2012/01/27(金) - 12:07
2012年1月26日、ツール・ド・サンルイス(UCI2.1)第4ステージ個人タイムトライアルが行なわれ、19.5kmコースで22分33秒のトップタイムを叩き出したリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)が優勝。ライプハイマーは同時に総合首位に躍り出た。
アルゼンチン中部、人口15万人の街サンルイスを舞台にした個人タイムトライアル。19.5kmのコースは直線基調で、市内をスタートし、郊外にある標高差100mほどの丘を登って帰ってくる。
前日の山岳ステージを終えた時点で総合2位につけていたリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)は、この19.5kmコースで22分33秒というトップタイムをマーク。ステージ優勝に輝いた。平均スピードは51.9km/h。
他を圧倒し、総合首位に躍り出たライプハイマーは「今日は本当に良い走りがしたかった。今朝コースを下見して、今日勝算はあると思ったんだ。ベストな走りが出来たと思う。風が強かったので集中力を絶やすことが出来なかった」と語る。
23秒遅れのステージ2位にヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)、38秒遅れのステージ3位にステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ)が入っている。それぞれ総合3位と総合2位まで順位を上げた。
1分近い総合リードを得て、ライプハイマーはレース後半戦に挑む。翌日の第5ステージは標高1450mの1級山岳ミラドール・デル・ソルにゴールする難関山岳コースだが、ライプハイマーは自信溢れるコメントを残している。「明日はチャレンジングな一日になると思うけど、心配はしていない。調子の良さを感じているし、チームの士気も高い。チームはここまでの4ステージのうち3ステージで勝利している。(スプリントと総合の)バランスも良好。力量と決意を信頼して、明日のステージに挑みたい」
一方、最終走者アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク)はライプハイマーから1分01秒遅れのステージ6位に沈み、総合順位を4位まで下げた。
コンタドールは自身のTwitterで「1月のタイムトライアルでいい走りは出来ない!」とコメント。チームサクソバンクのフィリップ・モデュイ監督も「前から言っているように、アルベルト(コンタドール)のコンディションはピークにはほど遠い。この時期にピークを持ってくる必要は無いんだ。6ヶ月のブランクを経ての昨日の勝利で、彼はチャンピオンとしての力を見せた。次なるステージに目を向けたい」と語っている。
レース内容はレース公式サイト(www.tour-sanluis.com.ar)、選手&監督のコメントは各チーム公式サイトより。
ツール・ド・サンルイス2012第4ステージ結果
1位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)22'33"
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +23"
3位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ) +38"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ) +39"
5位 マグノ・ナザレー(ブラジル、ファンビク) +44"
6位 アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク) +1'01"
7位 マティアス・メディチ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム) +1'03"
8位 クリスティアン・マルティネス(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス) +1'06"
9位 ルイス・マンシーリャ(チリ、チリチーム) +1'11"
10位 ホルヘ・ジャシンティ(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス)
個人総合成績
1位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)13h07'52"
2位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ) +53"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +55"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク) +57"
5位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ) +1'20"
6位 ダニエル・ディアス(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス) +1'36"
7位 ルイス・マンシーリャ(チリ、チリチーム) +1'43"
8位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ) +1'49"
9位 マグノ・ナザレー(ブラジル、ファンビク)
10位 アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター) +2'51"
山岳賞
ミゲール・ルビアーノチャベス(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)
スプリント賞
エドウィン・アビラ(コロンビア、コロンビアチーム)
チーム総合成績
モビスター
text:Kei Tsuji
photo:Luis Barbosa, Cor Vos
アルゼンチン中部、人口15万人の街サンルイスを舞台にした個人タイムトライアル。19.5kmのコースは直線基調で、市内をスタートし、郊外にある標高差100mほどの丘を登って帰ってくる。
前日の山岳ステージを終えた時点で総合2位につけていたリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)は、この19.5kmコースで22分33秒というトップタイムをマーク。ステージ優勝に輝いた。平均スピードは51.9km/h。
他を圧倒し、総合首位に躍り出たライプハイマーは「今日は本当に良い走りがしたかった。今朝コースを下見して、今日勝算はあると思ったんだ。ベストな走りが出来たと思う。風が強かったので集中力を絶やすことが出来なかった」と語る。
23秒遅れのステージ2位にヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)、38秒遅れのステージ3位にステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ)が入っている。それぞれ総合3位と総合2位まで順位を上げた。
1分近い総合リードを得て、ライプハイマーはレース後半戦に挑む。翌日の第5ステージは標高1450mの1級山岳ミラドール・デル・ソルにゴールする難関山岳コースだが、ライプハイマーは自信溢れるコメントを残している。「明日はチャレンジングな一日になると思うけど、心配はしていない。調子の良さを感じているし、チームの士気も高い。チームはここまでの4ステージのうち3ステージで勝利している。(スプリントと総合の)バランスも良好。力量と決意を信頼して、明日のステージに挑みたい」
一方、最終走者アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク)はライプハイマーから1分01秒遅れのステージ6位に沈み、総合順位を4位まで下げた。
コンタドールは自身のTwitterで「1月のタイムトライアルでいい走りは出来ない!」とコメント。チームサクソバンクのフィリップ・モデュイ監督も「前から言っているように、アルベルト(コンタドール)のコンディションはピークにはほど遠い。この時期にピークを持ってくる必要は無いんだ。6ヶ月のブランクを経ての昨日の勝利で、彼はチャンピオンとしての力を見せた。次なるステージに目を向けたい」と語っている。
レース内容はレース公式サイト(www.tour-sanluis.com.ar)、選手&監督のコメントは各チーム公式サイトより。
ツール・ド・サンルイス2012第4ステージ結果
1位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)22'33"
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +23"
3位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ) +38"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ) +39"
5位 マグノ・ナザレー(ブラジル、ファンビク) +44"
6位 アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク) +1'01"
7位 マティアス・メディチ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム) +1'03"
8位 クリスティアン・マルティネス(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス) +1'06"
9位 ルイス・マンシーリャ(チリ、チリチーム) +1'11"
10位 ホルヘ・ジャシンティ(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス)
個人総合成績
1位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)13h07'52"
2位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ) +53"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +55"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、チームサクソバンク) +57"
5位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ) +1'20"
6位 ダニエル・ディアス(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス) +1'36"
7位 ルイス・マンシーリャ(チリ、チリチーム) +1'43"
8位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ) +1'49"
9位 マグノ・ナザレー(ブラジル、ファンビク)
10位 アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター) +2'51"
山岳賞
ミゲール・ルビアーノチャベス(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)
スプリント賞
エドウィン・アビラ(コロンビア、コロンビアチーム)
チーム総合成績
モビスター
text:Kei Tsuji
photo:Luis Barbosa, Cor Vos
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