2010/12/27(月) - 12:00
2010年12月26日、京都府京丹波町の丹波自然運動公園で関西シクロクロス第6戦が開催され、長野から遠征した丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)が関西勢を破って優勝。また、この日もジュニア全日本チャンピオン沢田時(ENDLESS/ProRide)が鮮烈な走りを見せた。
会場の池は凍っている photo:Hideaki.TAKAGI全10戦で開催される関西シクロクロスもいよいよ後半戦。年内最後の開催となる第6戦の舞台は、京都市の約40km北西に位置する山間の丹波自然運動公園。今年も起伏に富んだコースが選手たちを苦しめた。
コースの大半は砂利が浮いた幅1.5mほどの遊歩道。平地区間が少なく、常に登りと下りを繰り返すイメージだ。中でも、減速を強いられるV字ターンの先に登場するおよそ勾配20%弱の激坂が名物で、乗り手の脚が大きく問われる。
C1 3周目、先頭パックを形成する丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)と沢田時(ENDLESS/ProRide) photo:Kei Tsuji前日からの寒波により、レース当日の朝は氷点下の冷え込みに。しかし心配された降雪は見られず、時間とともに気温は上昇した。
コースは2.2kmと短く、しかも路面が締まっているためハイスピード化。C1は序盤からラップタイム5分30秒前後を刻んだため、11周で行なわれることになった。
C1 5周目へ、辻善光(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki.TAKAGIC1には第5戦北神戸覇者の辻善光(宇都宮ブリッツェン)の他、全日本選手権3位の丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)、関西シクロクロスシリーズランキング首位の松井正史(シマノドリンキング)らが並ぶ。ジュニア全日本チャンピオンの沢田時(ENDLESS/ProRide)はこの日も40分の時間制限付き(8周回)でのスタートだ。
1周目からレースをリードしたのは丸山。間を空けずに辻と沢田が続き、松井や入江克典(シマノドリンキング)、伊澤優大(岩井商会レーシング)、村岡俊典(JPスポーツテストチーム)、稲益拓也(DARK BLUE BIKERS)らがパックが形成して追う展開に。
C1 7周目、名物の激坂を力強く駆け上がる沢田時(ENDLESS/ProRide) photo:Kei Tsujiやがて沢田は先頭の丸山を捉え、そして置き去りにする。先週の第5戦を思い出させる勢いある走りで、16歳の沢田がレースをリード。後続とのタイム差は最大25秒まで広がった。
下りでリスクを冒すことなくペースをキープした丸山は、7周目で沢田を捉える。しかし8周回でレースを終える沢田は先頭を譲らずに走り続け、2週連続、C1のトップで40分のレースを終えた。沢田はジュニア日本代表としての世界選手権出場に期待が集まる。
沢田のレース終了とともに単独先頭に躍り出た丸山は、そのまま安定した走りで先頭をキープ。2番手の辻はメカトラに伴ってペースを落とし、これに入江が合流。2人で競り合いながらレース終盤に入った。
C1 6周目、2番手でダート路を行く丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS) photo:Kei Tsuji
C1 優勝の丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS) photo:Hideaki.TAKAGI「下りが滑りやすかったので、登りで力を出して、下りは慎重に走りました」と語る丸山は、後続を寄せ付けずに独走のままゴールを駆け抜けた。2位争いは辻が制している。
丸山は「沢田君が前に行ってから、いい目標ができて走りやすかった。来年また関西に戻ってきて(1月9日の第7戦)希望が丘に出場したいと思います」と語る。セレクションシリーズ首位の丸山には、日本代表として世界選手権出場の可能性も。
C1表彰台 photo:Hideaki.TAKAGI「キツかったです。体調を崩してしまって、2日前までずっと嘔吐してました」そう語るのは、胃腸のトラブルにより体調に不安を抱えながらのレースを走った辻だ。「でも(シリーズランキングの)上位の選手とポイント差を詰められて良かったです。自分は関西シクロクロスで育てられたので、総合ランキング首位を穫って恩返ししたい」辻は関西シクロクロスは残り全戦出場予定。ランキング首位を目指す。
CM1は大河内二郎(シルクロード)、CL1は埜真賢美(Teamクルーズ)が勝利。両者ともシリーズランキングの上位に浮上した。
CM1+CL1 スタート photo:Hideaki.TAKAGI
CL1 先頭の埜真賢美(Teamクルーズ) photo:Hideaki.TAKAGI
レースの模様はフォトギャラリーで!
C1
1位 丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS) 59'59"
2位 辻善光(宇都宮ブリッツェン) +1'52"
3位 入江克典(シマノドリンキング) +1'59"
4位 松井正史(シマノドリンキング) +2'24"
5位 小渡健悟(tacurino.net) +2'26"
6位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +3'01"
7位 村岡俊典(JPスポーツテストチーム) +4'06"
8位 稲益拓也(DARK BLUE BIKERS) +4'10"
9位 鳥居新也(team speed) +5'02"
10位 川村誠(京都大学サイクリング部) +5'03"
CM1
1位 大河内二郎(シルクロード) 43'50"
2位 吉中和彦(ユーロワークス) +25"
3位 佐野光宏(ストラーダR) +58"
4位 藤井修 +1'22"
5位 伊藤美智也(ベルハン・泥んこプロレス) +1'32"
CL1
1位 埜真賢美(Teamクルーズ) 38'14"
2位 中道のぞみ(Salata bianca kobe) +54
3位 東陽子(Team Johnny) +1'51"
4位 紀藤亜美(Teamまんま) +2'02"
5位 三井由香(ベロチスタ・タニムラ) +5'22"
C2
1位 徳田鍛造(北桑田高校) 42'00"
2位 矢部周作(クラブシルベスト) +1'13"
3位 鬼頭拓也(クラブシルベスト) +1'45"
4位 中澤直継(三上山林道クラブ) +1'52"
5位 竹ノ内脩兵(ZiPPY/エスキーナ) +2'04"
text:Kei Tsuji
photo:Hideaki Takagi, Kei Tsuji

コースの大半は砂利が浮いた幅1.5mほどの遊歩道。平地区間が少なく、常に登りと下りを繰り返すイメージだ。中でも、減速を強いられるV字ターンの先に登場するおよそ勾配20%弱の激坂が名物で、乗り手の脚が大きく問われる。

コースは2.2kmと短く、しかも路面が締まっているためハイスピード化。C1は序盤からラップタイム5分30秒前後を刻んだため、11周で行なわれることになった。

1周目からレースをリードしたのは丸山。間を空けずに辻と沢田が続き、松井や入江克典(シマノドリンキング)、伊澤優大(岩井商会レーシング)、村岡俊典(JPスポーツテストチーム)、稲益拓也(DARK BLUE BIKERS)らがパックが形成して追う展開に。

下りでリスクを冒すことなくペースをキープした丸山は、7周目で沢田を捉える。しかし8周回でレースを終える沢田は先頭を譲らずに走り続け、2週連続、C1のトップで40分のレースを終えた。沢田はジュニア日本代表としての世界選手権出場に期待が集まる。
沢田のレース終了とともに単独先頭に躍り出た丸山は、そのまま安定した走りで先頭をキープ。2番手の辻はメカトラに伴ってペースを落とし、これに入江が合流。2人で競り合いながらレース終盤に入った。


丸山は「沢田君が前に行ってから、いい目標ができて走りやすかった。来年また関西に戻ってきて(1月9日の第7戦)希望が丘に出場したいと思います」と語る。セレクションシリーズ首位の丸山には、日本代表として世界選手権出場の可能性も。

CM1は大河内二郎(シルクロード)、CL1は埜真賢美(Teamクルーズ)が勝利。両者ともシリーズランキングの上位に浮上した。


レースの模様はフォトギャラリーで!
C1
1位 丸山厚(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS) 59'59"
2位 辻善光(宇都宮ブリッツェン) +1'52"
3位 入江克典(シマノドリンキング) +1'59"
4位 松井正史(シマノドリンキング) +2'24"
5位 小渡健悟(tacurino.net) +2'26"
6位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +3'01"
7位 村岡俊典(JPスポーツテストチーム) +4'06"
8位 稲益拓也(DARK BLUE BIKERS) +4'10"
9位 鳥居新也(team speed) +5'02"
10位 川村誠(京都大学サイクリング部) +5'03"
CM1
1位 大河内二郎(シルクロード) 43'50"
2位 吉中和彦(ユーロワークス) +25"
3位 佐野光宏(ストラーダR) +58"
4位 藤井修 +1'22"
5位 伊藤美智也(ベルハン・泥んこプロレス) +1'32"
CL1
1位 埜真賢美(Teamクルーズ) 38'14"
2位 中道のぞみ(Salata bianca kobe) +54
3位 東陽子(Team Johnny) +1'51"
4位 紀藤亜美(Teamまんま) +2'02"
5位 三井由香(ベロチスタ・タニムラ) +5'22"
C2
1位 徳田鍛造(北桑田高校) 42'00"
2位 矢部周作(クラブシルベスト) +1'13"
3位 鬼頭拓也(クラブシルベスト) +1'45"
4位 中澤直継(三上山林道クラブ) +1'52"
5位 竹ノ内脩兵(ZiPPY/エスキーナ) +2'04"
text:Kei Tsuji
photo:Hideaki Takagi, Kei Tsuji
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