2013/02/14(木) - 12:38
東日本大震災の被災地を走り、東北の今を知る復興サイクリングイベント「CYCLE AID JAPAN2013」の開催概要発表会が、赤坂にある自転車会館にて開催された。概要と発表会の模様を併せてお伝えする。
初開催を迎えた昨年に続き、第2回目開催を迎えるCYCLE AID JAPAN(サイクルエイドジャパン)2013。 2013年6月1日(土)、2日(日)、8日(土)9(日)の4日間で、岩手県・宮城県・福島県の3県を舞台に総距離約875kmを走る国内最大規模のサイクリングイベントだ。
特に被害の大きかった地域を走ることで参加者には「東北の今」を認知してもらい、被災地の元気づけと話題作りを大会の大きな趣旨とする。昨年大会は6日間でのべ1700人を集めたが、震災から2年が経った2013年にも開催をすることで風化を防ぐ狙いがある。
「被害が大きかった地域を走ることで、復興に向けてのメッセージを強く発信していきたい」という自転車協会理事長の渡辺恵次氏の挨拶で始まったプレス発表会。優木まおみさんと、サンドウィッチマンのお二人が大会スペシャルサポーターとして会場に駆けつけた。
共に宮城県仙台市出身の伊達みきおさんと富澤たけしさんは、あの日、3月11日は実際に震災を体感している。そのため積極的に支援活動に参加していることからサポーターに任命された経緯がある。「復興にはまだまだ大きな力が必要」と現状を語った一方で、「コースには松島海岸など景色を楽しめる区間が多いですね。立ち寄ってお土産を買ったり、おいしい料理を食べてもらえればいいなと思います」と観光資源のアピールも行った。
昨年の1700人規模を大きく上回る、2400人規模での開催を予定しているサイクルエイドジャパン2013。コースは100km前後を走る「ロングコース」と50km前後の「ミドルコース」を新たに用意。これはより多くのサイクリストに参加して欲しいという狙いがある。
昨年に続きメカニックやエイドステーション、立哨や案内表示を充実させることで、サイクリングイベントビギナーの参加も呼び込んでいく。
大会の最終日となる9日は福島市でサンドウィッチマンのお二人も参加するグランドフィナーレイベントを開催することで、復興に向けての津から強いメッセージを広く発信していきたいという考えだ。
また、サイクリングイベントならではのチャリティとして、参加者の走った距離を1km10円で換算し、全員のそう走行距離に応じた金額を寄付するプログラムを実施。
さらに5月31日~6月2日の3日間、特に被害の大きかった気仙沼大島のボランティア活動とサイクリングする復興支援ツアーも開催される見込みだ。コースやツアーに関しては大会公式サイトに詳しい。総走行距離は875km。震災について風化をさせないため1日限りでもこれをきっかけに東北の地を走ってみてはいかがだろうか。
スマートサイクリングが応援につく
サイクルエイドジャパンの大会特別協賛を務めるのはau損保。手軽な自転車保険を展開し、マナーアップを呼びかけるスマートサイクリング活動など、サイクリストにとってとても身近な存在だ。記者会見に同席した営業企画部長の福岡孝夫さんに話を聞いた。
―なぜサイクルエイドジャパンの特別協賛を務めたのでしょうか?
私どもが大会のお手伝いをさせて頂いた理由の一つとして、弊社が打ち出している「スマートサイクリング」があります。自転車の事故を無くし、マナーアップしていきたいという社会貢献として始まった取り組みですが、これが自転車協会の思いと合致しました。震災復興とスマートサイクリングを融合できるといった意味合いからも特別協賛させて頂いたわけです。
昨年大会は第1回目という事でしたが、この大会の趣旨は非常に素晴らしいものですし、これから、さらに素晴らしい大会になっていくものと感じておりました。そうした思いも込めて、今年も応援させて頂くことに致しました。
―サイクルエイドジャパン以外にも、いくつかのサイクリングイベントを応援していますね?
自転車での地域活性やマナー啓発活動など各地域でも、様々な取組みがなされています。私達も例えば、昨年11月には茅ヶ崎市での「ちがさきVELOフェスティバル」にも参加させて頂き、自転車のルール・マナーの啓蒙活動など取組みました。また、3月には埼玉サイクリングショー、4月はバイシクルライドイン東京などにも協賛しており、これからも様々な形で、自転車の活動を応援していけたら、と考えております。
自転車はとても身近な道具であり、スポーツとしても魅力的です。しかし同じ交通手段として見た時に、クルマにあるようなルールや保険、走る環境も整っていないんです。私達はスマートサイクリング活動を通じて自転車の素晴らしさ、安全な乗り方を含め、モータリゼーションの一環として地位向上に役立てればいいな、と考えています。
東日本復興支援サイクリング Cycle Aid Japan2013概要
大会日程
6月1日(土)南下コース盛岡~花巻ロングコース / ミドルコース 盛岡周回コース
6月2日(日)南下コース花巻~ 一関ロングコース / ミドルコース一関周回コース
6月8日(土)南下コース松島~白石ロングコース / ミドルコース白石周回コース
北上コース白河~会津若松ロングコース / ミドルコース猪苗代湖周回コース
6月9日(日)南下コース白石~福島ロングコース / ミドルコース白石 ~ 福島
北上コース猪苗代~福島ロングコース / ミドルコース郡山 ~ 福島
参加資格:18歳以上の健康な方。 ※未成年の方は保護者の同意が必要
・ロングコース:100km程度の距離を、時速20km程度で走行できる方が対象
・ミドルコース:65km程度の距離を、時速15km程度で走行できる方が対象
募集人数 各コース1日あたり約200名 合計約2,400名想定
参加受付期間:2013年2月13日(水)~ 5/2(木)
参加費:
1DAYライド[ロング・ミドルコース共通]6,500円(税込)
2DAYSライド[ロング・ミドルコース共通]11,500円(税込)
・開催地3県(岩手、宮城、福島)在住の方の参加費は20%OFF
・参加費には保険料と軽食代、大会記念品等が含まれる
申込方法:JTBスポーツステーション
text&photo:So.Isobe
初開催を迎えた昨年に続き、第2回目開催を迎えるCYCLE AID JAPAN(サイクルエイドジャパン)2013。 2013年6月1日(土)、2日(日)、8日(土)9(日)の4日間で、岩手県・宮城県・福島県の3県を舞台に総距離約875kmを走る国内最大規模のサイクリングイベントだ。
特に被害の大きかった地域を走ることで参加者には「東北の今」を認知してもらい、被災地の元気づけと話題作りを大会の大きな趣旨とする。昨年大会は6日間でのべ1700人を集めたが、震災から2年が経った2013年にも開催をすることで風化を防ぐ狙いがある。
「被害が大きかった地域を走ることで、復興に向けてのメッセージを強く発信していきたい」という自転車協会理事長の渡辺恵次氏の挨拶で始まったプレス発表会。優木まおみさんと、サンドウィッチマンのお二人が大会スペシャルサポーターとして会場に駆けつけた。
共に宮城県仙台市出身の伊達みきおさんと富澤たけしさんは、あの日、3月11日は実際に震災を体感している。そのため積極的に支援活動に参加していることからサポーターに任命された経緯がある。「復興にはまだまだ大きな力が必要」と現状を語った一方で、「コースには松島海岸など景色を楽しめる区間が多いですね。立ち寄ってお土産を買ったり、おいしい料理を食べてもらえればいいなと思います」と観光資源のアピールも行った。
昨年の1700人規模を大きく上回る、2400人規模での開催を予定しているサイクルエイドジャパン2013。コースは100km前後を走る「ロングコース」と50km前後の「ミドルコース」を新たに用意。これはより多くのサイクリストに参加して欲しいという狙いがある。
昨年に続きメカニックやエイドステーション、立哨や案内表示を充実させることで、サイクリングイベントビギナーの参加も呼び込んでいく。
大会の最終日となる9日は福島市でサンドウィッチマンのお二人も参加するグランドフィナーレイベントを開催することで、復興に向けての津から強いメッセージを広く発信していきたいという考えだ。
また、サイクリングイベントならではのチャリティとして、参加者の走った距離を1km10円で換算し、全員のそう走行距離に応じた金額を寄付するプログラムを実施。
さらに5月31日~6月2日の3日間、特に被害の大きかった気仙沼大島のボランティア活動とサイクリングする復興支援ツアーも開催される見込みだ。コースやツアーに関しては大会公式サイトに詳しい。総走行距離は875km。震災について風化をさせないため1日限りでもこれをきっかけに東北の地を走ってみてはいかがだろうか。
スマートサイクリングが応援につく
サイクルエイドジャパンの大会特別協賛を務めるのはau損保。手軽な自転車保険を展開し、マナーアップを呼びかけるスマートサイクリング活動など、サイクリストにとってとても身近な存在だ。記者会見に同席した営業企画部長の福岡孝夫さんに話を聞いた。
―なぜサイクルエイドジャパンの特別協賛を務めたのでしょうか?
私どもが大会のお手伝いをさせて頂いた理由の一つとして、弊社が打ち出している「スマートサイクリング」があります。自転車の事故を無くし、マナーアップしていきたいという社会貢献として始まった取り組みですが、これが自転車協会の思いと合致しました。震災復興とスマートサイクリングを融合できるといった意味合いからも特別協賛させて頂いたわけです。
昨年大会は第1回目という事でしたが、この大会の趣旨は非常に素晴らしいものですし、これから、さらに素晴らしい大会になっていくものと感じておりました。そうした思いも込めて、今年も応援させて頂くことに致しました。
―サイクルエイドジャパン以外にも、いくつかのサイクリングイベントを応援していますね?
自転車での地域活性やマナー啓発活動など各地域でも、様々な取組みがなされています。私達も例えば、昨年11月には茅ヶ崎市での「ちがさきVELOフェスティバル」にも参加させて頂き、自転車のルール・マナーの啓蒙活動など取組みました。また、3月には埼玉サイクリングショー、4月はバイシクルライドイン東京などにも協賛しており、これからも様々な形で、自転車の活動を応援していけたら、と考えております。
自転車はとても身近な道具であり、スポーツとしても魅力的です。しかし同じ交通手段として見た時に、クルマにあるようなルールや保険、走る環境も整っていないんです。私達はスマートサイクリング活動を通じて自転車の素晴らしさ、安全な乗り方を含め、モータリゼーションの一環として地位向上に役立てればいいな、と考えています。
東日本復興支援サイクリング Cycle Aid Japan2013概要
大会日程
6月1日(土)南下コース盛岡~花巻ロングコース / ミドルコース 盛岡周回コース
6月2日(日)南下コース花巻~ 一関ロングコース / ミドルコース一関周回コース
6月8日(土)南下コース松島~白石ロングコース / ミドルコース白石周回コース
北上コース白河~会津若松ロングコース / ミドルコース猪苗代湖周回コース
6月9日(日)南下コース白石~福島ロングコース / ミドルコース白石 ~ 福島
北上コース猪苗代~福島ロングコース / ミドルコース郡山 ~ 福島
参加資格:18歳以上の健康な方。 ※未成年の方は保護者の同意が必要
・ロングコース:100km程度の距離を、時速20km程度で走行できる方が対象
・ミドルコース:65km程度の距離を、時速15km程度で走行できる方が対象
募集人数 各コース1日あたり約200名 合計約2,400名想定
参加受付期間:2013年2月13日(水)~ 5/2(木)
参加費:
1DAYライド[ロング・ミドルコース共通]6,500円(税込)
2DAYSライド[ロング・ミドルコース共通]11,500円(税込)
・開催地3県(岩手、宮城、福島)在住の方の参加費は20%OFF
・参加費には保険料と軽食代、大会記念品等が含まれる
申込方法:JTBスポーツステーション
text&photo:So.Isobe