美濃東部の美しい山村風景を走る「第5回グランフォンド東濃 」5月11日に開催

美濃焼、中山道の宿場、化石などで知られる歴史と文化のまち、瑞浪市（みずなみし）。自然豊かなこの地を舞台としたロングライドイベントが「グランフォンド東濃（とうのう）」だ。上級者からビギナーまで楽しめる本イベントの概要を紹介しよう。

---

自然豊かな瑞浪市を舞台としたロングライドイベント「グランフォンド東濃」
岐阜県南東部に位置する瑞浪市は、愛知県とも接し、昔ながらの美しい山間風景が広がる上、信号や交通量が少ないサイクリングにうってつけな土地柄。この場所に今年で開催5回目を迎え、着実に人気と参加人数を増やしているロングライドイベントがある。それが「グランフォンド東濃」だ。

東濃とは、岐阜県南東部の自然豊かな地域を指す。グランフォンド東濃では山がちな風土を活かし、130kmを走るグランフォンドや84kmを走るメディオフォンド、36kmを走るピッコロフォンドという3つのコースが用意されている。特に目玉であるグランフォンドは距離130kmながら獲得標高は2300mを数え、健脚派ライダーでもたっぷりと走り応えを感じることができる。

木曽川のほとりを走るコースは風光明媚だ エイドステーションでは地元の美味しい食べ物が多数振る舞われる予定だ


大会の見どころは、橋脚高約200ｍ、最大支間220m、全長462ｍ、という大きさを誇る新旅足橋。他にも「日本の棚田百選」に認定され、およそ400年の歴史を持つ恵那市中野方町・坂折地区の棚田が美しい。グランフォンドとメディオフォンド共にいずれの名所を通過するため、写真ポイントに困ることは無さそうだ。

なお、各コースの詳細はルートラボ（地図）で確認することができる。またGoogle Earthではバーチャル体験が可能で、各コースのデータはFirestrage（クラウドサービス）よりダウンロードを行う。その際に必要となるパスワードはいずれのコースも「2014gf」となっている。

---

コース紹介

---

グランフォンドコースは健脚ライダーでも走り応えたっぷりだ 大会の魅力の一つとして、走りやすい交通・自然環境はもちろんのこと、地元の食材や名産品を味わうことのできるエイドステーションが挙げられる。岐阜県東濃地方から愛知県奥三河地方に伝わる銘菓で、米粉でつくった蒸し菓子「からすみ」や名産の栗を使った和菓子など甘味から、コースの見所でもある棚田で採れたお米を使ったおにぎり、そば団子なども楽しむことができる。

昨年は多くの女性ライダーも参加した 開催5回目を向かえるグランフォンド東濃は今年、瑞浪市制60周年を記念して昨年と比べて大幅にパワーアップする予定だ。募集人数は昨年から2倍増の500名とし、地元の更なるサイクリングスポーツ普及と発展を目指すべくウィーラースクールも開催される。こちらの募集人数は50名だ。

グランフォンド東濃をオーガナイズするDADDY店長の鈴木雅彦さん グランフォンド東濃をオーガナイズするのは、地元で生まれ競輪選手として活躍し、現在市内にプロショップ「サイクルショップDADDY」を構える鈴木雅彦さん。大会運営にはクラブチームのメンバーがボランティアとして多く関わり、隅々まで知り尽くした東濃地域を知るには絶好の機会となるはず。鈴木さんは「グランフォンド東濃を通じて地域の豊かな自然環境や交通環境、そして地元の味を堪能して頂き、自転車で安全に走行するためのマナー教育と、環境作りを行っていきたいですね。」と言う。

エントリー募集中 締め切りは4月12日まで

グランフォンド東濃では現在参加者を募集中だ。エントリーにあたってはスポーツエントリーから行う。3月14日現在（エントリー開始から3日）の段階で既に半数ほどが埋まっているということなので、気になる方は早めにエントリーを行おう。


グランフォンド東濃 開催概要
開催日：2014年05月11日(日)
コース：グランフォンド（130km）、メディオフォンド（84km）、ピッコロフォンド（36km）、ウィーラースクール
エントリー料金：グランフォンド6,000円、メディオフォンド5,000円、ピッコロフォンド3,300円
事務局：岐阜県岐阜県瑞浪市南小田町4－3　サイクルショップDADDY内 グランフォンド東濃実行委員会