2012/04/07(土) - 16:19
フランス北部、ベルギー国境に近い一帯で、第110回パリ〜ルーベ(UCIワールドツアー)が開催される。27ものパヴェ(石畳)区間を含む257.5kmの難コースは、今年も刺激的なバトルを生み出すだろう。トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)の快進撃はまだまだ続くのか?
合計27セクター・総延長51.5kmのパヴェ区間
「クラシックの女王」と呼ばれるパリ〜ルーベは今年で開催110回目。第1回大会が行なわれたのは、近代オリンピックと同じ1896年。格式の高いクラシックレースとして独特の地位を誇っている。
「女王」またの名を「北の地獄」。他のレースでは決して見ることが出来ない荒れたパヴェ(石畳)が連続して登場する異質のレースだ。選手たちはバイクを抑え込みながら荒れたパヴェを突き進む。
パリ北部のコンピエーニュをスタートする257.5kmのコースはフラットそのもの。パヴェ区間を縫うようにして蛇行しながら、ベルギー国境近くのルーベを目指す。
レース前半の約100kmは快適なアスファルト舗装路が続く。しかし、そこからゴールまで、休むまもなくパヴェ区間(セクター)が登場する。ゴール地点ルーベに至るまで、合計で27のパヴェ区間が登場。その総延長は51.5kmに及び、レース後半部の3分の1がパヴェに覆われている計算になる。
パヴェ区間のほとんどが握りこぶし大の石が敷き詰められた「悪路」で、石と石の間の土は風雨によって浸食。鋭く角の立った石や段差が、パンクや落車を引き起こす。毎年少しずつ修復が加えられているが、中には規則性を失って波打ったものや、陥没した穴もある。
これほどマシントラブルや落車の多いレースは他に類を見ない。荒れた路面が選手たちを苦しめ、ときに致命的なダメージを与える。要求されるのは、荒れた石畳のラインを読む高度な走行テクニックと、振動をいなしながら踏み切る走力。雨が降って路面が濡れればトラブル続出の「泥地獄」になり、晴れて乾燥すれば砂埃により呼吸もままならない「砂埃地獄」になる。
登場する27のパヴェ区間は、それぞれ長さが200mから3700mまで様々。その長さや路面の荒れ具合に応じて、難易度が1〜5までランク付けされている。
中でも有名なのが、アランベール、モンサン・ぺヴェル、そしてカルフール・ド・ラルブル。昨年この5つ星パヴェに、オルノワ・レ・ヴァロンシエンヌが仲間入りした。
いずれも全長が2kmを超え、その路面は特に荒い。「アランベールの森」を貫く直線的なパヴェセクター、5つ星アランベールは、ゴール85km手前に登場する。長さが2400mに達し、その路面は荒れ放題。ここで数々の名選手が落車やトラブルにより勝機を失い、そして同時に、多くの決定的な動きが生まれた。
そして、終盤にかけて大きな盛り上がりを見せるのが、難易度4の3区間(シソワン・ブルゲル、ブルゲル・ワヌエン、カンファナン・ぺヴェル)を越えた後に登場するカルフール・ド・ラルブルだ。長さ2100mのこの難所を越えると、ゴールまで残り15km。その後の3区間の難易度は低く、カルフール・ド・ラルブルで勝負が決まる可能性が高い。
荒れたパヴェレースの最後を締めくくるのは、皮肉にも、スムースな路面のルーベ・ヴェロドローム(トラック競技場)。先頭でゴールラインを駆け抜けた選手には、パヴェの石塊で作られたトロフィーが贈られる。
登場するパヴェ27区間(セクターNo.・地点km・名称・長さ・難易度)
27 97.5km Troisvilles à Inchy 2200m ☆☆☆
26 104km Viesly à Quiévy 1800m ☆☆☆
25 106.5km Quiévy à Saint-Python 3700m ☆☆☆☆
24 111.5km Saint-Python 1500m ☆☆
23 119.5km Vertain à Saint-Martin-sur-Écaillon 2300m ☆☆☆
22 126km Capelle-sur-Écaillon à Ruesnes 1700m ☆☆☆
21 142km Aulnoy-lez-Valenciennes(オルノワ・レ・ヴァロンシエンヌ)2600m ☆☆☆☆☆
20 145.5km Famars à Quérénaing 1200m ☆☆
19 149km Quérénaing à Maing 2500m ☆☆☆
18 152km Maing à Monchaux-sur-Écaillon 1600m ☆☆☆
17 163.5km Haveluy à Wallers 2500m ☆☆☆☆
16 172km Trouée d’Arenberg(アランベール) 2400m ☆☆☆☆☆
15 178.5km Millonfosse à Bousignies 1400m ☆☆☆
14a 183.5km Brillon à Tilloy-lez-Marchiennes 1100m ☆☆
14b 185.5km Tilloy - Sars-et-Rosières 2400m ☆☆☆
13 192km Beuvry-la-Forêt à Orchies 1400m ☆☆☆
12 197km Orchies 1700m ☆☆☆
11 203km Auchy-lez-Orchies à Bersée 2600m ☆☆☆
10 208.5km Mons-en-Pévèle(モンサン・ぺヴェル)3000m ☆☆☆☆☆
9 215km Mérignies à Avelin 700m ☆☆☆
8 218km Pont-Thibaut à Ennevelin 1400m ☆☆☆
7a 223.5km Templeuve - L’Épinette 200m ☆
7b 224km Templeuve - Moulin de Vertain 500m ☆☆
6a 230.5km Cysoing à Bourghelles 1300m ☆☆☆☆
6b 233km Bourghelles à Wannehain 1100m ☆☆☆☆
5 237.5km Camphin-en-Pévèle 1800m ☆☆☆☆
4 240.5km Carrefour de l’Arbre(カルフール・ド・ラルブル)2100m ☆☆☆☆☆
3 242.5km Gruson 1100m ☆☆
2 249.5km Willems à Hem 1400m ☆
1 256.5km Roubaix 300m ☆
王者ボーネンが史上最多タイの4勝目に移動
最有力優勝候補は、紛れもなくトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)だ。
ここ数年輝きを失っていたボーネンは、今シーズン勝ちまくっている。特にクラシックレースでの活躍が顕著。UCIワールドツアーのE3プライス・フラーンデレン、ヘント〜ウェベルヘム、ロンド・ファン・フラーンデレンでハットトリックを達成している。
2005年、2008年、2009年のパリ〜ルーベで優勝した「獅子」が、数年の眠りから覚めた。パヴェを走るテクニック&走力はもちろん世界トップレベルであり、持ち味のスプリント力で勝負を決める。
ボーネンはオメガファーマ・クイックステップの手厚いサポートを受ける。チームメイトのシルヴァン・シャヴァネル(フランス)やニキ・テルプストラ(オランダ)は、他チームに移籍すればエース級の実力者。オメガファーマ・クイックステップは戦略的に多くのカードをもつ。ボーネンが厳しいマークに合った場合は、シャヴァネルらにチャンスが転がり込むことも充分に考えられる。
宿敵ファビアン・カンチェラーラ(スイス)が鎖骨骨折で戦列を離れた今、オメガファーマ・クイックステップの牙城は揺るぎない。なお、仮にボーネンが優勝した場合、ロジェ・デフラミンク(ベルギー)がもつ史上最多4勝目の記録に並ぶ。2度目のロンド=パリ〜ルーベ同年制覇は史上初の快挙だ。
ではボーネンに立ち向かう対立候補は誰か。ロンド2位のフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)は、パリ〜ルーベでもボーネンの最大のライバルとなるだろう。ポッツァートは今シーズン序盤に鎖骨を骨折したが、コンディションを保ったままレースに復帰。ロンドでは自ら積極的にレースを動かした。
ロンド3位のアレッサンドロ・バッラン(イタリア)は、強力なBMCレーシングチームを率いての出場だ。チームには、2009年大会3位、2010年大会2位のトル・フースホフト(ノルウェー)や、過去7回表彰台に登っているジョージ・ヒンカピー(アメリカ)、パリ〜ルーベのエスポワール(U23)レースで優勝しているテイラー・フィニー(アメリカ)、そしてフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー)らがいる。
昨年優勝したヨハン・ファンスーメレン(ベルギー、ガーミン・バラクーダ)は、今年ブレイクしつつあるセプ・ファンマルク(ベルギー)やハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア)を従える。BMCとガーミンはいずれもアメリカチームだが、様々な展開に持ち込めるチーム力を有している。
カンチェラーラを欠くレディオシャック・ニッサンは、グレゴリー・ラスト(スイス)やダニエーレ・ベンナーティ(イタリア)をエースに指名する。ロンドでタイミングを逃したペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)は欠場。ダニエル・オス(イタリア)がイタリアチームのエースを担う。
2007年大会の覇者スチュアート・オグレディ(オーストラリア、グリーンエッジ)の他、実績のあるフアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)やマーティン・チャリンギ(オランダ、ラボバンク)らも上位に絡んでくるだろう。
天気予報によると、現地の天候は晴れ。現在(土曜日)は時折雨が降るコンディションで、若干路面が濡れた状態でレースが行なわれることになるだろう。
シクロワイアードでは、レース当日にテキストライブを開催。綾野真フォトグラファーによる現地レポートやレースレポートもお楽しみに!
text:Kei Tsuji
合計27セクター・総延長51.5kmのパヴェ区間
「クラシックの女王」と呼ばれるパリ〜ルーベは今年で開催110回目。第1回大会が行なわれたのは、近代オリンピックと同じ1896年。格式の高いクラシックレースとして独特の地位を誇っている。
「女王」またの名を「北の地獄」。他のレースでは決して見ることが出来ない荒れたパヴェ(石畳)が連続して登場する異質のレースだ。選手たちはバイクを抑え込みながら荒れたパヴェを突き進む。
パリ北部のコンピエーニュをスタートする257.5kmのコースはフラットそのもの。パヴェ区間を縫うようにして蛇行しながら、ベルギー国境近くのルーベを目指す。
レース前半の約100kmは快適なアスファルト舗装路が続く。しかし、そこからゴールまで、休むまもなくパヴェ区間(セクター)が登場する。ゴール地点ルーベに至るまで、合計で27のパヴェ区間が登場。その総延長は51.5kmに及び、レース後半部の3分の1がパヴェに覆われている計算になる。
パヴェ区間のほとんどが握りこぶし大の石が敷き詰められた「悪路」で、石と石の間の土は風雨によって浸食。鋭く角の立った石や段差が、パンクや落車を引き起こす。毎年少しずつ修復が加えられているが、中には規則性を失って波打ったものや、陥没した穴もある。
これほどマシントラブルや落車の多いレースは他に類を見ない。荒れた路面が選手たちを苦しめ、ときに致命的なダメージを与える。要求されるのは、荒れた石畳のラインを読む高度な走行テクニックと、振動をいなしながら踏み切る走力。雨が降って路面が濡れればトラブル続出の「泥地獄」になり、晴れて乾燥すれば砂埃により呼吸もままならない「砂埃地獄」になる。
登場する27のパヴェ区間は、それぞれ長さが200mから3700mまで様々。その長さや路面の荒れ具合に応じて、難易度が1〜5までランク付けされている。
中でも有名なのが、アランベール、モンサン・ぺヴェル、そしてカルフール・ド・ラルブル。昨年この5つ星パヴェに、オルノワ・レ・ヴァロンシエンヌが仲間入りした。
いずれも全長が2kmを超え、その路面は特に荒い。「アランベールの森」を貫く直線的なパヴェセクター、5つ星アランベールは、ゴール85km手前に登場する。長さが2400mに達し、その路面は荒れ放題。ここで数々の名選手が落車やトラブルにより勝機を失い、そして同時に、多くの決定的な動きが生まれた。
そして、終盤にかけて大きな盛り上がりを見せるのが、難易度4の3区間(シソワン・ブルゲル、ブルゲル・ワヌエン、カンファナン・ぺヴェル)を越えた後に登場するカルフール・ド・ラルブルだ。長さ2100mのこの難所を越えると、ゴールまで残り15km。その後の3区間の難易度は低く、カルフール・ド・ラルブルで勝負が決まる可能性が高い。
荒れたパヴェレースの最後を締めくくるのは、皮肉にも、スムースな路面のルーベ・ヴェロドローム(トラック競技場)。先頭でゴールラインを駆け抜けた選手には、パヴェの石塊で作られたトロフィーが贈られる。
登場するパヴェ27区間(セクターNo.・地点km・名称・長さ・難易度)
27 97.5km Troisvilles à Inchy 2200m ☆☆☆
26 104km Viesly à Quiévy 1800m ☆☆☆
25 106.5km Quiévy à Saint-Python 3700m ☆☆☆☆
24 111.5km Saint-Python 1500m ☆☆
23 119.5km Vertain à Saint-Martin-sur-Écaillon 2300m ☆☆☆
22 126km Capelle-sur-Écaillon à Ruesnes 1700m ☆☆☆
21 142km Aulnoy-lez-Valenciennes(オルノワ・レ・ヴァロンシエンヌ)2600m ☆☆☆☆☆
20 145.5km Famars à Quérénaing 1200m ☆☆
19 149km Quérénaing à Maing 2500m ☆☆☆
18 152km Maing à Monchaux-sur-Écaillon 1600m ☆☆☆
17 163.5km Haveluy à Wallers 2500m ☆☆☆☆
16 172km Trouée d’Arenberg(アランベール) 2400m ☆☆☆☆☆
15 178.5km Millonfosse à Bousignies 1400m ☆☆☆
14a 183.5km Brillon à Tilloy-lez-Marchiennes 1100m ☆☆
14b 185.5km Tilloy - Sars-et-Rosières 2400m ☆☆☆
13 192km Beuvry-la-Forêt à Orchies 1400m ☆☆☆
12 197km Orchies 1700m ☆☆☆
11 203km Auchy-lez-Orchies à Bersée 2600m ☆☆☆
10 208.5km Mons-en-Pévèle(モンサン・ぺヴェル)3000m ☆☆☆☆☆
9 215km Mérignies à Avelin 700m ☆☆☆
8 218km Pont-Thibaut à Ennevelin 1400m ☆☆☆
7a 223.5km Templeuve - L’Épinette 200m ☆
7b 224km Templeuve - Moulin de Vertain 500m ☆☆
6a 230.5km Cysoing à Bourghelles 1300m ☆☆☆☆
6b 233km Bourghelles à Wannehain 1100m ☆☆☆☆
5 237.5km Camphin-en-Pévèle 1800m ☆☆☆☆
4 240.5km Carrefour de l’Arbre(カルフール・ド・ラルブル)2100m ☆☆☆☆☆
3 242.5km Gruson 1100m ☆☆
2 249.5km Willems à Hem 1400m ☆
1 256.5km Roubaix 300m ☆
王者ボーネンが史上最多タイの4勝目に移動
最有力優勝候補は、紛れもなくトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)だ。
ここ数年輝きを失っていたボーネンは、今シーズン勝ちまくっている。特にクラシックレースでの活躍が顕著。UCIワールドツアーのE3プライス・フラーンデレン、ヘント〜ウェベルヘム、ロンド・ファン・フラーンデレンでハットトリックを達成している。
2005年、2008年、2009年のパリ〜ルーベで優勝した「獅子」が、数年の眠りから覚めた。パヴェを走るテクニック&走力はもちろん世界トップレベルであり、持ち味のスプリント力で勝負を決める。
ボーネンはオメガファーマ・クイックステップの手厚いサポートを受ける。チームメイトのシルヴァン・シャヴァネル(フランス)やニキ・テルプストラ(オランダ)は、他チームに移籍すればエース級の実力者。オメガファーマ・クイックステップは戦略的に多くのカードをもつ。ボーネンが厳しいマークに合った場合は、シャヴァネルらにチャンスが転がり込むことも充分に考えられる。
宿敵ファビアン・カンチェラーラ(スイス)が鎖骨骨折で戦列を離れた今、オメガファーマ・クイックステップの牙城は揺るぎない。なお、仮にボーネンが優勝した場合、ロジェ・デフラミンク(ベルギー)がもつ史上最多4勝目の記録に並ぶ。2度目のロンド=パリ〜ルーベ同年制覇は史上初の快挙だ。
ではボーネンに立ち向かう対立候補は誰か。ロンド2位のフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)は、パリ〜ルーベでもボーネンの最大のライバルとなるだろう。ポッツァートは今シーズン序盤に鎖骨を骨折したが、コンディションを保ったままレースに復帰。ロンドでは自ら積極的にレースを動かした。
ロンド3位のアレッサンドロ・バッラン(イタリア)は、強力なBMCレーシングチームを率いての出場だ。チームには、2009年大会3位、2010年大会2位のトル・フースホフト(ノルウェー)や、過去7回表彰台に登っているジョージ・ヒンカピー(アメリカ)、パリ〜ルーベのエスポワール(U23)レースで優勝しているテイラー・フィニー(アメリカ)、そしてフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー)らがいる。
昨年優勝したヨハン・ファンスーメレン(ベルギー、ガーミン・バラクーダ)は、今年ブレイクしつつあるセプ・ファンマルク(ベルギー)やハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア)を従える。BMCとガーミンはいずれもアメリカチームだが、様々な展開に持ち込めるチーム力を有している。
カンチェラーラを欠くレディオシャック・ニッサンは、グレゴリー・ラスト(スイス)やダニエーレ・ベンナーティ(イタリア)をエースに指名する。ロンドでタイミングを逃したペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)は欠場。ダニエル・オス(イタリア)がイタリアチームのエースを担う。
2007年大会の覇者スチュアート・オグレディ(オーストラリア、グリーンエッジ)の他、実績のあるフアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)やマーティン・チャリンギ(オランダ、ラボバンク)らも上位に絡んでくるだろう。
天気予報によると、現地の天候は晴れ。現在(土曜日)は時折雨が降るコンディションで、若干路面が濡れた状態でレースが行なわれることになるだろう。
シクロワイアードでは、レース当日にテキストライブを開催。綾野真フォトグラファーによる現地レポートやレースレポートもお楽しみに!
text:Kei Tsuji
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