ファビオ・ヤコブセン(オランダ)がヴィスマ・リースアバイクに即時加入。今月上旬にピクニック・ポストNLとの契約を解消し、無所属となっていた29歳のスプリンターが2028年までの2年半契約を結んだ。



ヴィスマ・リースアバイクに加入したファビオ・ヤコブセン(オランダ) (c)Team Visma | Lease a Bike

ファビオ・ヤコブセン(オランダ)は2018年にクイックステップフロアーズでプロデビューした29歳のスプリンター。2019年のブエルタ・ア・エスパーニャで区間2勝を挙げるなど早くからトップスプリンターの一角として数えられてきた。2020年のツール・ド・ポローニュで大クラッシュに巻き込まれ重傷を負い、懸命なリハビリを経て翌年に復帰。同年のブエルタで区間3勝を挙げて完全復活を果たした選手だ。

ヤコブセンは2022年に欧州選手権を制覇し、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャであわせて6勝を挙げるなどキャリアハイと呼べる時期を過ごしたのち、2024年からはDSM(現ピクニック・ポストNL)へ移籍。しかし新チーム加入後は出場機会にも恵まれず、勝利数は2年半でたった1勝。今月上旬にはピクニック・ポストNLとの契約は即時解消となっていた。

契約サインを行うファビオ・ヤコブセン(オランダ) (c)Team Visma | Lease a Bike

そんな中、8月14日に同じオランダ籍のトップチームであるヴィスマ・リースアバイクがヤコブセンの加入をアナウンス。「この色(チームキット)を纏うことは、夢が叶うような気持ちだ」とヤコブセンは新加入にあたってコメントする。「最高峰のレベルに戻り、勝利のためにスプリントできるようになることが目標だ。やるべきことは多いが、前進するために正しい環境がここにあると確信している」と意欲を語った。ヤコブセンはただちにトレーニングを開始し、早期の再始動を目指すという。

ヴィスマ・リースアバイク側にとっても平坦ステージのスプリントを託せる経験豊富なエースの獲得は待望だった。「しばらく前から、スプリントのスペシャリストを探していた」とパフォーマンス部門責任者のマティウ・ハイボーア氏は説明する。今後はマシュー・ブレナン(イギリス)と共にスプリントのツートップを担うこととなるだろう。

2021年のブエルタではステージ3勝目とポイント賞を獲得 photo:Unipublic

「ヤコブセンの状況を見れば見るほど、彼にはまだ活かしきれていない力があると確信するようになった」とハイボーア氏。「我々には、彼がそのポテンシャルを開花させる手助けができる、正しい環境を作れるという自信がある。ファビオの加入によって、来シーズンを待つことなく、すぐに彼と一緒に取り組みを始められる」と続け、チームとしての手応えを強調している。



text:So Isobe

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