ドイツ最古のワンデーレース、エシュボルン・フランクフルトは、プロトンを振り切った12名のスプリントで決着した。ドイツ王者ゲオルク・ツィマーマン(ロット・アンテルマルシェ)がピドコックらを退け、7年ぶりのドイツ人勝者に輝いた。

2027年末までの1年契約延長が発表されたジョン・デゲンコルプ(ドイツ、ピクニック・ポストNL) photo:CorVos
エシュボルン・フランクフルト(UCIワールドツアー)はその名の通り、ドイツ南西部のエシュボルンからフランクフルトまでを繋ぐワンデーレース。1962年に初開催されたドイツ最古のレースの総距離は211.4km。合計7つの丘を越えるものの、難易度は高くないため、例年はパンチャーや登りのハイペースに耐えられるスプリンターなどによる集団スプリントが続いている。
序盤からハイスピードで進んだレースは、トタルエネルジーの2名がエスケープした。そこに遅れて、昨年チーム ノボノルディスクの一員として宇都宮ジャパンカップにも出場したマティアシュ・コペツキー(チェコ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)ら2名がジョイン。さらに遅れてリトアニア王者ジャージを着るアイヴァラス・ミクティス(チューダープロサイクリング)も加わり、5名が最大7分のリードを得た。

2名から4名、そして最終的に7名まで増えた逃げ集団 photo:CorVos
連続する登りでは単独追走で力を使ったミクティスが遅れ、入れ替わるようにメイン集団から飛び出したティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)ら3名がジョイン。しかしこの7名は協調しきれず、ウェレンスとエミル・フェルストリンヘ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)の2名が集団を抜け出す。レースは残り50km地点で、ベルギー王者と、アムステルゴールドレースで5位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで4位と勢いある24歳のフェルストリンヘが先頭に立った。
ウェレンスはフェルストリンヘを置き去りにしたものの、残り35km地点でプロトンに引き戻される。ラ・フレーシュ・ワロンヌで3位に入ったベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク)の登りアタックにより集団は12名に絞られ、その中にはトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)やヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス)、ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)など優勝候補が勢揃いした。

12名による精鋭集団が形成された photo:CorVos
12名のスピードは上がりきらず、またトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM)らスプリントのある選手たちを擁するプロトンが猛スピードで迫る。しかし残り1kmを過ぎ、先頭は最終ストレートまで逃げ切り、12名による集団スプリントに持ち込まれた。
ビルバオが先行したスプリントは、ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、ロット・アンテルマルシェ)が最短距離を選び、圧巻のスピードのままフィニッシュラインに飛び込んだ。

圧巻のスピードで勝利したゲオルク・ツィマーマン(ロット・アンテルマルシェ) photo:CorVos

母国最大のレースで勝利したゲオルク・ツィマーマン(ロット・アンテルマルシェ) photo:CorVos
「チームメイトたちはレースを通して素晴らしい仕事をしてくれた。全員ができる限りのことをしてくれたので、その仕事を最高の形で締めくくることができて本当に嬉しい。正直、今日感じた感情は言葉では言い表せない。ドイツでレースを走る機会があまり多くないので、母国で勝てたことはとても特別だ」と語ったツィマーマン。2020年にCCCでプロデビューした28歳で、2023年にはクリテリウム・デュ・ドーフィネ(現ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ)でステージ優勝していたが、キャリアハイとなる勝利を母国最大のワンデーレースで手に入れた。

エシュボルン・フランクフルト(UCIワールドツアー)はその名の通り、ドイツ南西部のエシュボルンからフランクフルトまでを繋ぐワンデーレース。1962年に初開催されたドイツ最古のレースの総距離は211.4km。合計7つの丘を越えるものの、難易度は高くないため、例年はパンチャーや登りのハイペースに耐えられるスプリンターなどによる集団スプリントが続いている。
序盤からハイスピードで進んだレースは、トタルエネルジーの2名がエスケープした。そこに遅れて、昨年チーム ノボノルディスクの一員として宇都宮ジャパンカップにも出場したマティアシュ・コペツキー(チェコ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)ら2名がジョイン。さらに遅れてリトアニア王者ジャージを着るアイヴァラス・ミクティス(チューダープロサイクリング)も加わり、5名が最大7分のリードを得た。

連続する登りでは単独追走で力を使ったミクティスが遅れ、入れ替わるようにメイン集団から飛び出したティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)ら3名がジョイン。しかしこの7名は協調しきれず、ウェレンスとエミル・フェルストリンヘ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)の2名が集団を抜け出す。レースは残り50km地点で、ベルギー王者と、アムステルゴールドレースで5位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで4位と勢いある24歳のフェルストリンヘが先頭に立った。
ウェレンスはフェルストリンヘを置き去りにしたものの、残り35km地点でプロトンに引き戻される。ラ・フレーシュ・ワロンヌで3位に入ったベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク)の登りアタックにより集団は12名に絞られ、その中にはトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)やヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス)、ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)など優勝候補が勢揃いした。

12名のスピードは上がりきらず、またトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM)らスプリントのある選手たちを擁するプロトンが猛スピードで迫る。しかし残り1kmを過ぎ、先頭は最終ストレートまで逃げ切り、12名による集団スプリントに持ち込まれた。
ビルバオが先行したスプリントは、ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、ロット・アンテルマルシェ)が最短距離を選び、圧巻のスピードのままフィニッシュラインに飛び込んだ。


「チームメイトたちはレースを通して素晴らしい仕事をしてくれた。全員ができる限りのことをしてくれたので、その仕事を最高の形で締めくくることができて本当に嬉しい。正直、今日感じた感情は言葉では言い表せない。ドイツでレースを走る機会があまり多くないので、母国で勝てたことはとても特別だ」と語ったツィマーマン。2020年にCCCでプロデビューした28歳で、2023年にはクリテリウム・デュ・ドーフィネ(現ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ)でステージ優勝していたが、キャリアハイとなる勝利を母国最大のワンデーレースで手に入れた。
エシュボルン・フランクフルト2026結果
| 1位 | ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、ロット・アンテルマルシェ) | 4:59:34 |
| 2位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 3位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 4位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 5位 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 6位 | ヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス) | |
| 7位 | ナトナエル・テスファツィオン(エリトリア、モビスター) | |
| 8位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 9位 | フロリアン・ストーク(ドイツ、チューダープロサイクリング) | |
| 10位 | アドリア・ペリカス(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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