9月26日、Jプロツアー第5戦「東日本ロードクラシック」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。150kmのレースは、20名弱の先頭集団から抜け出した5名での勝負となり、残り2周でアタックしたトマ・ルバ(キナンレーシングチーム)が独走逃げ切りで2022年以来となるJプロツアー優勝を決めた。

春の名残を背にスタート photo:Satoru Kato
前週の西日本ロードクラシックと並び開催60回目の記念大会となった「東日本ロードクラシック」。JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が主催する大会の中で最も歴史のある大会は、今年も群馬サイクルスポーツセンターで4月25日、26日の2日間にわたり開催された。
Jプロツアーのレースは大会2日目に6kmサーキットを25周する150kmで行われた。群馬サイクルスポーツセンターのコースは終盤には勝負所となる最大斜度8%の「心臓破り」の登りがあるが、スピードに乗って流れるコースのため平均速度は高めのレース展開となることが多い。

山桜の花が散る中を進む先頭集団 photo:Satoru Kato
前回2025年大会では満開の山桜が迎えてくれたが、今年は花が散って葉桜に切り替わった木々も多く、同時期の開催ではあるものの季節の進行の速さを感じさせる。レース当日も4月末としては暖かな1日で、例年必要となる防寒装備なしでスタートする選手が多数となった。

金子宗平(群馬マンモスレーシング)を先頭に序盤に形成された10名の先頭集団 photo:Satoru Kato
スタート直後から始まったアタック合戦ののち、4周目に10名の集団が先行。この中には前年のJプロツアーチャンピオン金子宗平(群馬マンモスレーシングチーム)や、同U23チャンピオンの林原聖真(シマノレーシング)、さらに現在U23ランキングトップの島崎将男(群馬マンモスレーシング)らが入った。後続の集団とは30秒差まで開いたものの、それ以上差は広がらず、6周目には吸収される。

11周目に形成された21名の先頭集団 photo:Satoru Kato

レース中盤に形成された先頭集団に乗った草場啓吾(キナンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
レース中盤の11周目、数名の先行をきっかけに集団がいくつかに分裂し、21名の先頭集団が新たに形成され、さらに11名の追走集団が続く。
先頭集団には、最初の先行集団にも入った金子、島崎をはじめ、プロリーダージャージを着る草場啓吾(キナンレーシングチーム)、ランキング2位の孫崎大樹(ヴィクトワール広島)、ランキング3位の岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)らを含み、ランキングトップのチームを中心に複数名を送り込んだ。

追走集団は先頭集団に追いつけず photo:Satoru Kato
一方、追走集団には橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)や増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)らが乗ったものの、先頭集団との差を詰めきれず、14周目には先頭集団と追走集団との差は40秒ほどだったが、その後1分以上まで拡大。逆に終盤にかけて後続集団との差が徐々に縮まり、18周目に吸収される。
これと前後して、先頭集団では金子と新城雄大(キナンレーシングチーム)が落車してリタイア。その影響もあってか、追走集団を吸収した後続集団との差が縮まり、1分以内に迫る。

終盤、先頭集団から抜け出した5名 photo:Satoru Kato

終盤、集団は追走の足並みが揃わない photo:Satoru Kato
残り7周となる19周目に入ると、先頭集団から岡、孫崎、トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら5名が先行。この動きに追従出来なかった先頭集団のメンバーは後続集団に吸収され、差は2分近くまで拡大。その後も差は縮まらず、勝負は先行した5名に絞られた。

残り2周、アタックするトマ・ルバ(キナンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
残り2周、心臓破りの登りでルバがアタックすると追従できる者はなく、独走で最終周回へ。フィニッシュまで逃げ切ったルバは2022年の古殿ロードレース以来となるJプロツアー勝利を挙げ、キナンレーシングチームとして今季3勝目をマークした。

トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)が2022年以来の優勝 photo:Satoru Kato

表彰式 左から2位岡篤志、優勝トマ・ルバ、3位馬場慶三郎 photo:Satoru Kato
トマ・ルバ コメント
「チーム内での自分の役割がここ2、3シーズンで変わってサポート役になったので、長いこと優勝から遠ざかっていたので驚いている。今日も草場選手のリーダージャージ維持のためアシストする役割だったが、スピードコースの群馬CSCでは私にはハードなレースだった。
終盤に孫崎大樹選手や岡篤志選手が抜け出したので草場選手を連れて行きたかったが、それが出来なかった。最後の5名はスプリントに強い選手ばかりだったので、後続の集団にいたチームメイトの山本元喜選手や宇賀隆貴選手の合流を待ちたかった。でもそれが無理になったので残り2周でアタックして先行することにした。
チーム最大の目標としているツール・ド・熊野が迫っており、それに向けてトレーニングしている。チームは高いモチベーションを維持していつでも行ける状態になっているので、あとはベストを尽くせるようにしたい」

前週の西日本ロードクラシックと並び開催60回目の記念大会となった「東日本ロードクラシック」。JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が主催する大会の中で最も歴史のある大会は、今年も群馬サイクルスポーツセンターで4月25日、26日の2日間にわたり開催された。
Jプロツアーのレースは大会2日目に6kmサーキットを25周する150kmで行われた。群馬サイクルスポーツセンターのコースは終盤には勝負所となる最大斜度8%の「心臓破り」の登りがあるが、スピードに乗って流れるコースのため平均速度は高めのレース展開となることが多い。

前回2025年大会では満開の山桜が迎えてくれたが、今年は花が散って葉桜に切り替わった木々も多く、同時期の開催ではあるものの季節の進行の速さを感じさせる。レース当日も4月末としては暖かな1日で、例年必要となる防寒装備なしでスタートする選手が多数となった。

スタート直後から始まったアタック合戦ののち、4周目に10名の集団が先行。この中には前年のJプロツアーチャンピオン金子宗平(群馬マンモスレーシングチーム)や、同U23チャンピオンの林原聖真(シマノレーシング)、さらに現在U23ランキングトップの島崎将男(群馬マンモスレーシング)らが入った。後続の集団とは30秒差まで開いたものの、それ以上差は広がらず、6周目には吸収される。


レース中盤の11周目、数名の先行をきっかけに集団がいくつかに分裂し、21名の先頭集団が新たに形成され、さらに11名の追走集団が続く。
先頭集団には、最初の先行集団にも入った金子、島崎をはじめ、プロリーダージャージを着る草場啓吾(キナンレーシングチーム)、ランキング2位の孫崎大樹(ヴィクトワール広島)、ランキング3位の岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)らを含み、ランキングトップのチームを中心に複数名を送り込んだ。

一方、追走集団には橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)や増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)らが乗ったものの、先頭集団との差を詰めきれず、14周目には先頭集団と追走集団との差は40秒ほどだったが、その後1分以上まで拡大。逆に終盤にかけて後続集団との差が徐々に縮まり、18周目に吸収される。
これと前後して、先頭集団では金子と新城雄大(キナンレーシングチーム)が落車してリタイア。その影響もあってか、追走集団を吸収した後続集団との差が縮まり、1分以内に迫る。


残り7周となる19周目に入ると、先頭集団から岡、孫崎、トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら5名が先行。この動きに追従出来なかった先頭集団のメンバーは後続集団に吸収され、差は2分近くまで拡大。その後も差は縮まらず、勝負は先行した5名に絞られた。

残り2周、心臓破りの登りでルバがアタックすると追従できる者はなく、独走で最終周回へ。フィニッシュまで逃げ切ったルバは2022年の古殿ロードレース以来となるJプロツアー勝利を挙げ、キナンレーシングチームとして今季3勝目をマークした。


トマ・ルバ コメント
「チーム内での自分の役割がここ2、3シーズンで変わってサポート役になったので、長いこと優勝から遠ざかっていたので驚いている。今日も草場選手のリーダージャージ維持のためアシストする役割だったが、スピードコースの群馬CSCでは私にはハードなレースだった。
終盤に孫崎大樹選手や岡篤志選手が抜け出したので草場選手を連れて行きたかったが、それが出来なかった。最後の5名はスプリントに強い選手ばかりだったので、後続の集団にいたチームメイトの山本元喜選手や宇賀隆貴選手の合流を待ちたかった。でもそれが無理になったので残り2周でアタックして先行することにした。
チーム最大の目標としているツール・ド・熊野が迫っており、それに向けてトレーニングしている。チームは高いモチベーションを維持していつでも行ける状態になっているので、あとはベストを尽くせるようにしたい」
2026Jプロツアー第5戦 東日本ロードクラシック 結果(150km)
| 1位 | トマ・ルバ(KINAN Racing Team) | 3時間35分53秒 |
| 2位 | 岡 篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン) | +25秒 |
| 3位 | 馬場 慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム) | |
| 4位 | 風間 翔眞(シマノレーシング) | +29秒 |
| 5位 | 孫崎 大樹(ヴィクトワール広島) | +51秒 |
| 6位 | ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) | +1分50秒 |
Jプロツアーランキングは、このレースで孫崎が5位、草場が7位となったことでポイントが同点で並んだが、2勝を挙げている草場が首位を維持した。(表彰式では孫崎がリーダージャージを着用したが、規定の解釈に間違いがあり、訂正された)
Jプロツアーリーダー 草場啓吾(キナンレーシングチーム)
U23リーダー 島崎将男(群馬マンモスレーシング)
敢闘賞 松村拓弥(群馬マンモスレーシング)
その他結果

F(女子)優勝 田中 麗奈(IGNTZONE Racing Team) photo:Satoru Kato

E1優勝 大前翔(Roppongi Express) photo:Satoru Kato 
M(マスターズ)優勝 遠藤 優(Roppongi Express) photo:Satoru Kato

E2 表彰式 photo:Satoru Kato 
E3 表彰式 photo:Satoru Kato

Y(U17)優勝 越知映成(イナーメ信濃山形-EFT) photo:Satoru Kato 
Y(U15)優勝 富永和彦(#1-PRIMERA-) photo:Satoru Kato
text&photo:Satoru Kato
Jプロツアーリーダー 草場啓吾(キナンレーシングチーム)
U23リーダー 島崎将男(群馬マンモスレーシング)
敢闘賞 松村拓弥(群馬マンモスレーシング)
その他結果







text&photo:Satoru Kato
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