2014/04/25(金) - 05:44
4月22日、愛媛県と日本マイクロソフトが共同記者会見を開催し、「愛媛マルゴト自転車道サービスサイト」の披露発表を行った。同時に10月の「サイクリングしまなみ」発表会も開催。東京において愛媛としまなみ海道のサイクリングが大きくPRされた。
記者発表会は東京・品川の日本マイクロソフトで開催。愛媛県知事の中村時広氏と日本マイクロソフト株式会社の代表執行役社長の樋口泰行氏が並んで席についた。
愛媛県の展開する「愛媛マルゴト自転車道」。日本マイクロソフトは、ICT(情報通信技術)利活用促進を通して、愛媛県内の地域活性化や 情報リテラシー向上を図るために愛媛県と連携。愛媛県では、“瀬戸内しまなみ海道”を中心に、県下全域で自転車道の整備等を行う「愛媛マルゴト自転車道」を推進し、愛媛が「サイクリング・パラダイス」となることを目指している。その成果としてまず「愛媛マルゴト自転車道サービスサイト( https://ehime-cycling.jp/ )」を立ち上げ、オープンさせた。
このサイトの基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」や顧客管理サービスであるMicrosoft Dynamics CRMの機能を利用。県内26の自転車道について、全体図、高低図、コースレビュー、グルメポイントや景観ポイントなどを紹介する。走ったサイクリストによる写真や情報の投稿、Twitter/FacebookといったSNSとの連携も図ることで、双方向型の情報発信サイトとなるという。
自転車道の設定にはプロやベテランサイクリストの実走・実地取材を重ね、サイクリストとファミリーでも楽しめるコースを設定。「ブルーライン」と呼ぶ通行帯を敷設した。
中村知事は「しまなみを自転車の聖地にしたい。しまなみ海道は多島美と同時に走ることで3つの架橋を渡り、最高峰の橋梁技術や造船、そして水軍の歴史を感じることができる世界に誇れるコンテンツ。愛媛に人を呼びこみたい。健康や、生きがい、友情を軸にした自転車文化を愛媛県に根付かせたい」と語る。
日本マイクロフトの今回のICT支援による協業は、同社が展開する地域活性化プログラムにおける13番目のプロジェクトになるという。樋口氏は「地方が抱える悩みを解決するだけでなく、クラウドですべてのコミュニケーションを行うための前向きな協業として取り組んでいきたい」と話す。クラウド活用に加えCRMにはサンフランシスコやロンドンで活用されている市民活用形住民サービスなどのサイト技術が投入されるという。
サイトにはサイクリストがサイクリング中にスマートフォンなどから写真やコメント、動画を投稿する機能がある。地元住民からのおすすめなども書き込め、双方型のコミュニケーションを目指す。現在の閲覧アプリはAndroidだけの対応だが、今後は対応デバイスを増やし、iOSへも対応する予定だ。なおサイトはHTML5で書かれているため、対応ブラウザであれば閲覧できる。
現地での通信インフラとしてはNTT西日本が協力し、各主要地点への無料のWi-Fiスポットの設置を進めるという。利用者は各スポットでアカウントの記載されたカードなどをもらうことで2週間程度利用できることになるだろうという。
「しまのわ」ポーズをとる両氏に加え、愛媛県出身サイクリストの門田基志さん(ジャイアント)、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」もプレゼンに参加。サイトのオープン披露に華を添えた。
この日、マイクロソフトの社内食堂では愛媛の名物料理を使ったランチが振る舞われた。蛇口からみかんジュースが出る水道も設置され、同社が愛媛色に染まった。
国内最大級8000人規模の「サイクリングしまなみ」10月26日開催
午後からは同社1Fのホールに場所を移し、国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」の発表会が、愛媛県・広島県による実行委員会の主催で開催された。
瀬戸内海国際公園指定80周年、瀬戸内しまなみ海道開通15周年を迎える今年10月26日(日)に開催されるこの大会。今治から尾道へ、島と島をつなぐ橋を含む43㎞の高速道路を規制し、普段は自動車しか走ることの出来ない道路で、風光明媚な瀬戸内海を駆け抜ける。国内外から約8,000名のサイクリストを迎えて、日本最大級の国際サイクリング大会になるという。
大会概要と参加者募集要項の発表のあと、同イベントの応援団として、愛媛県出身の人気モデル、ラブリさん、安田大サーカス・団長安田さん、門田基志さんが登壇し、トークセッションを行った。愛媛のゆるキャラ「みきゃん」に加えて広島の「ブンカッキ―」も登場。大会をPRした。
photo&text:Makoto.AYANO
記者発表会は東京・品川の日本マイクロソフトで開催。愛媛県知事の中村時広氏と日本マイクロソフト株式会社の代表執行役社長の樋口泰行氏が並んで席についた。
愛媛県の展開する「愛媛マルゴト自転車道」。日本マイクロソフトは、ICT(情報通信技術)利活用促進を通して、愛媛県内の地域活性化や 情報リテラシー向上を図るために愛媛県と連携。愛媛県では、“瀬戸内しまなみ海道”を中心に、県下全域で自転車道の整備等を行う「愛媛マルゴト自転車道」を推進し、愛媛が「サイクリング・パラダイス」となることを目指している。その成果としてまず「愛媛マルゴト自転車道サービスサイト( https://ehime-cycling.jp/ )」を立ち上げ、オープンさせた。
このサイトの基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」や顧客管理サービスであるMicrosoft Dynamics CRMの機能を利用。県内26の自転車道について、全体図、高低図、コースレビュー、グルメポイントや景観ポイントなどを紹介する。走ったサイクリストによる写真や情報の投稿、Twitter/FacebookといったSNSとの連携も図ることで、双方向型の情報発信サイトとなるという。
自転車道の設定にはプロやベテランサイクリストの実走・実地取材を重ね、サイクリストとファミリーでも楽しめるコースを設定。「ブルーライン」と呼ぶ通行帯を敷設した。
中村知事は「しまなみを自転車の聖地にしたい。しまなみ海道は多島美と同時に走ることで3つの架橋を渡り、最高峰の橋梁技術や造船、そして水軍の歴史を感じることができる世界に誇れるコンテンツ。愛媛に人を呼びこみたい。健康や、生きがい、友情を軸にした自転車文化を愛媛県に根付かせたい」と語る。
日本マイクロフトの今回のICT支援による協業は、同社が展開する地域活性化プログラムにおける13番目のプロジェクトになるという。樋口氏は「地方が抱える悩みを解決するだけでなく、クラウドですべてのコミュニケーションを行うための前向きな協業として取り組んでいきたい」と話す。クラウド活用に加えCRMにはサンフランシスコやロンドンで活用されている市民活用形住民サービスなどのサイト技術が投入されるという。
サイトにはサイクリストがサイクリング中にスマートフォンなどから写真やコメント、動画を投稿する機能がある。地元住民からのおすすめなども書き込め、双方型のコミュニケーションを目指す。現在の閲覧アプリはAndroidだけの対応だが、今後は対応デバイスを増やし、iOSへも対応する予定だ。なおサイトはHTML5で書かれているため、対応ブラウザであれば閲覧できる。
現地での通信インフラとしてはNTT西日本が協力し、各主要地点への無料のWi-Fiスポットの設置を進めるという。利用者は各スポットでアカウントの記載されたカードなどをもらうことで2週間程度利用できることになるだろうという。
「しまのわ」ポーズをとる両氏に加え、愛媛県出身サイクリストの門田基志さん(ジャイアント)、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」もプレゼンに参加。サイトのオープン披露に華を添えた。
この日、マイクロソフトの社内食堂では愛媛の名物料理を使ったランチが振る舞われた。蛇口からみかんジュースが出る水道も設置され、同社が愛媛色に染まった。
国内最大級8000人規模の「サイクリングしまなみ」10月26日開催
午後からは同社1Fのホールに場所を移し、国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」の発表会が、愛媛県・広島県による実行委員会の主催で開催された。
瀬戸内海国際公園指定80周年、瀬戸内しまなみ海道開通15周年を迎える今年10月26日(日)に開催されるこの大会。今治から尾道へ、島と島をつなぐ橋を含む43㎞の高速道路を規制し、普段は自動車しか走ることの出来ない道路で、風光明媚な瀬戸内海を駆け抜ける。国内外から約8,000名のサイクリストを迎えて、日本最大級の国際サイクリング大会になるという。
大会概要と参加者募集要項の発表のあと、同イベントの応援団として、愛媛県出身の人気モデル、ラブリさん、安田大サーカス・団長安田さん、門田基志さんが登壇し、トークセッションを行った。愛媛のゆるキャラ「みきゃん」に加えて広島の「ブンカッキ―」も登場。大会をPRした。
photo&text:Makoto.AYANO
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