8月17日、UCI(国際自転車競技連合)は9月末にオーストラリア・メルボルンで開催されるロード世界選手権の出場メンバー枠を発表した。最多9名の出場が認められたのはイタリアやスペインなど9カ国。ルクセンブルクは4名、イギリスは3名、スウェーデンは2名に留まった。日本からは3名がスタートする。

昨年スイスで開催されたロード世界選手権、今年はオーストラリア・メルボルンで開催昨年スイスで開催されたロード世界選手権、今年はオーストラリア・メルボルンで開催 photo:Cor VosUCIは8月15日時点でのワールドランキングと各UCIコンチネンタルランキングの結果を踏まえ、規定に沿って各国のロード世界選手権出場枠を決定した。

エリート男子は、強豪スペイン、イタリア、ベルギー、オーストラリア、アメリカ、ロシア、スイス、ドイツ、オランダの9カ国が9名の出場枠(補欠を含めると14名)を得ている。なお、現世界チャンピオンは特別枠で出場するため、カデル・エヴァンスを擁するオーストラリアは10名での出走となる。

UCIアジアツアーランキング2位の日本は3名の出場枠を獲得。すでに発表されている通り、新城幸也(Bboxブイグテレコム)別府史之(レディオシャック)土井雪広(スキル・シマノ)の3名が日本代表としてオーストラリアに向かう。

エリート女子はオランダ、ドイツ、イタリア、イギリス、アメリカなどの20カ国が5名での出場。ランキング外の日本からは萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)が出場する。

U23男子は22カ国が5名での出場。4名の出場枠を得た日本からは小森亮平(ヴァンデU)、平塚吉光(シマノレーシング)、内間康平(鹿屋体育大学)の3名がスタートする予定だ。

ロード世界選手権2010出場枠エリート男子
出場9名(メンバー14名)
スペイン・イタリア・ベルギー・オーストラリア
アメリカ・ロシア・スイス・ドイツ・オランダ

出場7名(メンバー9名)
フランス・スロベニア

出場6名(メンバー14名)
カザフスタン

出場6名(メンバー9名)
モロッコ・コロンビア・ベネズエラ・イラン
ポーランド・ポルトガル・ウクライナ・デンマーク

出場4名(メンバー5名)
ルクセンブルク

出場3名(メンバー5名)
南アフリカ・カナダ・ブラジル・アルゼンチン・日本
韓国・ブルガリア・クロアチア・チェコ・リトアニア
エストニア・アイルランド・ノルウェー・イギリス
オーストリア・セルビア・ニュージーランド・スロバキア

出場2名(メンバー3名)
ベラルーシ・スウェーデン

出場1名(メンバー2名)
ウズベキスタン・キューバ・ボリビア・ウルグアイ・チリ
グアテマラ・コスタリカ・ラトビア・ギリシャ・ルーマニア

text:Kei Tsuji