2009/04/27(月) - 08:40
ブルターニュを1周する7日間のステージレース『ツール・ド・ブルターニュ』の第1ステージがナント〜ヴァレ間の159.4kmで行われ、集団から飛び出したデニス・ファンウィンデン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)が優勝。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは清水都貴とグレゴール・ガズヴォダはトップから9秒遅れの第1集団でのゴールとなった。
以下はCyclisme Japon/Chihoのレポート。
今日から、『ツール・ド・ブルターニュ』が始まった。チームにとっては2月終りのトロワジュール・デュ・ヴォクルーズ以来のステージレースとなる。今回は、清水都貴をエースに狙うは総合優勝だ。第1ステージは159.4kmで行われ、最後に7.6kmを4周するコースとなっている。初日なので、集団ゴールスプリントになるのではないかと予想されていた。
レース序盤で4人の逃げが決まり、集団は追うことなく差は最大8分近くまで開いた。レースが大きく動いたのは、2つ目の山岳ポイントを超えた補給地点のあとすぐだった。
集団のスピードは一気に加速し、一列棒状となる。その状態で中切れがいくつか起こり、集団は分裂されていく。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、中島康晴と増田成幸が集団の前方に位置していたが中島の前の選手が遅れてしまい、中島も影響を受けてしまう。
増田はなんとか前方をキープし、40人ほどの大きな第1グループに入った。清水都貴とグレゴール・ガズヴォダは、位置が悪く落車もあったため、第1グループに入りそびれてしまい、あとから追う展開となった。
他チームの選手2人と計4人で追ったが、他チームの選手が協力せず。残り30kmサーキットに入り、水谷監督の指示で清水たちを一旦第2グループに戻し、チーム一丸となって清水を前に行かせるために、第2グループをコントロールすることになった。
この時点で、第1グループとの差は1分以上開いていた。先頭グループで唯一走ってた増田だったが、周回コースに入りロータリーで落車。これで、遅れをとってしまう。第2グループを岡崎和也、ミカエル・ダミアン、グレゴール・ガズヴォダで引き、ラスト4kmでなんとか第1グループに追い付いた。
エースの清水とサブエースのガズヴォダは集団でゴールし、初日から総合成績を落とすことは免れた。各選手の調子も良く、第2ステージ以降も清水の総合優勝を狙っていく。
増田成幸のコメント
今日は落車するまでは本当に調子が良かった。もがいた時にはきつかったけど、我慢できた。集団がバラバラになった時は、集団の前方でベッソンショッスールとラボバンクが回り出して、自分はなかじ(中島康晴)の後ろ、30番手ぐらいに位置していた。なかじの前の選手が思い切り中切れして、だんだん下がって来てしまった。
自分で差を詰められると思ったので前を追走し、そのあと後ろの方でも中切れが起こって、ひとグループになった感じ。いい感じで進んでいたが、サーキット1周目ロータリーで他チームの選手に幅寄せされて落車してしまった。でも、調子はいいし明日は自分向きのコースなので、ベストを尽くしたい。
ツール・ド・ブルターニュ2009第1ステージ
1位 デニス・ファンウィンデン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)3h43'42"
2位 フロリアン・ヴァション(フランス、ルーベ・リールメトロポル)+09"
3位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ)
4位 ロマン・ハーディー(フランス、コート・ダルモール・シクリスム)
5位 ミシェル・クレダー (オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
46位 清水都貴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
53位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
79位 岡崎和也(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+1'16"
82位 ミカエル・ダミアン(日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+2'31"
108位 中島康晴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+6'52"
109位 増田成幸(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
個人総合成績
1位 デニス・ファンウィンデン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)3h43'42"
2位 ミカエル・ルヌー(フランス、UCナント・アトランティック)+12"
3位 フロリアン・ヴァション(フランス、ルーベ・リールメトロポル)+13"
4位 エルワン・ブランテルシュ(フランス、コート・ダルモール・シクリスム)+14"
5位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ)+15"
48位 清水都貴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+19"
55位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
以下はCyclisme Japon/Chihoのレポート。
今日から、『ツール・ド・ブルターニュ』が始まった。チームにとっては2月終りのトロワジュール・デュ・ヴォクルーズ以来のステージレースとなる。今回は、清水都貴をエースに狙うは総合優勝だ。第1ステージは159.4kmで行われ、最後に7.6kmを4周するコースとなっている。初日なので、集団ゴールスプリントになるのではないかと予想されていた。
レース序盤で4人の逃げが決まり、集団は追うことなく差は最大8分近くまで開いた。レースが大きく動いたのは、2つ目の山岳ポイントを超えた補給地点のあとすぐだった。
集団のスピードは一気に加速し、一列棒状となる。その状態で中切れがいくつか起こり、集団は分裂されていく。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、中島康晴と増田成幸が集団の前方に位置していたが中島の前の選手が遅れてしまい、中島も影響を受けてしまう。
増田はなんとか前方をキープし、40人ほどの大きな第1グループに入った。清水都貴とグレゴール・ガズヴォダは、位置が悪く落車もあったため、第1グループに入りそびれてしまい、あとから追う展開となった。
他チームの選手2人と計4人で追ったが、他チームの選手が協力せず。残り30kmサーキットに入り、水谷監督の指示で清水たちを一旦第2グループに戻し、チーム一丸となって清水を前に行かせるために、第2グループをコントロールすることになった。
この時点で、第1グループとの差は1分以上開いていた。先頭グループで唯一走ってた増田だったが、周回コースに入りロータリーで落車。これで、遅れをとってしまう。第2グループを岡崎和也、ミカエル・ダミアン、グレゴール・ガズヴォダで引き、ラスト4kmでなんとか第1グループに追い付いた。
エースの清水とサブエースのガズヴォダは集団でゴールし、初日から総合成績を落とすことは免れた。各選手の調子も良く、第2ステージ以降も清水の総合優勝を狙っていく。
増田成幸のコメント
今日は落車するまでは本当に調子が良かった。もがいた時にはきつかったけど、我慢できた。集団がバラバラになった時は、集団の前方でベッソンショッスールとラボバンクが回り出して、自分はなかじ(中島康晴)の後ろ、30番手ぐらいに位置していた。なかじの前の選手が思い切り中切れして、だんだん下がって来てしまった。
自分で差を詰められると思ったので前を追走し、そのあと後ろの方でも中切れが起こって、ひとグループになった感じ。いい感じで進んでいたが、サーキット1周目ロータリーで他チームの選手に幅寄せされて落車してしまった。でも、調子はいいし明日は自分向きのコースなので、ベストを尽くしたい。
ツール・ド・ブルターニュ2009第1ステージ
1位 デニス・ファンウィンデン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)3h43'42"
2位 フロリアン・ヴァション(フランス、ルーベ・リールメトロポル)+09"
3位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ)
4位 ロマン・ハーディー(フランス、コート・ダルモール・シクリスム)
5位 ミシェル・クレダー (オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
46位 清水都貴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
53位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
79位 岡崎和也(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+1'16"
82位 ミカエル・ダミアン(日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+2'31"
108位 中島康晴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+6'52"
109位 増田成幸(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
個人総合成績
1位 デニス・ファンウィンデン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)3h43'42"
2位 ミカエル・ルヌー(フランス、UCナント・アトランティック)+12"
3位 フロリアン・ヴァション(フランス、ルーベ・リールメトロポル)+13"
4位 エルワン・ブランテルシュ(フランス、コート・ダルモール・シクリスム)+14"
5位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ)+15"
48位 清水都貴(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+19"
55位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
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