2010/08/15(日) - 11:25
モンメルル・シュル・ソーヌからアルバンまでの164.5kmで行われたツール・ド・ラン第3ステージ。コース中盤から山岳地帯に入り、5つのカテゴリーつき山岳を越える山岳ステージだ。
マキシム・ブエ(フランス、フランス) (c)Makoto.AYANO3級山岳を2つ、1級山岳、2級山岳を越え、ゴール前2.4kmの4級山岳を超えて上り基調でゴールする。
途中あった3人の逃げは集団に吸収され、勝負は上り基調のゴールまで残り5kmで争われることに。ゴール前2kmで抜けだしたのはスティーブ・モラビート(スイス、BMCレーシング)とウィルコ・ケルダーマン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)。そしてモラビートがケルダーマンを振り切り、独走でゴールした。
しかしゴール2km前のロンポアン(旋回式交差点)のコースになっていない左側を通過したことがコースのショートカットとみなされ、モラビートは降格処分を受ける。結果、スプリントで集団の先頭を制したマキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル)が繰上げでステージ優勝となった。
ブエはスプリントでフレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット)を下しての勝利。2008年のツール・ド・ランでブエはファンアーヴェルマートに破れてステージ優勝を逃しているため、2年越しのリベンジ勝利となった。
ツール・ド・フランスでも第10ステージで逃げるなどアグレッシブな走りを披露するブエだが、この勝利が今季初優勝だ。
ブエは言う「ツール・ド・ランのスプリントでファンアフェルマートが僕を破ってから2年。だから僕は誰の後輪をマークすればいいか分かっていた。チームはシーズン最者から僕を信頼し続けてくれた。最後に手を上げることができなかったけど、ハッピーだ」。
個人総合首位はロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ) からトニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)に移った。
2分29秒遅れでゴールしたステージ54位の別府史之(日本、レディオシャック)は自身のTwitterで「今日は5つの峠を越るハードステージだった。第1カテゴリーの登りは長くて厳しかったけど集団で乗り越えてそこから先頭を15kmくらい引き続けて逃げ集団を吸収する働きをした。次の峠で先頭を引き終えて本日の仕事終了。チームのみんなも喜んでくれたし充実した一日だった」とつづっている。レディオシャックは総合力のあるアイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック)がトップから7秒差の4位につけている。
7分21秒遅れでゴールしたステージ63位の土井雪広(日本、スキル・シマノ)は、「今日は前半アタックしないで後半の登りでエース二人のお助け役だったけど 、前半スキルだけが入らない大きな逃げグループが出来る事が多くて大変だった。だから僕もアタックに参加したよ。調子が良くていっぱい動き過ぎちゃったかな。一級の山岳は我慢我慢の展開」とTwitterにつづっている。
ツール・ド・ラン2010第3ステージ結果
1位 マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル) 4h00'55"
2位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
3位 トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)
4位 ロメイン・ハーディ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
5位 クリストフ・ルメヴェル(フランス、フランセーズデジュー)
6位 アーノルド・ジャネッソン(フランス、ケースデパーニュ)
7位 ティエリー・ウポン(フランス、スキル・シマノ)
8位 ファブリス・ジャンデボス(フランス、ソウル・ソジャサン)
9位 ヴァウター・ポール(オランダ、ヴァカンソレイユ)
10位 ユベール・デュポン(フランス、アージェードゥーゼル)
54位 別府史之(日本、レディオシャック) +2'29"
63位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +7'21"
個人総合成績
1位 トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス) 10h28'46"
2位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +02"
3位 マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル) +06"
4位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +07"
5位 ウィルコ・ケルダーマン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
6位 マシュー・ボーロ(フランス、ルーベリル・メトロポーレ) +08"
7位 ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTCコロンビア) +09"
8位 スティーブ・モラビート(スイス、BMCレーシング) +10"
9位 マルコ・ピノッティ(イタリア、チームHTCコロンビア)
10位 ジョニー・フーガーランド(オランダ、ヴァカンソレイユ) +12"
71位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +1'04"
96位 別府史之(日本、レディオシャック) +7'10"
ポイント賞
ロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ)
新人賞
トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)
山岳賞
ブノワ・デイニンク(フランス、ルーベリール)
チーム総合成績
ヴァカンソレイユ
text:Makoto.AYANO
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途中あった3人の逃げは集団に吸収され、勝負は上り基調のゴールまで残り5kmで争われることに。ゴール前2kmで抜けだしたのはスティーブ・モラビート(スイス、BMCレーシング)とウィルコ・ケルダーマン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)。そしてモラビートがケルダーマンを振り切り、独走でゴールした。
しかしゴール2km前のロンポアン(旋回式交差点)のコースになっていない左側を通過したことがコースのショートカットとみなされ、モラビートは降格処分を受ける。結果、スプリントで集団の先頭を制したマキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル)が繰上げでステージ優勝となった。
ブエはスプリントでフレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット)を下しての勝利。2008年のツール・ド・ランでブエはファンアーヴェルマートに破れてステージ優勝を逃しているため、2年越しのリベンジ勝利となった。
ツール・ド・フランスでも第10ステージで逃げるなどアグレッシブな走りを披露するブエだが、この勝利が今季初優勝だ。
ブエは言う「ツール・ド・ランのスプリントでファンアフェルマートが僕を破ってから2年。だから僕は誰の後輪をマークすればいいか分かっていた。チームはシーズン最者から僕を信頼し続けてくれた。最後に手を上げることができなかったけど、ハッピーだ」。
個人総合首位はロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ) からトニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)に移った。
2分29秒遅れでゴールしたステージ54位の別府史之(日本、レディオシャック)は自身のTwitterで「今日は5つの峠を越るハードステージだった。第1カテゴリーの登りは長くて厳しかったけど集団で乗り越えてそこから先頭を15kmくらい引き続けて逃げ集団を吸収する働きをした。次の峠で先頭を引き終えて本日の仕事終了。チームのみんなも喜んでくれたし充実した一日だった」とつづっている。レディオシャックは総合力のあるアイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック)がトップから7秒差の4位につけている。
7分21秒遅れでゴールしたステージ63位の土井雪広(日本、スキル・シマノ)は、「今日は前半アタックしないで後半の登りでエース二人のお助け役だったけど 、前半スキルだけが入らない大きな逃げグループが出来る事が多くて大変だった。だから僕もアタックに参加したよ。調子が良くていっぱい動き過ぎちゃったかな。一級の山岳は我慢我慢の展開」とTwitterにつづっている。
ツール・ド・ラン2010第3ステージ結果
1位 マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル) 4h00'55"
2位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
3位 トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)
4位 ロメイン・ハーディ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
5位 クリストフ・ルメヴェル(フランス、フランセーズデジュー)
6位 アーノルド・ジャネッソン(フランス、ケースデパーニュ)
7位 ティエリー・ウポン(フランス、スキル・シマノ)
8位 ファブリス・ジャンデボス(フランス、ソウル・ソジャサン)
9位 ヴァウター・ポール(オランダ、ヴァカンソレイユ)
10位 ユベール・デュポン(フランス、アージェードゥーゼル)
54位 別府史之(日本、レディオシャック) +2'29"
63位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +7'21"
個人総合成績
1位 トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス) 10h28'46"
2位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +02"
3位 マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル) +06"
4位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +07"
5位 ウィルコ・ケルダーマン(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
6位 マシュー・ボーロ(フランス、ルーベリル・メトロポーレ) +08"
7位 ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTCコロンビア) +09"
8位 スティーブ・モラビート(スイス、BMCレーシング) +10"
9位 マルコ・ピノッティ(イタリア、チームHTCコロンビア)
10位 ジョニー・フーガーランド(オランダ、ヴァカンソレイユ) +12"
71位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +1'04"
96位 別府史之(日本、レディオシャック) +7'10"
ポイント賞
ロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ)
新人賞
トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)
山岳賞
ブノワ・デイニンク(フランス、ルーベリール)
チーム総合成績
ヴァカンソレイユ
text:Makoto.AYANO
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