2016/05/31(火) - 09:02
5月15日(日)に開催されたグランフォンド軽井沢。霧の中の嬬恋へと登り切った前篇レポートに引き続き、浅間山麓を一周する山岳ロングライドの体験記をお届けします。
霧が晴れつつあるつまごいパノラマラインではダイナミックな景色を見ながらサイクリングを楽しめる
朝6時に軽井沢プリンスホテルスキー場を出発してから約4時間。44kmを走ったシクロワイアード取材班は第2エイドステーションの東海大学嬬恋高原研修センターで振る舞われたうどんをすすり小腹を満たしたところで、再びコースへ戻った。
東海大学を出発しつまごいパノラマラインに出ると、辺り一帯の霧が晴れている。太陽は雲に隠れているが、パノラマの大絶景を味わうのには十分なほどの視界だ。この日初めて見る嬬恋高原の斜面には高原野菜の畑がパッチワークのように広がり、奥には浅間山の外輪山がそびえ立っている。東京都内では見ることができない大パノラマを目の当たりにすると、否が応でも気分が高揚していく。ただ浅間山には雲がかかっており、残念ながらその姿を拝むことはできなかったが。
サイクリングを楽しむ仲間の姿をパシャリ!
アップダウンが連続するが、リズミカルにこなせてしまうのがつまごいパノラマラインだ
眼下には高原野菜の畑がいくつもある
開けた視界で、気持よく走ることができる
つまごいパノラマラインは全長約7.7km、平均勾配が-0.2%という下り基調のルート。しかし、ところどころに上り坂が登場するため、地味に脚が削られるセクションでもある。しかし、延々と続いたヒルクライムで足には疲労が溜まっているはずにも関わらず、気分上々のためか、はたまたお昼のうどんのおかげか、つまごいパノラマラインのアップダウンとワインディングは小気味いいリズムでこなせてしまう。
つまごいパノラマラインを過ぎた頃から雲が切れ太陽が姿を見せる。この日初めて見る太陽だ。燦々と降り注ぐ太陽の光を受けると、今まで手放せなかったウィンドブレーカーはあっという間にお役目御免だ。初夏の陽気を味わえる、気持ちの良いサイクリングになってきた。
直に約3.5km、平均斜度約5%の鳥居峠までのヒルクライムが現れるものの、キツさより太陽の下で走れる気持ちよさが勝っている。走っている時の快適さだけでいえば、登りでも暑くなりすぎない分、曇りもいいものなのだけれど、やっぱり青空の下で走る爽快感は他の何にも代えがたい。鳥居峠に集まったサイクリストたちも笑顔を見せている。
鳥居峠を越えたぞ!記念に1枚
晴天となった上田の田舎道を走る
霧模様から一転、澄んだ青空が広がっている
群馬と長野の県境にある鳥居峠から、長野県側へと向かうダウンヒルはすこしテクニカル。初心者の方は無理せずゆっくり下ったほうがいいだろう。下り終えたところには、第3エイドステーションが待ち構えている。ここでは、焼き鳥や野沢菜のおやき、ゆでたまごなど食べごたえのある食事が振る舞われる。このエイドステーションを通過する頃には、サイクリストたちは少しお腹を減らしていると予想した主催者の配慮だ。
コースでも最も西側となる長野県上田市の一部は、戦国時代に信濃国小県郡真田庄として真田氏が治めていた場所である。今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公が、真田氏の中でも最も有名である真田信繁(幸村)ということもあり、この辺り一帯は盛り上がりを見せていた。
実際、コース脇には「信州真田」と六文銭の家紋が描かれた幟が何本も立てられていたり、真田氏本城跡を見学しに来たであろう観光客を乗せたマイクロバスを見かけることも。真田氏が活躍した戦国時代にはどのような風景が広がっていたのだろうかと想像しながら進んでいく。
第3エイドでは焼き鳥など食べごたえのある補給食が用意されていた
荒れ気味の路面でタイヤがパンク。仲間の力をあわせて修理中
真田氏の幟がいくつも立っており、NHK大河ドラマの影響を感じ取れる
住宅街のお爺さんやお婆さんたちが応援してくれる
東御市に入ると交通量が多くなるため、幹線道路を避けるようなコースに設定されている。幹線道路を外れ、祢津エリアに入ると全長2.7km、平均勾配6%という鳥居峠級の斜面が現れる。伏兵のように突如として現れるヒルクライムが、この大会を山岳グランフォンドたらしめている理由の1つでもあろう。
名もなきヒルクライムで苦しんでいると、道端で冷えたレモン水を渡してくれる人が現れる。たったコップ1杯の水だが、身体を休めるのには十分だ。水を口に含み、少し元気を取り戻した参加者たちは、まだまだ続くヒルクライムに再び挑んでいく。
水を渡してくれていたのは、祢津エリアで育てたブドウでワインを生産している「Rue de Vin」の皆さん。昨年はBBQを楽しみながら応援していたが、今年は勝手にエイドステーションということで、水を配っていたそうだ。気温の高さと、厳しい斜度のヒルクライムで疲れていたタイミングで水を渡してくれることには、感謝するしかない。
Rue de Vinのオーナーたちが冷えたお水を渡してくれる
棚田は信州上田の名物の1つだ
幹線道路を通る一幕も。ここもアップダウンなのがグランフォンド軽井沢らしい
菱野温泉前の激坂で蛇行でなんとかクリアしようとするライダーと、押し歩くライダー
そして、最後の登り区間となるグランフォンド軽井沢最後の難所である菱野温泉へのヒルクライムがはじまる。浅間サンラインから小諸市の菱野温泉までの全長約2.6km、平均斜度6.9%と書くと、それほど大した登りだとは感じないかもしれない。しかしラスト100mに斜度20%にも迫ろうとする坂、いや、壁がそびえ立っているのが、菱野温泉ヒルクライムなのだ。
ここまで約95kmを走り、2,000m以上の標高を獲得してきている脚には、非常に厳しい上り坂となっている。特に最後の壁では押し歩くライダーも少なくない。壁を乗り越えたすぐそこに構えられた第4エイドステーションには、頑張って乗車で挑戦する参加者が倒れ込むようにして駆け込んでいく。
仙石秀久の甲冑に身を包んだスタッフさんがおもてなしをしてくれる
いなり寿司が疲れた体に染み渡る
佐久平を見下ろす標高1,000mの林道を気持ちよく走る
今年の第4エイドステーションでは菱野温泉近くにある小諸城の城主仙石権兵衛秀久のものだという甲冑に身を包んだ武士が補給食を手渡してくれる。ここでも大河ドラマ「真田丸」の盛り上がりが伝わってくる。エイドステーションで振る舞われた補給食は、小諸布引いちご園のいちごと山吹味噌の味噌汁、小諸市の風味堂謹製の戦国落雁「丸に無」、いなり寿司とバリエーションに富んでいる。塩分、糖分などライド終盤に欲しい栄養をしっかりと補給し、ラスト15kmに備える。
第4エイドステーションを出ると大きなヒルクライムはなく、標高1,000mの林道を駆け抜けるだけ。すこしばかりのアップダウンをリズミカルにこなし、別荘地帯を走り抜けるとゴールだ。朝6時に軽井沢を出発してから約10時間。スタート地点であった軽井沢プリンスホテルスキー場に辿り着く頃には太陽が傾き始めていた。濃い霧に悩まされたと思ったら、一転青い空が現れ、軽井沢のさまざまな表情を感じられたのではないだろうか。
約175km、獲得標高3,900m以上を駆け抜けたスーパーグランフォンドのメンバー達は15時30分頃にはゴールしていた。紅一点、Livの武田和佳さんは非常に達成感があったという。「周りは走れる方たちばかりでしたので、私はマイペースを心がけていました。最初はカメラで写真を撮りながらと考えていたのですが、それどころではなかったですね(笑)。遅れても待っていてくれたので心強かったです。非常に達成感のあるライドとなりました」と振り返ってくれた。
約120kmを走りきり、プロさながらのガッツポーズを頂きました
スーパーグランフォンドを走ったみなさんも達成感にあるれる顔をしている
ゴール後はおでんとおにぎりで小腹を満たすことができる
走り切った証を手に記念撮影!
時計の針が16時を回るころになっても続々と軽井沢プリンスホテルスキー場に参加者たちが戻ってくる。フィニッシュした後、参加者たちはおでんとおにぎりを頬張りこの日のライドを仲間たちと振り返っている。中には、ベンチに座ったまま寝てしまう方も。一息ついた後は、温泉を目指し大会会場を後にするのであった。
グルメフォンドやグランフォンド軽井沢ハーフといった体力に自信のない方でも楽しめる種目から、健脚が楽しめるグランフォンドまで幅広いサイクリストが楽しめるのが「グランフォンド軽井沢」だ。来年の開催も決定しており、400km走るブルベも登場する予定とか。来年はもっと幅広い層のサイクリストが集まる、ダイバージェンスに満ちた大会となりそうだ。
![霧が晴れつつあるつまごいパノラマラインではダイナミックな景色を見ながらサイクリングを楽しめる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/a-Grandkaruizawa2016-yasu-065.jpg)
朝6時に軽井沢プリンスホテルスキー場を出発してから約4時間。44kmを走ったシクロワイアード取材班は第2エイドステーションの東海大学嬬恋高原研修センターで振る舞われたうどんをすすり小腹を満たしたところで、再びコースへ戻った。
東海大学を出発しつまごいパノラマラインに出ると、辺り一帯の霧が晴れている。太陽は雲に隠れているが、パノラマの大絶景を味わうのには十分なほどの視界だ。この日初めて見る嬬恋高原の斜面には高原野菜の畑がパッチワークのように広がり、奥には浅間山の外輪山がそびえ立っている。東京都内では見ることができない大パノラマを目の当たりにすると、否が応でも気分が高揚していく。ただ浅間山には雲がかかっており、残念ながらその姿を拝むことはできなかったが。
![サイクリングを楽しむ仲間の姿をパシャリ!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/b-Grandkaruizawa2016-yasu-066.jpg)
![アップダウンが連続するが、リズミカルにこなせてしまうのがつまごいパノラマラインだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/b-Grandkaruizawa2016-yasu-060.jpg)
![眼下には高原野菜の畑がいくつもある](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/b-GF_KARUIZAWA_FUJI788-ret.jpg)
![開けた視界で、気持よく走ることができる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/b-Grandkaruizawa2016-yasu-068.jpg)
つまごいパノラマラインは全長約7.7km、平均勾配が-0.2%という下り基調のルート。しかし、ところどころに上り坂が登場するため、地味に脚が削られるセクションでもある。しかし、延々と続いたヒルクライムで足には疲労が溜まっているはずにも関わらず、気分上々のためか、はたまたお昼のうどんのおかげか、つまごいパノラマラインのアップダウンとワインディングは小気味いいリズムでこなせてしまう。
つまごいパノラマラインを過ぎた頃から雲が切れ太陽が姿を見せる。この日初めて見る太陽だ。燦々と降り注ぐ太陽の光を受けると、今まで手放せなかったウィンドブレーカーはあっという間にお役目御免だ。初夏の陽気を味わえる、気持ちの良いサイクリングになってきた。
直に約3.5km、平均斜度約5%の鳥居峠までのヒルクライムが現れるものの、キツさより太陽の下で走れる気持ちよさが勝っている。走っている時の快適さだけでいえば、登りでも暑くなりすぎない分、曇りもいいものなのだけれど、やっぱり青空の下で走る爽快感は他の何にも代えがたい。鳥居峠に集まったサイクリストたちも笑顔を見せている。
![鳥居峠を越えたぞ!記念に1枚](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/c-Grandkaruizawa2016-yasu-069.jpg)
![晴天となった上田の田舎道を走る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/c-GF_KARUIZAWA_FUJI823.jpg)
![霧模様から一転、澄んだ青空が広がっている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/c-Grandkaruizawa2016-yasu-070.jpg)
群馬と長野の県境にある鳥居峠から、長野県側へと向かうダウンヒルはすこしテクニカル。初心者の方は無理せずゆっくり下ったほうがいいだろう。下り終えたところには、第3エイドステーションが待ち構えている。ここでは、焼き鳥や野沢菜のおやき、ゆでたまごなど食べごたえのある食事が振る舞われる。このエイドステーションを通過する頃には、サイクリストたちは少しお腹を減らしていると予想した主催者の配慮だ。
コースでも最も西側となる長野県上田市の一部は、戦国時代に信濃国小県郡真田庄として真田氏が治めていた場所である。今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公が、真田氏の中でも最も有名である真田信繁(幸村)ということもあり、この辺り一帯は盛り上がりを見せていた。
実際、コース脇には「信州真田」と六文銭の家紋が描かれた幟が何本も立てられていたり、真田氏本城跡を見学しに来たであろう観光客を乗せたマイクロバスを見かけることも。真田氏が活躍した戦国時代にはどのような風景が広がっていたのだろうかと想像しながら進んでいく。
![第3エイドでは焼き鳥など食べごたえのある補給食が用意されていた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/d-Grandkaruizawa2016-yasu-072.jpg)
![荒れ気味の路面でタイヤがパンク。仲間の力をあわせて修理中](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/d-Grandkaruizawa2016-yasu-077.jpg)
![真田氏の幟がいくつも立っており、NHK大河ドラマの影響を感じ取れる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/d-GF_KARUIZAWA_FUJI859.jpg)
![住宅街のお爺さんやお婆さんたちが応援してくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/d-Grandkaruizawa2016-yasu-083.jpg)
東御市に入ると交通量が多くなるため、幹線道路を避けるようなコースに設定されている。幹線道路を外れ、祢津エリアに入ると全長2.7km、平均勾配6%という鳥居峠級の斜面が現れる。伏兵のように突如として現れるヒルクライムが、この大会を山岳グランフォンドたらしめている理由の1つでもあろう。
名もなきヒルクライムで苦しんでいると、道端で冷えたレモン水を渡してくれる人が現れる。たったコップ1杯の水だが、身体を休めるのには十分だ。水を口に含み、少し元気を取り戻した参加者たちは、まだまだ続くヒルクライムに再び挑んでいく。
水を渡してくれていたのは、祢津エリアで育てたブドウでワインを生産している「Rue de Vin」の皆さん。昨年はBBQを楽しみながら応援していたが、今年は勝手にエイドステーションということで、水を配っていたそうだ。気温の高さと、厳しい斜度のヒルクライムで疲れていたタイミングで水を渡してくれることには、感謝するしかない。
![Rue de Vinのオーナーたちが冷えたお水を渡してくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/e-Grandkaruizawa2016-yasu-087.jpg)
![棚田は信州上田の名物の1つだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/e-GF_KARUIZAWA_FUJI897-ret.jpg)
![幹線道路を通る一幕も。ここもアップダウンなのがグランフォンド軽井沢らしい](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/e-Grandkaruizawa2016-yasu-091.jpg)
![菱野温泉前の激坂で蛇行でなんとかクリアしようとするライダーと、押し歩くライダー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/e-Grandkaruizawa2016-yasu-092.jpg)
そして、最後の登り区間となるグランフォンド軽井沢最後の難所である菱野温泉へのヒルクライムがはじまる。浅間サンラインから小諸市の菱野温泉までの全長約2.6km、平均斜度6.9%と書くと、それほど大した登りだとは感じないかもしれない。しかしラスト100mに斜度20%にも迫ろうとする坂、いや、壁がそびえ立っているのが、菱野温泉ヒルクライムなのだ。
ここまで約95kmを走り、2,000m以上の標高を獲得してきている脚には、非常に厳しい上り坂となっている。特に最後の壁では押し歩くライダーも少なくない。壁を乗り越えたすぐそこに構えられた第4エイドステーションには、頑張って乗車で挑戦する参加者が倒れ込むようにして駆け込んでいく。
![仙石秀久の甲冑に身を包んだスタッフさんがおもてなしをしてくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/f-GF_KARUIZAWA_FUJI908.jpg)
![いなり寿司が疲れた体に染み渡る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/f-Grandkaruizawa2016-yasu-097.jpg)
![佐久平を見下ろす標高1,000mの林道を気持ちよく走る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/f-Grandkaruizawa2016-yasu-102.jpg)
今年の第4エイドステーションでは菱野温泉近くにある小諸城の城主仙石権兵衛秀久のものだという甲冑に身を包んだ武士が補給食を手渡してくれる。ここでも大河ドラマ「真田丸」の盛り上がりが伝わってくる。エイドステーションで振る舞われた補給食は、小諸布引いちご園のいちごと山吹味噌の味噌汁、小諸市の風味堂謹製の戦国落雁「丸に無」、いなり寿司とバリエーションに富んでいる。塩分、糖分などライド終盤に欲しい栄養をしっかりと補給し、ラスト15kmに備える。
第4エイドステーションを出ると大きなヒルクライムはなく、標高1,000mの林道を駆け抜けるだけ。すこしばかりのアップダウンをリズミカルにこなし、別荘地帯を走り抜けるとゴールだ。朝6時に軽井沢を出発してから約10時間。スタート地点であった軽井沢プリンスホテルスキー場に辿り着く頃には太陽が傾き始めていた。濃い霧に悩まされたと思ったら、一転青い空が現れ、軽井沢のさまざまな表情を感じられたのではないだろうか。
約175km、獲得標高3,900m以上を駆け抜けたスーパーグランフォンドのメンバー達は15時30分頃にはゴールしていた。紅一点、Livの武田和佳さんは非常に達成感があったという。「周りは走れる方たちばかりでしたので、私はマイペースを心がけていました。最初はカメラで写真を撮りながらと考えていたのですが、それどころではなかったですね(笑)。遅れても待っていてくれたので心強かったです。非常に達成感のあるライドとなりました」と振り返ってくれた。
![約120kmを走りきり、プロさながらのガッツポーズを頂きました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/g-GF_KARUIZAWA_FUJI1064.jpg)
![スーパーグランフォンドを走ったみなさんも達成感にあるれる顔をしている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/g-GF_KARUIZAWA_FUJI1095.jpg)
![ゴール後はおでんとおにぎりで小腹を満たすことができる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/g-Grandkaruizawa2016-yasu-109.jpg)
![走り切った証を手に記念撮影!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/05/21/g-Grandkaruizawa2016-yasu-110.jpg)
時計の針が16時を回るころになっても続々と軽井沢プリンスホテルスキー場に参加者たちが戻ってくる。フィニッシュした後、参加者たちはおでんとおにぎりを頬張りこの日のライドを仲間たちと振り返っている。中には、ベンチに座ったまま寝てしまう方も。一息ついた後は、温泉を目指し大会会場を後にするのであった。
グルメフォンドやグランフォンド軽井沢ハーフといった体力に自信のない方でも楽しめる種目から、健脚が楽しめるグランフォンドまで幅広いサイクリストが楽しめるのが「グランフォンド軽井沢」だ。来年の開催も決定しており、400km走るブルベも登場する予定とか。来年はもっと幅広い層のサイクリストが集まる、ダイバージェンスに満ちた大会となりそうだ。
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