初日に続き、今大会2勝目をマークしたポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)は「自分をここまで成長させてくれたチームに感謝している」と語った。3位のフルーネウェーヘンやマニエをアシストしたストゥイヴェンなど、ジロ3日目を選手たちのコメントで振り返る。



ステージ優勝&マリアチクラミーノ(ポイント賞) ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

ミランらを退け、2勝目を得たポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

フィニッシュ直後インタビュー

今日は2度目のステージ優勝を狙いにいった。チームは1日を通してレースをコントロールし、再び素晴らしい走りを見せてくれた。今日の作戦は残り1km地点で良い位置につけることで、それを実行することができた。(フィニッシュラインを越えた瞬間は)正直、勝った確信はなかったが、思わず喜んだ。だけど勝利を告げられ、本当に嬉しかった。

世界最高峰のスプリンターたちを退け、この美しいマリアチクラミーノを着続けられるのは最高の気分だ。いまはこの勝利を喜びたい。次なる作戦はイタリアに到着してから皆で考えたい。

勝利と共にマリアチクラミーノのリードも拡大させたポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

表彰式後インタビュー

チームに加入した1年目はクライマーになる予定だった。だけど自分のスプリント力に気づき、そこから努力を続けた。それがいま、世界最高峰のスプリンターたちと勝利を争っている。ジロで2勝するまで自分を成長させてくれたチームを誇りに思うし、感謝している。

逃げ切られてしまうのではないかとヒヤヒヤしたが、チームが引き戻してくれた。残り600m地点で最高の位置にいて、ミランが先にスプリントを開始したので彼の背後についた。石畳の路面でもしっかりと加速する脚があった。もちろん最終的なマリアチクラミーノの獲得も狙っていくが、まずは3勝目を目指したい。

ステージ3位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)

3位でフィニッシュしたディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) photo:CorVos

フィニッシュした瞬間は、自分が勝者ではないことが分かっていた。良いスピードを出すことができたが、スプリントを開始するのが少し遅かったようだ。だけど、チームは初日の反省を活かして完璧な走りをしてくれた。良いトップスピードを出せていただけに悔しいよ。

ステージ7位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ジェイコ・アルウラー)

最終コーナーでEFの選手に外へと押しやられた。落車せずにすんでよかった。コンディションは徐々に上がってきているが、展開の厳しいステージが来ることを願っている。

─なぜ集団のペースが遅かったのか?

翌週に連日厳しいステージが待ち受けていることを、皆知っているのだろう。それにたくさんのスプリンターチームが集団をコントロールしているから。今日もだし、昨日も誰も逃げに乗ろうとしない奇妙なステージだったね。つまり、4日目から本当のレース、本当のジロ・デ・イタリアが開幕するんだ。

マニエのアシストを務めたヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

チームメイトと勝利を喜ぶポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:RCS Sport

今日は幅の広いコースでハイスピードのスプリントとなった。だが早めのリードアウトはしたくなかった。リアに10Tを備える選手なら、下りでもう少しスピードを伸ばせたと思う。残り1kmからユニベット・ローズ・ロケッツが集団先頭に出たので、僕らは右に進路を変えた。そこから僕らはポールのために位置取りをした。本当は教科書通りのリードアウトトレインを組みたかったのだけどね。だけど結果的に僕らはスマートな走りができた。もちろん、彼自身が非常に優れたスプリンターであることも大きい。

マリアローザ ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)

マリアローザを守ったギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:CorVos

今日はマリアローザを守るために、できる限りの走りをしようと思っていた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。逃げを容認し、その後は1日を通してレースをコントロールした。

イタリアでのステージまでマリアローザを守れたことは素晴らしいと思うし、さらなるモチベーションを与えてくれる。この24時間は、僕にとって夢のような時間だった。言葉では表現できない。いずれにせよ、この後も一瞬一瞬を楽しみたい。

落車リタイアしたアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)などの様子を説明するアドリアン・ロトゥンノ医師

残念ながら昨日の第2ステージで発生した落車により、チームは大きな影響を受けた。ジェイ・ヴァインは脳震盪と肘の骨折を負い、マルク・ソレルは骨盤を骨折した。現時点では、いずれも手術は必要ない見込みだ。

アダム・イェーツは重度の擦過傷と左耳の裂傷を負った。現場で脳震盪の評価を受け、その時点ではレース続行が認められたものの、その後、遅れて脳震盪の症状が現れた。そのため本日の第3ステージには出走しない。3名はいずれもチームの医療スタッフの観察下にあり、今後数日のうちに帰国し、回復とリハビリを続ける予定だ。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport

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