A.S.Oは20日、パリ~ニースへ招待する全22チームを発表した。ツール・ド・フランスへの切符につながるセレクションとも言えるだけに、各チームにとっては明暗が分かれる発表だ。

1月20日、ツール・ド・フランス主催者A.S.O(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)は、3月6日~13日まで開催されるステージレース パリ~ニースの招待チームを発表した。リストに上がったのはUCIプロチームより18チーム、UCIプロコンチネンタルチームよりワイルドカード枠として4チーム。

ツール・ド・フランス主催者が選考するということもあり、パリ~ニースの出場権はそのままツール・ド・フランスの出場権につながる「ツールの第一次選考的」な要素が強い。

注目すべきはワイルドカード枠の4チームで、今回コフィディス、ブルターニュ・シュレー、FDJ(フランセーズデジュー)、チームユーロップカーが選ばれた。4チームはいずれもフランス国籍のチームだ。新城幸也の所属するチームユーロップカーが選ばれたことは朗報だろう。

選ばれなかったのが土井雪広が所属するスキル・シマノ(オランダ)。2009年に初出場し、別府史之が完走を果たしたが、2年連続で選ばれなかった。

また、2008年ツール覇者カルロス・サストレ(スペイン)と2010年ツール総合3位のデニス・メンショフ(ロシア)が移籍して話題を呼んだジェオックス・TMCも招待されなかった。


パリ~ニース 全22招待チーム

UCI規定に基づいて選出された18チーム(UCIプロチーム)

オメガファーマ・ロット、
クイックステップ(以上ベルギー)
サクソバンク・サンガード(デンマーク)
エウスカルテル・エウスカディ、
モビスター(以上スペイン)
アージェードゥーゼル・ラモンディアル(フランス)
チームスカイ(イギリス)
ランプレ・ISD
リクイガス・キャノンデール(イタリア)
アスタナ(カザフスタン)
レオパード・トレック(ルクセンブルク)
ラボバンク(オランダ)
バカンソレイユ・DCM(オランダ)
カチューシャ(ロシア)
BMCレーシングチーム(アメリカ)
HTC・ハイロード(アメリカ)
ガーミン・サーベロ(アメリカ)
チームレディオシャック(アメリカ)

主催者推薦4チーム (ワイルドカード/UCIプロコンチネンタルチーム)
コフィディス(フランス)
ブルターニュ・シュレー(フランス)
FDJ(フランス)
チームユーロップカー(フランス)



text:Makoto.AYANO
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