オランダのUCIプロコンチネンタルチーム、スキル・シマノは2012年から「プロジェクト1t4i(ワンティーフォーアイ)」として活動する。UCIプロチームへのステップアップを目指す同チームは、新たに使用するフェルトのバイクデザインと、一新したジャージデザインを発表した。

プロジェクト1t4iチームジャージプロジェクト1t4iチームジャージ photo:www.1t4i.com2012年からスキル・シマノは「プロジェクト1t4i」として活動する。長年チームをサポートしたオランダのスキル社は撤退するが、新たなスポンサーを得て、より国際的なチームを目指すという。すでにチームはUCIワールドツアーライセンスを新規申請しており、ライセンスを獲得すれば世界トップカテゴリーのUCIプロチームの仲間入りを果たす。

チームの名称はTeam spirit(チーム精神)、Inspiration(創造性)、Integrity(完全性)Improvement(向上)、Innovation(革新)の略。なお「プロジェクト1t4i」は仮の名称であり、春先にメインスポンサーが発表され、正式な名称に変更される予定だ。

日本のシマノ社はスポンサーを継続。来シーズンは使用バイクをアメリカのフェルト社にスイッチする。今回は新しいチームジャージのデザインとともに、フェルトバイクのデザインも発表された。

チームの中枢を担うのは、ブエルタ・ア・エスパーニャのステージ優勝を含めシーズン17勝した注目のスプリンター、23歳のマルセル・キッテル(ドイツ)。来シーズンはHTC・ハイロードのジョン・デゲンコルブ(ドイツ)とパトリック・グレッチュ(ドイツ)らが加入する。

ミッチェル・ドッカー(オーストラリア)は母国のグリーンエッジ、そしてケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)は同じオランダのヴァカンソレイユ・DCMへ移籍するが、スプリントではトップチーム並の力を得ている。

今年のブエルタ・ア・エスパーニャを完走した土井雪広は、すでにチームと2012年度の契約を済ませている。オーストラリアのヘラルド・サンツアーを走った土井は10月17日に帰国。ジャパンカップには日本ナショナルチームの一員として出場する。

プロジェクト1t4iが使用するフェルトバイクプロジェクト1t4iが使用するフェルトバイク photo:www.1t4i.com


text:Kei Tsuji

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