2016/02/09(火) - 09:23
1975年にアメリカで創業したサイクリングアクセサリーブランド、ブラックバーン。そのライトラインアップに最大光度を備える「CENTRAL 700 FRONT LIGHT」と、汎用性が高い「CENTRAL 300 FRONT LIGHT」という2種類の前照灯が登場した。
ブラックバーン CENTRAL 700 FRONT LIGHT
USBから充電が可能なブラックバーンのライト「CENTRAL(セントラル)」シリーズ。従来より用意されていた自動調光機能を備えるCENTRAL FRONT SMART LIGHT(500ルーメン)とCENTRAL 100 FRONT(100ルーメン)、CENTRAL 20 REAR LIGHTに加えて、2016年モデルより最大光度を備える「CENTRAL 700 FRONT LIGHT」と、ミッドレンジの「CENTRAL 300 FRONT LIGHT」が登場した。
CENTRAL 700は、ブラックバーンのライトラインアップ全てにおいて、最も優れた光量700ルーメンを備えたパワフルなフロントライト。「バイクアドベンチャー」をブランドのルーツに持つブラックバーンの製品らしく、街灯の無い郊外やナイトトレイルライドといったシチュエーションに対応できるモデルだ。
CENTRAL 300は、700と500に次ぐ光量300ルーメンを備えるフロントライト。街灯が少ない郊外から、街中まで対応できる幅の広さが特徴のライトだ。
ブラックバーン CENTRAL 300 FRONT LIGHT
足元と目線の先を照らしだすデュアルビームパターンを実現するレンズ
ボタンはモード操作とバッテリーインジケーターの役割を担っている
サイドには光を通す半透明パネルがあしらわれており、側方からの視認性にも優れている
ルックスが似ている2つのモデルにはCENTRALシリーズ初となる新発光モード「ミディアム」と「パルス」というパターンが追加された。これによってモードはハイ、ロー、ストロボと合わせて計5パターンとなった。
ミディアムはその言葉通り、ハイとローの中間の光量を照射する点灯モード。間を取った光量が設定されたことによって、周囲の状況に合わせた明るさの加減を行いやすくなっている。パルスは点灯しながら一定のリズムでフラッシュを素早く繰り返すモードで、ライダーからの視認性を確保しながらも、周囲のドライバーなどに自身の存在をアピールしたい時にピッタリだ。
バッテリーは交換可能となっており、予備電池を使用することも可能だ
ボディ下部にはMicroUSBポートが用意されており、ここから充電を行う
ブラケットとライトはアクションカメラマウントと同規格で固定されているため、ライトを使用しない時はアクションカメラマウントとして使用することができる
シリコン製のバンドを使用しているため、様々なハンドルバーに装着することができる
レンズにはデュアルビームパターンと呼ばれる足元は広く照らし、目線の先は力強い光で照らし出すテクノロジーが用いられた。加えて、バッテリー交換が可能となり、予備電池を携帯したり、消耗したら交換することができるようになった。
新型ブラケットはシリコンバンドとなっており、様々な太さのハンドルバーに取り付けたり、ヘルメットマウントとしても使用可能だ。ライトとブラケットをマウントする部分はGo Proやシマノ アクションカメラと同様の取付方法となっている。フロントライトを使用しない場合はカメラをマウントしたりしても良いだろう。また、アクションカメラのマウントも使えるため、取付方法のバリエーションは幅広いはずだ。
アクションカメラマウントが用意されているMTB系のヘルメットならば、スマートに取り付けられる(写真のヘルメットはベルSUPER 2)
ベンチレーションホールとの相性が良いヘルメットであれば、違和感なく装着できる(写真のヘルメットはベルVOLT RL-X)
GoProなどのアクションカメラマウントが付属するヘルメットには、そのまま直付することができる
ライトのマウントを使用すればベンチレーションホールが数多いヘルメットにも装着可能だ
各フロントライトの照射ルーメン数/点灯時間といったスペックは次のとおり。CENTRAL 700はハイモード(700ルーメン)/1.25時間、ミディアム(400ルーメン)/2時間、ロー(200ルーメン)/4時間、パルス(150ルーメン)/16時間、ストロボ(150ルーメン)/9時間、充電時間は6時間というスペックだ。
CENTRAL 300のモード/ランタイムは、ハイモード(300ルーメン)/2時間、ミディアム(150ルーメン)/4時間、ロー(80ルーメン)/8時間、パルス(80ルーメン)/20時間、ストロボ(80ルーメン)/16時間、充電時間は5時間。
―編集部インプレッション
ブラックバーン CENTRAL 300 FRONT LIGHT
ここからは使用してみたインプレッションをお届けする。今回、街灯のないトレイルから、街灯が多い住宅街などを実際に走ってみた。光量に関してはCENTRAL 700、CENTRAL 300どちらも、路面の状況を把握しやすい明るさを備えていた。とはいえ、700ルーメンの絶対的な明るさと300ルーメンには差があるのは間違いない。
加えて、デュアルビームパターンによって足元から側方にかけて広範囲に光を届ける配光となっている。ライダーから見える範囲が広いため、それだけ安心感が高くトレイルも楽しむことができた。配光のパターンは2モデル間に違いはなく、光量によって見え方が異なっていた。所感としては700ルーメンは遠くかつ幅広く力強く光を届け、対して、300ルーメンは700ルーメンよりもやや幅狭い。
明るさが正義のナイトトレイルならば、CENTRAL 700が強い味方となる。光量が高過ぎると対向車などが眩しさを感じるほど明るいため、市街地を走行する場合はCENTRAL 300の方が使い勝手が良いだろう。
容易にヘルメットにマウントすることが可能だ
ボディ横に設けられたクリアパーツによって、側方からの視認性も優れている
中央は力強く照らしだし、側方へはフラットな光を照射するデュアルビームパターン
ヘルメットライトは常に目線の先を照らしだしてくれるため、安心感を高めてくれる
また、今回ライトのヘルメットマウントを試してみたが、トレイルライドでは非常に効果的だと感じる。ハンドルマウントだけでは曲がり角の先に光を届けられず心配になることもあるが、ヘルメットに装着して目線の先に光を届けられるだけで、安心感はぐっと高まる。
ヘルメットマウントの取付方法は容易でわかりやすい。標準で付属しているブラケットはシリコン製のバンドとなっており、ヘルメットのベンチレーションホールに通すだけ。GoProに代表される規格のマウントであれば、アクションカメラマウントにも装着可能となっているのも、アドベンチャーライドを提案するブラックバーンならではのアイデアだ。
CENTRAL 700、CENTRAL 300どちらもナイトトレイルライドを力強くサポートしてくれるフロントライトというイメージを受ける。市街地でももちろん安心感をもたらしてくれ、1つで様々なシチュエーションに対応できる2モデルは、強力な味方となってくれるだろう。
[img_assist|nid=190570|title=ナイトトレイルライド時にはハンドルとヘルメット両方にライトをつけると安心感が高い|desc=|link=node|align=center|width=730|height=]
ブラックバーン CENTRAL 700 FRONT LIGHT
光量:700 、400、200、150ルーメン
点灯時間:1.25時間(ハイ)、2時間(ミディアム)、4時間(ロー)、16時間(パルス)、9時間(ストロボ)
充電時間:6時間
価格:15,000円(税抜)
ブラックバーン CENTRAL 300 FRONT LIGHT
光量:300 、150、80ルーメン
点灯時間:2時間(ハイ)、4時間(ミディアム)、8時間(ロー)、20時間(パルス)、16時間(ストロボ)
充電時間:5時間
価格:9,700円(税抜)
text:Gakuto.Fujiwara
photo:CW編集部
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USBから充電が可能なブラックバーンのライト「CENTRAL(セントラル)」シリーズ。従来より用意されていた自動調光機能を備えるCENTRAL FRONT SMART LIGHT(500ルーメン)とCENTRAL 100 FRONT(100ルーメン)、CENTRAL 20 REAR LIGHTに加えて、2016年モデルより最大光度を備える「CENTRAL 700 FRONT LIGHT」と、ミッドレンジの「CENTRAL 300 FRONT LIGHT」が登場した。
CENTRAL 700は、ブラックバーンのライトラインアップ全てにおいて、最も優れた光量700ルーメンを備えたパワフルなフロントライト。「バイクアドベンチャー」をブランドのルーツに持つブラックバーンの製品らしく、街灯の無い郊外やナイトトレイルライドといったシチュエーションに対応できるモデルだ。
CENTRAL 300は、700と500に次ぐ光量300ルーメンを備えるフロントライト。街灯が少ない郊外から、街中まで対応できる幅の広さが特徴のライトだ。
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ルックスが似ている2つのモデルにはCENTRALシリーズ初となる新発光モード「ミディアム」と「パルス」というパターンが追加された。これによってモードはハイ、ロー、ストロボと合わせて計5パターンとなった。
ミディアムはその言葉通り、ハイとローの中間の光量を照射する点灯モード。間を取った光量が設定されたことによって、周囲の状況に合わせた明るさの加減を行いやすくなっている。パルスは点灯しながら一定のリズムでフラッシュを素早く繰り返すモードで、ライダーからの視認性を確保しながらも、周囲のドライバーなどに自身の存在をアピールしたい時にピッタリだ。
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新型ブラケットはシリコンバンドとなっており、様々な太さのハンドルバーに取り付けたり、ヘルメットマウントとしても使用可能だ。ライトとブラケットをマウントする部分はGo Proやシマノ アクションカメラと同様の取付方法となっている。フロントライトを使用しない場合はカメラをマウントしたりしても良いだろう。また、アクションカメラのマウントも使えるため、取付方法のバリエーションは幅広いはずだ。
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各フロントライトの照射ルーメン数/点灯時間といったスペックは次のとおり。CENTRAL 700はハイモード(700ルーメン)/1.25時間、ミディアム(400ルーメン)/2時間、ロー(200ルーメン)/4時間、パルス(150ルーメン)/16時間、ストロボ(150ルーメン)/9時間、充電時間は6時間というスペックだ。
CENTRAL 300のモード/ランタイムは、ハイモード(300ルーメン)/2時間、ミディアム(150ルーメン)/4時間、ロー(80ルーメン)/8時間、パルス(80ルーメン)/20時間、ストロボ(80ルーメン)/16時間、充電時間は5時間。
―編集部インプレッション
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ここからは使用してみたインプレッションをお届けする。今回、街灯のないトレイルから、街灯が多い住宅街などを実際に走ってみた。光量に関してはCENTRAL 700、CENTRAL 300どちらも、路面の状況を把握しやすい明るさを備えていた。とはいえ、700ルーメンの絶対的な明るさと300ルーメンには差があるのは間違いない。
加えて、デュアルビームパターンによって足元から側方にかけて広範囲に光を届ける配光となっている。ライダーから見える範囲が広いため、それだけ安心感が高くトレイルも楽しむことができた。配光のパターンは2モデル間に違いはなく、光量によって見え方が異なっていた。所感としては700ルーメンは遠くかつ幅広く力強く光を届け、対して、300ルーメンは700ルーメンよりもやや幅狭い。
明るさが正義のナイトトレイルならば、CENTRAL 700が強い味方となる。光量が高過ぎると対向車などが眩しさを感じるほど明るいため、市街地を走行する場合はCENTRAL 300の方が使い勝手が良いだろう。
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また、今回ライトのヘルメットマウントを試してみたが、トレイルライドでは非常に効果的だと感じる。ハンドルマウントだけでは曲がり角の先に光を届けられず心配になることもあるが、ヘルメットに装着して目線の先に光を届けられるだけで、安心感はぐっと高まる。
ヘルメットマウントの取付方法は容易でわかりやすい。標準で付属しているブラケットはシリコン製のバンドとなっており、ヘルメットのベンチレーションホールに通すだけ。GoProに代表される規格のマウントであれば、アクションカメラマウントにも装着可能となっているのも、アドベンチャーライドを提案するブラックバーンならではのアイデアだ。
CENTRAL 700、CENTRAL 300どちらもナイトトレイルライドを力強くサポートしてくれるフロントライトというイメージを受ける。市街地でももちろん安心感をもたらしてくれ、1つで様々なシチュエーションに対応できる2モデルは、強力な味方となってくれるだろう。
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ブラックバーン CENTRAL 700 FRONT LIGHT
光量:700 、400、200、150ルーメン
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充電時間:6時間
価格:15,000円(税抜)
ブラックバーン CENTRAL 300 FRONT LIGHT
光量:300 、150、80ルーメン
点灯時間:2時間(ハイ)、4時間(ミディアム)、8時間(ロー)、20時間(パルス)、16時間(ストロボ)
充電時間:5時間
価格:9,700円(税抜)
text:Gakuto.Fujiwara
photo:CW編集部
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