ロットとアンテルマルシェ・ワンティが合併し、「ロット・アンテルマルシェ」となったメンバーが発表された。それぞれ育成チームからの昇格選手を合わせ、ロットは20名、アンテルマルシェからは10名という構成になった。



合併により誕生したロット・アンテルマルシェ photo:CorVos

UCI(国際自転車競技連合)が2026年から3年間のライセンスサイクルに入る18チームを発表した同日、ロット・アンテルマルシェは30名の所属選手を発表した。ロットからはチームの中心選手であるアルノー・ドゥリー(ベルギー)や昨年5月から所属するヨーロッパのシクロクロス王者トーン・アールツ(ベルギー)ら16名が残留。名称がロット・グループ・ワンティに変わった育成チームからはマチュー・コッケルマン(ルクセンブルク)ら4名が昇格し、ロット出身の選手は計20名となった。

一方でロットからは、引退したエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)やバーレーン・ヴィクトリアスに移籍するアレック・セガールト(ベルギー)ら11名がチームを去る。なお今年プロデビューした24歳のローレンス・ファンデウィンケレ(ベルギー)は、育成チームへ復帰することが発表されている。

アンテルマルシェからはタコ・ファンデルホールン(オランダ)ら10名が残った photo:CorVos

アンテルマルシェ・ワンティからは、ロレンツォ・ロータ(イタリア)やタコ・ファンデルホールン(オランダ)ら10名が新チームのロースターに名を連ねた。その中には、今村駿介らが所属した育成チーム「ワンティ・NIPPO・リユーズ」から昇格した19歳のフェリクス・エルンクリストフ(ノルウェー)も含まれる。

所属選手数やロットが先に来るチーム名、バイクスポンサーのオルベアやエコイなど多くのチームキットはロット体制を色濃く引き継ぐ形になった。一方で、今年10月の宇都宮ジャパンカップでアンテルマルシェ・ワンティの指揮を取ったアイク・フィスベーク監督が、新チームの現場トップに就任したと報道されている。

なお、ロット出身で2026年の所属先が決まっていない選手が2名、アンテルマルシェ出身では7名がいまだ去就不明となっている。
ロット・アンテルマルシェ2026年ロースター(*は新加入)
トーン・アールツ(ベルギー)← ロット
フープ・アルツ(オランダ)← アンテルマルシェ・ワンティ
イェノ・ベルクムース(ベルギー)← ロット
セドリック・ブーレンス(ベルギー)← ロット
フィト・ブラーツ(ベルギー)← アンテルマルシェ・ワンティ
ラルス・クラップス(ベルギー)← ロット
ヤスペル・デブイスト(ベルギー)← ロット
アルノー・ドゥリー(ベルギー)← ロット
ステフェン・デシュハイテニール(ベルギー)← ロット
マシュー・フォックス(オーストラリア)← ロット*
ジョシュア・ギディングス(イギリス)← ロット
セバスティアン・グリニャール(ベルギー)← ロット
マティス・グリゼル(フランス)← ロット*
シモーネ・グアルディ(イタリア)← アンテルマルシェ・ワンティ*
マチュー・コッケルマン(ルクセンブルク)← ロット*
ミラン・メンテン(ベルギー)← ロット
ロビン・オリンス(ベルギー)← ロット
ロレンツォ・ロータ(イタリア)← アンテルマルシェ・ワンティ
ヨナス・ルッチ(ドイツ)← アンテルマルシェ・ワンティ
リアム・スロック(ベルギー)← ロット
リオネル・タミニオー(ベルギー)← ロット
ルーベン・トンプソン(ニュージーランド)← ロット
ルーカ・ファンボーヴェン(ベルギー)← アンテルマルシェ・ワンティ
タコ・ファンデルホールン(オランダ)← アンテルマルシェ・ワンティ
レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー)← ロット
ロエル・ファンシントマールテンスダイク(オランダ)← アンテルマルシェ・ワンティ
バティスト・ヴァイストロファー(フランス)← ロット
ヤルノ・ウィダール(ベルギー)← ロット*
ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ)← アンテルマルシェ・ワンティ
フェリクス・エルンクリストフ(ノルウェー)← アンテルマルシェ・ワンティ*
text:Sotaro.Arakawa
image:Lotto - Intermarché
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