2012/08/09(木) - 22:43
2012年のツール・ド・フランスを走ったTTバイクを紹介するコーナーの第2弾。今回はラボバンク、FDJ・ビッグマット、カチューシャ、ヴァカンソレイユ・DCM、ロット・ベリソルの5チームを紹介しよう。
ラボバンク
ジャイアント Trinity Advanced SL
ラボバンクが使用するのはジャイアントのTTマシン、Trinity Advanced SL。現在主流となった一直線のステムからトップチューブにかけてのラインを採用した先駆けのマシンだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。ホイールもシマノ/PRO製品を用いるが、選手によってはフロントにHEDのStinger9のリムとデュラエースハブを組み合わせたと思われるロゴ無しホイール、そして同じくStingerホイールの上からカーボンを被せてディスク化したと思われる特殊なリアホイールを使用した。
フロントブレーキは従来より使用していたチームカラーのシングルピポッドブレーキを使用したが、新開発の製品を取り付けたマシンも一部存在していた。リアブレーキはBB下に位置するが、シートステーに取り付けるタイプの旧型のマシンに乗った選手も。ハンドル類はジャイアントのオリジナルだ。
FDJ・ビッグマット
ラピエール AERO STORM
フランスの老舗総合バイクブランドであるラピエールは、FDJ・ビッグマットへとAERO STORMを供給。ダウンチューブ内にDi2バッテリーを内蔵するなどした意欲作だ。フランスの国鳥である鶏が描かれたチームカラーのバイクを駆る。シマノと関係の深いチームだけに、コンポーネントはもちろんデュラエース・Di2、ホイール、ハンドルなどもシマノ/PROで統一される。サドルはフィジーク、タイヤはハッチンソンだ。
カチューシャ
キャニオン Speedmax CF Evo
カチューシャはキャニオンの新型TTバイク、Speedmax CF Evoをエースのデニス・メンショフ(ロシア)へと供給した。ヒンジ型のヘッドチューブ、トップチューブと水平となるエアロハンドル、インテグレーテッドブレーキを使用した意欲作だ。他のメンバーは従来モデルであるSpeedmax CFに乗った。
コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。フロントホイールには新開発のエアロホイールCXR80を使用するが、タイヤにはセット開発のイクシオンCX-1ではなくイクシオングリップリンクを使用していた。UCI規定に則りCX01ブレードは取り外ししている。ディスクホイールはエグザリット化を果たしたコメットロードを装備する。
ヴァカンソレイユ・DCM
ビアンキ Pico Crono
ヴァカンソレイユが駆るのはチェレステカラーが爽やかなPico Crono。直線的なデザインが特徴的なタイムトライアルバイクだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースの機械式を採用するのが他チームと異なる点。ハンドルやクランクセットはロードバイクはFSAだが、TTバイクに関してはヴィジョン製品を採用する。チェーンはKMC。ホイールはFFWDで、前輪にはバトンホイールの「スリー」を用いる。組み合わせるタイヤはVredestein Fortezzaだ。
ロット・ベリソル
リドレー DEAN
ベルギーチームのロット・ベリソルは、リドレーのディーンを駆る。OVAL CONCEPTS社と共同開発したフォークとシートステーのジェットフォイル、またフレームに貼られるサーファステープなどを採用したバイクだ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSとし、ホイールはフロントにボーラの50mmもしくは80mm。リアホイールには同ギブリを使用するが、エースのユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー)にはギブリの後継モデルと思われるロゴ無しホイールを使用していた。バッテリーはダウンチューブ下側にセットする。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
ラボバンク
ジャイアント Trinity Advanced SL
ラボバンクが使用するのはジャイアントのTTマシン、Trinity Advanced SL。現在主流となった一直線のステムからトップチューブにかけてのラインを採用した先駆けのマシンだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。ホイールもシマノ/PRO製品を用いるが、選手によってはフロントにHEDのStinger9のリムとデュラエースハブを組み合わせたと思われるロゴ無しホイール、そして同じくStingerホイールの上からカーボンを被せてディスク化したと思われる特殊なリアホイールを使用した。
フロントブレーキは従来より使用していたチームカラーのシングルピポッドブレーキを使用したが、新開発の製品を取り付けたマシンも一部存在していた。リアブレーキはBB下に位置するが、シートステーに取り付けるタイプの旧型のマシンに乗った選手も。ハンドル類はジャイアントのオリジナルだ。
FDJ・ビッグマット
ラピエール AERO STORM
フランスの老舗総合バイクブランドであるラピエールは、FDJ・ビッグマットへとAERO STORMを供給。ダウンチューブ内にDi2バッテリーを内蔵するなどした意欲作だ。フランスの国鳥である鶏が描かれたチームカラーのバイクを駆る。シマノと関係の深いチームだけに、コンポーネントはもちろんデュラエース・Di2、ホイール、ハンドルなどもシマノ/PROで統一される。サドルはフィジーク、タイヤはハッチンソンだ。
カチューシャ
キャニオン Speedmax CF Evo
カチューシャはキャニオンの新型TTバイク、Speedmax CF Evoをエースのデニス・メンショフ(ロシア)へと供給した。ヒンジ型のヘッドチューブ、トップチューブと水平となるエアロハンドル、インテグレーテッドブレーキを使用した意欲作だ。他のメンバーは従来モデルであるSpeedmax CFに乗った。
コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。フロントホイールには新開発のエアロホイールCXR80を使用するが、タイヤにはセット開発のイクシオンCX-1ではなくイクシオングリップリンクを使用していた。UCI規定に則りCX01ブレードは取り外ししている。ディスクホイールはエグザリット化を果たしたコメットロードを装備する。
ヴァカンソレイユ・DCM
ビアンキ Pico Crono
ヴァカンソレイユが駆るのはチェレステカラーが爽やかなPico Crono。直線的なデザインが特徴的なタイムトライアルバイクだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースの機械式を採用するのが他チームと異なる点。ハンドルやクランクセットはロードバイクはFSAだが、TTバイクに関してはヴィジョン製品を採用する。チェーンはKMC。ホイールはFFWDで、前輪にはバトンホイールの「スリー」を用いる。組み合わせるタイヤはVredestein Fortezzaだ。
ロット・ベリソル
リドレー DEAN
ベルギーチームのロット・ベリソルは、リドレーのディーンを駆る。OVAL CONCEPTS社と共同開発したフォークとシートステーのジェットフォイル、またフレームに貼られるサーファステープなどを採用したバイクだ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSとし、ホイールはフロントにボーラの50mmもしくは80mm。リアホイールには同ギブリを使用するが、エースのユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー)にはギブリの後継モデルと思われるロゴ無しホイールを使用していた。バッテリーはダウンチューブ下側にセットする。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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