2014/01/20(月) - 13:25
新緑薫る5月25日(日)、自然豊かな信州を舞台とした人気ロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド2014」が開催される。6回目を迎える今年は80kmを走るサイクルトレインコースが加わり、より変化に富んだイベント内容となる。さっそく概要をお伝えしよう。
白馬ジャンプ競技場付近は本大会のハイライト。ダイナミックな山岳美が堪能できる
今年で6回目ながら、募集開始後すぐに定員が埋まるほどの人気大会に成長した、「AACR」ことアルプスあづみのセンチュリーライド。その人気の秘密はコースとなる長野県松本市~安曇野市~松川村~大町市~白馬村一帯の、美しいロケーションと、本大会特有の温かいおもてなしにある。
「美しい日本のロングライド」というキャッチフレーズにふさわしく、距離別に計5つ設定されるコースはいずれも安曇野ののどかな田園風景を駆け巡り、遠く雪を頂いた北アルプスの美しい山岳美を目に楽しむことができる。信州ならではの一足遅い新緑と、その足元を彩る蕎麦や菜の花、そして谷間を吹き抜ける、山からの爽やかな風…。サイクリストならば誰もが憧れる絶景の中を、脚力に合わせて思う存分に走ることができるイベントなのである。
路肩の花を愛でながら気持ちのいい道を走る (c)Makoto.AYANO
眩しいぐらいの新緑と残雪の風景 (c)MakotoAYANO
160kmコースは獲得標高1500mと走りごたえ十分だ
おもてなしの心を感じるエイドステーション
スタート/ゴールとなるのは去年と同じ、梓川のほとりにある公共の宿梓水苑(しすいえん)。オリンピック代表などかつての日本を代表するMTB選手であり、地元である松本市に自身のショップBIKE RANCHを運営する鈴木雷太が手がけるコースは、最短の80kmから最長の160kmコースまで毎年たいへんな好評を博すことで知られている。
選手時代から拠点を置き、安曇野の地をこよなく愛する雷太さんがプロデュースするコースは計5つ。センチュリー(100マイル=160km)ライドの意味を持つ大会最長距離を誇る160kmコース(獲得標高1500m)を筆頭に、平坦基調の120kmコースと80kmコース、40kmコースという例年通りの4コースに加え、今年は新たに「アルプスあづみの」の美味しいトコどりをした、計80kmを走るサイクルトレインコースが加わっている。
■サイクルトレインコースが加わりパワーアップ 脚力で選べる5つのルート
大会プロデューサーの鈴木雷太さん(BIKE RANCH) 毎年少しずつ変更が加えられているコースは、そのほとんどがクルマが少なく道幅が広いことに加えて、右折が少ないサイクリングにうってつけな道を走る。160kmコース以外は基本的に往復ルートとされているが、その理由は体調や疲れに応じていつでも帰ってくることができるうえ、やめたいときにもいつでも引き返せるから。
冠雪の山並みの麓を走る (c)Makoto.AYANOまた、全てのコースは往路が登り基調、復路が下り基調とされていることも大きなポイント。往路は脚のあるうちに上りを頑張って、帰りは緩やかに下るという、初めての距離に挑む方にも最適なコースプロフィールとされているのだ。それではコースプロデュースを行う雷太さんが、「つねにサイクリストが走って楽しいコース作りを追求しています。」という、全5ルートの解説に入ろう。
新たに新設されたサイクルトレインコース 帰りはゆったりと電車の旅を楽しめる 160kmコース
梓水苑から安曇野を北へ走り、大町までは比較的平坦なルートで幕開ける160kmコース。大町からから山岳ルートへ入り、美麻トンネルの旧道が往路の山場だ。その先には雄大な白馬の山々が一望でき、復路は佐野坂を越えたあとは下り基調の快適なコース。獲得標高1,500mの走りごたえ十分なロングライドだ。
車内には自転車をそのまま持ち込むことができる(写真はイメージ) サイクルトレインコース
今年から新設され、今大会の目玉となるサイクルトレインコース。梓水苑から安曇野を北へ走り、大町までは160kmコースと同じルート。大町温泉郷手前の短い登坂をこなしたあとは仁科三湖から佐野坂を抜け、白馬ジャンプ競技場へと向かう。
距離こそ80kmだが、80kmコースが通らない風光明媚な「アルプスあづみの」のハイライトである白馬周辺を堪能できる。復路は白馬駅から一日市場(ひといちば)駅まで大糸線の電車でゆったりと鉄道の旅を楽しむことができる。列車はイベント参加者のためだけの貸切であるから、輪行袋への収納などわずらわしい作業は一切なし。そのまま車内に持ち込むことができるのは嬉しいポイントだ。従来初心者には少々キツかった白馬の絶景が身近になる、嬉しい新コースだ。
120kmコース
梓水苑から安曇野を北へ走り大町までは比較的平坦なルート。大町ダムの坂で頑張ればあとは坂もなくゆったりと景色を楽しみながら走ることができる。木崎湖で折返した後は下り基調の快適なコースが続き、某アニメの聖地木崎湖周辺でゆっくり過ごすも良しと様々な楽しみ方ができる。
80kmコース
梓水苑から比較的平坦なルートを北へ。乳川(ちがわ)の橋を渡ってから大町エイドまでの4kmが頑張りポイントだ。国営アルプスあづみの公園の中にある大町エイドで十分栄誉補給をして復路へと入った後は、穂高アートヒルズ横の坂を登り、リンゴ畑を抜けて梓水苑へゴール。初心者・ファミリーで楽しめるコース。
40kmコース
ファミリーやキッズにオススメな40kmコースは、梓水苑をスタートして田園の中を北上し、県道25号線に入った後は国立アルプスあづみの公園で折り返すもの。獲得標高は250m弱と非常にイージーなので、キッズと一緒のファミリー向きだ。
■温かなおもてなしの心を感じるエイドステーション
コース以外の「アルプスあづみの」の嬉しい心遣いがエイドステーションで振る舞われる美味しい補給食。地元信州で採れた新鮮な野菜を使ったお漬け物や生野菜、おにぎり、そしてすっかりとこの地域のサイクリングイベントでおなじみとなった手作り洋菓子&カフェの「アン・マリーレ」さんによるお菓子は絶品。
地域のおばちゃんたちが真心込めてお接待してくれる (c)MakotoAYANO
信州野菜のお漬物
穂高エイドで配られる銘菓「あずさ」と「湯多里饅頭」
安曇野でソフトクリームをぺろり。美味しい!
しかものどが渇かないように塩分が調整されていたりと、細やかな心配りがとても嬉しい。グルメフォンド的なキャッチコピーは無いが、もはやそう名乗ってもいいほどの充実ぶりだ。
また、コースを実際に走る方以外に向けた「応援バスツアー」プランも用意されている。こちらは実際にコースを走る人を応援しながら、160kmコースをバスで巡るというもの。安全のため一部走行ルートは異なるものの、エイドステーションに立ち寄って、参加者と一緒にエイドのグルメを味わうこともできるという、普通のイベントには無い心遣いがファミリーに嬉しい。参加料金には白馬ジャンプ台の入場料や、国営アルプスあづみの公園の入場料も含まれており、ライダーとは違った目線で観光を楽しむことができる。
■スペシャライズドが特別協賛 高性能タイヤで走れる参加パッケージや、豊富な試乗車も
アルプスあづみのセンチュリーライドもう一つの特徴として、スペシャライズド・ジャパンが特別協賛についていることも挙げられるだろう。毎年竹谷賢二アドバイザーによる事前講習会や豊富に用意された試乗車が好評を博しているほか、今年は160kmコースの一部として、スペシャライズドの高性能レーシングタイヤ「S-WORKS TURBO」が2本セットになった参加プラン(S組)も用意されている。
タイヤの詳細については別ページを参照頂きたいが、高性能タイヤをおトクに試すことのできる絶好の機会。申し込み者には、参加案内に同封して事前に送付されるという。
今年も多くのスペシャライズドバイクの試乗車が準備される予定
頼もしいサポートライダーのみなさん
残雪の山並みを横目に走るアルプスあづみのセンチュリーライド。人気イベントだけに申し込みはお早めに! (c)MakotoAYANO
■アルプスあづみのセンチュリーライド2014開催概要
開催日:5月24日(土、ウェルカムイベント&受付)、5月25日(日、大会当日)
コース:160km、120km、80km、40km、サイクルトレインコース
募集定員:160kmS組150名、160km750名、サイクルトレインコース100名、120km300名、80km200名、40km100名
参加費:
160km1組・2組・3組/120km/80km/40km:高校生以上9,000円、小中学生5,000円
160km S組:高校生以上19,000円、小中学生15,000円
サイクルトレインコース:高校生以上12,000円、小中学生8,000円
応援バスコース:中学生以上4,000円、小学生以下2,000円(最小催行人数20名)
申し込み期間:2014年02月08日(土)~2014年02月28日(金)
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今年で6回目ながら、募集開始後すぐに定員が埋まるほどの人気大会に成長した、「AACR」ことアルプスあづみのセンチュリーライド。その人気の秘密はコースとなる長野県松本市~安曇野市~松川村~大町市~白馬村一帯の、美しいロケーションと、本大会特有の温かいおもてなしにある。
「美しい日本のロングライド」というキャッチフレーズにふさわしく、距離別に計5つ設定されるコースはいずれも安曇野ののどかな田園風景を駆け巡り、遠く雪を頂いた北アルプスの美しい山岳美を目に楽しむことができる。信州ならではの一足遅い新緑と、その足元を彩る蕎麦や菜の花、そして谷間を吹き抜ける、山からの爽やかな風…。サイクリストならば誰もが憧れる絶景の中を、脚力に合わせて思う存分に走ることができるイベントなのである。
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スタート/ゴールとなるのは去年と同じ、梓川のほとりにある公共の宿梓水苑(しすいえん)。オリンピック代表などかつての日本を代表するMTB選手であり、地元である松本市に自身のショップBIKE RANCHを運営する鈴木雷太が手がけるコースは、最短の80kmから最長の160kmコースまで毎年たいへんな好評を博すことで知られている。
選手時代から拠点を置き、安曇野の地をこよなく愛する雷太さんがプロデュースするコースは計5つ。センチュリー(100マイル=160km)ライドの意味を持つ大会最長距離を誇る160kmコース(獲得標高1500m)を筆頭に、平坦基調の120kmコースと80kmコース、40kmコースという例年通りの4コースに加え、今年は新たに「アルプスあづみの」の美味しいトコどりをした、計80kmを走るサイクルトレインコースが加わっている。
■サイクルトレインコースが加わりパワーアップ 脚力で選べる5つのルート
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梓水苑から安曇野を北へ走り、大町までは比較的平坦なルートで幕開ける160kmコース。大町からから山岳ルートへ入り、美麻トンネルの旧道が往路の山場だ。その先には雄大な白馬の山々が一望でき、復路は佐野坂を越えたあとは下り基調の快適なコース。獲得標高1,500mの走りごたえ十分なロングライドだ。
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今年から新設され、今大会の目玉となるサイクルトレインコース。梓水苑から安曇野を北へ走り、大町までは160kmコースと同じルート。大町温泉郷手前の短い登坂をこなしたあとは仁科三湖から佐野坂を抜け、白馬ジャンプ競技場へと向かう。
距離こそ80kmだが、80kmコースが通らない風光明媚な「アルプスあづみの」のハイライトである白馬周辺を堪能できる。復路は白馬駅から一日市場(ひといちば)駅まで大糸線の電車でゆったりと鉄道の旅を楽しむことができる。列車はイベント参加者のためだけの貸切であるから、輪行袋への収納などわずらわしい作業は一切なし。そのまま車内に持ち込むことができるのは嬉しいポイントだ。従来初心者には少々キツかった白馬の絶景が身近になる、嬉しい新コースだ。
120kmコース
梓水苑から安曇野を北へ走り大町までは比較的平坦なルート。大町ダムの坂で頑張ればあとは坂もなくゆったりと景色を楽しみながら走ることができる。木崎湖で折返した後は下り基調の快適なコースが続き、某アニメの聖地木崎湖周辺でゆっくり過ごすも良しと様々な楽しみ方ができる。
80kmコース
梓水苑から比較的平坦なルートを北へ。乳川(ちがわ)の橋を渡ってから大町エイドまでの4kmが頑張りポイントだ。国営アルプスあづみの公園の中にある大町エイドで十分栄誉補給をして復路へと入った後は、穂高アートヒルズ横の坂を登り、リンゴ畑を抜けて梓水苑へゴール。初心者・ファミリーで楽しめるコース。
40kmコース
ファミリーやキッズにオススメな40kmコースは、梓水苑をスタートして田園の中を北上し、県道25号線に入った後は国立アルプスあづみの公園で折り返すもの。獲得標高は250m弱と非常にイージーなので、キッズと一緒のファミリー向きだ。
■温かなおもてなしの心を感じるエイドステーション
コース以外の「アルプスあづみの」の嬉しい心遣いがエイドステーションで振る舞われる美味しい補給食。地元信州で採れた新鮮な野菜を使ったお漬け物や生野菜、おにぎり、そしてすっかりとこの地域のサイクリングイベントでおなじみとなった手作り洋菓子&カフェの「アン・マリーレ」さんによるお菓子は絶品。
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しかものどが渇かないように塩分が調整されていたりと、細やかな心配りがとても嬉しい。グルメフォンド的なキャッチコピーは無いが、もはやそう名乗ってもいいほどの充実ぶりだ。
また、コースを実際に走る方以外に向けた「応援バスツアー」プランも用意されている。こちらは実際にコースを走る人を応援しながら、160kmコースをバスで巡るというもの。安全のため一部走行ルートは異なるものの、エイドステーションに立ち寄って、参加者と一緒にエイドのグルメを味わうこともできるという、普通のイベントには無い心遣いがファミリーに嬉しい。参加料金には白馬ジャンプ台の入場料や、国営アルプスあづみの公園の入場料も含まれており、ライダーとは違った目線で観光を楽しむことができる。
■スペシャライズドが特別協賛 高性能タイヤで走れる参加パッケージや、豊富な試乗車も
アルプスあづみのセンチュリーライドもう一つの特徴として、スペシャライズド・ジャパンが特別協賛についていることも挙げられるだろう。毎年竹谷賢二アドバイザーによる事前講習会や豊富に用意された試乗車が好評を博しているほか、今年は160kmコースの一部として、スペシャライズドの高性能レーシングタイヤ「S-WORKS TURBO」が2本セットになった参加プラン(S組)も用意されている。
タイヤの詳細については別ページを参照頂きたいが、高性能タイヤをおトクに試すことのできる絶好の機会。申し込み者には、参加案内に同封して事前に送付されるという。
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■アルプスあづみのセンチュリーライド2014開催概要
開催日:5月24日(土、ウェルカムイベント&受付)、5月25日(日、大会当日)
コース:160km、120km、80km、40km、サイクルトレインコース
募集定員:160kmS組150名、160km750名、サイクルトレインコース100名、120km300名、80km200名、40km100名
参加費:
160km1組・2組・3組/120km/80km/40km:高校生以上9,000円、小中学生5,000円
160km S組:高校生以上19,000円、小中学生15,000円
サイクルトレインコース:高校生以上12,000円、小中学生8,000円
応援バスコース:中学生以上4,000円、小学生以下2,000円(最小催行人数20名)
申し込み期間:2014年02月08日(土)~2014年02月28日(金)
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