2008年全日本選手権ロードレース女子2位の宇田由香(旧姓:山島/あさひレーシング)が、2月に急性骨髄性白血病を発症し、現在レース活動の休止を余儀なくされている。

2008年全日本選手権ロードレース女子、ゴール前でスプリントする宇田由香(写真右・旧姓:山島/あさひレーシング)2008年全日本選手権ロードレース女子、ゴール前でスプリントする宇田由香(写真右・旧姓:山島/あさひレーシング)
6月1日付の本人のブログによると、宇田は現在入院生活をしており、抗がん剤治療を行いながらその副作用のために輸血が必要な状況であるという。

これにより今後の活動予定は白紙、ブログも6月1日の本人の発表を最後に更新停止となっている。

宇田は2008年全日本選手権ロードレース女子で沖美穂に次ぐ2位、第5回富士山国際ヒルクライムロードレースでは女子の部で優勝し、一時Jフェミニンのリーダージャージを獲得するなど、多くのレースで好成績を残していた。国際レースでも日本代表に選抜されることも多く、2008年世界選手権ロード(イタリア、ヴァレーゼ大会)に出場するなど、まさに日本を代表する女子ロードレーサーのひとり。近年総合力をつけながら、細身のクライマーとして順調に成長してきただけに、関係者やファンの衝撃と心配は大きい。

宇田の一刻も早い回復と、レースで元気な姿を再び見せてくれることを祈るばかりだ。


(タイトル写真は本人ブログからの引用)

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