アンカー RL8　ファンライダーのための軽量ラグジュアリーカーボンロード

2012/09/12(水) - 22:34

ブリヂストンサイクルは、レースからファンライドまで幅広い用途で活躍できるマルチロールロードバイク、RL8を開発し、2013年モデルとして10月より発売を開始する。

アンカー RL8 (c)アンカー

アンカー RL8　105モデル　（アンカー2013モデル展示会より） 今回発表されたフルカーボンロードであるRL8は、高い人気を誇ったRFX8の後継モデルとして誕生したバイクだ。ミッドレンジながらフレーム単体重量980gを達成したカーボンフレームは、レース活動で培った技術を踏襲。レーシングモデルに迫る高性能を持ち合わせながら、横剛性を約20％柔らかくすることで快適性を追求し、ファンライダーの脚に合わせペダリングへの負担を軽減している。

「L」が意味するフレームデザインのコンセプトは「ラグジュアリー」だ。フレーム全体をやや細身に設計し、トップチューブからシートステーまで流れるようなラインとすることでスッキリとしたフォルムを実現している。扁平なモノタイプのシートステーはデザイン性と共に高い快適性を生み出すポイントだ。シフト・ブレーキワイヤーはフレーム内蔵式とされた。

その一方でヘッドチューブはテーパードヘッドとして安定性を高め、トップモデルのRIS9と同じ細身のストレートフォークを導入し、シャープなハンドリングや振動吸収性を実現している。

RL8は、レースで空気抵抗を軽減するための前傾姿勢がきついライディングポジションより、ファンライドで身体への負担を軽減するややアップライトなライディングポジションがとれるフレームジオメトリー設計だ。具体的にはレーシングモデルよりヘッド部分が長く、トップチューブ長が短い設計となる。

やや起きたRFX譲りのポジションを形成するジオメトリーを採用　ケーブルはRIS9同様に内蔵処理される　

Di2バッテリー直付台座をチェーンステー下側に備える

販売パッケージは9000系デュラエースを搭載した「RL8」、アルテグラ仕様の「RL8 ELITE」、105仕様の「RL8 EQUIPE」、そしてフレームセットの4ラインナップ。さらにワイヤーに加えて電動シフトDi2が新たに選択可能となった。

また身長140cmの小柄な女性でも乗車可能な390mmサイズの展開や、フレームカラーや部品を選択できるオーダーシステムに対応するなどユーザーフレンドリーなバイクに仕上がっている。レースから「ロングライド、エンデューロ、ヒルクライム」といったファンライドまで幅広く活躍することができるマルチロードバイクだ。
また、同時に女性用モデルのRL8Wもラインナップされる。

アンカー RL8
■サイズ：390,420,450,480,510,540
■カラー：レーシングホワイト、レーシングレッド、オーダーカラー36色
■フレーム重量：980g
■価　格：RL8(9000系デュラエース完成車)550,000円、RL8 ELITE(アルテグラ完成車)340,000円、RL8 EQUIPE(105完成車)255,000円、フレームセット180,000円

RL8W EQUIPE

RL8W EQUIPEは、美しく、快適に走りたいという女性の欲求に応える。フレーム重量は900g台前半に仕上げられ、非力な女性でもヒルクライムやロングライドにおける効率に優れる走りを提供する。
フレームサイズは最小390mmをラインナップし、クラス随一のショートトップチューブとなる488mmを確保。
身長140cmのライダーにも最適なポジションを届ける。もちろんハンドル類やサドルは女性専用スペック。ワイヤ類は内蔵式とし、細身のチューブで構成された美しく繊細なフレームワークを最大限にし、走りだけでなくそのフォルムにおいても女性を刺激する。