2015/04/22(水) - 09:08
アメリカに拠点を構える折りたたみ自転車専門ブランド、ダホンのインターナショナルモデルの国内展開が開始される。今回はダホンの人気モデルのエントリーグレード「Mu D8」、「Speed D8」と2車種を紹介しよう。
折りたたみ式自転車ブランドとして確かな地位にあるアメリカのダホン。今回紹介するエントリーグレードの「Mu D8」と「Speed D8」は、ダホンが立ち上げ当初より採用していた、トップチューブの中央とハンドルポストの2点を畳む、フォールディング機構を採用したバイク。工具を必要としないロックと、ハンドルポストとシートポストの突き出し量を操作するのみで、折り畳みと展開の作業を済ませられる手軽なシステムだ。折り畳み後のフレームの固定には強力マグネットが使用されているため、不意な振動で外れる心配も少ない。
Mu D8とSpeed D8のフォールディング機構の相違点はメインチューブのロック機構にあり、Mu D8はクランプの表面積を広く取ることで、固定力を強化した「V-CLAMP」を採用。冷間鍛造技術を用いて強度を向上させたヒンジ「LATTICE FORGED HINGE」を使用し、ヒンジピンやワッシャーといった各パーツにも高強度な素材を採用することで、ロック機構の信頼性と高耐久性を確保し、安心して乗車できるように仕上げている。
Speed D8のメインチューブには特許取得済みの「VISEGRIP HINGE」を用いたロックシステムが採用された。ヒンジは手に馴染みやすい形状とされているため、操作を行いやすく、固定力が強いロックもスムースに解除することが可能だ。ヒンジピンの素材にステンレススチールを用いたこともこのVISEGRIP HINGEの特徴の1つで、何度も折り畳み・展開の動作をしても壊れにくい高耐久性を実現している。
いずれのバイクもハンドルバー、シートポストなどを固定するクイックリリースにもダホンならではの工夫が施されており、従来品と比較し固定力を30%向上、より高い安全性を実現したという。また、大きめのサイズが採用されたクイックリリースレバーは手全体を使用しての操作が行いやすく、締め付ける操作を容易にした。
加えて、ワイヤー類はフレーム内装とされたため、折り畳む際にワイヤーとパーツが引っ掛かるといったトラブルも少なくなっているはずだ。また、トップチューブにはボトルゲージ用の穴が、シートステーとリアエンドにはフェンダー用の穴が開いており、使用する用途、目的、シチュエーションにあわせたカスタマイズが可能だ。
さて、今回紹介するMu D8はシリーズ特有の弓なり形状のフレームデザインを踏襲しており、どんなシチュエーションにもマッチするスタイリッシュさが特徴だ。フレーム素材にはチューブ両端を肉厚に、中央に向かうに連れて薄くすることで、強度と軽量性の両立を実現するダブルバテッド加工のアルミを採用している。
上位モデルとの相違点は搭載されているパーツにあり、Mu D8はリアディレイラーにシマノ ティアグラをアッセンブルした1×8段変速を採用し、シフターもシマノ SL-R440と、変速系のコンポーネントは信頼性の高いシマノパーツでまとめられている。重量は10.8kg(実測値)。
ストレートチューブを採用しスポーティーなイメージを抱かせるSpeed D8。素材には高品質な4130クロモリ鋼を使用することで、優れた堅牢性を期待できるフレームとなっている。パーツはMu D8と同様に、シマノ SL-R440というシフトレバーにシマノ ティアグラというリアディレイラーという組み合わせだ。重量はクロモリフレームながら、Mu D8に近い11.7kg(実測値)だ。
実際に編集部で折りたたみと展開の作業を繰り返し行なってみたところ、ハンドルやサドルの傾ける角度など細かい部分の調節に慣れてしまえば、作業は1分程で完了させることができた。折りたたんだフレームの固定に使用するマグネットは強力で、軽く振り回しても外れることはなかったため、輪行中に不意な振動などでは外れないだろう。
様々なシチュエーションでも似合うスタイリッシュなデザインのMu D8とSpeed D8。日々の生活の足として、もしくは旅行のお供として輪行すれば、観光地でのサイクリングを楽しめるだろう。
ダホン Mu D8
フレーム:アルミ
変速:1×8段変速
リアディレイラー:シマノ ティアグラ
カラー:Agate、Cloud、Polished
価格:74,800円(税抜)
ダホン Speed D8
フレーム:クロモリ
変速:1×8段変速
リアディレイラー:シマノ ティアグラ
カラー:Matt Black、Fire Red、Tangerine
価格:71,800円(税抜)
折りたたみ式自転車ブランドとして確かな地位にあるアメリカのダホン。今回紹介するエントリーグレードの「Mu D8」と「Speed D8」は、ダホンが立ち上げ当初より採用していた、トップチューブの中央とハンドルポストの2点を畳む、フォールディング機構を採用したバイク。工具を必要としないロックと、ハンドルポストとシートポストの突き出し量を操作するのみで、折り畳みと展開の作業を済ませられる手軽なシステムだ。折り畳み後のフレームの固定には強力マグネットが使用されているため、不意な振動で外れる心配も少ない。
Mu D8とSpeed D8のフォールディング機構の相違点はメインチューブのロック機構にあり、Mu D8はクランプの表面積を広く取ることで、固定力を強化した「V-CLAMP」を採用。冷間鍛造技術を用いて強度を向上させたヒンジ「LATTICE FORGED HINGE」を使用し、ヒンジピンやワッシャーといった各パーツにも高強度な素材を採用することで、ロック機構の信頼性と高耐久性を確保し、安心して乗車できるように仕上げている。
Speed D8のメインチューブには特許取得済みの「VISEGRIP HINGE」を用いたロックシステムが採用された。ヒンジは手に馴染みやすい形状とされているため、操作を行いやすく、固定力が強いロックもスムースに解除することが可能だ。ヒンジピンの素材にステンレススチールを用いたこともこのVISEGRIP HINGEの特徴の1つで、何度も折り畳み・展開の動作をしても壊れにくい高耐久性を実現している。
いずれのバイクもハンドルバー、シートポストなどを固定するクイックリリースにもダホンならではの工夫が施されており、従来品と比較し固定力を30%向上、より高い安全性を実現したという。また、大きめのサイズが採用されたクイックリリースレバーは手全体を使用しての操作が行いやすく、締め付ける操作を容易にした。
加えて、ワイヤー類はフレーム内装とされたため、折り畳む際にワイヤーとパーツが引っ掛かるといったトラブルも少なくなっているはずだ。また、トップチューブにはボトルゲージ用の穴が、シートステーとリアエンドにはフェンダー用の穴が開いており、使用する用途、目的、シチュエーションにあわせたカスタマイズが可能だ。
さて、今回紹介するMu D8はシリーズ特有の弓なり形状のフレームデザインを踏襲しており、どんなシチュエーションにもマッチするスタイリッシュさが特徴だ。フレーム素材にはチューブ両端を肉厚に、中央に向かうに連れて薄くすることで、強度と軽量性の両立を実現するダブルバテッド加工のアルミを採用している。
上位モデルとの相違点は搭載されているパーツにあり、Mu D8はリアディレイラーにシマノ ティアグラをアッセンブルした1×8段変速を採用し、シフターもシマノ SL-R440と、変速系のコンポーネントは信頼性の高いシマノパーツでまとめられている。重量は10.8kg(実測値)。
ストレートチューブを採用しスポーティーなイメージを抱かせるSpeed D8。素材には高品質な4130クロモリ鋼を使用することで、優れた堅牢性を期待できるフレームとなっている。パーツはMu D8と同様に、シマノ SL-R440というシフトレバーにシマノ ティアグラというリアディレイラーという組み合わせだ。重量はクロモリフレームながら、Mu D8に近い11.7kg(実測値)だ。
実際に編集部で折りたたみと展開の作業を繰り返し行なってみたところ、ハンドルやサドルの傾ける角度など細かい部分の調節に慣れてしまえば、作業は1分程で完了させることができた。折りたたんだフレームの固定に使用するマグネットは強力で、軽く振り回しても外れることはなかったため、輪行中に不意な振動などでは外れないだろう。
様々なシチュエーションでも似合うスタイリッシュなデザインのMu D8とSpeed D8。日々の生活の足として、もしくは旅行のお供として輪行すれば、観光地でのサイクリングを楽しめるだろう。
ダホン Mu D8
フレーム:アルミ
変速:1×8段変速
リアディレイラー:シマノ ティアグラ
カラー:Agate、Cloud、Polished
価格:74,800円(税抜)
ダホン Speed D8
フレーム:クロモリ
変速:1×8段変速
リアディレイラー:シマノ ティアグラ
カラー:Matt Black、Fire Red、Tangerine
価格:71,800円(税抜)
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