新城所属のソリューションテックがワールドチームからボヌーを補強

ソリューションテックNIPPOラリが、カミル・ボヌー（ベルギー）とサンティアゴ・ウンバ（コロンビア）の獲得を発表した。ボヌーはアンテルマルシェ・ワンティに所属していた26歳で、今年ブエルタ・ア・エスパーニャを完走したクライマーだ。

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UCI（国際自転車競技連合）への登録名が「トスカーナNIPPOラリ」となっていたチームは、正式なチーム名が「ソリューションテックNIPPOラリ」になったことを明らかにした。2025年に加入した新城幸也は契約を延長し、約40年にわたり日本人選手の育成に尽力してきたNIPPOも体制に加わった。

そんなチームはこの度、カミル・ボヌー（ベルギー）とサンティアゴ・ウンバ（コロンビア）の加入を発表した。契約期間はともに1年間だ。

26歳のボヌーは2022年にフランダース・バロワーズに加入し、その年にプロ2勝を挙げた。2024年のアークティックレース・オブ・ノルウェー（UCI2.Pro）では山岳フィニッシュの第3ステージで勝利したクライマー。その活躍が評価され、ワールドチームであるアンテルマルシェ・ワンティに移籍した。

しかしアンテルマルシェがロットと合併したことにより、新たな所属先を探す状況になっていたボヌー。「不確かな時期を経て、プロとしての歩みを続けられるチームを見つけることができて嬉しい。このチームは自分のベストな状態を取り戻すために最適な環境だと感じている。良い結果を出すことで、チームの信頼に応えたい」とコメントした。

一方、ウンバは18歳だった2021年にアンドローニ・ジョカトリでプロデビューした23歳。2024年にXDSアスタナに移籍したものの、今年はXDSの育成チームに所属していた。「この新しいチャンスに大きなモチベーションを感じている。明確で野心的なプロジェクトを持つチームに加わることができた。成長し、ステージレースで競争力を発揮し、重要な結果を目指したい」と意気込みを語っている。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos