2009/04/23(木) - 16:29
ジロ・デ・イタリアの前哨戦として知られるジロ・デル・トレンティーノ(UCI1.1)が4月22日、イタリア北部で開幕した。初日の16.3km個人タイムトライアルはアンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)が最速タイムで優勝。ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)が2位に入り、アスタナがワンツー勝利を飾った。
ジロの約2週間前に開催されるジロ・デル・トレンティーノ。ジロに向けて調子を上げたい有力選手が多数出場する、連日山岳コースが設定された4日間のショートステージレースだ。
過去3回総合優勝に輝いているダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)はアルデンヌ・クラシック転戦中のため欠場。ジロでの復活に燃えるイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)や、ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)、アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)らが顔を揃えた。
初日の第1ステージは、16.3kmフラットコースを舞台にした個人タイムトライアル。カーブの多いテクニカルコースを平均スピード53.3km/hで駆け抜け、18分21秒のトップタイムをマークしたクレーデンが優勝に輝いた。
クレーデンの勝利はティレーノ〜アドリアティコ第5ステージに続く今シーズン2勝目。いずれもイタリアンステージレースでのタイムトライアルでの勝利である。
「当初は昨年総合優勝したツール・ド・ロマンディに出場する予定だったが、今年はオーガナイザーが個人TTを導入しなかった。だから難しいタイムトライアルと3つの山岳ステージが設定された4日間のトレンティーノに出場することに決めた。正しい決断だったと思う」と、クレーデンは語る。
クレーデンのスケジュールにジロは入っておらず、レース後は束の間の休息に入る。「このレースはシーズン前半戦のクライマックス。次は最大の目標であるツール・ド・フランスに向けて、トレーニングを再開する」とコメントしている。
アスタナは山岳系オールラウンダーのヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)が、クレーデンから僅か1秒遅れの2位に入るなど、大会制覇に向けて好スタートを切った。
有力イタリア人選手は、ステファノ・ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)やジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ISD)がタイムをまとめる一方で、バッソは49秒遅れ、19位でのスタートと出遅れた。ダニーロ・ディルーカ(LPRブレークス)に至っては1分23秒遅れの74位に沈んでいる。
レースは翌第2ステージが最大の山場を迎える。141kmの山岳コースの先に待ち構えるのは、標高1757m、平均勾配8.7%、最大勾配16%の難関アルペ・ディ・パンペアーゴの頂上ゴールだ。
選手コメントはアスタナチーム公式サイトより。
ジロ・デル・トレンティーノ2009第1ステージ
1位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)18'21"
2位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)+01"
3位 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ISD)+07"
4位 ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)+08"
5位 ガブリエーレ・ボジージオ(イタリア、LPRブレークス)+09"
6位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+22"
7位 レオナルド・ベルタニョッリ(イタリア、アミーカチップス)+24"
8位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)+26"
9位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD)+30"
10位 ルーカ・セッリ(イタリア、ディキジョヴァンニ)+34"
19位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)+49"
個人総合成績
1位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)18'21"
2位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)+01"
3位 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ISD)+07"
4位 ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)+08"
5位 ガブリエーレ・ボジージオ(イタリア、LPRブレークス)+09"
6位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+22"
7位 レオナルド・ベルタニョッリ(イタリア、アミーカチップス)+24"
8位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)+26"
9位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD)+30"
10位 ルーカ・セッリ(イタリア、ディキジョヴァンニ)+34"
新人賞
ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)
チーム総合成績
アスタナ
ジロの約2週間前に開催されるジロ・デル・トレンティーノ。ジロに向けて調子を上げたい有力選手が多数出場する、連日山岳コースが設定された4日間のショートステージレースだ。
過去3回総合優勝に輝いているダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)はアルデンヌ・クラシック転戦中のため欠場。ジロでの復活に燃えるイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)や、ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)、アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)らが顔を揃えた。
初日の第1ステージは、16.3kmフラットコースを舞台にした個人タイムトライアル。カーブの多いテクニカルコースを平均スピード53.3km/hで駆け抜け、18分21秒のトップタイムをマークしたクレーデンが優勝に輝いた。
クレーデンの勝利はティレーノ〜アドリアティコ第5ステージに続く今シーズン2勝目。いずれもイタリアンステージレースでのタイムトライアルでの勝利である。
「当初は昨年総合優勝したツール・ド・ロマンディに出場する予定だったが、今年はオーガナイザーが個人TTを導入しなかった。だから難しいタイムトライアルと3つの山岳ステージが設定された4日間のトレンティーノに出場することに決めた。正しい決断だったと思う」と、クレーデンは語る。
クレーデンのスケジュールにジロは入っておらず、レース後は束の間の休息に入る。「このレースはシーズン前半戦のクライマックス。次は最大の目標であるツール・ド・フランスに向けて、トレーニングを再開する」とコメントしている。
アスタナは山岳系オールラウンダーのヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)が、クレーデンから僅か1秒遅れの2位に入るなど、大会制覇に向けて好スタートを切った。
有力イタリア人選手は、ステファノ・ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)やジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ISD)がタイムをまとめる一方で、バッソは49秒遅れ、19位でのスタートと出遅れた。ダニーロ・ディルーカ(LPRブレークス)に至っては1分23秒遅れの74位に沈んでいる。
レースは翌第2ステージが最大の山場を迎える。141kmの山岳コースの先に待ち構えるのは、標高1757m、平均勾配8.7%、最大勾配16%の難関アルペ・ディ・パンペアーゴの頂上ゴールだ。
選手コメントはアスタナチーム公式サイトより。
ジロ・デル・トレンティーノ2009第1ステージ
1位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)18'21"
2位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)+01"
3位 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ISD)+07"
4位 ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)+08"
5位 ガブリエーレ・ボジージオ(イタリア、LPRブレークス)+09"
6位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+22"
7位 レオナルド・ベルタニョッリ(イタリア、アミーカチップス)+24"
8位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)+26"
9位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD)+30"
10位 ルーカ・セッリ(イタリア、ディキジョヴァンニ)+34"
19位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)+49"
個人総合成績
1位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)18'21"
2位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)+01"
3位 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ISD)+07"
4位 ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)+08"
5位 ガブリエーレ・ボジージオ(イタリア、LPRブレークス)+09"
6位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+22"
7位 レオナルド・ベルタニョッリ(イタリア、アミーカチップス)+24"
8位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)+26"
9位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD)+30"
10位 ルーカ・セッリ(イタリア、ディキジョヴァンニ)+34"
新人賞
ブラニスラウ・サモイラウ(ベラルーシ、アミーカチップス)
チーム総合成績
アスタナ
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