2009/04/04(土) - 09:16
2009年4月3日、フランスでルート・アデリ・ド・ヴィトレ（UCI1.1）が行なわれ、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインや新城幸也（Bboxブイグテレコム）が出場。ラスト10Kmで決まった21人の逃げから単独で飛び出したジェローム・コッペル（フランス、フランセーズデジュ）が優勝を飾った。
新城幸也（Bboxブイグテレコム）と古巣EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインが顔を合わせたフランスのワンディレース。サクソバンクやアージェードゥーゼル、Bboxブイグテレコム、コフィディス、フランセーズデジューのプロツアー5チームも出場した。
以下はCyclisme Japonのレースレポート
チーム紹介でステージに上がるEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン photo:Cyclisme Japon気温11度でスタート地点は曇りだったが、レースが始まると晴れ始め、気温も上昇した。このレースは、21.1Kmの大きな周回コースを6周し、8.9Kmの小さな周回コース8周する計197.8Kmのコースで絶えずアップダウンが繰り返される。
今年も観客は多く、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのピンクのジャージがかわいいと評判だ。チームカーの周りにはポストカードを持ち、サインをねだるファンたちが詰め掛けた。このレースには元チームメイトの新城幸也も参戦し、レース前には水谷監督と語らう姿が見られた。
水谷監督と話をする新城幸也（Bboxブイグテレコム） photo:Cyclisme Japonレースは13km地点で23人の逃げが決まり、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインはギヨーム・ポンが入る。この逃げは、70km地点（大周回4周目途中）まで続いたが、BBOXブイグテレコムチームが集団をコントロールし、先頭グループからアタックした2人のみを残して、他は集団に吸収された。
だがこの2人の逃げもそう長くは続かず、大集団となる。100km地点を過ぎた大周回での最終周回になると、集団ペースが上がりアタックが繰り広げられ、新城幸也（BBOXブイグテレコム）を含む5人の逃げができる。
21人の逃げに乗ったギヨーム・ポン（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japonしかし集団をコフィディスチームがコントロールし、この逃げも10kmくらいしか続かず。小周回に入り、ラスト45kmで9人の逃げが決まった。ここに増田成幸が入る。その後、2人増えて先頭は11人となった。
この先頭グループは全員違うチームだったため集団のペースが落ちて、決定的な逃げになるかと思われたが、逃げに乗せられなかったBBOXブイグテレコムチームは、新城が単独で集団を引いて差を縮めにかかり、45秒差を27秒まで縮めた。
先頭で逃げる増田成幸（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japonその頃、先頭で走っていた増田が遅れてしまい、集団に合流するとまた先頭との差が開いてしまう。そこで、今度はEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインも集団をコントロールし逃げを追いかけた。その甲斐あって逃げを吸収し再びひと集団となる。
レースが動いたのは、ラスト周回に入る直前だった。集団から21人が飛び出した。それまで清水都貴やグレゴール・ガズヴォダも集団前方で積極的に動いていたが、この逃げに入りこむことはできず。3分45秒遅れの集団でのゴールとなった。結果は残せなかったが、昨年に比べてチーム全体のレベルがアップしていることは確か。重要な逃げにも選手を送り込むことができ、いいレース展開ができている。
水谷監督のコメント
チームとしては、前半の逃げにも後半の逃げにも乗れたのが評価できる。あとひと踏ん張りが足りず、最後の逃げに乗れなかったのは残念。結果が出なかったことは悔やまれるが、チーム全体の調子はいい。
ルート・アデリ・ド・ヴィトレ2009結果
1位 ジェローム・コッペル（フランス、フランセーズデジュー）4h30'29"
2位 ダヴィ・ルレイ（フランス、アグリチュベル）+01"
3位 ロメン・フェイユ（フランス、アグリチュベル）
4位 マルティン・ペデルセン（デンマーク、チームカピノルディック）
5位 ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
6位 ブノワ・ヴォグルナール（フランス、フランセーズデジュー）
7位 ジョフロワ・ルカトル（フランス、アグリチュベル）
8位 アナス・ルンド（デンマーク、サクソバンク）
9位 ジャンユード・ドゥマレ（フランス、コフィディス）
10位 マキシム・ムドレル（フランス、アウベール93）
34位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'45"
65位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
66位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）
75位 福島晋一（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+4'19"
78位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+4'37"
DNF ミカエル・ダミアン、ギヨーム・ポン、増田成幸、菊池誠晃
新城幸也（Bboxブイグテレコム）と古巣EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインが顔を合わせたフランスのワンディレース。サクソバンクやアージェードゥーゼル、Bboxブイグテレコム、コフィディス、フランセーズデジューのプロツアー5チームも出場した。
以下はCyclisme Japonのレースレポート
チーム紹介でステージに上がるEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン photo:Cyclisme Japon気温11度でスタート地点は曇りだったが、レースが始まると晴れ始め、気温も上昇した。このレースは、21.1Kmの大きな周回コースを6周し、8.9Kmの小さな周回コース8周する計197.8Kmのコースで絶えずアップダウンが繰り返される。今年も観客は多く、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのピンクのジャージがかわいいと評判だ。チームカーの周りにはポストカードを持ち、サインをねだるファンたちが詰め掛けた。このレースには元チームメイトの新城幸也も参戦し、レース前には水谷監督と語らう姿が見られた。
水谷監督と話をする新城幸也（Bboxブイグテレコム） photo:Cyclisme Japonレースは13km地点で23人の逃げが決まり、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインはギヨーム・ポンが入る。この逃げは、70km地点（大周回4周目途中）まで続いたが、BBOXブイグテレコムチームが集団をコントロールし、先頭グループからアタックした2人のみを残して、他は集団に吸収された。だがこの2人の逃げもそう長くは続かず、大集団となる。100km地点を過ぎた大周回での最終周回になると、集団ペースが上がりアタックが繰り広げられ、新城幸也（BBOXブイグテレコム）を含む5人の逃げができる。
21人の逃げに乗ったギヨーム・ポン（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japonしかし集団をコフィディスチームがコントロールし、この逃げも10kmくらいしか続かず。小周回に入り、ラスト45kmで9人の逃げが決まった。ここに増田成幸が入る。その後、2人増えて先頭は11人となった。この先頭グループは全員違うチームだったため集団のペースが落ちて、決定的な逃げになるかと思われたが、逃げに乗せられなかったBBOXブイグテレコムチームは、新城が単独で集団を引いて差を縮めにかかり、45秒差を27秒まで縮めた。
先頭で逃げる増田成幸（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japonその頃、先頭で走っていた増田が遅れてしまい、集団に合流するとまた先頭との差が開いてしまう。そこで、今度はEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインも集団をコントロールし逃げを追いかけた。その甲斐あって逃げを吸収し再びひと集団となる。レースが動いたのは、ラスト周回に入る直前だった。集団から21人が飛び出した。それまで清水都貴やグレゴール・ガズヴォダも集団前方で積極的に動いていたが、この逃げに入りこむことはできず。3分45秒遅れの集団でのゴールとなった。結果は残せなかったが、昨年に比べてチーム全体のレベルがアップしていることは確か。重要な逃げにも選手を送り込むことができ、いいレース展開ができている。
水谷監督のコメント
チームとしては、前半の逃げにも後半の逃げにも乗れたのが評価できる。あとひと踏ん張りが足りず、最後の逃げに乗れなかったのは残念。結果が出なかったことは悔やまれるが、チーム全体の調子はいい。
ルート・アデリ・ド・ヴィトレ2009結果
1位 ジェローム・コッペル（フランス、フランセーズデジュー）4h30'29"
2位 ダヴィ・ルレイ（フランス、アグリチュベル）+01"
3位 ロメン・フェイユ（フランス、アグリチュベル）
4位 マルティン・ペデルセン（デンマーク、チームカピノルディック）
5位 ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
6位 ブノワ・ヴォグルナール（フランス、フランセーズデジュー）
7位 ジョフロワ・ルカトル（フランス、アグリチュベル）
8位 アナス・ルンド（デンマーク、サクソバンク）
9位 ジャンユード・ドゥマレ（フランス、コフィディス）
10位 マキシム・ムドレル（フランス、アウベール93）
34位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'45"
65位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
66位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）
75位 福島晋一（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+4'19"
78位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+4'37"
DNF ミカエル・ダミアン、ギヨーム・ポン、増田成幸、菊池誠晃
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