前日の落車でアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)が去ったジロ・デ・イタリア第3ステージは、集団スプリントで決着。初日勝者ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)がミランらを退け、今大会2勝目を手に入れた。
5月10日(日)第3ステージ
プロヴディフ〜ソフィア 175km(平坦)

逃げからレースを盛り上げているポルティ・ヴィジットマルタ photo:RCS Sport 
カメラを見つめるヴィンゲゴー photo:RCS Sport

笑顔を見せるマリアローザを着るギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)ら photo:RCS Sport
ブルガリア最終日となるジロ・デ・イタリア第3ステージは、集団スプリントが予想される平坦ステージだ。しかし、スパイスとなったのは残り62.6km地点から始まる、登坂距離9.2kmの2級山岳ボロヴェツ峠。平均勾配は5%台ながら最大勾配は11%に達し、ここでスプリンターたちが集団に残れるかが勝負の分かれ目と目された。
この日のスタート前、開幕前に総合優勝の候補に挙がっていたアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)のリタイアが伝えられた。チームによれば、第2ステージでの落車によりイェーツは左耳の裂傷や重度の擦過傷を負い、レース復帰して完走したものの、遅発性の脳震盪症状が現れたため未出走となった。同じ落車で棄権したジェイ・ヴァイン(オーストラリア)が脳震盪と肘の骨折、マルク・ソレル(スペイン)は骨盤骨折であることが判明し、UAEは大会3日目で3名を失う事態となった。

トロフェオ・センツァフィーネのモニュメントが選手たちを見送る photo:RCS Sport

この日もポルティ・ヴィジットマルタを含む3名の逃げが形成された photo:RCS Sport
イタリア本土に達する前に7名が去ったレースは、ポルティ・ヴィジットマルタの2名を含む3名が逃げを打つ。マリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)を着るディエゴ・セビーリャ(スペイン)が3日連続で逃げ、この日の相棒はアレッサンドロ・トネッリ(イタリア)と初日に逃げたマヌエーレ・タロッツィ(イタリア、バルディアーニCSF・7サベール)。コースの中央に設定された中間スプリントは争うことなくタロッツィが先頭通過し、メイン集団に残された最大ポイントである3点はジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が獲得した。
直後から始まった2級山岳では、セビーリャがトップ通過して最大18ポイントを獲得する。一方のプロトンでは体調不良のアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)が遅れる姿もあったが、脱落するスプリンターはおらず、ひと塊のまま頂上に到達。そのため集団スプリントの可能性がより一層高まった。

スプリンターチームがプロトンを牽引した photo:RCS Sport

残り400mまで粘りを見せた逃げの3名 photo:RCS Sport
この時点で逃げとプロトンの差は2分37秒。その後もスプリントに持ち込みたいスーダル・クイックステップやリドル・トレック、ユニベット・ローズ・ロケッツは集団牽引する選手を送り、徐々に逃げのリードを減らしていく。フィニッシュ地点であるソフィア市街地に入り、ティモ・デヨンフ(オランダ、ピクニック・ポストNL)の単独落車もありながら、プロトンは残り400m地点で逃げの3名を捉えた。
先頭に立ったエルマール・ラインダルス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)の背後にディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)がつき、最終コーナーの手前、残り200mでスプリントを開始したのはジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)。その背後にすかさずポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)がつき、ミランが先行する形で最終ストレートに突入した。
コース右側を取ったミランに対し、中央のマニエ、そして左側からフルーネウェーヘンが迫る。横並びの3名が同時にハンドルをフィニッシュに向かって投げた結果、マニエが両手を離してガッツポーズを作った。

ミランらを退け、2勝目を得たポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

チームメイトと勝利を喜ぶポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:RCS Sport
そして写真判定の結果、ホイール約1つ分でマニエが勝利。初日勝者でシクラメン色のマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)を着る22歳が、今大会2勝目を手に入れた。
「今日の作戦は残り1km地点で良い位置につけることだった。素晴らしいチームメイトのおかげでそれが実行できた。大会初日と同様、見事な走りを見せた仲間に感謝したい。世界最高峰のスプリンターたちを退け、この美しいチクラミーノを着続けられるのは最高の気分だ」と、マニエは喜びを語った。

勝利と共にマリアチクラミーノのリードも拡大させたポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

マリアローザを守ったギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:CorVos
2位はミランで、3位はフルーネウェーヘン。総合首位の証であるマリアローザは、前日勝者のギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)がキープに成功している。ブルガリアでの3日間を終えた選手たちは、翌日の移動日でイタリア本土に飛び、イタリア南部カラブリア州のカタンツァーロを出発する第4ステージに臨む。
5月10日(日)第3ステージ
プロヴディフ〜ソフィア 175km(平坦)



ブルガリア最終日となるジロ・デ・イタリア第3ステージは、集団スプリントが予想される平坦ステージだ。しかし、スパイスとなったのは残り62.6km地点から始まる、登坂距離9.2kmの2級山岳ボロヴェツ峠。平均勾配は5%台ながら最大勾配は11%に達し、ここでスプリンターたちが集団に残れるかが勝負の分かれ目と目された。
この日のスタート前、開幕前に総合優勝の候補に挙がっていたアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)のリタイアが伝えられた。チームによれば、第2ステージでの落車によりイェーツは左耳の裂傷や重度の擦過傷を負い、レース復帰して完走したものの、遅発性の脳震盪症状が現れたため未出走となった。同じ落車で棄権したジェイ・ヴァイン(オーストラリア)が脳震盪と肘の骨折、マルク・ソレル(スペイン)は骨盤骨折であることが判明し、UAEは大会3日目で3名を失う事態となった。


イタリア本土に達する前に7名が去ったレースは、ポルティ・ヴィジットマルタの2名を含む3名が逃げを打つ。マリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)を着るディエゴ・セビーリャ(スペイン)が3日連続で逃げ、この日の相棒はアレッサンドロ・トネッリ(イタリア)と初日に逃げたマヌエーレ・タロッツィ(イタリア、バルディアーニCSF・7サベール)。コースの中央に設定された中間スプリントは争うことなくタロッツィが先頭通過し、メイン集団に残された最大ポイントである3点はジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が獲得した。
直後から始まった2級山岳では、セビーリャがトップ通過して最大18ポイントを獲得する。一方のプロトンでは体調不良のアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)が遅れる姿もあったが、脱落するスプリンターはおらず、ひと塊のまま頂上に到達。そのため集団スプリントの可能性がより一層高まった。


この時点で逃げとプロトンの差は2分37秒。その後もスプリントに持ち込みたいスーダル・クイックステップやリドル・トレック、ユニベット・ローズ・ロケッツは集団牽引する選手を送り、徐々に逃げのリードを減らしていく。フィニッシュ地点であるソフィア市街地に入り、ティモ・デヨンフ(オランダ、ピクニック・ポストNL)の単独落車もありながら、プロトンは残り400m地点で逃げの3名を捉えた。
先頭に立ったエルマール・ラインダルス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)の背後にディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)がつき、最終コーナーの手前、残り200mでスプリントを開始したのはジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)。その背後にすかさずポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)がつき、ミランが先行する形で最終ストレートに突入した。
コース右側を取ったミランに対し、中央のマニエ、そして左側からフルーネウェーヘンが迫る。横並びの3名が同時にハンドルをフィニッシュに向かって投げた結果、マニエが両手を離してガッツポーズを作った。


そして写真判定の結果、ホイール約1つ分でマニエが勝利。初日勝者でシクラメン色のマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)を着る22歳が、今大会2勝目を手に入れた。
「今日の作戦は残り1km地点で良い位置につけることだった。素晴らしいチームメイトのおかげでそれが実行できた。大会初日と同様、見事な走りを見せた仲間に感謝したい。世界最高峰のスプリンターたちを退け、この美しいチクラミーノを着続けられるのは最高の気分だ」と、マニエは喜びを語った。


2位はミランで、3位はフルーネウェーヘン。総合首位の証であるマリアローザは、前日勝者のギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)がキープに成功している。ブルガリアでの3日間を終えた選手たちは、翌日の移動日でイタリア本土に飛び、イタリア南部カラブリア州のカタンツァーロを出発する第4ステージに臨む。
ジロ・デ・イタリア2026第3ステージ結果
| 1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 4:09:42 |
| 2位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | |
| 3位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | |
| 4位 | マディス・ミケルス(エストニア、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 5位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 6位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 7位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ジェイコ・アルウラー) | |
| 8位 | ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 9位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) | |
| 10位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、バルディアーニCSF・7サベール) |
マリアローザ(個人総合成績)
| 1位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | 13:10:05 |
| 2位 | フロリアン・ストーク(ドイツ、チューダープロサイクリング) | +0:04 |
| 3位 | エガン・ベルナル(コロンビア、ネットカンパニー・イネオス) | |
| 4位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、ネットカンパニー・イネオス) | +0:06 |
| 5位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) | |
| 6位 | ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) | +0:10 |
| 7位 | マルティン・チョッタ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 8位 | ヨハネス・クルセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 9位 | エンリク・マス(スペイン、モビスター) | |
| 10位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) |
マリアチクラミーノ(ポイント賞)
| 1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 105pts |
| 2位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | 64pts |
| 3位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) | 42pts |
マリアアッズーラ(山岳賞)
| 1位 | ディエゴ・セビーリャ(スペイン、ポルティ・ヴィジットマルタ) | 42pts |
| 2位 | アレッサンドロ・トネッリ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) | 12pts |
| 3位 | ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 9pts |
マリアビアンカ(ヤングライダー賞)
| 1位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | 13:10:05 |
| 2位 | ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) | +0:10 |
| 3位 | マルティン・チョッタ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
チーム総合成績
| 1位 | XDSアスタナ | 39:30:45 |
| 2位 | チューダープロサイクリング | |
| 3位 | ウノエックス・モビリティ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
photo:CorVos, RCS Sport
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