スポーツバイクウェアで高い評価を得てきた日本ブランド「reric(レリック)」 製品が一堂に揃う初の旗艦店が渋谷にオープン。2016春夏からはランニングウェアの発売も開始する同ブランドの製品の情報発信基地となる。



reric渋谷reric渋谷
株式会社イノセントデザインワークス(代表取締役:服部 稔氏、所在地:埼玉県熊谷市)が、スポーツウェアブランド reric(レリック)の製品が揃った初の旗艦店「reric 渋谷」を 2月26日(金)にオープン。これを記念したオープニングレセプションが前夜に開催された。

reric渋谷 ウィンドウにはロードバイクがディスプレイされるreric渋谷 ウィンドウにはロードバイクがディスプレイされる reric渋谷reric渋谷


rericとは、アパレル・繊維会社のプロ集団によりサイクリングウェアの開発が進められ、2012年より展開がスタートした日本のブランド。「スタイリングと機能性との両立」をコンセプトとして、人間工学を基に研究されたサイクリングウェアは、スポーティで着心地の良さと機能性に優れているのが特徴。ブランド誕生からわずか3年という短い期間で、確固たる地位を獲得してきた。品質と機能に優れる製品群はスポーツサイクリング界において非常に評価が高い。

そして、2016年春夏から発売を開始する「reric run」は、同ブランドの新しいラインとしてランニング市場に参入。この「reric 渋谷」から順次展開していく予定だ。

新展開される reric run新展開される reric run
reric run  エトナ ランニングジャケットreric run  エトナ ランニングジャケット ランニングアパレルはスタートから早くも評価が高いランニングアパレルはスタートから早くも評価が高い


ランニングアパレルランニングアパレル カジュアルライン「r by reric」も全商品を見ることができるカジュアルライン「r by reric」も全商品を見ることができる


reric 渋谷には、同ブランドのサイクルウェアがすべて並べられる。カジュアルウェアブランドとして展開する「r by reric(アール・バイ・レリック)」もすべての製品群がディスプレイされる。つまり、サイクル、ラン、カジュアルの3つのカテゴリーのreric製品が、サイズも豊富に取り揃えられるということになる。

好評価を得てきたバイクアパレルのラインアップ好評価を得てきたバイクアパレルのラインアップ
サイクルショップ、あるいはwebによる直販で展開してきたrericのアパレル類。とくにプロショップでの評価が高く順調に取り扱い店舗を増やしてきたが、reric 渋谷は同ブランドの製品すべてを実際に手にとって確かめることができる店舗としても期待される。

メディアからの質問に応える服部稔代表メディアからの質問に応える服部稔代表 フィンガーフードにもrericのロゴとRマークがあしらわれるフィンガーフードにもrericのロゴとRマークがあしらわれる


服部 稔代表は「ターゲットとして、機能性やデザインにこだわるアウトドアスポーツ愛好家を中心に訴求し、トレンドの発信地である渋谷に出店することで、reric の情報発信や販売体制を強化していきます」と話す。

オープニングレセプションには多くの関係者、メディアが集まり、おおいに賑わった。会の冒頭には服部代表からreric製品の誕生から今までと、同社がなぜ高機能・高品質・低価格のスポーツウェアをリリースできるのかといったプレゼンが行われ、rericブランドが支持され、成長してきた理由と技術的な裏付けなどを紹介した。

服部代表のプレゼンに興味津々に聞き入る出席者たち服部代表のプレゼンに興味津々に聞き入る出席者たち rercバイクアパレルのカッティングの高度さをプレゼンする服部代表rercバイクアパレルのカッティングの高度さをプレゼンする服部代表


簡単には、もともと糸・繊維から開発できる衣類メーカーである同社が、長年の製品の生産のノウハウと、海外拠点の自社工場などの設備により、開発、縫製、貿易レベルから一貫生産できるため、他社にはできない低コストで、高機能な製品を生み出すことができるといった理由が説明された。同時に服部代表は「当社はあくまで”ものづくりの会社”です」と、製造業に真摯に取り組んできた結果が、今のrericの好調に結びついていることを説明した。

「いつもロードバイクに乗っているあの子。今日はランニングなんだ。」「いつもロードバイクに乗っているあの子。今日はランニングなんだ。」
よりテクニカルなサイクリングアパレルのノウハウをもって、2月よりランニングの製品「reric run」の本格展開に入る。また、今後はゴルフ、アウトドアウェアの展開もあると服部代表は言う。

「ランニング、トライアスロンといったスポーツアパレルは素材なども共通している部分が多く、当社にとってより高度な技術や高機能が求められるバイクアパレルのノウハウを持っているからこそ、ランニング製品をつくることは難しいことではないんです。

今後はランニング、ゴルフ、アウトドアとライフスタイル提案型の展開をしていきたい。もちろんバイクを大きな柱にして、ランニングアパレルを展開することでランナーにもバイクに興味を持ってもらい、両方のスポーツを楽しむ人が増えるといった相乗効果を生み出したいんです」と服部代表は話す。

入り口にはRマークが出迎えてくれる入り口にはRマークが出迎えてくれる ランニングシューズなどもラインアップされる(他社製)ランニングシューズなどもラインアップされる(他社製)


また今後、このrericショップにおいて各種セミナーやワークショップなど、スポーツ仲間が集まったり、情報発信の場となるイベントなどの開催も予定しているという。

このところサイクル関連ブランドの出展が相次いでいる渋谷エリア。カペルミュールcocoti店、TOYOフレームのショールームなどいずれも近隣と言える距離に位置している。サイクルファンにとってはショッピングや品定めが楽しめることになりそうだ。

reric 渋谷 店舗概要
住所:東京都渋谷区神宮前 6 丁目 19‒1 長野ビル
電話番号:03-6450-6951 営業時間 11:00~20:00
オープン日:2016年2月26日(金)
レリックホームページ http://reric.jp/


photo&text:Makoto.AYANO