バーレーン・ヴィクトリアスが、今季限りで引退するダミアーノ・カルーゾ(イタリア)のスポーツディレクター就任を発表した。38歳のカルーゾは先日閉幕したジロ・デ・イタリアで総合9位に入り、2019年から同チームに所属している。



ジロではエウラリオをアシストしながら総合9位に入ったダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

「僕にとってこれは、とても自然なステップだと感じている。2019年からバーレーン・ヴィクトリアスに所属し、年月を重ねるなかで、このチームは単なるチーム以上の存在になった。常に若い選手たちを助け、経験を共有し、選手とマネジメントの橋渡し役になろうとしてきた。だからこの新しい役割は、これまで既にやってきたことの延長線上にある」と、カルーゾはプレスリリースで語った。

ジロ・デ・イタリアでカルーゾは、第5ステージでマリアローザを着用した24歳のアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル)をアシスト。山岳ステージでは自らの総合順位を上げることよりも、マリアビアンカ(ヤングライダー賞ジャージ)を着たエウラリオのアシストに徹し、その獲得に大きく貢献した。

バーレーンのミラン・エルゼンGMはカルーゾのスポーツディレクター就任について「彼は長年にわたってチームの重要な一員であり、我々の文化、選手たち、そして仕事の進め方をよく理解している。また、彼は多くの若手選手にとって素晴らしいメンターにもなっている。その経験は、彼がスポーツディレクターの役割に移るうえで非常に大きな価値を持つだろう。ただし、まずは彼の選手としての最終シーズンの残りを楽しみにしている」と喜びを語った。

現役最後のシーズンを走るダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

自身9度目のジロを完走したカルーゾの次なるレースは発表されていない。しかし「選手としてのキャリアはまだ終わっていない。今シーズンにはまだ重要な目標が残っているし、最後のレースまでチームのためにすべてを捧げるつもりだ。プロトンで過ごすこの最後の数か月の一瞬一瞬を楽しみ、あらゆるチャンスを最大限に生かし、これまで自分を突き動かしてきた情熱と献身を持ってこの章を締めくくりたい」と、現役最終シーズンへの意気込みを語った。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos