2014/01/25(土) - 09:27
日本で最も早い時期に開催されるロングライドイベント”美ら島オキナワ"CenturyRun”が1月18(土)、19(日)に開催された。全国から参加者を集める人気の大会の模様を、シクロワイアードでは今年も徹底レポートします。まず前日編から。
1月のはじめ、連日の厳しい寒さに自転車に乗りたいという気持ちが何処か遠くへ行ってしまった頃。「早く春にならないかな。桜でも見ながら暖かい所でサイクリングしたいなぁ。」と考えていると「編集長から美ら島オキナワCenturyRun取材に同行してくれるかな?」という問いが。もちろん答えはYES。 個人的には沖縄を訪れたことが無かったため、とてもワクワクしながら出発の日を迎えた。
美ら島オキナワCenturyRunの最大の魅力はターコイズブルーの海
今回、編集部では大会スポンサーでもあるANAの飛行機で沖縄へアクセス。雪降る極寒の羽田空港を飛び立って約3時間後、那覇市にある那覇国際空港に無事到着する。とても快適な空の旅であることに加え、預けた自転車の取り扱い方が非常に丁寧であることはサイクリストにとっては嬉しいポイントだ。
■美ら島オキナワCenturyRunとは
美ら島オキナワCenturyRunは「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズに全国で最も早い時期に開催されるロングライドイベント。1月でも平均気温が18℃前後という南国沖縄ならではの温暖な気候の中、リゾート気分を味わいながら走れる人気の大会である。
沖縄へのアクセスはポケモンジェットで
シーサーがお出迎えしてくれた
5回目を迎えた迎えた今年は昨年から約500人増、過去最多の2005名が参加するに至った。北海道や東北をはじめ日本各地からサイクリストが集まった他、台湾や韓国、マレーシアからのエントリーも。
メイン会場の恩納村コミュニティセンターは那覇空港から沖縄自動車道経由で2時間程の距離に位置している。空港周辺にはレンタカーが充実しているためアクセスは良好だ。加えて周辺には宿泊施設が多くあるため、大会当日の会場へのアクセスもバッチリ。
■ビギナーや女性も安心!沖縄を満喫できる3つのコース
小刻みなアップダウンを繰り返す古宇利島 美ら島オキナワCenturyRunでは脚力や楽しみ方に合わせた3つのコースが用意されており、いずれも沖縄の雄大な自然や青い海、異国情緒溢れる食文化を味わえる様にルートやエイドステーションが設定されている。
最長距離の165kmを走るセンチュリーコースは獲得標高1408mのルートが設定されている。ワルミ大橋と古宇利大橋、海中道路(平安座海中大橋)の3つの大橋を走ることができ、途中には「ちゅら岳王ジャージ」を賭けたヒルクライムTT区間が設定されるなど、走りごたえたっぷり。
ダイナミックな景観が広がる海中道路 今大会では最も多くの参加者を集めた約100kmの古宇利島・桜コースは全体の約80%が海沿いを通るルートを走る。沖縄グルメを思う存分楽しめる食べ放題ビュッフェが設けられていることや、亜熱帯らしさ溢れる濃いピンクの緋寒桜(ヒカンザクラ)を最も楽しめることが特長だ。
イベントデビューにも最適な約60kmの「スイーツコース」は沖縄のオリジナルスイーツをおもいっきり楽しめるコース。全3コースの中で唯一、残波岬がルートに組み込まれており、高さ約30mの断崖をから東シナ海のダイナミックな景観を眺めることができる。
■前日はウェルカムイベントでトークショー&試乗を楽しむ
恩納村コミュニティセンターで開催された前日イベント
地元沖縄出身の内間康平選手はトレーンングの合間を縫って会場に駆けつけてくれた
「日本一早い桜と、碧い海を走る」というキャッチフレーズを元にデザインされた大会公式ジャージ。製作を担当したのはSUGOi
本番前日の土曜日13時からは会場となる恩納村コミュニティセンター様々なトークショーやイベントが催された。当日は厚い雲が空を覆い、明日の天気が心配になるほどの強風が吹き荒れたが、それでも寒波が襲来した関東に比べれば幾分過ごしやすい。
スタートと同時にメインステージではトークショーがスタート。登壇したのは内間康平選手(ブリヂストン・アンカー)やプロMTBライダーの池田祐樹選手(トピーク・エルゴン)、大会協賛のピナレロ・ジャパンやBMCを扱うフタバ商店、SUGOi、トピークを扱うマルイ、キャットアイの各担当者の皆さんたちだ。
日本各地のロングライドに協賛するピナレロ・ジャパンは美ら島オキナワCenturyRunにも出展
ドグマをはじめ憧れのレーシングマシンをレンタルすることが出来たピナレロ・ジャパンブース
新型ハイエンドモデルのSLR01もレンタルすることができた(写真は大会当日のもの)
ブリヂストンアンカーのブースではレーシングモデルのRIS9などを試乗できた
ビギナーや女性が多く参加する大会とあってトークショーは基礎的な内容が充実。パンク修理やウェアの着こなし方、補給の取り方など長距離を走る上で欠かせない知識やテクニックを大会前に学ぶことで、不安なく沖縄を楽しんでもらいたいという大会関係者の心意気を感じるができた。
荒天とあって晴れ予報にも関わらず多くの参加者が大会当日の天気を心配していたはず。しかし、地元出身の内間選手のトークショーでは、「この時期は天気予報が外れることが少ないので、明日は晴れるはずです」とのコメントが。この一言に私を含めほっと胸をなでおろした参加者は多かっただろう。
BMCを取り扱うフタバ商店によるロングライド講習会
SUGOiのウェアが当たるじゃんけん大会は大盛り上がり
池田祐樹選手(トピーク・エルゴン)によるパンク修理講座
キャットアイのトークショーではライトやサイクルコンピューターの選び方などタメになる内容が展開された
試乗ブースでは、協賛ブランド各社のバイクが多数展示され、往復3kmというロングコースでたっぷり憧れのバイクの性能を楽しむこともできた。その中にはピナレロ・ドグマ65.1think2やBMC・インペックなど、100万円を余裕で超える高額バイクの姿も。
事前予約制でイベント当日にバイクをレンタルできるプランもあり、クロスバイクから協賛各社のハイエンドモデルまで充実のラインナップは用意された。昨年に引き続き今年も好評で直ぐに予約が埋まってしまったという。沖縄の綺麗な海を横目に思う存分憧れの自転車を楽しめるなんて美ら島オキナワCenturyRunならでは特権だ。
テレビ局の取材が入るほど現地での注目度は高い様だ
500円で自転車の点検・整備を受けられる「ワンコインメカニックサービス」は今年も大盛況
大会ポスターがラベルになった毎年恒例の限定泡盛
ライダーのサポート体制はバッチリ!
試乗ブースの隣ではシマノや地元プロショップ・沖縄輪業によるワンコインメカニックサービスが好評を博していた。特に飛行機輪行後に変速系のトラブルが発生してしまった参加者が多かったとのこと。この様な充実のサポート体制が多くの参加者を集める理由であると感じた。また大会の公式ジャージ製作を担当したSUGOiのブースではウェアの即売会が行なわれており、肌寒かったためにウォーマー類やウィンドブレーカーが良く売れたそうだ。
そして入り口付近では大会で走る市町村それぞれの特産品を集めた「美ら島市場」が催されており、地元の特産品オリオンビール、毎年恒例の大会ポスターがラベルになった限定泡盛が販売されていた。「明日の景気付けに」と早くも一杯引っ掛ける参加者の姿も。会場に流れるゆったりとしたユルい雰囲気がなんとも沖縄らしい。
そして辺りが段々と暗くなる中、サイクルウェアなど豪華商品が当たるジャンケン大会で前日イベントは終了を迎えた。次編では160kmセンチュリーコースの実走レポートをお届けします。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
1月のはじめ、連日の厳しい寒さに自転車に乗りたいという気持ちが何処か遠くへ行ってしまった頃。「早く春にならないかな。桜でも見ながら暖かい所でサイクリングしたいなぁ。」と考えていると「編集長から美ら島オキナワCenturyRun取材に同行してくれるかな?」という問いが。もちろん答えはYES。 個人的には沖縄を訪れたことが無かったため、とてもワクワクしながら出発の日を迎えた。
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今回、編集部では大会スポンサーでもあるANAの飛行機で沖縄へアクセス。雪降る極寒の羽田空港を飛び立って約3時間後、那覇市にある那覇国際空港に無事到着する。とても快適な空の旅であることに加え、預けた自転車の取り扱い方が非常に丁寧であることはサイクリストにとっては嬉しいポイントだ。
■美ら島オキナワCenturyRunとは
美ら島オキナワCenturyRunは「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズに全国で最も早い時期に開催されるロングライドイベント。1月でも平均気温が18℃前後という南国沖縄ならではの温暖な気候の中、リゾート気分を味わいながら走れる人気の大会である。
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メイン会場の恩納村コミュニティセンターは那覇空港から沖縄自動車道経由で2時間程の距離に位置している。空港周辺にはレンタカーが充実しているためアクセスは良好だ。加えて周辺には宿泊施設が多くあるため、大会当日の会場へのアクセスもバッチリ。
■ビギナーや女性も安心!沖縄を満喫できる3つのコース
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最長距離の165kmを走るセンチュリーコースは獲得標高1408mのルートが設定されている。ワルミ大橋と古宇利大橋、海中道路(平安座海中大橋)の3つの大橋を走ることができ、途中には「ちゅら岳王ジャージ」を賭けたヒルクライムTT区間が設定されるなど、走りごたえたっぷり。
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■前日はウェルカムイベントでトークショー&試乗を楽しむ
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スタートと同時にメインステージではトークショーがスタート。登壇したのは内間康平選手(ブリヂストン・アンカー)やプロMTBライダーの池田祐樹選手(トピーク・エルゴン)、大会協賛のピナレロ・ジャパンやBMCを扱うフタバ商店、SUGOi、トピークを扱うマルイ、キャットアイの各担当者の皆さんたちだ。
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荒天とあって晴れ予報にも関わらず多くの参加者が大会当日の天気を心配していたはず。しかし、地元出身の内間選手のトークショーでは、「この時期は天気予報が外れることが少ないので、明日は晴れるはずです」とのコメントが。この一言に私を含めほっと胸をなでおろした参加者は多かっただろう。
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試乗ブースの隣ではシマノや地元プロショップ・沖縄輪業によるワンコインメカニックサービスが好評を博していた。特に飛行機輪行後に変速系のトラブルが発生してしまった参加者が多かったとのこと。この様な充実のサポート体制が多くの参加者を集める理由であると感じた。また大会の公式ジャージ製作を担当したSUGOiのブースではウェアの即売会が行なわれており、肌寒かったためにウォーマー類やウィンドブレーカーが良く売れたそうだ。
そして入り口付近では大会で走る市町村それぞれの特産品を集めた「美ら島市場」が催されており、地元の特産品オリオンビール、毎年恒例の大会ポスターがラベルになった限定泡盛が販売されていた。「明日の景気付けに」と早くも一杯引っ掛ける参加者の姿も。会場に流れるゆったりとしたユルい雰囲気がなんとも沖縄らしい。
そして辺りが段々と暗くなる中、サイクルウェアなど豪華商品が当たるジャンケン大会で前日イベントは終了を迎えた。次編では160kmセンチュリーコースの実走レポートをお届けします。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
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