2011/09/02(金) - 01:49
世界最大の自転車ショー、ユーロバイクがドイツ南部、スイスとの国境に近い街フリードリヒスハーフェン(Friedrichshafen)で8月30日より開幕した。世界の自転車関係者が注目するユーロバイクの初日は、試乗をメインにしたDEMO DAYを開催。素晴らしいフィールドで、充実したテストライドが行なわれた。
ユーロバイクは世界45カ国より、1180もの出展者が集まる世界最大の自転車ショー。100カ国から40,000人を越えるトレーダーが集結し、各国のジャーナリストも1,700人を数える、まさに世界最大級の自転車ショーだ。
ショーの初日となる8月30日は、メイン会場の展示に先がけてDEMO DAY(デモデイ)と呼ばれる恒例のテストライドが開催された。会場となるのは、巨大なメッセが連なるユーロバイクのメイン会場からクルマで40分ほど走った場所で行なわれる。
参加者の多くはショー会場から専用のシャトルバスで、あるいはクルマでDEMO DAYの会場を目指す。到着した場所は典型的な郊外の田舎町。わざわざこの場所でDEMO DAYを開催するのもワケがある。それはテストライドに絶好のフィールドが広がっているからだ。
会場にはMTBやロードバイクはもちろんのこと、クロスバイクやトレッキングバイク、e-Bikeと呼ばれる電動自転車、それにリカンベントやジャンル不明の自転車まで、あらゆるジャンルのバイクが集まっている。さらにバイク本体だけでなく、ホイールやコンポ、ペダルなどのパーツ類、またウエアやギア、それにサプリメントに至るまで、自転車に関係するあらゆるアイテムが揃い、多くが実際に体験できるようになっている。
各国のジャーナリストやトレーダーにとって、DEMO DAYは最新モデルをいち早く試すことのできる格好の機会。会場は早くから多くの人で賑わい、人気のブランドやバイクには長蛇の列ができるほど。中には予約を入れて整理券を確保しなければ、試乗ができないような人気モデルもある。
多くの試乗モデルの中から、さっそく1台を借り出しコースに走り出してみた。会場から一歩外に出ると、そこはなだらかな丘が続く牧草地。まるで絵に描いたような欧州の牧歌的な景色が広がるその場所が、テストライドのコースに設定されている。走り出してみると軽めのアップダウンが連なり、目の前に広がる景色はため息が出るほど素晴らしい。
試乗コースは、オフロードコースが距離と難易度により3種類、ロードコースは2種類が設定される。コースには方向を示す小さな標識はあるものの誘導員などは不在。そのためコースや試乗時間はライダーにある程度任されることになるので、気になるモデルを思う存分試すことができる。そのスケールの大きさと、シチュエーションを考えれば、わざわざこの不便な田舎町まで来た甲斐があるというものだ。
そんなところが巨大なメッセ会場で翌日から行なわれるユーロバイクとともに、DEMO DAYの人気が高い理由のひとつといえる。
このユーロバイクの模様は引き続き、現地からのレポートで順次お届けします。ご期待ください。
photo&text : Takashi.KAYABA
ユーロバイクは世界45カ国より、1180もの出展者が集まる世界最大の自転車ショー。100カ国から40,000人を越えるトレーダーが集結し、各国のジャーナリストも1,700人を数える、まさに世界最大級の自転車ショーだ。
ショーの初日となる8月30日は、メイン会場の展示に先がけてDEMO DAY(デモデイ)と呼ばれる恒例のテストライドが開催された。会場となるのは、巨大なメッセが連なるユーロバイクのメイン会場からクルマで40分ほど走った場所で行なわれる。
参加者の多くはショー会場から専用のシャトルバスで、あるいはクルマでDEMO DAYの会場を目指す。到着した場所は典型的な郊外の田舎町。わざわざこの場所でDEMO DAYを開催するのもワケがある。それはテストライドに絶好のフィールドが広がっているからだ。
会場にはMTBやロードバイクはもちろんのこと、クロスバイクやトレッキングバイク、e-Bikeと呼ばれる電動自転車、それにリカンベントやジャンル不明の自転車まで、あらゆるジャンルのバイクが集まっている。さらにバイク本体だけでなく、ホイールやコンポ、ペダルなどのパーツ類、またウエアやギア、それにサプリメントに至るまで、自転車に関係するあらゆるアイテムが揃い、多くが実際に体験できるようになっている。
各国のジャーナリストやトレーダーにとって、DEMO DAYは最新モデルをいち早く試すことのできる格好の機会。会場は早くから多くの人で賑わい、人気のブランドやバイクには長蛇の列ができるほど。中には予約を入れて整理券を確保しなければ、試乗ができないような人気モデルもある。
多くの試乗モデルの中から、さっそく1台を借り出しコースに走り出してみた。会場から一歩外に出ると、そこはなだらかな丘が続く牧草地。まるで絵に描いたような欧州の牧歌的な景色が広がるその場所が、テストライドのコースに設定されている。走り出してみると軽めのアップダウンが連なり、目の前に広がる景色はため息が出るほど素晴らしい。
試乗コースは、オフロードコースが距離と難易度により3種類、ロードコースは2種類が設定される。コースには方向を示す小さな標識はあるものの誘導員などは不在。そのためコースや試乗時間はライダーにある程度任されることになるので、気になるモデルを思う存分試すことができる。そのスケールの大きさと、シチュエーションを考えれば、わざわざこの不便な田舎町まで来た甲斐があるというものだ。
そんなところが巨大なメッセ会場で翌日から行なわれるユーロバイクとともに、DEMO DAYの人気が高い理由のひとつといえる。
このユーロバイクの模様は引き続き、現地からのレポートで順次お届けします。ご期待ください。
photo&text : Takashi.KAYABA
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