ツール・ド・東北　復興支援の大会理念を伝えていく3人の大使の就任式

昨年、被災地復興を願って初回大会が開催されたツール・ド・東北。2年目となる今年は、大会の趣旨に賛同し大会に参加する著名人らを「ツール・ド・東北 フレンズ」として認定する。その中でも中心的な役割を果たす「大使」の就任式が行われた。

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ツール・ド・東北を盛り上げる、「大使」任命式が行われた
河北新報の一力社長（右）とヤフーの宮坂社長（左） 大会名誉会長となる村井嘉浩・宮城県知事 9月14日に開催されるツール・ド・東北。初回となる昨年の大会では多くのサイクリストたちが東北に集い、被災地の現状に触れ、また現地の人たちと交流を行った。

継続的に大会を開催するということが大きなの目標でもある同大会は、今年も引き続き開催される。大会のエントリー開始日となった6月10日、東京・六本木にて大会を応援する「大使」の就任式が行われた。

式の冒頭、大会を主催する河北新報の一力社長とヤフーの宮坂社長が登壇し、今年の大会にかける意気込みを表明。今後の大会の発展への布石として、開催時期の早期化、定員の増加とコースの追加を発表した。大会名誉会長となる、村井嘉浩・宮城県知事も登壇し、参加者のおもてなしへの注力を宣言した。

昨年の大会では、「アンバサダー」として多くの著名人が参加していた。今年は名称を変更し、「ツール・ド・東北 フレンズ」として大会を走る。その中でも、特に中心的なメンバーとして、3名の「大使」が就任した。

大会の理念を広めていく「広報大使」にはモデルでトライアスリートの道端カレンさん、「東北応援大使」には女子陸上種目のパラリンピアンの佐藤真海さんとスポーツジャーナリストの中西哲生さんの2人が任命され、一力社長と宮坂社長から任命証を贈られた。

広報大使となった道端カレンさん 東北応援大使となった佐藤真海さん 東北応援大使となった、中西哲生さん


アスロニアの代表を務める白戸太朗さんを交えたトークセッションでは、ツール・ド・東北への様々な想いを語った大使たち。3人とも、昨年の大会に出場されているため、大会のことをよく知っている。「昨年の160kmはきつかったけど、今年は220kmに挑戦します。」と応援大使の道端さんは宣言した。

気仙沼出身の佐藤さんは、「昨年の大会に参加した時に、来年はぜひ気仙沼まで行ってほしいです、とお願いしたら本当にコースができてしまいました。」と嬉しそう。中西さんは、「昨年は、本当にエイドステーションのみなさんに力をもらいました。まさに『パワーステーション』ですよ！」と大会の魅力を語った。

雄勝エイドで振る舞われる「ほたて焼き」 神割崎エイドの「南三陸シーフードカレー」


就任式後には、今年の大会のエイドステーションで提供される予定の地元の味覚がふるまわれた。会場として選ばれたヤフーの社員食堂「BASE6」には、このために東北から足を運ばれた地元の人たちによって、南三陸シーフードカレーやサンマのつみれ汁、ふかひれスープといったご馳走が並べられ、大会への期待を膨らませてくれた。

なお今年の大会の概要や参加コースの詳細についてはこちらの記事を参照して欲しい。

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エントリー受付中　締切は6月24日

多くの人が支えあって作り上げられる「ツール・ド・東北」。今年の大会エントリーはすでに始まっている。エントリーは大会公式サイトからのネットエントリーのみとなる。エントリーページはこちら。

申込み期限は6月24日までとなる。応募者多数の場合は抽選となり、当落の発表は7月1日に行われる予定。また、参加料にツール・ド・東北基金への寄付を含む、「ツール・ド・東北チャリティーライダー」枠も設けられる。チャリティーライダーは抽選なしに出走することができる。

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ツール・ド・東北

開催日： 2014年9月13日（土）受付、14日（日）大会当日
スタート時間： 05:30（予定）
終了： 17:30（全フォンド終了予定）
開催地： 石巻市・女川町・南三陸町・気仙沼市
メイン会場： 石巻専修大学（スタート＆ゴール）
定員： 3,000名
募集期間： 2014年6月10日（火）～6月24日（火）
結果発表： 2014年7月1日（火）
応募方法： 公式サイトの申込みページより　※応募者多数の場合は抽選となる
＜コース・エントリー料＞
・気仙沼フォンド（220km） 15,000円
・南三陸フォンド（170km） 11,000円
・北上フォンド（100km） 9,000円
・女川・雄勝フォンド（60km） 7,000円
・ツール・ド・東北チャリティーライダー　50,000円
※全て税別



text.Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO