2009/06/13(土) - 19:31
好天に恵まれた石見グランフォンド2009。実走記前編では快調に走った矢口さん。距離は80kmを少し過ぎたところ。ゴールまでの120km、どんな行程と苦難が待ち受けているのか!?実走記後編をお楽しみください。
11:22
断魚渓で昼食を採ち終え、さぁ行きますか。
ここからは、ほぼ同じピッチで走ってきた方と2人連れで行くことにしましょう。
断魚渓を出発し国道261号を道なりに落ちてきて、因原の街中を過ぎ、またまた江の川に出ました。 川下橋という大きな橋を渡ってスグに左折。ここからは江の川に沿うフラットな道を走ります。道幅の広い国道の割にはクルマの交通量が少なく、とても走りやすい。
江の川、因原の「川下橋」を渡る photo:Kenji Yaguchi
江の川沿いの国道261 photo:Kenji Yaguchi
ここはいつ走っても景色の良いところです。この季節、初夏の新緑とでも言うのでしょうか、山の緑が美しい。左手に見えるのは茶畑のようです。
しかも、川面を渡る鯉のぼりもあるのは、この時期ならではの風物詩か。が、あいにくのアゲインスト…。
江の川に掛かる鯉のぼり photo:Kenji Yaguchi
桜江大橋 photo:Kenji Yaguchi
11:54
桜江大橋まで下ってきました。1月に試走した時は塗装工事やってましたが、終わったようでカラフルになってました。ここを渡ります。
11:58
スタートから約104km。程なく4番目のチェックポイント「桜江・B&G海洋センター」に到着。断魚渓から桜江まではあっという間でしたわ。チェックポイント表を見てみましょう。33番目です。
ここでも休む間もなく、スグに出発。
桜江のチェックポイント photo:Kenji Yaguchi
桜江チェックポイント表 photo:Kenji Yaguchi
12:12
遂に運命の分かれ道に到着。この道を直進すれば、140kmのショートカットコース。左折して橋を渡り県道297号に向かえば180/200kmのコースへと至る。
どっちに行くかは、その時の各自次第で選べる訳だ。ただ、私と前後して走っている方々は皆さん左折して行く。
この時間なら、左折やろ!!
コースガイドのお姉さんが、可愛くピースしてくれました(笑)曲がったからには、当然、登り道が待っています。 この写真では、そんなに登ってないように見えるが、実際はこの先から結構登っていた。
140km分岐点 photo:Kenji Yaguchi
200kmに挑む勇者たち photo:Kenji Yaguchi
12:28
スタートから5時間を経過。邑南町に入ります。
12:44
ようやく日貫の峠をパス。
邑南町 photo:Kenji Yaguchi
日貫 photo:Kenji Yaguchi
12:47
日貫の集落に入ってスグに左折、細い道に入って行く。ここからもまた登り。
水越峠を登る坂道から見える向かいの山、尾根に向かう高い場所を通っている道が見えます。そう、あまりにも過激すぎて今年のコースから外されちゃった石見高原林道です。そりゃ無理ですわ、あんな高いところ…。
だって、いま走っている道ですら、ここまでもう十分に登ってるんだもの(弱)
日貫から、また登る photo:Kenji Yaguchi
石見高原林道 photo:Kenji Yaguchi
13:12
そして、水越峠のてっぺんにこんな看板がありました。石見高原林道。うん。やっぱり今年は外して正解でしたよ。
下っては、登る photo:Kenji Yaguchi
ここから先、石見高原林道 photo:Kenji Yaguchi
13:19
水越峠を下ってきて、勝手チェックポイント4.5(笑)に到着。JA島根おおち日和店前の自販機。水越峠で渇いたサイクリストが任意で多数休んでます。私もボトルの水が切れたので、ここで補給。
この場所からは次の峠が見えてます。京太郎山。
JA島根おおち日和店の前 photo:Kenji Yaguchi
京太郎山 photo:Kenji Yaguchi
13:24
服部美容室。この建物の裏を右折。
13:34
京太郎山を越える大利峠、昨年は反対側から攻めたな。あのときの登りは確かにキツかったが、今年の反対側から登ったほうが楽だわ。
服部美容室 photo:Kenji Yaguchi
大利峠の登り道 photo:Kenji Yaguchi
大利峠 photo:Kenji Yaguchi13:46
大利峠の頂上、洞門に到着。
アシストのオートバイ・サポータが左側に待っててくれてます。この後の下り坂は道幅が狭く急なカーブが続くテクニカルな道。
13:55
スタートから約130km。
大利峠の坂道を下り終え、程なく5番目のチェックポイント「邑南町役場前」に到着。ここでもCP表に名前書いて、トイレに行ってからすぐにスタート。
邑南チェックポイント photo:Kenji Yaguchi
14:12
邑南CPを出発し、スキー場で有名な瑞穂の方に向かって走っています。ここからは、原山へと登る坂道。原山雲海ロードなんて恐ろしい名前付いてる!!
比較的新しい道のようで、直線コースでカーブが少ない。ってことは、勾配が急だし遠くまで見えるもんだから、登っても登っても先に進まないって感じがある。
オール・スポーツのカメラマンにも愛想振る余裕なし。
瑞穂を目指す photo:Kenji Yaguchi
思い返しても、原山の登りは今回のコースで2番目にキツかったと思う。斜度7%だって。他の方はどうでしたか?
14:30
かなりの時間登ったような気がしたが、振り返ってみると18分か。ようやく頂上の原山トンネルに到着。
原山トンネル photo:Kenji Yaguchi
14:39
原山を下りて瑞穂の辺りに来ました。浜田自動車道の高架が見えてますね。そして…遂にと言うか…。ココで急激に疲れが襲ってきた。ハンガーノックに陥る直前か?気分が沈みます。マズい…。
今日はここまでの各ポイントでの休憩が極端に少ないし、この暑さの割には水分補給が足りていないのかも。自販機を探す。自販機っていざ買おうと思った時に限って、なかなか見当たらないモノなのよね...
14:48
ようやく自販機のあるところに来たので一旦下車。水を買って、本日初のパワージェルを飲みながら、軽快に走り去る別の参加者2、3名を沿道から見送る。「頑張ってー」って、ワシらギャラリーかっ!
瑞穂の辺り photo:Kenji Yaguchi
浜田市旭町、中浦商店まえ photo:Kenji Yaguchi
14:58
ひと休みしました。 よしゃ、行こうか。暫く走っていると、また元気になってきた。
ぅしゃ〜あ!!パワー戻ってきたどぉぉぉ!!!
休み過ぎるのも良くないが、休まないのも良くないね。程よい休憩って必要です。何せこの坂道の連続、何せこの距離。
休憩した場所からぼちぼちと登ってきましたが、ここらで不安がアタマをよぎる。ワシら、ピッチ早い方なのか遅い方なのか…順位を気にしているんじゃない。この先にある、180kmの足きりポイントの通過時間が気になる。
15:25
まだ180km分岐に到達せず。この地点で、またまた工事による片側交互通行で停止。
都川あたりの登り道 photo:Kenji Yaguchi
工事中、片側交互通行で信号待ち photo:Kenji Yaguchi
ここで…もう、ナイスタイミング!のひと言に尽きるのですが、この信号機で偶然にもオートバイ・サポータの方も停車してたので、追いついて声を掛ける。
「スミマセェ〜ン、180kmの分岐ポイントの足きりは何時なんですか?」って尋ねた。
「16時15分ですよ。あとちょっとで分岐ですから頑張って!」
ぅぉおおお!!良かったぁああ!!!
※後日判明したところによると、本当はココの分岐はやっぱり15:15で足きりだったのですが、当日の状況で15:30まで延長されていたそうです。だから、私らは本当に最後の最後に滑り込みセーフだったと言うことのようです。
15:31
そして遂に来ました。180/200km分岐地点。スタートから約157km。
200/180km選択ポイント photo:Kenji Yaguchi
この分岐で右に行くと180kmのシートカットコース、左に曲がると200kmのフルコース。私らは当然左折。行くぞ200km!!って、その先は本日最大の登坂が待っていた。雲月山へと登る雲月峠。何か名前からしてスゴくない!?
確かに激坂ではないが、比較的斜度のキツい登りが長い間続きます。
15:41
この画像はある程度登ったところでふり返って撮影したもの。コレでは分かり難いけれど、結構急なんです。ここの坂道の終盤で遂に最終兵器使用。
インナー・ロー。
ここまで使わなかった、スプロケのLow側2枚に遂にチェーンを入れてしまった。使いたくないのよ、Low側2枚は。最終兵器じゃん。コレ使っちゃうと後が無い。だから、保険みたいな意味で余程のことが無い限りは使わないんだが、雲月の坂道で遂に使ってしまいました。
ま、コンパクト・クランクだから、そんなことは自慢にも何にもなりゃしないんですがね。
15:47
何だ、キツいキツいって言っても20分程度か。って今なら言える。ですが、この日の最難関でした、雲月峠。ようやく頂上の雲月トンネルに来ました。標高600mほどだって。
長い長い登り坂 photo:Kenji Yaguchi
トンネル photo:Kenji Yaguchi
照明の全く付いていない真っ暗なトンネルの中は、涼しいを通り越して寒く、ちょっと不気味。ここまでの登坂で火照った私らのカラダを急激に冷やしてくれます。
トンネル抜けると金城町。たくさん登ったから、たくさん下ります。
下って、下って、急に右折…したら、また登り。
下っていい気にさせといて、また登るとは、アメとムチでいたぶる作戦ですな今日は。
結構急でしょ? photo:Kenji Yaguchi
わからん看板 photo:Kenji Yaguchi
16:01
那賀西部広域農道ってのに出てきました。左右を貫いてる道です。ここを左折。
この道、農道??何なんですか、この道。こんな山の中に、こんな立派な農道。クルマもほとんど通っていない。農道じゃないでしょ、サイクリングロードでしょう。
ズバーンと登って photo:Kenji Yaguchi
ズバーンと下る photo:Kenji Yaguchi
16:15
不思議な道路標識を左折し…
不思議な標識を左折 photo:Kenji Yaguchi
金城チェックポイント photo:Kenji Yaguchi
16:20
スタートから約170km。よーやく着きました、6番目のチェックポイント「金城」。ここでもやっぱり50番目ほどかな…。ここで配られていた補給食。 エキップ・アサダ食って、和まずさぁ行きましょう。
金城のチェックポイント表 photo:Kenji Yaguchi
Meitan梅肉エキス photo:Kenji Yaguchi
16:32
浜田自動車道の金城IC前を通過。
16:41
那賀グリーンラインのT字路に出る。右側から数台のロードバイクが左側に向けて、ものすごい勢いで走り抜けていった!!(驚)
浜田道の金城IC近く photo:Kenji Yaguchi
140kmコースとの合流地点 photo:Kenji Yaguchi
あぁ、140/180kmコースとの合流地点なのね。私らも左折。しかしまた登ってるし…ってココは去年も通ってるな。
16:57
スタートから約192km(?)。チェックポイント「那賀グリーンライン」到着。本日最後のチェックポイントです。この場所は日本海が見渡せる景色の良いところ。
そして、ここのCP表。いきなりにぎやかになりました。 140/180kmを選択した方々も加わってますからね。
那賀グリーンライン、チェックポイント photo:Kenji Yaguchi
那賀グリーンラインのチェックポイント表 photo:Kenji Yaguchi
17:11
昨年はまだ回っていなかった風力発電の風車がいい勢いで回ってます。
17:15
そして、いよいよ終盤…。
風車グルグル photo:Kenji Yaguchi
この角を曲がれば... photo:Kenji Yaguchi
17:23
黄色いアーチをくぐり抜け、ゴール!!!やっと着きました、アクアス。
ゴール!! photo:Kenji Yaguchi
ここまで長い長い道のりでした。既に多くのサイクリストがゴールされてます。
完走証を受け取り、他の参加者と「キツかったねぇ〜」と談笑。ようやく和み解禁です。
本日の記録:
到着時刻 17時23分
総時間=10時間2分
走行時間=8時間45分10秒
距離=192.94km
平均速度=22.0km/h
最高速度=64.1km/h
ふと見れば、腕には白く塩が浮いているし、ヘルメットのベルトも塩が白くカチカチに結晶してる。
ひと休みして、お立ち台で記念撮影。
ありがとう、石見。
ありがとう、苦労を共にした参加者みなさん。
ありがとう、主催サイクリストビューさん。
ありがとう、石見 photo:Kenji Yaguchi
次回、総括編では走り終えての石見グランフォンド2009を振り返ります。
(石見グランフォンド2009 総括編に続く)
text&photo:矢口 賢二
11:22
断魚渓で昼食を採ち終え、さぁ行きますか。
ここからは、ほぼ同じピッチで走ってきた方と2人連れで行くことにしましょう。
断魚渓を出発し国道261号を道なりに落ちてきて、因原の街中を過ぎ、またまた江の川に出ました。 川下橋という大きな橋を渡ってスグに左折。ここからは江の川に沿うフラットな道を走ります。道幅の広い国道の割にはクルマの交通量が少なく、とても走りやすい。
ここはいつ走っても景色の良いところです。この季節、初夏の新緑とでも言うのでしょうか、山の緑が美しい。左手に見えるのは茶畑のようです。
しかも、川面を渡る鯉のぼりもあるのは、この時期ならではの風物詩か。が、あいにくのアゲインスト…。
11:54
桜江大橋まで下ってきました。1月に試走した時は塗装工事やってましたが、終わったようでカラフルになってました。ここを渡ります。
11:58
スタートから約104km。程なく4番目のチェックポイント「桜江・B&G海洋センター」に到着。断魚渓から桜江まではあっという間でしたわ。チェックポイント表を見てみましょう。33番目です。
ここでも休む間もなく、スグに出発。
12:12
遂に運命の分かれ道に到着。この道を直進すれば、140kmのショートカットコース。左折して橋を渡り県道297号に向かえば180/200kmのコースへと至る。
どっちに行くかは、その時の各自次第で選べる訳だ。ただ、私と前後して走っている方々は皆さん左折して行く。
この時間なら、左折やろ!!
コースガイドのお姉さんが、可愛くピースしてくれました(笑)曲がったからには、当然、登り道が待っています。 この写真では、そんなに登ってないように見えるが、実際はこの先から結構登っていた。
12:28
スタートから5時間を経過。邑南町に入ります。
12:44
ようやく日貫の峠をパス。
12:47
日貫の集落に入ってスグに左折、細い道に入って行く。ここからもまた登り。
水越峠を登る坂道から見える向かいの山、尾根に向かう高い場所を通っている道が見えます。そう、あまりにも過激すぎて今年のコースから外されちゃった石見高原林道です。そりゃ無理ですわ、あんな高いところ…。
だって、いま走っている道ですら、ここまでもう十分に登ってるんだもの(弱)
13:12
そして、水越峠のてっぺんにこんな看板がありました。石見高原林道。うん。やっぱり今年は外して正解でしたよ。
13:19
水越峠を下ってきて、勝手チェックポイント4.5(笑)に到着。JA島根おおち日和店前の自販機。水越峠で渇いたサイクリストが任意で多数休んでます。私もボトルの水が切れたので、ここで補給。
この場所からは次の峠が見えてます。京太郎山。
13:24
服部美容室。この建物の裏を右折。
13:34
京太郎山を越える大利峠、昨年は反対側から攻めたな。あのときの登りは確かにキツかったが、今年の反対側から登ったほうが楽だわ。
大利峠の頂上、洞門に到着。
アシストのオートバイ・サポータが左側に待っててくれてます。この後の下り坂は道幅が狭く急なカーブが続くテクニカルな道。
13:55
スタートから約130km。
大利峠の坂道を下り終え、程なく5番目のチェックポイント「邑南町役場前」に到着。ここでもCP表に名前書いて、トイレに行ってからすぐにスタート。
14:12
邑南CPを出発し、スキー場で有名な瑞穂の方に向かって走っています。ここからは、原山へと登る坂道。原山雲海ロードなんて恐ろしい名前付いてる!!
比較的新しい道のようで、直線コースでカーブが少ない。ってことは、勾配が急だし遠くまで見えるもんだから、登っても登っても先に進まないって感じがある。
オール・スポーツのカメラマンにも愛想振る余裕なし。
思い返しても、原山の登りは今回のコースで2番目にキツかったと思う。斜度7%だって。他の方はどうでしたか?
14:30
かなりの時間登ったような気がしたが、振り返ってみると18分か。ようやく頂上の原山トンネルに到着。
14:39
原山を下りて瑞穂の辺りに来ました。浜田自動車道の高架が見えてますね。そして…遂にと言うか…。ココで急激に疲れが襲ってきた。ハンガーノックに陥る直前か?気分が沈みます。マズい…。
今日はここまでの各ポイントでの休憩が極端に少ないし、この暑さの割には水分補給が足りていないのかも。自販機を探す。自販機っていざ買おうと思った時に限って、なかなか見当たらないモノなのよね...
14:48
ようやく自販機のあるところに来たので一旦下車。水を買って、本日初のパワージェルを飲みながら、軽快に走り去る別の参加者2、3名を沿道から見送る。「頑張ってー」って、ワシらギャラリーかっ!
14:58
ひと休みしました。 よしゃ、行こうか。暫く走っていると、また元気になってきた。
ぅしゃ〜あ!!パワー戻ってきたどぉぉぉ!!!
休み過ぎるのも良くないが、休まないのも良くないね。程よい休憩って必要です。何せこの坂道の連続、何せこの距離。
休憩した場所からぼちぼちと登ってきましたが、ここらで不安がアタマをよぎる。ワシら、ピッチ早い方なのか遅い方なのか…順位を気にしているんじゃない。この先にある、180kmの足きりポイントの通過時間が気になる。
15:25
まだ180km分岐に到達せず。この地点で、またまた工事による片側交互通行で停止。
ここで…もう、ナイスタイミング!のひと言に尽きるのですが、この信号機で偶然にもオートバイ・サポータの方も停車してたので、追いついて声を掛ける。
「スミマセェ〜ン、180kmの分岐ポイントの足きりは何時なんですか?」って尋ねた。
「16時15分ですよ。あとちょっとで分岐ですから頑張って!」
ぅぉおおお!!良かったぁああ!!!
※後日判明したところによると、本当はココの分岐はやっぱり15:15で足きりだったのですが、当日の状況で15:30まで延長されていたそうです。だから、私らは本当に最後の最後に滑り込みセーフだったと言うことのようです。
15:31
そして遂に来ました。180/200km分岐地点。スタートから約157km。
この分岐で右に行くと180kmのシートカットコース、左に曲がると200kmのフルコース。私らは当然左折。行くぞ200km!!って、その先は本日最大の登坂が待っていた。雲月山へと登る雲月峠。何か名前からしてスゴくない!?
確かに激坂ではないが、比較的斜度のキツい登りが長い間続きます。
15:41
この画像はある程度登ったところでふり返って撮影したもの。コレでは分かり難いけれど、結構急なんです。ここの坂道の終盤で遂に最終兵器使用。
インナー・ロー。
ここまで使わなかった、スプロケのLow側2枚に遂にチェーンを入れてしまった。使いたくないのよ、Low側2枚は。最終兵器じゃん。コレ使っちゃうと後が無い。だから、保険みたいな意味で余程のことが無い限りは使わないんだが、雲月の坂道で遂に使ってしまいました。
ま、コンパクト・クランクだから、そんなことは自慢にも何にもなりゃしないんですがね。
15:47
何だ、キツいキツいって言っても20分程度か。って今なら言える。ですが、この日の最難関でした、雲月峠。ようやく頂上の雲月トンネルに来ました。標高600mほどだって。
照明の全く付いていない真っ暗なトンネルの中は、涼しいを通り越して寒く、ちょっと不気味。ここまでの登坂で火照った私らのカラダを急激に冷やしてくれます。
トンネル抜けると金城町。たくさん登ったから、たくさん下ります。
下って、下って、急に右折…したら、また登り。
下っていい気にさせといて、また登るとは、アメとムチでいたぶる作戦ですな今日は。
16:01
那賀西部広域農道ってのに出てきました。左右を貫いてる道です。ここを左折。
この道、農道??何なんですか、この道。こんな山の中に、こんな立派な農道。クルマもほとんど通っていない。農道じゃないでしょ、サイクリングロードでしょう。
16:15
不思議な道路標識を左折し…
16:20
スタートから約170km。よーやく着きました、6番目のチェックポイント「金城」。ここでもやっぱり50番目ほどかな…。ここで配られていた補給食。 エキップ・アサダ食って、和まずさぁ行きましょう。
16:32
浜田自動車道の金城IC前を通過。
16:41
那賀グリーンラインのT字路に出る。右側から数台のロードバイクが左側に向けて、ものすごい勢いで走り抜けていった!!(驚)
あぁ、140/180kmコースとの合流地点なのね。私らも左折。しかしまた登ってるし…ってココは去年も通ってるな。
16:57
スタートから約192km(?)。チェックポイント「那賀グリーンライン」到着。本日最後のチェックポイントです。この場所は日本海が見渡せる景色の良いところ。
そして、ここのCP表。いきなりにぎやかになりました。 140/180kmを選択した方々も加わってますからね。
17:11
昨年はまだ回っていなかった風力発電の風車がいい勢いで回ってます。
17:15
そして、いよいよ終盤…。
17:23
黄色いアーチをくぐり抜け、ゴール!!!やっと着きました、アクアス。
ここまで長い長い道のりでした。既に多くのサイクリストがゴールされてます。
完走証を受け取り、他の参加者と「キツかったねぇ〜」と談笑。ようやく和み解禁です。
本日の記録:
到着時刻 17時23分
総時間=10時間2分
走行時間=8時間45分10秒
距離=192.94km
平均速度=22.0km/h
最高速度=64.1km/h
ふと見れば、腕には白く塩が浮いているし、ヘルメットのベルトも塩が白くカチカチに結晶してる。
ひと休みして、お立ち台で記念撮影。
ありがとう、石見。
ありがとう、苦労を共にした参加者みなさん。
ありがとう、主催サイクリストビューさん。
次回、総括編では走り終えての石見グランフォンド2009を振り返ります。
(石見グランフォンド2009 総括編に続く)
text&photo:矢口 賢二