リドル・トレックがジロ・デ・イタリアを総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャを総合3位で終えたフェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM)を獲得したことを発表した。同じくデカトロンからはグレゴール・ミュールベルガー(オーストリア)も加入させ、大幅な戦力補強を図っている。

フェリックス・ガルとグレゴール・ミュールベルガー(オーストリア、デカトロンCMA CGM) photo:Lidl Trek
リドル・トレックの戦力補強が止まらない。女子チームのカタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)に続き、フェリックス・ガルとグレゴール・ミュールベルガー(ともにオーストリア)の2027年からの加入を発表した。ともにデカトロンCMA CGMからの移籍で、契約期間はガルが3年(〜2029年)、ミュールベルガーが2年(〜2028年)となる。
今シーズン、ガルはジロ・デ・イタリアで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位と、今季ただ唯一今季グランツール表彰台を2度獲得した選手となり大きくブレイクスルー。シーズンを通した総合成績の安定感を証明してみせた。

マス、ログリッチ、ガルによるブエルタ総合トップ3 photo:CorVos
同郷のミュールベルガーもまた、着実にステップアップを遂げた1年を過ごした。ジロ・デ・イタリアではガルのアシスト役に徹しながら15位でフィニッシュし、母国最大のレースであるツール・ド・オーストリアでは総合優勝。ブエルタでは落車によるリタイアを強いられたが、山岳での実力は十分に示した。2人は単なるチームメイトにとどまらず、私生活でも親しい友人同士という。今回、ガルの移籍にミュールベルガーが追随する形でのセット移籍となった。ともにグランツールの山岳ステージを得意とするオーストリア出身らしいクライマーコンビだ。
「リドル・トレックとともに、プロサイクリストとしてのキャリアに新たな章が始まる」とガルはコメント。「素晴らしい年月と、そこで得た成功を経て、今が次の論理的なステップを踏むべき時だと感じている。リドル・トレックが持つ、現代サイクリングのあらゆる側面における高い基準は、可能な限り最高の形で成長を続けたいという自分自身の目標と完全に一致している」と続けている。
ミュールベルガーも移籍への喜びを口にする。「ちょっとした夢が叶う。リドル・トレックで走れるチャンスは素晴らしいニュースで、大きな節目であり、10年以上にわたる僕のプロサイクリスト人生における、また一つの価値ある1ページになる。心から嬉しいし、これからの数年間でチームに大きく貢献できればと思っている。僕にとって大事なのは、最高レベルでチームリーダーをサポートすることと、自分自身の結果を求めて走る機会を持てること、その両方」。

ジロで総合2位に入ったフェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM) photo:RCS Sport
ルカ・グエルチレナ氏の退任を受けて、新たにCEOに就任したアンディ・シュレック氏は両選手の獲得についてこうコメントしている。
「フェリックスはGCリーダーとしての役割にすっかり成長した。ブレイクスルー以降、シーズンを重ねるごとに着実にステップアップしてきたが、自信と3週間を通して高いレベルを発揮する能力も同様に伸びている。今年の彼はトップクラスの選手の一人で、グランツールでの表彰台候補であることを証明した」。「まだまだ伸びしろがあると信じている。その限界を押し広げていくことに意欲的だし、これからの3年間でどこまで到達できるか、非常に楽しみにしている。グレゴールもこれからの2年間で大きな経験をもたらしてくれる。しかしそれ以上に重要なのは、忠誠心、献身、そして仲間のためにすべてを出し切る意志という、あらゆるチームが大切にする資質を持っていること。彼は、リーダーのために一切の迷いなく自分を出し尽くせる、そういうチームメイトだ。そしてもちろん、彼自身の結果を狙う機会も十分に与えられるだろう」。
リドル・トレックにはすでに、ブエルタ・ア・エスパーニャ表彰台経験者のフアン・アユソ、ステージレースで実績を積み重ねるマティアス・スケルモース、デレク・ジー、ジュリオ・チッコーネといった総合系メンバーを豊富に抱えており、来季は2年連続でツール総合10位に入ったジョーダン・ジェガの獲得を発表済み。UAEやユンボに続くグランツールでのプレゼンス拡大に向けて大きく動いている。
text:So Isobe

リドル・トレックの戦力補強が止まらない。女子チームのカタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)に続き、フェリックス・ガルとグレゴール・ミュールベルガー(ともにオーストリア)の2027年からの加入を発表した。ともにデカトロンCMA CGMからの移籍で、契約期間はガルが3年(〜2029年)、ミュールベルガーが2年(〜2028年)となる。
今シーズン、ガルはジロ・デ・イタリアで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位と、今季ただ唯一今季グランツール表彰台を2度獲得した選手となり大きくブレイクスルー。シーズンを通した総合成績の安定感を証明してみせた。

同郷のミュールベルガーもまた、着実にステップアップを遂げた1年を過ごした。ジロ・デ・イタリアではガルのアシスト役に徹しながら15位でフィニッシュし、母国最大のレースであるツール・ド・オーストリアでは総合優勝。ブエルタでは落車によるリタイアを強いられたが、山岳での実力は十分に示した。2人は単なるチームメイトにとどまらず、私生活でも親しい友人同士という。今回、ガルの移籍にミュールベルガーが追随する形でのセット移籍となった。ともにグランツールの山岳ステージを得意とするオーストリア出身らしいクライマーコンビだ。
「リドル・トレックとともに、プロサイクリストとしてのキャリアに新たな章が始まる」とガルはコメント。「素晴らしい年月と、そこで得た成功を経て、今が次の論理的なステップを踏むべき時だと感じている。リドル・トレックが持つ、現代サイクリングのあらゆる側面における高い基準は、可能な限り最高の形で成長を続けたいという自分自身の目標と完全に一致している」と続けている。
ミュールベルガーも移籍への喜びを口にする。「ちょっとした夢が叶う。リドル・トレックで走れるチャンスは素晴らしいニュースで、大きな節目であり、10年以上にわたる僕のプロサイクリスト人生における、また一つの価値ある1ページになる。心から嬉しいし、これからの数年間でチームに大きく貢献できればと思っている。僕にとって大事なのは、最高レベルでチームリーダーをサポートすることと、自分自身の結果を求めて走る機会を持てること、その両方」。

ルカ・グエルチレナ氏の退任を受けて、新たにCEOに就任したアンディ・シュレック氏は両選手の獲得についてこうコメントしている。
「フェリックスはGCリーダーとしての役割にすっかり成長した。ブレイクスルー以降、シーズンを重ねるごとに着実にステップアップしてきたが、自信と3週間を通して高いレベルを発揮する能力も同様に伸びている。今年の彼はトップクラスの選手の一人で、グランツールでの表彰台候補であることを証明した」。「まだまだ伸びしろがあると信じている。その限界を押し広げていくことに意欲的だし、これからの3年間でどこまで到達できるか、非常に楽しみにしている。グレゴールもこれからの2年間で大きな経験をもたらしてくれる。しかしそれ以上に重要なのは、忠誠心、献身、そして仲間のためにすべてを出し切る意志という、あらゆるチームが大切にする資質を持っていること。彼は、リーダーのために一切の迷いなく自分を出し尽くせる、そういうチームメイトだ。そしてもちろん、彼自身の結果を狙う機会も十分に与えられるだろう」。
リドル・トレックにはすでに、ブエルタ・ア・エスパーニャ表彰台経験者のフアン・アユソ、ステージレースで実績を積み重ねるマティアス・スケルモース、デレク・ジー、ジュリオ・チッコーネといった総合系メンバーを豊富に抱えており、来季は2年連続でツール総合10位に入ったジョーダン・ジェガの獲得を発表済み。UAEやユンボに続くグランツールでのプレゼンス拡大に向けて大きく動いている。
text:So Isobe
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