった性能が求められる。楽しみたいライドの前だからこそ、これらの機能を満たし、ストレスフリーに空気を充填したいもの。
数年ぶりにラインアップに戻ってきたブラックバーンのフロアポンプシリーズは、メモリが読みやすく、堅実な作りとなっていることが特徴だ。今回はロード用の4種類とオフロード用1種類の計5種類をまとめて紹介する。
ブラックバーン PISTON1
まず紹介するエントリーグレードに位置づけられるPISTON1(ピストン)は、最初のスポーツバイクを購入する時にあわせて購入しやすい、コストパフォーマンスに優れるモデルだ。ポンプヘッドはスポーツバイクでは一般的な仏式と米式、軽快車に用いられている英式といった3タイプに対応しており、スポーツ自転車と軽快車を併用する際に活躍する。スポーツ用針穴やコーン型ヘッドも装備された万能ポンプだ。
また、スチール製のメインボディーは最大空気圧140psiまでに耐えることができ、大抵のロードバイクであればカバー可能である。2インチ(実測値5cm)のエアゲージはフットパネルに装備された。必要十分な性能と装備を揃え、価格は3,200円(税抜)。
ブラックバーン PISTON2
PISTON2は先述のPISTON1よりもスポーツ自転車専用に装備を充実させたモデル。このフロアポンプには仏米英の3タイプに対応するエニーバルブポンプヘッド、フットパネルに設けられた直径7.5cm(実測値、カタログ値は3インチ)のエアゲージが設けられた。
最大空気圧は160psiとPISTON1よりも高圧に耐えられる設計だ。舗装がきれいなロードレースやトラックレースなどに出場する選手は、PISTON2の方が使い勝手が良いだろう。価格は4,500円(税抜)。
ブラックバーン PISTON3
ブラックバーンのロード用フロアポンプのセカンドグレードに位置づけられるPISTON3。スチール製のフットパネルとボディを持つこのモデルの最大空気圧は160psiとPISTON2と同等だ。仏式、米式両対応のエニーバルブポンプヘッドも同様に装備されている。
PISTON3で進化したところは、10.5インチのワイドアルミハンドルと約930mmのロングホースが装備され、ポンピングのしやすさに磨きをかけた点。また、フットパネルに設けられたエアゲージは4インチとビッグサイズとなり、より見やすくなった。価格は6,700円(税抜)。
ブラックバーン PISTON4
PISTON4は最大空気圧220psiとロード用フロアポンプの中で最も高圧に耐えることができる最高峰モデル。約1040mmのロングホース、ハンドル周りに設けられた3インチエアゲージ、減圧を行えるエアーブリーズボタンなど先述のモデルにはない、ハイエンドらしい装備が施された。
もちろん仏米英式バルブいずれにも対応するエニーバルブポンプヘッドや、10.5インチのアルミワイドハンドルなど使い勝手を向上させる仕様も採用されている。価格は9,400円(税抜)。
ブラックバーン CHANBER HV
ラインアップで唯一オフロードタイヤ(チューブ)向けに開発されたフロアポンプ「CHANBER HV」。対応する最大空気圧は50psiとロードモデルと比較すると低いものの、一度のポンピングで大量の空気を送り出すことができるポンプとなっている。エアボリュームが大きいオフロードタイヤにピッタリだ。
エニ―バルブポンプヘッドやエアーブリーズボタン、4インチの大型エアゲージ、約1200mmのホースなど使い勝手を高める装備が設けられている。加えて、アルミハンドルは31.8mmクランプとされており、手持ちのハンドルと交換が可能だ。ダートライド後の一服で瓶のドリンクを開けられるように栓抜きが装備されているのもブラックバーンらしい。価格は12,000円(税抜)。
―インプレッション
今回は5種類のポンプを同時に試し、フロアポンプのグレード間の違いを体感した。まず、ロード用のPISTON1~4の違いから紹介しよう。インプレッションに際し使用したホイールとタイヤの組み合わせはフルクラムRACING ZERO NITE C17とスペシャライズド S-Works Turbo 26Cだ。
結論から言うとポンピング回数はどのグレードも近い数字となった。6barまでは20から25回までに収まり、8barはどのポンプも30回もしくは31回。9barまであげるときはPISTON1が35回、PISTON2が32回、PISTON3が33回、PISTON4が34回ポンピングを行う必要があり、グレード間の差を感じることはなかった。
グレードの違いによって生まれた差は高圧充填時のポンピングの行いやすさ。PISTON4は9barまでスムースに空気を押し込むことが可能だったが、PISTON1といったエントリーグレードは高圧充填は苦手。頻繁に高圧まで入れるロードレーサーならばPISTON4や3といったハイグレードのものを選択すると、ライド前の空気入れがストレスとならずに済むだろう。
対してPISTON1やPISTON2でも空気圧6barまでであればハイグレードモデルと変わらずスムースなポンピングが可能だ。自転車用品を買い揃える必要があるビギナーなどにピッタリなコストパフォーマンに優れたグレードとなっている。
今回紹介するフロアポンプの内、唯一オフロードタイヤ用に位置づけられるCHANBER HV。ロード向けモデルと異なるのは1回のポンピングで送り出す空気の量だ。700×45Cのタイヤに空気圧2barまで充填する時、CHANBER HVは10回、PISTON1は25回、PISTON4でも18回と大きな差が生まれた。それほどCHANBER HVが送り出す空気の量は多く、幅広タイヤに空気を充填することが楽になっている。ヘッドには減圧用のボタンも備えられているのと、エアゲージの表示が細かいため、0.1bar単位でシビアに空気圧を調整するオフロードレースにも対応する。
機能面だけではなくデザイン面もCHANBER HVは遊び心があって面白い。ハンドルは31.8mm径対応のクランプで固定されており、好みのハンドルに交換することが可能。恐らくビール瓶の栓を抜くための栓抜きも備えられており、アメリカのオフロード遊びのスタイルを感じる。ダートライドの際にこのポンプを持っていけば、会話の種となり華が咲くだろう。
ブラックバーン PISTON1
素 材:スチール(ボディ)、樹脂(ベース)
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:2インチ
最大空気圧:140psi
高 さ:640mm
重 量:966g
付属品:スポーツ用針穴、コーン型ヘッド
カラー:マットブラック、レッド、ダークオリーブ
価 格:3,200円(税抜)
ブラックバーン PISTON2
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:3インチ
最大空気圧:160psi
高 さ:660mm
重 量:1,374g
カラー:マットブラック、グレー
価 格:4,500円(税抜)
ブラックバーン PISTON3
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:4インチ
最大空気圧:160psi
高 さ:670mm
重 量:1,542g
カラー:ブラック、グレー
価 格:6,700円(税抜)
ブラックバーン PISTON4
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:3インチ
最大空気圧:220psi
高 さ:676mm
重 量:1,778g
カラー:ブラック
価 格:9,400円(税抜)
ブラックバーン CHANBER HV
素 材:スチール
バルブ:エニーバルブポンプヘッド
エアゲージ:4インチ
最大空気圧:50psi
高 さ:710mm
重 量:2,300g
カラー:カモフラージュ
価 格:12,000円(税抜)
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