ヴィスマ・リースアバイクに所属するサイモン・イェーツ(イギリス)が、突然自身のSNSで現役引退を発表した。その理由については語られず、「決して軽い気持ちで下した決断ではなく、長い間考え抜いた結果だ」としている。

2025年ジロ・デ・イタリアを制したサイモン・イェーツ(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
年が明け、ワールドツアーの開幕を約2週間後に控えた1月7日、自転車ロードレース界に衝撃的なニュースが飛び込んできた。昨年のジロ・デ・イタリアの総合優勝者であるサイモン・イェーツ(イギリス)が即時引退を発表したのだ。
「私はプロサイクリングの世界から引退することを決意した。この知らせに驚く人も多いだろうが、決して軽い気持ちで下した決断ではない。長い間考え抜いた末、今こそがこのスポーツから退くべき適切な時期だと感じている」という書き出しから始まった引退コメントには、スタッフやチームメイト、家族への感謝が綴られたものの、引退を決めた具体的な理由についての言及はなかった。
この発表を受け、ヴィスマ・リースアバイクのグリシャ・ニールマン監督は「彼が今この時に身を引くのは非常に惜しまれるが、まさに絶頂期での引退となる」とコメント。こちらも引退理由については触れていない。
「物心ついた時から、サイクリングは私の人生の一部だった。マンチェスター・ベロドロームでのトラック競技から、世界最高峰の舞台での勝利、そして国を代表して戦ったオリンピックまで、サイクリングは私の人生のあらゆる章を形作ってきた」と語るように、まずサイモンはトラック選手として頭角を現した。

2013年のトラック世界選手権でポイントレースを制したサイモン photo:Cor Vos 
2017年ツールで新人賞を獲得 photo:Makoto.AYANO

総合優勝に輝いたサイモン・イェーツ(イギリス、当時ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
サイモンは今年から初めてヴィスマでチームメイトとなったダニエル・マクレー(イギリス)と共に、2010年のジュニアトラック世界選手権に出場し、マディソンで金メダルを獲得。そして2013年にはポイントレースでエリートの世界王者に輝くと、2014年に双子の兄弟であるアダムと共に、オリカ・グリーンエッジ(現ジェイコ・アルウラー)に加入した。クライマーとして総合エースを務め、2017年のツール・ド・フランスでは総合7位でマイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得した。
キャリアハイのシーズンとなったのは、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝した2018年。この年はジロ・デ・イタリアでも第18ステージまで総合首位に立っていたが、翌日の山岳ステージで遅れ、逆転を許した。しかしそれから7年後の2025年、ヴィスマに移籍したサイモンは再びジロに総合エースとして出場。同じフィネストレ峠が舞台となった第20ステージでアタックを成功させ、7年越しのジロ制覇を達成した。

総合優勝した2025年ジロの最終日に双子の兄弟アダムと肩を組むサイモン・イェーツ(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
また昨年はヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)のアシストとしてツールにも出場。第10ステージで逃げに乗り、区間2勝を挙げた2019年に続く、ツール通算3度目の区間優勝を飾った。しかし2026年シーズンもジロの連覇やツールでの活躍が期待されるなかでの、突然の引退発表となった。なお、UAEチームエミレーツXRGに所属するアダムからのコメントは、現時点でまだない。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

年が明け、ワールドツアーの開幕を約2週間後に控えた1月7日、自転車ロードレース界に衝撃的なニュースが飛び込んできた。昨年のジロ・デ・イタリアの総合優勝者であるサイモン・イェーツ(イギリス)が即時引退を発表したのだ。
「私はプロサイクリングの世界から引退することを決意した。この知らせに驚く人も多いだろうが、決して軽い気持ちで下した決断ではない。長い間考え抜いた末、今こそがこのスポーツから退くべき適切な時期だと感じている」という書き出しから始まった引退コメントには、スタッフやチームメイト、家族への感謝が綴られたものの、引退を決めた具体的な理由についての言及はなかった。
この発表を受け、ヴィスマ・リースアバイクのグリシャ・ニールマン監督は「彼が今この時に身を引くのは非常に惜しまれるが、まさに絶頂期での引退となる」とコメント。こちらも引退理由については触れていない。
「物心ついた時から、サイクリングは私の人生の一部だった。マンチェスター・ベロドロームでのトラック競技から、世界最高峰の舞台での勝利、そして国を代表して戦ったオリンピックまで、サイクリングは私の人生のあらゆる章を形作ってきた」と語るように、まずサイモンはトラック選手として頭角を現した。



サイモンは今年から初めてヴィスマでチームメイトとなったダニエル・マクレー(イギリス)と共に、2010年のジュニアトラック世界選手権に出場し、マディソンで金メダルを獲得。そして2013年にはポイントレースでエリートの世界王者に輝くと、2014年に双子の兄弟であるアダムと共に、オリカ・グリーンエッジ(現ジェイコ・アルウラー)に加入した。クライマーとして総合エースを務め、2017年のツール・ド・フランスでは総合7位でマイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得した。
キャリアハイのシーズンとなったのは、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝した2018年。この年はジロ・デ・イタリアでも第18ステージまで総合首位に立っていたが、翌日の山岳ステージで遅れ、逆転を許した。しかしそれから7年後の2025年、ヴィスマに移籍したサイモンは再びジロに総合エースとして出場。同じフィネストレ峠が舞台となった第20ステージでアタックを成功させ、7年越しのジロ制覇を達成した。

また昨年はヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)のアシストとしてツールにも出場。第10ステージで逃げに乗り、区間2勝を挙げた2019年に続く、ツール通算3度目の区間優勝を飾った。しかし2026年シーズンもジロの連覇やツールでの活躍が期待されるなかでの、突然の引退発表となった。なお、UAEチームエミレーツXRGに所属するアダムからのコメントは、現時点でまだない。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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