コース前半に1級山岳が設定されたブエルタ・ア・アンダルシア2日目は、イバン・ロメオ(モビスター)が母国スペインで逃げ切り勝利。22歳の若きスペイン王者が総合でも首位に立った。



ジョージ・ヒンカピーをGMに据え、今年創設されたモダンアドベンチャープロサイクリング photo:CorVos

スペイン南部を巡るブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)は2日目。比較的距離の短い138.6kmコースはトロクスの街から海岸線を進み、登坂距離25kmの1級山岳をクリア。以降は平坦な道を進んでオトゥーラにフィニッシュする。

逃げ向きのレイアウトのため序盤からアタックと吸収が続いたレースは、ジョシュ・バーネット(ニュージーランド、ブルゴス・ブルペレットBH)ら3名が逃げ集団を形成する。しかし1級山岳でバーネットは単独となり、遅れてイバン・ロメオ(スペイン、モビスター)とアンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)がジョイン。再び3名となった逃げに対し、登りでトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)ら精鋭集団が追いかけた。

勝負はノルウェーとスペインの国内王者に絞られた photo:CorVos

コフィディスが先導したメイン集団はピドコック・グループを引き戻したものの、スペイン王者とノルウェー王者の揃う逃げ集団には届かない。残り37km地点でバーネットが遅れ、2名の国内王者をUAEチームエミレーツXRGやピナレロQ36.5プロサイクリングらが追走。それでも最後まで先頭に追いつくことはできなかった。

1分のリードを保つ先頭集団では、フィニッシュまで残り2kmを表すバナーの手前でロメオがアタック。レックネスンが何とか食らいついたものの、傾斜のある区間でロメオが一気に引き離す。2024年のU23タイムトライアル世界王者の実力を見せつけたロメオが、得意の独走でステージ優勝を決めた。

母国スペインで勝利したイバン・ロメオ(モビスター) photo:CorVos

7秒遅れでレックネスンがフィニッシュ。3位争いは精鋭集団によるスプリントに持ち込まれ、アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)が先着した。終盤にはアレクサンドル・ウラソフ(ロシア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)と共に飛び出したが、集団に捉えられている。

2025年は22歳ながらスペイン選手権を制し、自身初となるツール・ド・フランスに出場したロメオ。クリテリウム・デュ・ドーフィネでも見せた得意とする逃げ切りから、母国スペインで今季初勝利を掴み取った。またロメオは総合でも首位に立っている。
ブエルタ・ア・アンダルシア2026第2ステージ結果
1位 イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) 3:27:12
2位 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) +0:07
3位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス) +0:54
4位 ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG)
5位 イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)
個人総合成績
1位 イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) 7:01:51
2位 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) +0:07
3位 フレッド・ライト(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) +0:54
4位 バスティアン・トロンション(フランス、グルパマFDJユナイテッド)
5位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)
その他の特別賞
ポイント賞 イバン・ロメオ(スペイン、モビスター)
山岳賞 イバン・ロメオ(スペイン、モビスター)
ヤングライダー賞 ライアン・ブラオワット(フランス、トタルエネルジー)
チーム総合成績 モビスター
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos