2010/10/25(月) - 15:30
過去に3度オリンピック出場を果たしている39歳のベテラン、飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)が引退を発表した。10月24日のジャパンカップ・サイクルロードレース。飯島は同レースを37位で終え、長いキャリアに終止符を打った。
ラストレースのジャパンカップを走る飯島誠 photo:Hideaki.TAKAGI
ジャパンカップ前日のレース会場にて。翌日がラストレース photo:Hideaki.TAKAGIレース後の国内チーム合同パーティーの席で、藤野智一監督と飯島選手本人から引退が発表された。
飯島にとっては、柿沼章・狩野智也らとともにゴールしたこのジャパンカップが、選手生活で最後のレースとなった。
飯島は1971年生まれの39歳。14歳で自転車競技を始め、中央大学を経てラバネロで長く活動、2006年から現チームで活動してきた。
パーティで支援者から花束を受け取る photo:Hideaki.TAKAGI26年間、スピードを武器にトラックレースからロードレースまで日本のトップを走ってきた。シドニー、アテネ、北京と3回連続でオリンピックに出場。いずれもポイントレースで、北京では8位入賞している。
国内トラックレースでの優勝は多数、全日本選手権個人タイムトライアルでは3度の日本チャンピオンに、ツール・ド・チャイナ個人総合優勝や海外UCIロードレースのステージ優勝も多数と、日本の自転車界を引っ張ってきた第一人者。
当日のジャパンカップで3位入賞の畑中勇介(シマノレーシング)とともに photo:Hideaki.TAKAGIコメント
中学3年生から始めた26年間の競技人生を送れたのも、応援してくださった人たちのおかげです。悔いが無いと言ったら嘘になるが、思う存分自転車をやらせていただき感謝している。自分のやり方で26年間やってきたが、これからはそれを変えていきたい。新城はもちろん、今日のジャパンカップで3位に入った畑中のように、有望な若い選手が出てきているのは頼もしい。
今後についての発表はまだされていない。
text&photo:高木秀彰


飯島にとっては、柿沼章・狩野智也らとともにゴールしたこのジャパンカップが、選手生活で最後のレースとなった。
飯島は1971年生まれの39歳。14歳で自転車競技を始め、中央大学を経てラバネロで長く活動、2006年から現チームで活動してきた。

国内トラックレースでの優勝は多数、全日本選手権個人タイムトライアルでは3度の日本チャンピオンに、ツール・ド・チャイナ個人総合優勝や海外UCIロードレースのステージ優勝も多数と、日本の自転車界を引っ張ってきた第一人者。

中学3年生から始めた26年間の競技人生を送れたのも、応援してくださった人たちのおかげです。悔いが無いと言ったら嘘になるが、思う存分自転車をやらせていただき感謝している。自分のやり方で26年間やってきたが、これからはそれを変えていきたい。新城はもちろん、今日のジャパンカップで3位に入った畑中のように、有望な若い選手が出てきているのは頼もしい。
今後についての発表はまだされていない。
text&photo:高木秀彰
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