3年ぶり2度目のプロローグで開幕した、2026年ワールドツアーの初戦サントス・ツアー・ダウンアンダー。3.6kmの個人タイムトライアルをサムエル・ワトソン(イネオス・グレナディアーズ)が制し、イギリスロード王者がオレンジ色の総合リーダージャージを着用した。

1月20日に開幕したサントス・ツアー・ダウンアンダ photo:CorVos
UCIワールドツアー初戦であるサントス・ツアー・ダウンアンダーが1月20日に開幕した。南半球最大のロードレースは今年で26回目を迎え、今年のトピックは初日にプロローグが3年ぶりに復活したことだ。ここから始まる5日間のロードレースは大会史上最も過酷と言われており、その理由は名物坂ウィルンガヒルを3度登る第4ステージや、最終ステージにも4つのカテゴリー山岳が登場するためだ。
サントス・ツアー・ダウンアンダー2026
プロローグ(1月20日):アデレード〜アデレード(3.6km)
第1ステージ(1月21日):タヌンダ〜タヌンダ(120.6km)
第2ステージ(1月22日):ノーウッド〜ユレイドラ(148.1km)
第3ステージ(1月23日):ヘンリー・ビーチ〜ナーン(140.8km)
第4ステージ(1月24日):ブライトン〜ウィランガヒル(176km)
第5ステージ(1月25日):スターリング〜スターリング(169.8km)
その初日に行われた大会史上2度目の試みとなるプロローグは、アデレードの市街地に設定された3.6kmの個人タイムトライアル。南半球のため真夏のオーストラリアだが気温は26度前後と控えめななか、18のワールドチームを含む20チーム、140名の選手たちが出場した。選手たちが乗るのはタイムトライアルバイクではなくノーマルバイク。ヘルメットも区間優勝を狙う選手たちはTT用のヘルメットにロングスリーブジャージを使用する一方、そうでない選手はノーマルヘルメットにロードレース用ジャージなど、装備選びも観戦の楽しみとなった。

前半スタート組で、トップタイムを叩き出したサムエル・ワトソン(イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
ミヒャエル・ゴグル(オーストリア、アルペシン・プレミアテック)が先陣を切り、1分間隔で順に走り出した戦いを制したのは、イギリスのロード王者であるサムエル・ワトソン(イネオス・グレナディアーズ)だった。昨年の黒と赤から、オレンジと白にデザインを変えたジャージをまとい、ダンシングを織り交ぜながらフィニッシュに飛び込む。4分16秒9というタイムは、その後に走り出した選手たちに破られることはなかった。
区間2位に入ったのは、同じイギリス出身のイーサン・ヴァーノン(NSNサイクリングチーム)。ワトソンのタイムに僅か0.59秒という僅差に迫り、ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は2秒遅れの区間3位。地元オーストラリア出身選手の最高位は、4秒遅れで4位のジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツXRG)だった。
総合優勝候補である、前回王者ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG)は8秒遅れの23位と健闘。またベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)は13秒遅れの52位、アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)は18秒遅れの78位だった。

トップに0.59秒差と迫ったイーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos

13秒遅れとまずまずの結果だったベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) photo:Santos Tour Down Under 
総合連覇を目指すジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG)は8秒遅れだった photo:Santos Tour Down Under
グルパマFDJユナイテッドから2025年よりイネオスに移籍し、プロ4年目の初戦で勝利を飾ったワトソン。「シーズンを勝利でスタートできて本当に嬉しい。自分自身にとっても、チームにとっても素晴らしいシーズンのスタートとなった。正直、(ホットシートに座った後は)かなり緊張を強いられた。だからこそ最終的にトップを守れたとわかり、ホッとしているよ」と喜んだ。
「明日は(エーススプリンターである)サム・ウェルスフォードのために100%を尽くす。彼は過去2年間で6勝しているからね」と、集団スプリント予想である翌日のステージに向けて意気込みを語った。

リーダージャージに袖を通したサムエル・ワトソン(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:INEOS Grenadiers

UCIワールドツアー初戦であるサントス・ツアー・ダウンアンダーが1月20日に開幕した。南半球最大のロードレースは今年で26回目を迎え、今年のトピックは初日にプロローグが3年ぶりに復活したことだ。ここから始まる5日間のロードレースは大会史上最も過酷と言われており、その理由は名物坂ウィルンガヒルを3度登る第4ステージや、最終ステージにも4つのカテゴリー山岳が登場するためだ。
サントス・ツアー・ダウンアンダー2026
プロローグ(1月20日):アデレード〜アデレード(3.6km)
第1ステージ(1月21日):タヌンダ〜タヌンダ(120.6km)
第2ステージ(1月22日):ノーウッド〜ユレイドラ(148.1km)
第3ステージ(1月23日):ヘンリー・ビーチ〜ナーン(140.8km)
第4ステージ(1月24日):ブライトン〜ウィランガヒル(176km)
第5ステージ(1月25日):スターリング〜スターリング(169.8km)
その初日に行われた大会史上2度目の試みとなるプロローグは、アデレードの市街地に設定された3.6kmの個人タイムトライアル。南半球のため真夏のオーストラリアだが気温は26度前後と控えめななか、18のワールドチームを含む20チーム、140名の選手たちが出場した。選手たちが乗るのはタイムトライアルバイクではなくノーマルバイク。ヘルメットも区間優勝を狙う選手たちはTT用のヘルメットにロングスリーブジャージを使用する一方、そうでない選手はノーマルヘルメットにロードレース用ジャージなど、装備選びも観戦の楽しみとなった。

ミヒャエル・ゴグル(オーストリア、アルペシン・プレミアテック)が先陣を切り、1分間隔で順に走り出した戦いを制したのは、イギリスのロード王者であるサムエル・ワトソン(イネオス・グレナディアーズ)だった。昨年の黒と赤から、オレンジと白にデザインを変えたジャージをまとい、ダンシングを織り交ぜながらフィニッシュに飛び込む。4分16秒9というタイムは、その後に走り出した選手たちに破られることはなかった。
区間2位に入ったのは、同じイギリス出身のイーサン・ヴァーノン(NSNサイクリングチーム)。ワトソンのタイムに僅か0.59秒という僅差に迫り、ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は2秒遅れの区間3位。地元オーストラリア出身選手の最高位は、4秒遅れで4位のジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツXRG)だった。
総合優勝候補である、前回王者ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG)は8秒遅れの23位と健闘。またベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)は13秒遅れの52位、アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)は18秒遅れの78位だった。



グルパマFDJユナイテッドから2025年よりイネオスに移籍し、プロ4年目の初戦で勝利を飾ったワトソン。「シーズンを勝利でスタートできて本当に嬉しい。自分自身にとっても、チームにとっても素晴らしいシーズンのスタートとなった。正直、(ホットシートに座った後は)かなり緊張を強いられた。だからこそ最終的にトップを守れたとわかり、ホッとしているよ」と喜んだ。
「明日は(エーススプリンターである)サム・ウェルスフォードのために100%を尽くす。彼は過去2年間で6勝しているからね」と、集団スプリント予想である翌日のステージに向けて意気込みを語った。

サントス・ツアー・ダウンアンダー2026プロローグ結果
| 1位 | サムエル・ワトソン(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:16 |
| 2位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | |
| 3位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:02 |
| 4位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) | +0:04 |
| 5位 | ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 6位 | マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) | |
| 7位 | マイケル・ゼイラート(オランダ、チューダープロサイクリング) | |
| 8位 | ティムトーン・トイテンベルク(ドイツ、リドル・トレック) | |
| 9位 | オリバー・ブレディン(オーストラリアナショナルチーム) | |
| 10位 | イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・プレミアテック) | +0:06 |
個人総合成績
| 1位 | サムエル・ワトソン(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:16 |
| 2位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | +0:01 |
| 3位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:03 |
| 4位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) | +0:04 |
| 5位 | ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM) | +0:05 |
| 6位 | マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) | |
| 7位 | マイケル・ゼイラート(オランダ、チューダープロサイクリング) | |
| 8位 | ティムトーン・トイテンベルク(ドイツ、リドル・トレック) | |
| 9位 | オリバー・ブレディン(オーストラリアナショナルチーム) | |
| 10位 | イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・プレミアテック) | +0:07 |
その他の特別賞
| ヤングライダー賞 | マイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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