2011/11/16(水) - 09:53
2011年11月13日に滋賀県高島市マキノ高原で行われた関西シクロクロス2011-2012第2戦は、序盤から沢田時（ENDLESS/ProRide）と小坂正則（スワコレーシングチーム）がレースをリード。40分で沢田がレースを終えると、小坂正則がそのままゴールまで独走した。
C1 沢田時（ENDLESS/ProRide）と小坂正則（スワコレーシングチーム）が競り合う photo:Akihiro NAKAO第2戦マキノ高原は12月11日に行われる全日本選手権と同じ会場となるので、プレ全日本としての意味合いをもった試合となった。
全日本選手権9連覇の辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）とベテラン小坂正則、息子の小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン）、さらにMTBレースでライバル関係にある沢田時と横山航太（快レーシング）は40分の制限付きでの出場。このジュニア2人がどこまで走れるのかも興味が湧く。
C1 辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー） photo:Akihiro NAKAOコースはスキー場を利用した傾斜のある芝生広場を迷路のように縦横無尽に行き交うもの。当日は雨が降ったり止んだりの落ち着かない天候になり、キャンバーも含めて路面が滑りやすく、その上コンクリートの段差があってパンクしやすい。パワーと繊細さが要求されるこの周回を、C1は9周回する。
スタートから飛び出したのは小坂光と沢田、それに続くは辻浦・横山・小坂正則。この5人が後続集団を圧倒的な速さで置いていく。小坂光が芝生のコーナーで転倒してから沢田が先頭に立ち、ここから沢田は辻浦と小坂正則の2人と代わる代わる先頭争いを続ける。そして横山がこの3人に食らいつく。
C1 小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン） photo:Akihiro NAKAO5周目に辻浦がメカトラで遅れ、沢田と小坂正則と争いに。沢田の気迫のこもった走りで会場の応援も盛り上がり、最後は沢田がスプリントで先頭を維持したまま6周回でレースを終えた。
続いて横山も15秒遅れてこちらもレース終了し、2人のポテンシャルの高さを見せた。本レースはそのまま小坂正則の勝利、続いて小坂光と辻浦が入った。
C1優勝小坂正則（スワコレーシングチーム） photo:Akihiro NAKAO小坂正則のコメント
「序盤から沢田君と横山君と競っていて、1周か2周までかなと思っていたけど40分間も粘っていた。テクニック的な部分はもう一つかもしれないが、実力はエリートで走っても遜色はない。最後はもう少しついていければ良かったのですが、自分自身の残りのレースと辻浦君の追い上げを考えると、足は使えないのでゴールスプリントまではつき合えなかったです。沢田君は一度黒部でも一緒に走りました。体調が良くないのか目立った走りではなかったですが、今日はびっくりしました。スキルを積めば手強い選手になりますね」
CL1は豊岡英子（パナソニックレディース）と福本千佳（クラブシルベスト/同志社大学）の一騎打ち。福本が先頭に立つ場面もあったものの、豊岡の勝利となった。福本の長い膝の故障は完治していないそうだが、トレーニング等の仕方で対処するそうだ。CM1は筧太一（イナーメ信濃山形）が地元関西勢を1分30秒以上引き離す圧倒的な走りで勝利を飾っている。
CL1 先頭を走る豊岡英子（パナソニックレディース） photo:Akihiro NAKAO
CL1 2番手を走行する福本千佳（クラブシルベスト/同志社大学） photo:Akihiro NAKAO
CM1優勝筧太一（イナーメ信濃山形） photo:Akihiro NAKAO
C2 中原義貴（Team MX/STORCK） photo:Akihiro NAKAO
関西シクロクロス2011-2012第2戦結果
C1
1位 小坂正則（スワコレーシングチーム） 1h01'09"
2位 小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン） +01'29"
3位 辻浦圭一（チームブリヂストンアンカー） +01'52"
4位 伊澤優大（岩井商会レーシング） +03'37"
5位 木村圭佑（京都産業大学） +05'08"
6位 鳥居新也（竹芝サイクルレーシング） +05'14"
7位 佐野和矢（CLUBviento） +05'31"
8位 久保伸次（岩井商会レーシング） +05'47"
9位 藤川正人（ストラーダR） +06'02"
10位 森圭司（masahikomifune.com） +06'12"
CL1
1位 豊岡英子（パナソニックレディース） 36'37"
2位 福本千佳（クラブシルベスト同志社大学） +08"
3位 宮内佐季子（CLUBviento） +12"
CM1
1位 筧太一（イナーメ信濃山形） 42'44"
2位 佐野光宏（ストラーダR） +01'34"
3位 大河内二郎（シルクロード） +01'37"
C2
1位 中原義貴（Team MX/STORCK） 35'46"
2位 山田誉史輝（HAPPYRIDE） +01'03"
3位 村山優弥（スワコレーシングチーム） +01'18"
4位 木村吉秀（瀬田工業高校自転車競技部） +01'37"
5位 松本祐典（アキファクトリー） +01'40"
text&photo:Akihiro NAKAO
C1 沢田時（ENDLESS/ProRide）と小坂正則（スワコレーシングチーム）が競り合う photo:Akihiro NAKAO第2戦マキノ高原は12月11日に行われる全日本選手権と同じ会場となるので、プレ全日本としての意味合いをもった試合となった。全日本選手権9連覇の辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）とベテラン小坂正則、息子の小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン）、さらにMTBレースでライバル関係にある沢田時と横山航太（快レーシング）は40分の制限付きでの出場。このジュニア2人がどこまで走れるのかも興味が湧く。
C1 辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー） photo:Akihiro NAKAOコースはスキー場を利用した傾斜のある芝生広場を迷路のように縦横無尽に行き交うもの。当日は雨が降ったり止んだりの落ち着かない天候になり、キャンバーも含めて路面が滑りやすく、その上コンクリートの段差があってパンクしやすい。パワーと繊細さが要求されるこの周回を、C1は9周回する。スタートから飛び出したのは小坂光と沢田、それに続くは辻浦・横山・小坂正則。この5人が後続集団を圧倒的な速さで置いていく。小坂光が芝生のコーナーで転倒してから沢田が先頭に立ち、ここから沢田は辻浦と小坂正則の2人と代わる代わる先頭争いを続ける。そして横山がこの3人に食らいつく。
C1 小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン） photo:Akihiro NAKAO5周目に辻浦がメカトラで遅れ、沢田と小坂正則と争いに。沢田の気迫のこもった走りで会場の応援も盛り上がり、最後は沢田がスプリントで先頭を維持したまま6周回でレースを終えた。続いて横山も15秒遅れてこちらもレース終了し、2人のポテンシャルの高さを見せた。本レースはそのまま小坂正則の勝利、続いて小坂光と辻浦が入った。
C1優勝小坂正則（スワコレーシングチーム） photo:Akihiro NAKAO小坂正則のコメント「序盤から沢田君と横山君と競っていて、1周か2周までかなと思っていたけど40分間も粘っていた。テクニック的な部分はもう一つかもしれないが、実力はエリートで走っても遜色はない。最後はもう少しついていければ良かったのですが、自分自身の残りのレースと辻浦君の追い上げを考えると、足は使えないのでゴールスプリントまではつき合えなかったです。沢田君は一度黒部でも一緒に走りました。体調が良くないのか目立った走りではなかったですが、今日はびっくりしました。スキルを積めば手強い選手になりますね」
CL1は豊岡英子（パナソニックレディース）と福本千佳（クラブシルベスト/同志社大学）の一騎打ち。福本が先頭に立つ場面もあったものの、豊岡の勝利となった。福本の長い膝の故障は完治していないそうだが、トレーニング等の仕方で対処するそうだ。CM1は筧太一（イナーメ信濃山形）が地元関西勢を1分30秒以上引き離す圧倒的な走りで勝利を飾っている。
CL1 先頭を走る豊岡英子（パナソニックレディース） photo:Akihiro NAKAOCL1 2番手を走行する福本千佳（クラブシルベスト/同志社大学） photo:Akihiro NAKAOCM1優勝筧太一（イナーメ信濃山形） photo:Akihiro NAKAOC2 中原義貴（Team MX/STORCK） photo:Akihiro NAKAO関西シクロクロス2011-2012第2戦結果
C1
1位 小坂正則（スワコレーシングチーム） 1h01'09"
2位 小坂光（TeamZenko/宇都宮ブリッツェン） +01'29"
3位 辻浦圭一（チームブリヂストンアンカー） +01'52"
4位 伊澤優大（岩井商会レーシング） +03'37"
5位 木村圭佑（京都産業大学） +05'08"
6位 鳥居新也（竹芝サイクルレーシング） +05'14"
7位 佐野和矢（CLUBviento） +05'31"
8位 久保伸次（岩井商会レーシング） +05'47"
9位 藤川正人（ストラーダR） +06'02"
10位 森圭司（masahikomifune.com） +06'12"
CL1
1位 豊岡英子（パナソニックレディース） 36'37"
2位 福本千佳（クラブシルベスト同志社大学） +08"
3位 宮内佐季子（CLUBviento） +12"
CM1
1位 筧太一（イナーメ信濃山形） 42'44"
2位 佐野光宏（ストラーダR） +01'34"
3位 大河内二郎（シルクロード） +01'37"
C2
1位 中原義貴（Team MX/STORCK） 35'46"
2位 山田誉史輝（HAPPYRIDE） +01'03"
3位 村山優弥（スワコレーシングチーム） +01'18"
4位 木村吉秀（瀬田工業高校自転車競技部） +01'37"
5位 松本祐典（アキファクトリー） +01'40"
text&photo:Akihiro NAKAO
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