2027年7月2日に開幕する、第114回ツール・ド・フランスのコース全貌が公開された。既報のイギリス開幕後、フランス本土を時計回りにジュラ、アルプス、中央山塊を経てピレネー山脈と順に巡る。注目は合計71kmに及ぶ2つの個人タイムトライアルだ。

ツール・ド・フランス2027コースマップ image:A.S.O.
10月22日、ツール・ド・フランスの終着地点であるフランスの首都パリで、2027年大会のコースプレゼンテーションが行われた。会場には今年、総合5勝目を挙げたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)の姿はなかったものの、区間3勝を挙げたティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が登場。他にはクリストファー・フルームとマーク・カヴェンディッシュという、開幕地イギリスを代表する2選手が姿を見せた。
レースディレクターのクリスティアン・プリュドム氏が発表したのは、すでに発表されているイギリスでの3ステージに続く、フランス国内18ステージのコースだ。スコットランドのエディンバラをスタートし、イングランド、ウェールズを経て、フランス本土へ渡る。
移動日(休息日)を挟み、フランスでのレースはノルマンディー地方のシェルブール・アン・コタンタンから再開する。そこから東へ進み、第1週はスイスとの国境沿いに連なるジュラ山脈を目指す。第2週はアルプスから再び走り出し、その後フランス南部を西へ進む。総合争いの最終決戦の舞台は、スペインとの国境沿いに連なるピレネー山脈だ。

発表を見守るティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:A.S.O. 
クリストファー・フルームとマーク・カヴェンディッシュ(共にイギリス) photo:CorVos

クリスティアン・プリュドム氏によって発表された2027年ツール photo:A.S.O.
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:6
丘陵ステージ:7
山岳ステージ:6(山頂フィニッシュ3)
個人タイムトライアル:2
第114回大会で最大の注目点は、第7ステージ(38km)と第16ステージ(33km)に設けられた、合計71kmの個人タイムトライアルだろう。2012年大会のプロローグを含めた101.4km以来となる長さで、今年総合2位に入ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)に有利なレイアウト。さらに山岳ステージは8から6に、山頂フィニッシュは5から3に減っており、タイムトライアル世界王者のエヴェネプールに適した大会と言える。
また総合争いで注目されるのは、最初の山岳ステージが第1週の最終日、第9ステージまで登場しないこと。第9ステージはジュラ山脈のグラン・コロンビエで争われる。

ツール・ド・フランス2027第9ステージ image:A.S.O.

ツール・ド・フランス2027第18ステージ image:A.S.O.
大会のクイーンステージは、獲得標高差5,400mの第18ステージ。今年もフィニッシュ地点となったポーをスタートし、ピレネー山脈の3つの峠を越えて、登坂距離16km、平均勾配8.7%の超級山岳コル・ド・ポルテにフィニッシュする。翌日も山岳ステージだが、山頂フィニッシュではないため、ポルテ峠がマイヨジョーヌ争いを大きく左右するだろう。そして例年山岳決戦となる第20ステージは山岳ではなく、パリを目指す移動日のような平坦ステージとなる。
最終日は来年も首都パリで繰り広げられる。今年、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)による劇的勝利を演出したモンマルトルの丘を3度登るレイアウトとなるため、集団スプリントの可能性は低そうだ。その代わり、ピュアスプリンターに有利なステージは大会初日を含め、6ステージと見られる。

ツール・ド・フランス2027第21ステージ image:A.S.O.

10月22日、ツール・ド・フランスの終着地点であるフランスの首都パリで、2027年大会のコースプレゼンテーションが行われた。会場には今年、総合5勝目を挙げたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)の姿はなかったものの、区間3勝を挙げたティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が登場。他にはクリストファー・フルームとマーク・カヴェンディッシュという、開幕地イギリスを代表する2選手が姿を見せた。
レースディレクターのクリスティアン・プリュドム氏が発表したのは、すでに発表されているイギリスでの3ステージに続く、フランス国内18ステージのコースだ。スコットランドのエディンバラをスタートし、イングランド、ウェールズを経て、フランス本土へ渡る。
移動日(休息日)を挟み、フランスでのレースはノルマンディー地方のシェルブール・アン・コタンタンから再開する。そこから東へ進み、第1週はスイスとの国境沿いに連なるジュラ山脈を目指す。第2週はアルプスから再び走り出し、その後フランス南部を西へ進む。総合争いの最終決戦の舞台は、スペインとの国境沿いに連なるピレネー山脈だ。



ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:6
丘陵ステージ:7
山岳ステージ:6(山頂フィニッシュ3)
個人タイムトライアル:2
第114回大会で最大の注目点は、第7ステージ(38km)と第16ステージ(33km)に設けられた、合計71kmの個人タイムトライアルだろう。2012年大会のプロローグを含めた101.4km以来となる長さで、今年総合2位に入ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)に有利なレイアウト。さらに山岳ステージは8から6に、山頂フィニッシュは5から3に減っており、タイムトライアル世界王者のエヴェネプールに適した大会と言える。
また総合争いで注目されるのは、最初の山岳ステージが第1週の最終日、第9ステージまで登場しないこと。第9ステージはジュラ山脈のグラン・コロンビエで争われる。


大会のクイーンステージは、獲得標高差5,400mの第18ステージ。今年もフィニッシュ地点となったポーをスタートし、ピレネー山脈の3つの峠を越えて、登坂距離16km、平均勾配8.7%の超級山岳コル・ド・ポルテにフィニッシュする。翌日も山岳ステージだが、山頂フィニッシュではないため、ポルテ峠がマイヨジョーヌ争いを大きく左右するだろう。そして例年山岳決戦となる第20ステージは山岳ではなく、パリを目指す移動日のような平坦ステージとなる。
最終日は来年も首都パリで繰り広げられる。今年、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)による劇的勝利を演出したモンマルトルの丘を3度登るレイアウトとなるため、集団スプリントの可能性は低そうだ。その代わり、ピュアスプリンターに有利なステージは大会初日を含め、6ステージと見られる。

ツール・ド・フランス2027ステージリスト
| ステージ | 日時 | スタート〜フィニッシュ | 距離(コース分類) |
|---|---|---|---|
| 第1ステージ | 7月2日(金) | エディンバラ〜カーライル | 185km(平坦) |
| 第2ステージ | 7月3日(土) | ケズウィック〜リヴァプール | 223km(丘陵) |
| 第3ステージ | 7月4日(日) | ウェルシュプール〜カーディフ | 223km(丘陵) |
| 移動日 | |||
| 第4ステージ | 7月6日(火) | シェルブール・アン・コタンタン〜シェルブール・アン・コタンタン | 171km(丘陵) |
| 第5ステージ | 7月7日(水) | ポントルソン〜プリュムレック | 178km(丘陵) |
| 第6ステージ | 7月8日(木) | ヴァンヌ〜アンジェ | 193km(丘陵) |
| 第7ステージ | 7月9日(金) | ブロワ〜シャンボール | 38km(個人TT) |
| 第8ステージ | 7月10日(土) | ブールジュ〜ル・クルーゾ | 224km(丘陵) |
| 第9ステージ | 7月11日(日) | ヴィラール・レ・ドンブ(野鳥公園)〜グラン・コロンビエ | 162km(山岳) |
| 休息日 | |||
| 第10ステージ | 7月13日(火) | アヌシー〜サランシュ | 171km(山岳) |
| 第11ステージ | 7月14日(水) | クリューズ〜レ・セジー | 150km(山岳) |
| 第12ステージ | 7月15日(木) | シャンベリー〜ヴァランス | 162km(平坦) |
| 第13ステージ | 7月16日(金) | オーブナ〜モンペリエ | 164km(平坦) |
| 第14ステージ | 7月17日(土) | モンペリエ〜マンド | 199km(山岳) |
| 第15ステージ | 7月18日(日) | ロデーズ〜アルビ | 169km(丘陵) |
| 休息日 | |||
| 第16ステージ | 7月20日(火) | トゥールーズ〜トゥールーズ | 33km(個人TT) |
| 第17ステージ | 7月21日(水) | ミュレ〜ポー | 186km(平坦) |
| 第18ステージ | 7月22日(木) | ポー〜サン・ラリー・スラン(コル・ド・ポルテ) | 174km(山岳) |
| 第19ステージ | 7月23日(金) | アスパラン〜ラランス | 160km(山岳) |
| 第20ステージ | 7月24日(土) | モブールゲ〜リブルヌ | 198km(平坦) |
| 第21ステージ | 7月25日(日) | サンカンタン・アン・イヴリーヌ〜パリ・シャンゼリゼ | 116km(平坦) |
text:Sotaro.Arakawa
photo&image:A.S.O.
photo&image:A.S.O.
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